Phyrexian Devourer

提供:MTG Wiki

2014年3月12日 (水) 00:34時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索


アライアンスらしい、ライブラリーカード追放することをコストにするクリーチャーマナ消費なく自分のサイズを大きくできるのがメリットだが、最大でも6/6(+5/+5の強化)までしかなれないのが弱点。サイズの上昇幅はライブラリーの一番上カードマナ・コストに依存し、パワーが7以上になると生け贄に捧げられてしまう。

6/6になることができればマナ・コスト相応の性能といえるが、そうでなければ、3/3〜4/4くらいの標準的アーティファクト・クリーチャー並みの効率の悪さであり、もっと悪ければライブラリーのカードを道連れにこれも失われる。単体ではギャンブル性が高すぎて使いづらい。どうしても使うのであれば、ライブラリー操作手段を併用したい。自滅の危険性もなくなるし、上手く使えば引きたくないカードを排除できる。

第6版ルールでのスタック導入により、「パワー7以上になったときに生け贄に捧げる」ペナルティ能力対応してさらに起動型能力を起動し、ライブラリーのある限り+1/+1カウンターを乗せ続けることが可能となった。当時のエクステンデッドで、これを利用して十分なサイズに膨れたPhyrexian Devourerを投げ飛ばし/Fling飛ばすおにぎりシュートと呼ばれるコンボデッキが登場したが、のちに出されたエラッタにより、2011年9月に撤回されるまでの長い間このコンボは封じられていた(詳しくは#オラクルの変遷参照)。

構築環境から落ちて数年後、ミラディンの傷跡壊死のウーズ/Necrotic Oozeが参入したことで、これとトリスケリオン/Triskelionの起動型能力を拝借するコンボが成立した。エターナルでこのコンボを取り入れたサバイバル(→ウーズ・サバイバル)が脚光を浴びたが、すぐに適者生存/Survival of the Fittestレガシー禁止カードに指定されてしまった。

オラクルの変遷

先述のコンボが問題視されたせいか、世界選手権99では世界選手権99限定エラッタ(参考)が出され、1999年11月頃に正式にエラッタが出された。

このエラッタにより、起動型能力に「Phyrexian Devourerのパワーが7以上である場合、それを生け贄に捧げる。」(世界選手権99限定エラッタでは「それを破壊する。それは再生できない。」)という一文が追加され、パワー7以上の状態を利用することが不可能となった。

その後、印刷時のルール文章に合わせるため、2011年9月のオラクル更新で起動型能力の「生け贄に捧げる」の一文が削除され、エラッタが解除される形となった。

  • 世界選手権99開催前日にエラッタが出されたカードとしても知られている。笹沼希予志氏がこれを使用したコンボデッキであるおにぎりシュートを世界選手権エクステンデッド部門で使おうとしていたが、前日エラッタの生け贄となった。合掌。
  • 印刷時のルール文章では、現在の「+1/+1カウンターをX個置く」の部分は「+X/+Xカウンターを1個置く」となっていた。この変更は妥当として、2011年9月のオラクル更新では戻されてない。
  • 2007年9月サブタイプ変更構築物クリーチャー・タイプを獲得した。

ストーリー

Phyrexian Devourerファイレクシア/Phyrexiaの大規模リサイクル機械(イラスト)。同様の機械は再処理/Reprocessイラストにも描かれている。(→PHYREXIAN DEVOURER ART

参考

MOBILE