アーチエネミー戦

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アーチエネミー戦/Archenemyは、総合ルールで定められているカジュアル変種ルールの一つ。

目次

[編集] 解説

一対多の特殊な多人数戦が前提のフォーマットである。プレイヤー魔王とその他のプレイヤーからなる2つのチームに分かれてゲームを行う。

[編集] ルール

[編集] 構築ルール

魔王は通常のデッキ構築ルールに則って構築したデッキ1つの他に、20枚以上の計略カードからなる計略デッキを1つ用意する。計略デッキには同じ名前を持つカードは2枚までしか入れることはできない。

[編集] ゲームルール

[編集] 魔界大決戦

各プレイヤーがそれぞれに計略デッキを持った無差別戦を行なうという選択ルールが存在する。このルールでは「複数への攻撃」選択ルールを用い、他の多人数戦用選択ルールは用いない。

このゲームでは全てのプレイヤーが魔王であり、通常の無差別戦と同じように、開始プレイヤーは無作為に決定される。それ以外の、アーチエネミー戦のゲームで魔王に適用されるルールは、魔界大決戦のゲームでは全てのプレイヤーに適用される。

[編集] アーチエネミー統率者戦

ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキで新たに制定された選択ルール。統率者戦のルールに従った上で下記の変更が適用される。

  • 魔王側の初期ライフ総量は60点。計略デッキは10枚以上で同名の計略カードは1枚制限で構築する。
  • 他方のチームは共用ライフを用い初期ライフは60点である。
  • 毒カウンターの管理はプレイヤー毎だが、いずれかのプレイヤーが10個以上の毒カウンターを得たならチーム全体の負けとなる。

[編集] 専用セット

アーチエネミー

2010年6月発売。魔王用のデッキと計略カードが入った4種類の製品が発売された。

Archenemy: Nicol Bolas

2017年6月発売。アモンケット・ブロック ニコル・ボーラス/Nicol Bolasゲートウォッチ/The Gatewatchの戦いを表現したセットで、魔王用のデッキ1つと計略カード、対するチーム用のデッキ3つで構成された製品。

ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ

2024年9月発売。統率者戦用構築済みデッキに10枚の計略カードが入った4種類の製品が発売され、いずれのデッキも魔王にして対戦することができる。

[編集] その他

  • 公式ルールの訳語は2010年6月に制定された際はアーチエネミーだったが、2011年5月の総合ルール更新の際、魔王戦に変更された。さらに2012年2月に現在の訳に変更になった。英語では最初から変わらずArchenemyである。
    • 魔王戦は、日本では「1対多人数」で行う多人数戦を意味する俗語としても用いられていた。詳しくは魔王戦を参照。
    • MTGアリーナ2021年に制定されたフォーマットであるアルケミー/Alchemyは、英単語としての字面が似ているが別物。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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