タップ・アウトレット
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タップ・アウトレット(tap outlets)とは、「あなたがコントロールするアンタップ状態の○○をX体タップする:」というコストを持つ起動型能力を持つカードの、開発部内における通称。
「(T):」(タップ・シンボル)と違い、召喚酔いに影響されているクリーチャーでもコストに充てることができる。
- 白は、メカニズムのコストとして「クリーチャーのタップ」を要求されることがしばしばある(→マスクス・ブロックのピッチスペル、ラヴニカ:ギルドの都の召集など)。これらもタップ・アウトレットの一部と言ってよいかもしれない。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたがコントロールするアンタップ状態のウィザード(Wizard)を1体タップする:カードを1枚引く。
0/2クリーチャー — 巨人(Giant) 戦士(Warrior) レインジャー(Ranger)
雲山羊のレインジャーが戦場に出たとき、白の1/1のキスキン(Kithkin)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを3体生成する。
あなたがコントロールするアンタップ状態のキスキンを3体タップする:ターン終了時まで、雲山羊のレインジャーは+2/+0の修整を受けるとともに飛行を得る。
過半数が特定のクリーチャー・タイプに依存しており、オンスロート・ブロックに最も多い。オデッセイ・ブロックと神河ブロックにもある程度の数が見られる。
またローウィン=シャドウムーア・ブロックにおいてはアンタップ・シンボルや、マーフォークの持つ「タップ状態になるたび~」という誘発型能力と組み合わせたギミックがテーマの1つとなっている。
神々の軍勢においては相性の良い神啓が登場し、バネ葉の太鼓/Springleaf Drumが再録されている。
その他、どの時代にも少量ずつ存在し、特に
は、それぞれデッキの中核として様々なデッキタイプを作っていった強力なカードである。
ほかによく使われたカードとしては
- 樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
- 名誉に磨り減った笏/Honor-Worn Shaku
- 巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls
- 制圧の輝き/Glare of Subdual
- 雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger
- 遺産のドルイド/Heritage Druid
などが挙げられる。
主なサイクル
オデッセイ・ブロックの、特定のクリーチャー・タイプのパーマネントをタップして起動する能力を持つトリプルシンボルのクリーチャーのサイクル。
- 熟練の薬剤師/Master Apothecary
- 守護ウィザード/Patron Wizard
- ゾンビの先駆者/Zombie Trailblazer
- 血たぎるドワーフ/Dwarven Bloodboiler
- クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protector
起動コストにタップ・シンボルを含まないため(タップ・アウトレット)、サイクルの能力は召喚酔いルールの制約を受けない。
オンスロートの、特定のクリーチャー・タイプのパーマネントを5体タップすることをコストとする起動型能力を持つロードのサイクル。なお、2007年9月サブタイプ変更でロードのクリーチャー・タイプは失っている。
- カタパルトの達人/Catapult Master - 兵士
- 祖神の預言者/Ancestor's Prophet - クレリック
- 最高審問官/Supreme Inquisitor - ウィザード
- 墓地生まれの君主/Gravespawn Sovereign - ゾンビ
- スカークの炎の司令官/Skirk Fire Marshal - ゴブリン
- 森林の声/Voice of the Woods - エルフ
起動コストにタップ・シンボルを含まないため(タップ・アウトレット)、サイクルの能力は召喚酔いルールの制約を受けない。