イニストラード:真紅の契り

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イニストラード:真紅の契り/Innistrad: Crimson Vow
シンボル コウモリと牙
略号 VOW
コードネーム Club
発売日 MOArena:2021年11月11日
:2021年11月19日
セット枚数 全277種類

イニストラード:真紅の契り/Innistrad: Crimson Vowは、スタンダード用のエキスパンション2021年11月19日発売。キャッチコピーは「己がなるものを恐れよ/Fear What You Become」「不浄なる契りを結べ/Join in Unholy Matrimony」。

目次

[編集] 概要

イニストラード:真夜中の狩りに続き、ゴシック・ホラーの次元/Planeイニストラード/Innistradを舞台とする。収穫祭/The Harvesttide festivalオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenの襲撃によって失敗し、月銀の鍵/Moonsilver Keyは奪われイニストラードに永遠の夜が訪れた。夜の世界でオリヴィアはエドガー・マルコフ/Edgar Markovと結婚の契りを結び、吸血鬼の血統の頂点に立ってイニストラードの絶対君主となろうとしている。チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarケイヤ/Kayaゲートウォッチ/The Gatewatch達はソリン・マルコフ/Sorin Markovの協力を得て夜明けを取り戻すためにヴォルダーレンの居城/Voldaren Estateへ向かう。

イニストラードのセットの伝統であるゴシック・ホラーからのトップダウン・デザイン変身する両面カード墓地部族をテーマとする。新規キーワード能力として訓練切除が登場。真夜中の狩りから日暮/夜明降霊が続投、さらに濫用が再登場した。新たなアーティファクト・タイプおよび新たな定義済みのトークンとしてトークンが登場した。その他落葉樹メカニズムとして有色アーティファクト機体が登場している。

吸血鬼を使って魔術を行使する。血・トークンは使い捨てでかき回しすることができるアーティファクト・トークンである。多くの吸血鬼は血・トークンを生成したり、それらをコストに使う能力などを持つ。また結婚式のフレーバーの一環として、ちょうど2体で攻撃することを条件とするカードが存在する。

狼男は真夜中の狩りから続いて日暮と夜明によって変身する。

人間訓練して反撃に備えている。訓練を持つクリーチャーは自分より大きなパワーを持つクリーチャーと共に攻撃することで、+1/+1カウンターで力を高めることができる。

スピリットは真夜中の狩りから続いて降霊によって墓地から唱えることができ、オーラとなって現世に影響を残そうとする。

ゾンビは己を含むクリーチャーを素材として濫用することで発揮する能力を持つ。

切除を持つ呪文は切除コストを支払って唱えることで、制限となるルール文章を切り取ることができる。全色に存在する。

[編集] ドラキュラシリーズ・カード/Dracula Series Card

現代の吸血鬼のイメージを決定づけたブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」とのコラボレーション・カード。ゴジラシリーズ・カードと同じように、新規カードではなくイニストラード:真紅の契りに含まれるカードの別イラスト版という形式である。カード名欄が二段組になっており、ルール上では下欄に書かれたカード名のカードとして扱われ、ルール文章中の自身のカード名も元のカードの名前で書かれている。各種ブースターボックスに付属するボックストッパーでフォイル版を入手できるほか、コレクター・ブースターから非フォイル版、フォイル版ともに入手できる。ドラキュラ城/Castle Draculaはボックストッパーやブースターパックからは出現せず、BOX特典カードとしてフォイル版がWPN加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。

該当カード一覧はカード個別評価:イニストラード:真紅の契り#ドラキュラシリーズを参照。

Secret Lair Drop Seriesで同様の仕様のWelcome to Castle DraculaDracula's Landが販売された。

[編集] リミテッド

2色の組み合わせはそれぞれデッキアーキタイプとなるテーマが当てられている。

テーマ
白青 スピリット(エンチャント)
白黒 ライフ回復
青黒 ゾンビ(濫用)
青赤 クリーチャーでない呪文
黒赤 吸血鬼(・トークン)
黒緑 タフネス参照
赤緑 狼男
赤白 「2体で攻撃」アグロ
緑白 人間(訓練)
緑青 自己切削からの墓地参照

