Archenemy
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*「Archenemy(アーチエネミー)」とは「強敵」の意。日本では「魔王」とも呼ばれる。 | *「Archenemy(アーチエネミー)」とは「強敵」の意。日本では「魔王」とも呼ばれる。 | ||
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− | * | + | *魔王には初期[[ライフ]]40点や、[[計略デッキ]]といったアドバンテージが与えられる。 |
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*多数側のメンバーが負けた場合、そのプレイヤーが[[オーナー]]の[[パーマネント]]や[[効果]]は取り除かれる。 | *多数側のメンバーが負けた場合、そのプレイヤーが[[オーナー]]の[[パーマネント]]や[[効果]]は取り除かれる。 | ||
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*[http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGARC_FAQ_20100615.doc FAQ](公式FAQ:英語) | *[http://www.wizards.com/dci/downloads/MTGARC_FAQ_20100615.doc FAQ](公式FAQ:英語) | ||
*[http://74598.diarynote.jp/201006181541333746/ 有志による Archenemy Rules and FAQ] | *[http://74598.diarynote.jp/201006181541333746/ 有志による Archenemy Rules and FAQ] | ||
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2010年6月29日 (火) 00:52時点における版
Archenemyとは「1対多数」の多人数戦アーチエネミーを行うためのセットである。2010年6月18日発売、黒枠、英語版のみ。
- 「Archenemy(アーチエネミー)」とは「強敵」の意。日本では「魔王」とも呼ばれる。
目次 |
概要
1人のプレイヤーは魔王となり、他のプレイヤーは協力して魔王と戦う。魔王は1人で複数の相手と戦うため、通常のデッキに加えて、特殊で強力な計略カードからなるデッキを使用する。
4種類の製品があり、各セットに従来のカードからなる60枚の構築済みデッキと大型サイズの計略カードが20枚、それにマニュアルが同梱されている。各デッキは8枚のレア、14枚のアンコモン、38枚のコモン及び基本土地で構成されており、コモンの中に基本セット2011のカードが各デッキにつき1枚先行収録されている。
製品は英語版のみだが、ルールやカードの翻訳は日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語でサポートされている。
ルール概要
- 魔王には初期ライフ40点や、計略デッキといったアドバンテージが与えられる。
- 魔王の先攻でゲームが開始。先攻でもドロー・ステップにカードを引くことができる。
- 魔王は、自身の第1メイン・フェイズの開始時に、計略デッキの一番上を見せ、それのカードをセットする。効果が終了したら、デッキの一番下に置かれる。
- 多数側は双頭巨人戦のようにターンを共有する。アンタップ、ドロー、戦闘はチームのターンとして1度に行うが、マナ・ライフ・手札などのリソースは共有されない。
- 多数側のメンバーが負けた場合、そのプレイヤーがオーナーのパーマネントや効果は取り除かれる。
- 多数側の全滅か魔王の敗北によって勝敗が決まる。
製品4種
- Assemble the Doomsday Machine
- Bring About the Undead Apocalypse
- Trample Civilization Underfoot
- Scorch the World with Dragonfire
参考
関連リンク
引用:総合ルール 20231117.0
- 9 カジュアル変種ルール
- 904 アーチエネミー戦
- 904.1 アーチエネミー戦 変種ルールにおいて、プレイヤーのチームは強力な計略・カードで強化された1人の対戦相手と対峙する。アーチエネミー戦 変種ルールでは、以下の追加ルールを含む、通常のマジックのルールを用いる。
- 904.2 通常、アーチエネミー戦は、2つのチームによる多人数戦「チーム対抗戦」変種ルール(rule 808)で、「複数への攻撃」選択ルール(rule 802 参照)、「共有チーム・ターン」選択ルール(rule 805)を使用し、他の選択ルールは使用しない。
- 904.3 通常のゲームの物品に加え、アーチエネミー戦では20枚以上の計略・カードからなる計略補助デッキを必要とする。計略デッキには同じ英語名を持つカードは2枚までしか入れることはできない。(rule 314〔計略〕参照)。
- 904.4 すべての計略・カードはゲームの間、計略デッキの一部である間もオモテ向きの間も統率領域にあり続ける。
- 904.5 魔王のゲーム開始時のライフの総量は40点である。他のプレイヤーのゲーム開始時のライフの総量は20点である。
- 904.6 無作為に選ばれたプレイヤーでなく、魔王がゲームの第1ターンを行う。
- 904.7 計略・カードのオーナーは、それを統率領域に置いてゲームを始めたプレイヤーである。オモテ向きの計略・カードのコントローラーはそのオーナーである。
- 904.8 統率領域にあるオモテ向きの計略・カードの能力は、その領域で機能する。常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発可能となり、起動型能力は起動可能となる。
- 904.9 魔王の戦闘前メイン・フェイズが開始した直後に、そのプレイヤーは計略デッキの一番上のカードをデッキから取り除いてオモテ向きにする。この行動を「計略を実行中にする」(rule 701.25 参照)と言う。このターン起因処理はスタックを用いない。「この計略が実行中になったとき」に誘発する計略・カードの能力が誘発する。
- 904.10 持続でない計略・カードが統率領域でオモテ向き になり、いずれかの計略の誘発型能力がスタックにあったりスタックに置かれるのを待っていたりしない場合、次に優先権が発生した際にその計略・カードは裏向き になり、オーナーの計略デッキの一番下に置かれる。(それは状況起因処理である。rule 704 参照)
- 904.11 持続 計略・カードが実行中になったら、能力によってそれが破棄されるまで統率領域でオモテ向きであり続ける。(rule 701.26〔破棄する〕参照)。
- 904.12 「魔界大決戦」選択ルール
- 904 アーチエネミー戦