白日の下に/Bring to Light
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ソーサリー
収斂 ― あなたのライブラリーから、マナ総量がこの呪文を唱えるために支払われたマナの色の総数以下であるクリーチャー・カード1枚かインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚探し、そのカードを追放し、その後ライブラリーを切り直す。あなたはそのカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
収斂型のサーチ+キャスト呪文。ライブラリーからクリーチャーかインスタントかソーサリー1枚を探し、マナ・コストを支払うことなく唱えることができる。
これを唱える際に支払ったマナの色の数以下のマナ総量のカードしか探せないため、最大でも5マナのカードしか唱えられず、あらかじめデッキのマナ基盤にも気を配っておく必要がある。またソーサリーであるこのカードの効果の中で即座に唱えなければならないという性質から、例えば濃霧/Fogなど、サーチしてもほとんど意味の無いカードもある。 一方でサーチしたカードをタダで唱えることができるため、その他のサーチカード等が持つテンポ面での不利が軽減(何マナのカードをサーチするかにもよるが)されている。また「マナ・コストを支払うことなく唱える」の常として、例えば死せる生/Living Endのようなマナ・コストの無いカードを唱えることもできる。
多色グッドスタッフに組み込んで各色の強力カードにアクセスする手段として使うほか、コンボデッキに組み込んで直接コンボパーツを唱えるために使うことも考えられる。
スタンダードでは、これを4枚採用した5色デッキが登場している。この手のデッキにはまず間違いなく一緒に包囲サイ/Siege Rhinoも4枚採用されており、「5枚目以降のサイ」「5マナのサイ」として働く事も多い。モダンでは、キーカードが存在する多色デッキ全般で有用なカードで、特によく使われるのがヴァラクート(風景の変容/Scapeshift)や5色ニヴ=ミゼット(ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn)。前者はサーチ対象が4マナであるため4色で足りる、後者はもともと5色デッキであるため無理なく運用可能と、違った方向性で安定した運用を担保している点が面白い。パイオニアでも同様に5色ニヴ=ミゼットで採用され、ニヴ=ミゼットの他に創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationや嘘の神、ヴァルキー/Valki, God of Lies(の第2面である星界の騙し屋、ティボルト/Tibalt, Cosmic Impostor)をサーチしている。
- 唱える先の呪文のマナ・コストを支払えない事から、他の収斂呪文等はサーチ対象として有効では無いだろう。
- ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirや法の定め/Rule of Lawは天敵。
- デザイン段階ではカード・タイプを問わずあらゆる呪文を唱えられたが、パワーレベル調整と緑青のカラーパイを守るためにカード・タイプに制限が加えられた[1]。
- ダブルマスターズ2022の発売記念パーティ、およびWPNプレミアムストアのプレビューイベントの参加賞プロモーション・カードとして、新規イラストのプレミアム・カードが配布される[2]。
ルール
- 追放したカードは、白日の下にの解決中に呪文を唱えることになる。唱えないことを選んだ場合、そのカードは追放されたままになる。
- 「マナ・コストを支払うことなく唱える」も参照。
- 追放したカードが覚醒などの代替コストで唱える手段を持っていたとしても、その代替コストを支払うことはできない。
- 追放したカードがタイタンの存在/Titan's Presenceのように強制の追加コストを持つ場合、それを支払わなければ唱えることはできない。忌呪の発動/Foul-Tongue Invocationのように任意の追加コストを持つ場合、それを支払うことを選択できる。
- 追放したカードのマナ・コストにXが含まれている場合、適正なXの値はX=0のみである。
- マナ総量やカード・タイプを参照するのはカードを追放する時のみだけであり、実際に唱える際の選択には影響しない(→唱えてもよいを参照)。
- 分割カードは各半分のマナ総量が収斂の値以下であっても、カード全体のマナ総量が収斂の値より大きければ追放できないので唱えることができない。
- 当事者カードやモードを持つ両面カードを追放した場合、白日の下にで唱える条件を満たしていなくても出来事や第2面を唱えることができる。
脚注
- ↑ Mファイル『戦乱のゼンディカー』編・パート2(Daily MTG 2015年10月2日 Sam Stoddard著)
- ↑ Your Sneak Peek at Double Masters 2022, Dominaria United, and Beyond/『ダブルマスターズ2022』および『団結のドミナリア』の最新情報とその他の発表(News 2022年5月12日 Wizards of the Coast著)