[編集] 番外カード

プロモーション・カードや特殊イラスト、特殊なのカードはコレクター番号が278番以降の番外カードとなっている。

ボーダーレス・カード/Borderless Card(#278~285)
カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたカード。イニストラード:真紅の契りではプレインズウォーカー・カードと2色土地サイクルに存在する。
各種ブースターから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
吸血鬼の牙・フレーム/Fang Frame(#286~316)
吸血鬼の結婚式を彩るゴシックなフレームで、通常版とは異なるイラストが描かれたショーケース・フレーム・カード。各吸血鬼カードと不笑のソリン/Sorin the Mirthlessに存在する。
各種ブースターからから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
永遠の夜カード/Eternal Night Card(#317〜328)
クラシック・ホラー映画を思わせる通常版とは異なるモノクロのイラストが描かれたショーケース・フレーム・カード。吸血鬼以外の伝説のクリーチャー・カードと、第2面が吸血鬼以外の伝説のクリーチャーである流城のルノ/Runo Stromkirkに存在する。
各種ブースターからから非フォイル版、フォイル版共に一定の確率で入手できる。
ドラキュラシリーズ・カード/Dracula Series Card(#329〜345)
ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」とのコラボレーションしたボーダーレス仕様のカード。
非フォイル版はコレクター・ブースターから入手できる。フォイル版はコレクター・ブースターや各種ブースターボックスについていくるボックストッパーから入手できる。
拡張アート枠/Extended-Art Frame(#346~397)
イラストが両端の枠まで拡大されたカード。ボーダーレス、ショーケースに当てはまらないすべてのレア・神話レアに存在する。
非フォイル版、フォイル版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
基本土地(#398〜402)
フルアートではない通常のフレームの基本土地。
非フォイル版、フォイル版ともにバンドルから入手できる。イニストラード:真紅の契り統率者デッキにも収録されている。
日本語版基本土地は統率者デッキから入手できるが、色の組み合わせ森/Forestはカードギャラリーに登録されているが入手手段は無い。
BOX特典カード(#403)
ヴォルダーレンの居城/Voldaren Estateのドラキュラシリーズ・カードであるフォイル版ドラキュラ城/Castle Dracula。
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックス、プレリリースパック6個セットを早期購入したプレイヤーに配布される。非フォイル版は存在しない。
バンドルプロモ(#404)
通常版とは異なるイラストのフォイル版シガルダの召喚/Sigarda's Summons
バンドルからのみ入手でき、非フォイル版は存在しない。またバンドル日本語版は発売しないので、日本語版カードは存在しない。
コンパニオン・プロモ(#405~407)
イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのフォイル版カード。
マジック・コンパニオンやウィザーズアカウントを使用して店舗イベントに参加したプレイヤーに店舗の裁量で配布される。

[編集] 事前情報

本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[2]

[編集] 発売スケジュールについて

真夜中の狩りから、MO・紙ともに56日での発売となる。スタンダードのエキスパンションでは、運命再編タルキール龍紀伝間の63日を抜いて、歴代最短の間隔。これは本流のセットの発売間隔を変更して後期のセットのスタンダードでの寿命を延ばすために、夏の基本セットの枠の代わりに晩秋に別の本流のセットを出すという発売スパンの変更の結果であり、コードネームもGolf(イニストラード:真夜中の狩り)とHockey(神河:輝ける世界)のアルファベット順から逸脱した形でClubになっている[3]

