エンチャントレス
提供:MTG Wiki
目次 |
エンチャントレス/Enchantress(クリーチャー・タイプ)
かつて存在したクリーチャー・タイプの1つ。女魔術師。現在は廃止された。 カード名に「Enchantress」を含むカードはいずれもエンチャントに関する能力を持つことから、それらのカードに対する俗称としても用いられる。
- 新緑の女魔術師/Verduran Enchantressは当初エンチャントレスだったが第6版で変更されてしまった。
関連カード
かつてクリーチャー・タイプがエンチャントレスであったカード
参考
エンチャントレス/Enchantress(デッキ)
アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantressなど、「エンチャント呪文をプレイするたびにカードが引ける」能力を持った「エンチャントレス」を中心に据え、ドローをしまくるコンボ系デッキ。
元祖・エンチャントレスの新緑の女魔術師/Verduran Enchantressははるか昔から存在していたが、これ1種類ではデッキの核を形成するには至らず、デッキとして登場したのはウルザズ・サーガでアルゴスの女魔術師/Argothian Enchantressが登場し、2種類8枚体制が可能になった時が初である。 その後オンスロートでよりデッキと相性の良いタイプの女魔術師の存在/Enchantress's Presenceが登場した。
基本的な動きとしては、これらをコントロールしている状態で低コストのエンチャントを多数プレイし、コンボパーツをそろえる。
また若干ドローの仕方が異なるがフェメレフのエンチャントレス/Femeref Enchantressも存在する。
それ以外の部分は構成カードによってさまざまであり、代表的なものとして以下のようなタイプが存在する。
ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期
祖先の仮面/Ancestral Maskなどを使って殴るタイプ。 アデプトグリーンとも呼ばれ、ドロー能力を持つエンチャントレスの他、ヤヴィマヤの女魔術師/Yavimaya Enchantressもキーカードの1つ。
詳しくはアデプトグリーンの項目を参照。
ウルザ・ブロック構築
アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress・ヤヴィマヤの女魔術師/Yavimaya Enchantressを主力としたデッキが活躍。
肥沃な大地/Fertile Groundや踏査/Explorationでマナ加速しつつ軽量エンチャントを並べてエンチャントレスでドロー&強化。
最後は錯乱した隠遁者/Deranged Hermitと対立/Oppositionのコンボでロックし一気に殴り殺す。
テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期
この時期は2種類のタイプが存在する。
1つはカニクラフトにエンチャントレスの要素を入れたタイプで、基本的にコンボ[[[デッキ]]である。 しかしこちらの場合、エンチャントレスはデッキの軸と言うよりドロー補助の意味合いが強い。
カニクラフトは繁茂/Wild Growthを中心に軽量エンチャントが多く入るデッキであるため、エンチャントレスとの相性は非常に良い。 カニクラフトの中ではこのタイプが主流であり、大地の知識/Earthcraftがスタンダードで禁止される原因の1つにもなった。
もう一方はオーラトグ/Auratogと怨恨/Rancorのコンボで殴るタイプ。 このタイプはオーランカーと呼ばれることの方が多い。
詳しくはオーランカーの項目を参照。
サンプルレシピ
- 備考
- アメリカ選手権99 ベスト8(参考)
- 使用者:John Hunka
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (13) | |
4 | フェアリーの大群/Cloud of Faeries |
2 | 花の壁/Wall of Blossoms |
4 | アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress |
2 | 新緑の女魔術師/Verduran Enchantress |
1 | パリンクロン/Palinchron |
インスタント・ソーサリー (8) | |
2 | 俗世の教示者/Worldly Tutor |
4 | 大あわての捜索/Frantic Search |
1 | 天才のひらめき/Stroke of Genius |
1 | ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will |
エンチャント・アーティファクト (20) | |
1 | ちらつき護法印/Flickering Ward |
4 | 繁茂/Wild Growth |
4 | 肥沃な大地/Fertile Ground |
4 | エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard |
4 | 踏査/Exploration |
1 | 聖なる場/Sacred Ground |
2 | 適者生存/Survival of the Fittest |
土地 (19) | |
2 | 島/Island |
10 | 森/Forest |
4 | 真鍮の都/City of Brass |
2 | セラの聖域/Serra's Sanctum |
1 | スランの採石場/Thran Quarry |
サイドボード | |
1 | 現実主義の修道士/Monk Realist |
2 | 解呪/Disenchant |
1 | 沈静/Allay |
1 | 溶岩噴火/Volcanic Geyser |
1 | ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will |
3 | 聖なる場/Sacred Ground |
3 | 崇拝/Worship |
3 | 防御の光網/Defense Grid |
エクステンデッド(オンスロート参入時)
気流の言葉/Words of Windを使った、どちらかと言えばロックに近いタイプ。 エターナルウインドやエンドレスウインドと呼ばれることもある。 このタイプではエンチャントレスはドローエンジンであると同時にコンボパーツでもある。
詳しくはエターナルウインドの項目参照。
レガシー
レガシーでも少数存在している。
主に防御的なコントロールの構成を取るのが主流。
踏査/Explorationや楽園の拡散/Utopia Sprawlによるマナ加速から、アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantressや女魔術師の存在/Enchantress's Presenceによる高速ドローを背景に、エレファント・グラス/Elephant Grassや独房監禁/Solitary Confinementで身を守る。
真の木立ち/Sterling Groveによってそれらのエンチャントを守りつつ、状況に応じて一枚差しされた様々なエンチャントをサーチし展開していく。
フィニッシャーは、聖なるメサ/Sacred Mesaや戦争の言葉/Words of Warが好んで使用され、セラの聖域/Serra's Sanctumから出る膨大なマナにより一気に勝負をかける。
また、このデッキが成立する理由として、補充/Replenishの禁止解除がある。 主にコンボ要員として用いられたカードであるが、このカードによってエンチャントデッキの天敵である破滅的な行為/Pernicious Deedや地に平穏/Tranquil Domainによる大量破壊から、一気にリカバリーする事が可能となった。