Zoo

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Zoo(ズー/動物園)とは、クリーチャー火力をベースに他ののサポートを加えた多色型のウィニーデッキの総称。

目次

概要

大元をたどればいにしえのエターナル環境に存在したウィニーデッキまでさかのぼることのできる、由緒正しいデッキタイプである。

デッキ名は、主力クリーチャーといった動物であることに由来する。

ただし近年では、赤緑白というデッキカラービートダウンの総称として用いられることも多い。の優秀なクリーチャーに火力、白のサポートと安定性は非常に高い。

攻めに特化した前のめりなデッキだが、森の知恵/Sylvan Libraryを採用する場合がある。息切れ防止のほか、コントロールデッキなど相手には、一気に攻める手段として爆発的なアドバンテージを得られるため。

目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、マナ漏出/Mana Leakなども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでもサイドボード軽量カウンターを搭載する場合はある。→参考:[高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)]

ラヴニカ・ブロック構築

ショックランドが登場したラヴニカ・ブロックでは、多色化が容易であり、ビートダウンデッキの一つとして成立している。

サンプルレシピ

Edel Zoo [1]
土地 (22)
4 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
5 森/Forest
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (24)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman
4 ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch
4 喧騒の貧霊/Rumbling Slum
4 セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage
4 番狼/Watchwolf
呪文 (14)
2 照らす光/Bathe in Light
4 黒焦げ/Char
2 悪魔火/Demonfire
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
2 太陽打ちの槌/Sunforger
サイドボード (15)
1 照らす光/Bathe in Light
2 信仰の足枷/Faith's Fetters
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
1 痕跡消し/Leave No Trace
3 類電の反響/Parallectric Feedback
4 大竜巻/Savage Twister

スタンダード

ギルドパクトの参入により、Three Deuceスタンダードおよびラヴニカ・ブロック構築に復帰した。



旧来からのメインアタッカーである密林の猿人/Kird Ape第9版再録され、またギルドパクト赤緑が強化されたことを機にスタンダードで華々しい復活を遂げる。

前述の密林の猿人や、サバンナ・ライオン/Savannah Lions番狼/Watchwolfといった優秀な軽量クリーチャー展開しつつ、火力で相手クリーチャーを排除する構成は昔と同じ。

Three Deuce同様非常に色拘束がきついため、土地ショックランドが全力投入されており、土地のダメージによりある意味スーサイドっぽくなっている。

タフネス3が比較的多いので、ウィニーの天敵である紅蓮地獄/Pyroclasmに耐性がある。また、サイドボード古の法の神/Kami of Ancient Lawブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan等により、アネックス・ワイルドファイアに若干有利である。

しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、神の怒り/Wrath of Godロクソドンの教主/Loxodon Hierarchを擁するよりよい品物などには不利。

神河ブロック落ちにより主力となる今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaを失ったことで徐々にボロスウィニーなどに押され始め、第10版入りで密林の猿人やサバンナ・ライオンを失い消滅した。

後期型

Zoo [2]
土地 (20)
1 冠雪の森/Snow-Covered Forest
4 寺院の庭/Temple Garden
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 低木林地/Brushland
クリーチャー (20)
4 密林の猿人/Kird Ape
3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 番狼/Watchwolf
2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage
4 なだれ乗り/Avalanche Riders
呪文 (20)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 炎の印章/Seal of Fire
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
サイドボード (15)
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
4 氷結地獄/Cryoclasm
3 癇しゃく/Fiery Temper
2 反復/Reiterate

初期型

Jones Zoo [3]
土地 (22)
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
1 低木林地/Brushland
1 永岩城/Eiganjo Castle
2 森/Forest
1 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 平地/Plains
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (22)
3 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman
4 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
3 古の法の神/Kami of Ancient Law
4 密林の猿人/Kird Ape
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
4 番狼/Watchwolf
呪文 (16)
2 照らす光/Bathe in Light
4 黒焦げ/Char
3 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
3 ショック/Shock
サイドボード (15)
1 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
2 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
3 狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
  • スタンダード型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
  • バニラクリーチャーが非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。

エクステンデッド

オンスロート期のエクステンデッドでは、「ナヤズーナヤZooNaya Zoo)」「ナヤバーン(Naya Burn)」と呼ばれる純粋な赤緑白ビートダウン型と、アグロドメインの要素を組み込んだ「ドメイン・ズー(Domain Zoo)」の2種類が存在している。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosを加えたものは「レンジャー・ズー(Ranger Zoo)」とも呼ばれる。



フェッチランドを駆使し高速でショックランドを掻き集め、強力なウィニークリーチャー対戦相手ライフ削る。ドメイン・ズーでは部族の炎/Tribal Flamesガイアの力/Gaea's Mightなどの高効率ダメージ源も用いられる。

