ウギンの迷宮/Ugin's Labyrinth
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土地
刻印 ― ウギンの迷宮が戦場に出たとき、あなたの手札にありマナ総量が7以上である無色のカード1枚を追放してもよい。
(T):(◇)を加える。ウギンの迷宮によってカードが追放されているなら、代わりに(◇)(◇)を加える。
(T):その追放されているカードをオーナーの手札に戻す。
無色マナを生み出す土地。無色かつマナ総量が7以上のカードを刻印していると2マナ生み出せる。起動型能力で刻印したカードを手札に戻すことも可能。
素の状態では基本土地でなくなった荒地/Wastesでしか無い。刻印を前提として採用すべきだろう。収録されたモダンホライゾン3には如何にも組み合わせて使えと言わんばかりに伝説のエルドラージが収録されており、いずれも7マナ以上という条件も満たしている。リミテッドでは神話レア同士ということで同時にピックできる確率は非常に低いが、アンコモン以下にも条件を満たせる無色のエルドラージが存在しており、マナ加速として使うこと自体はそこまで難しい訳ではない。もちろん欠色でもOK。7マナ以上の欠色は数が少なく、モダンホライゾン3のプレイ・ブースターの範囲だと真実を溺れさせるもの/Drowner of Truthしかいないが、同時にピックできた場合に備えて覚えておきたい。
構築では組み合わせられるカードが豊富になる。これ自身も2マナランドとして重い呪文を唱える補助になるので、ランプ気質のデッキと合致する。前述の伝説のエルドラージはその強烈な重さの代わりに「出れば勝ち」レベルの性能を誇っており、色マナが一切不要のためウルザランドと組み合わせることも可能と非常に相性が良い。登場時点ではそれらを活用するウルザトロン、そこまでは特化させずに踏み倒しやコントロール要素を組み込んで展開を狙うエルドラージといったデッキに搭載されている。
なお、当然ながら刻印してあるときに土地破壊を受けると1:2交換となってカード・アドバンテージを失ってしまう。廃墟の地/Field of Ruinはモダンでも使用率が高いため、ほかの土地を先に使っても問題ない場面ではウギンの迷宮のアンタップ状態を保ち、追放したカードを回収できるようにしておくといい。逆に、手札破壊を使う対戦相手に対してはウギンの迷宮の刻印がフィニッシャーの避難先として機能することもある。