内蔵
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内蔵とは、
- あるカードが、別のカードの持つ能力を持ち合わせていること。
- 1.から拡大し、あるカード(特にクリーチャー)が何らかの能力を持っていること。
- 例:凍てつく影/Frozen Shadeはパンプアップ能力を内蔵している。
- デッキ内に何らかのギミックが搭載されていること。
- 例:この統率者戦デッキにはブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth+玄武岩のモノリス/Basalt Monolithの無限マナコンボが内蔵されている。
本頁では1.について解説する。
解説
パーマネント・カード、特にクリーチャーが他のカードと同じ能力を持っている場合に使用されることが多い。完全一致でなくても類似性が認められれば用いられることがある。
- 用例1:トゲ尾の雛/Spiketail Hatchlingは魔力の乱れ/Force Spikeを内蔵している。(生け贄起動型能力)
- 戦場に出して生け贄に捧げる事で内蔵元のカードを唱えたのと同然の効果が得られる、最も直接的な形での内蔵。モグの狂信者/Mogg Fanatic、エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist、桜族の長老/Sakura-Tribe Elderの類などが該当。
- 用例2:ネクラタル/Nekrataalは恐怖/Terrorを内蔵している。(ETB誘発型能力)
- この種のものは187クリーチャーとも呼ばれる。内蔵元のカードにプラスしてクリーチャーが戦場に残るので上位効果となる。
- 用例3:ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Dayaは土地限定の未来予知/Future Sightを内蔵している。(常在型能力)
- この場合、内蔵元はクリーチャーよりも除去耐性が高めな非クリーチャーパーマネントになるので、クリーチャーとしての戦闘性能を得た代償として脆くなる意味合いが強い。
- 用例4:スペルシェイパーはそれぞれ何らかのインスタントかソーサリーを内蔵している。(任意の手札を内蔵元と同じ効果に変換するタップ能力)
基本的に内蔵元のカードよりも後発のカードに対して用いられることがほとんどである。例えばゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirlerはかつてのスタンダードで一世を風靡したが、そのETBと同じ効果である祭典壊し/End the Festivitiesは3年ほど後に登場したため、「ゴブリンの鎖回しは祭典壊しを内蔵している」と言われることは稀である。
- 内臓ではない。