オンスロート・ブロックが抜けゼンディカーが入った時期に開催されたプロツアーオースティン09ではトップ8の中に4人がZooを採用した。罰する火/Punishing Fire燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsコンボを導入し優勝した「ルビンZoo/Rubin ZooもしくはパニッシングZoo/Punishing Zoo」を筆頭に、幽体の行列/Spectral Processionを加えた「幽体Zoo/Spectral Zoo」、溶鉄の雨/Molten Rainを加えた「溶鉄Zoo/Molten Zoo」が新種としてベスト8に入った。

ドメイン・ズー型の詳細はアグロドメインを参照。

サンプルレシピ1

ナヤバーン [4]
土地 (21)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (15)
2 火葬/Incinerate
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
3 炎の印章/Seal of Fire
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
サイドボード (15)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 忘却の輪/Oblivion Ring
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 法の定め/Rule of Law
3 火山の流弾/Volcanic Fallout

サンプルレシピ2

Rubin Zoo [5]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 幽霊街/Ghost Quarter
4 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2 湿地の干潟/Marsh Flats
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
2 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (21)
3 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
3 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (15)
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 稲妻/Lightning Bolt
2 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
4 罰する火/Punishing Fire
サイドボード (15)
3 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 血染めの月/Blood Moon
3 幽霊街/Ghost Quarter
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage


モダン

赤緑白の優秀なクリーチャー陣営、高効率火力対抗色フェッチランドによるマナ基盤の安定性によりモダン環境の発足時から有力なアーキタイプとして成立していた。



動きは旧エクステンデッドレガシーのそれとほぼ同じであり、優秀なクリーチャーに火力を織り交ぜた典型的なビートダウンである。

速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえのコンボデッキへの脆さを持つため、カウンターを搭載してクロック・パーミッション的な立ち回りをするものもある(→*1)。また、緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithで主力や必要なクリーチャーをサーチするシルバーバレット戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点は2011年10月1日よりモダンの禁止カードに指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに野生のナカティル/Wild Nacatl2012年1月1日より禁止された。

その後2014年2月7日に野生のナカティルが解禁されたが、多数のコンボデッキが存在している現環境では芳しい結果を残せていない。

サンプルレシピ1

Counter Cats [6]
土地 (22)
1 森/Forest
1 平地/Plains
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 蒸気孔/Steam Vents
1 地平線の梢/Horizon Canopy
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 湿地の干潟/Marsh Flats
1 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 地盤の際/Tectonic Edge
クリーチャー (18)
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
呪文 (20)
4 流刑への道/Path to Exile
4 稲妻/Lightning Bolt
3 バントの魔除け/Bant Charm
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
サイドボード (15)
1 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
3 瞬間凍結/Flashfreeze
3 統一された意思/Unified Will
1 法の定め/Rule of Law
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
1 地盤の際/Tectonic Edge


サンプルレシピ2

Bloody Zoo (Modern) [7]
土地 (22)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 地平線の梢/Horizon Canopy
2 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 地盤の際/Tectonic Edge
1 寺院の庭/Temple Garden
1 湿地の干潟/Marsh Flats
2 平地/Plains
2 森/Forest
1 山/Mountain
クリーチャー (23)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
呪文 (11)
3 血染めの月/Blood Moon
3 稲妻/Lightning Bolt
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
1 殴打頭蓋/Batterskull
サイドボード (15)
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
2 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
2 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
2 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
2 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
2 硫黄の精霊/Sulfur Elemental
1 流刑への道/Path to Exile
1 殴打頭蓋/Batterskull
1 焼却/Combust


レガシー

現在のレガシーにも存在するデッキタイプである。



その構成は様々だが、クリーチャー火力を中心に、3以上で組まれているウィニービートダウンは総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。3色目はが足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りはフィッシュに通ずるものがある。

近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇している。特にアラーラの断片ブロックでは、野生のナカティル/Wild Nacatlを筆頭に多数の白がらみのの強力カードが追加された。そのためそれ以降は3色目に白を追加するタイプが主流になり、単純にZooと言えば赤緑白三色のものを指すようになった。

基本的なデッキパーツ、タッチ色による特徴は以下で解説する。

クリーチャー

クリーチャーのスロットには変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。

アタッカーにはスカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Eliteなど、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年タルモゴイフ/Tarmogoyfを筆頭に、野生のナカティル/Wild Nacatlなどを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。

火力

火力は黎明期からの稲妻/Lightning BoltChain Lightningという1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策兼1マナ域を埋める存在として渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerもよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。

タッチ白

アラーラの断片ブロック以前は、確実にブロッカーを除去出来る剣を鍬に/Swords to Plowshares墓地対策であるヨツンの兵卒/Jotun Gruntの採用が主な目的だった。また追加のアタッカーとしての番狼/Watchwolf今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaサバンナ・ライオン/Savannah Lionsや、攻守両面に有効なルーンの母/Mother of Runesなどが用いられた。