[編集] イベント

プレリリース

2021年11月12日から18日の間に開催される。

[編集] 製品ラインナップ

ドラフト・ブースター
リミテッドプレイ用のブースターパック。
36パック入りのブースターボックスにはボックストッパーとしてフォイル版ドラキュラ・シリーズが1枚付属する他、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入すると、BOX特典カードとしてフォイル版ドラキュラ城/Castle Draculaが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード2枚。1/3の確率で通常のカードの代わりにショーケースやボーダーレス版のカードが出現する可能性がある。
  • アンコモン、レアもしくは神話レアの両面カード1枚。レアもしくは神話レアが出るのは下の枠と合わせて1枠だけであり、単面のレアもしくは神話レアが出るならこの枠は必ずアンコモンになる。
  • アンコモン、レアもしくは神話レアの単面カード1枚。上の枠がレアか神話レアならこの枠は必ずアンコモンになる。
  • コモンの両面カード1枚。
  • アンコモン2枚。
  • コモン9枚。約3パックに1つの割合で、1枚がいずれかの稀少度のプレミアム・カード(両面カード含む)に置換される。
  • 永遠の夜基本土地1枚。
  • 両面カード用の差し替えカード1枚。
  • トークン・カードもしくは広告カード1枚。
セット・ブースター
パック開封を楽しみたい人向けのブースターパック。
ドラフト・ブースターと同様に、30パック入りのブースターボックスにはボックストッパーが付属する他、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で早期購入するとBOX特典カードが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード12枚+特殊カード2枚。
  • アート・カード(20パックに1枚の割合でアーティストの箔押しスタンプ入り)
  • レア神話レア1枚(両面カードを含む)。
  • いずれかの稀少度のフォイル1枚(両面カード及び牙、永遠の夜、ボーダーレス版を含む)。
  • いずれかの稀少度のカード2枚(両面カード及び牙、永遠の夜、ボーダーレス、イニストラード:真紅の契り統率者デッキのカードを含む)。
    • イニストラード:真紅の契り統率者デッキのカードは、構築済みデッキでフォイルになっている4枚の非フォイル版に加えセット・ブースター限定カードのみが出現する。
  • コモンかアンコモン2枚(両面カード及び牙仕様のショーケースを含む)。
  • アンコモン2枚。
  • コモン3枚。
  • 永遠の夜基本土地1枚(フォイルの場合あり)。
  • 広告/トークン・カード/差し替えカード、あるいはザ・リストのカード1枚。
コレクターブースター
主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
ドラフト・ブースターと同様に、12パック入りのブースターボックスにはボックストッパーが2パック付属する他、ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗でブースターボックスを早期購入するとBOX特典カードが配布される。
封入内容は以下のマジックのカード15枚+特殊カード1枚。
  • フォイル版のドラキュラシリーズ、ボーダーレス、牙、永遠の夜、拡張アートのいずれかの仕様のレアか神話レア1枚(両面カードを含む)。
  • いずれかの仕様のレアか神話レア1枚(両面カードを含む)。下記のアンコモンの枠のどちらかは必ずドラキュラシリーズになり、もう片方はボーダーレス、牙、永遠の夜のいずれかの仕様のカードが出る。
  • ドラキュラシリーズ、牙のコモンかアンコモン1枚。上記のレアか神話レアの枠のどちらかは必ずドラキュラシリーズになり、もう片方はボーダーレス、牙、永遠の夜のいずれかの仕様のカードが出る。
  • イニストラード:真紅の契り統率者デッキの拡張アート仕様のレアか神話レア1枚。
  • 拡張アート仕様のレアか神話レア1枚(両面カードを含む)。
  • フォイル版のドラキュラシリーズか牙のコモンかアンコモン1枚(両面カードを含む)。
  • 牙のコモンかアンコモン1枚。
  • フォイル版のレアか神話レア1枚(両面カードを含む)。
  • フォイル版のアンコモン2枚(両面カードを含む)。
  • フォイル版のコモン4枚(両面カードを含む)。
  • フォイル版の永遠の夜基本土地1枚。
  • フォイル版の両面トークン・カード1枚。
テーマブースター(日本語版なし)
特定のテーマに沿ったカードのみが封入されたブースターパック。イニストラード:真紅の契りでは5つの色に加えてをVampire加えた6種類が発売する。
  • 封入内容はコモンかアンコモン34枚と、レアか神話レア1枚。一定の確率でコモンかアンコモンの枠1枚がレアか神話レアになる。
バンドル(日本語版なし)
以下の内容が封入された大型商品。
イニストラード:真紅の契り統率者デッキ
統率者戦用の構築済みデッキ。イニストラード:真紅の契りとテーマを共有しイニストラード:真紅の契りのカードも含まれるが、独立した製品であり新規カードを含む収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない

[編集] パッケージ・イラスト

いずれもカードには使用されていない広告用アート

ドラフト・ブースター
ソリン・マルコフ/Sorin Markov
セット・ブースター
オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
コレクター・ブースター
オリヴィアとエドガー・マルコフ/Edgar Markov

[編集] 注目のストーリー

メインストーリーで使用されたイラスト順。

[編集] 主な開発スタッフ

その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。

[編集] 公式特集ページ

[編集] 製品情報

[編集] 開発コラム

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

その他。

[編集] 背景設定

[編集] その他

[編集] 動画

[編集] 脚注

  1. 『狩り』は楽し その2(Making Magic 2021年9月6日)
  2. Maro's Innistrad: Crimson Vow Teaser(Blogatog 2021年10月25日)
  3. 『契り』から その1(Making Magic 2021年11月1日)

[編集] 参考

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