アラーラの断片ブロック以降は、上記の野生のナカティルや、賛美を持つ貴族の教主/Noble Hierarchクァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemageが攻撃力・応用力の向上に寄与しているほか、3マナ圏には聖遺の騎士/Knight of the Reliquary長毛のソクター/Woolly Thoctarを獲得し、サイズ負けをある程度克服している。除去には流刑への道/Path to Exile剣を鍬に/Swords to Plowsharesより優先されることが多くなった。

また、環境に梅澤の十手/Umezawa's Jitte火と氷の剣/Sword of Fire and Iceをはじめとする剣サイクルが存在するため、石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticが採用されることもある。

追加の火力として稲妻のらせん/Lightning Helixが用いられる。

タッチ黒

黒をタッチする場合は、息切れを防ぐための闇の腹心/Dark Confidantの存在が大きく、また手札破壊思考囲い/Thoughtseizeやクリーチャー除去の燻し/Smotherなどが追加され、コントロール力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。

しかし、純粋な攻撃力が下がり攻めが細くなってしまう点が弱点であり、タッチ黒のタイプが活躍するのはメタ次第といったところだろう。

その他

墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のないアーティファクトに頼ることが多い。

弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。

また多色デッキであることも弱点の一つ。純粋なデッキパワーを高めた結果ともいえるが、やはり特殊地形対策の得意なデッキとは相性がよいとは言えない状況である。

さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、虚空の杯/Chalice of the Void三なる宝球/Trinisphereを先置きされると大きく減速するし、仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesクロックが止まってしまうことも多い。

サンプルレシピ1(~神河救済)

Holmen Zoo [8]
土地 (20)
4 Plateau
4 Savannah
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 Taiga
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (21)
3 ブラストダーム/Blastoderm
3 ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire
2 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
2 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 熊人間/Werebear
呪文 (19)
2 ハルマゲドン/Armageddon
2 火+氷/Fire+Ice
2 火葬/Incinerate
3 等時の王笏/Isochron Scepter
4 稲妻/Lightning Bolt
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
2 税収/Tithe
サイドボード (15)
1 ハルマゲドン/Armageddon
4 解呪/Disenchant
1 ガイアの祝福/Gaea's Blessing
2 ルーンの母/Mother of Runes
3 真髄の針/Pithing Needle
4 赤霊破/Red Elemental Blast


サンプルレシピ2(~コンフラックス)

Six Zoo [9]
土地 (22)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
3 山/Mountain
2 Plateau
3 Taiga
3 不毛の大地/Wasteland
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (15)
3 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
4 密林の猿人/Kird Ape
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (23)
4 稲妻の連鎖/Chain Lightning
3 火炎破/Fireblast
4 稲妻/Lightning Bolt
1 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 発展の代価/Price of Progress
3 裂け目の稲妻/Rift Bolt
サイドボード (15)
3 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
3 クローサの掌握/Krosan Grip
2 紅蓮破/Pyroblast
4 紅蓮地獄/Pyroclasm
3 難問の鎮め屋/Vexing Shusher


サンプルレシピ3(~ワールドウェイク)

Dijt Zoo [10]
土地 (23)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
2 Plateau
2 Savannah
2 Taiga
3 不毛の大地/Wasteland
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (26)
2 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
2 密林の猿人/Kird Ape
3 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
3 壌土のライオン/Loam Lion
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (11)
2 稲妻の連鎖/Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
2 稲妻のらせん/Lightning Helix
3 剣を鍬に/Swords to Plowshares
サイドボード (15)
2 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
2 クローサの掌握/Krosan Grip
3 精神壊しの罠/Mindbreak Trap
1 流刑への道/Path to Exile
1 剣を鍬に/Swords to Plowshares
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
1 不毛の大地/Wasteland


黎明期

元来は黎明期のエターナルに存在した多色デッキウィニーを指す表現であった。



密林の猿人/Kird Apeなどのクリーチャーによるビートダウン稲妻/Lightning Boltチャネル/Channel火の玉/Fireballなどの大量の火力でサポートする。

デュアルランドによりマナ基盤の安定性も高いうえ、多色デッキの利点を活かし黎明期らしくパワー9などの強力な制限カードをフルに使うことができる。

サンプルレシピ

メインデッキ (61)
クリーチャー (12)
3 アルゴスのピクシー/Argothian Pixies
3 極楽鳥/Birds of Paradise
2 疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish
4 密林の猿人/Kird Ape
インスタント・ソーサリー (20)
1 チャネル/Channel
1 新たな芽吹き/Regrowth
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 火の玉/Fireball
1 Demonic Tutor
1 精神錯乱/Mind Twist
1 Ancestral Recall
2 心霊破/Psionic Blast
1 Time Walk
エンチャント・アーティファクト (9)
1 森の知恵/Sylvan Library
1 支配魔法/Control Magic
1 Black Lotus
1 Chaos Orb
1 氷の干渉器/Icy Manipulator
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
土地 (20)
2 Bayou
2 真鍮の都/City of Brass
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
4 Taiga
4 Tropical Island
4 Volcanic Island

参考

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