Zoo

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(レガシーを独立)
1行: 1行:
{{ノート参照}}
 
 
'''Zoo(ズー/動物園)'''とは、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]をベースに他の[[色]]のサポートを加えた[[多色デッキ|多色]]型の[[ウィニー#デッキ|ウィニーデッキ]]の総称。
 
'''Zoo(ズー/動物園)'''とは、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]をベースに他の[[色]]のサポートを加えた[[多色デッキ|多色]]型の[[ウィニー#デッキ|ウィニーデッキ]]の総称。
  
11行: 10行:
 
攻めに特化した前のめりなデッキだが、[[森の知恵/Sylvan Library]]を採用する場合がある。息切れ防止のほか、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]など相手には、一気に攻める手段として爆発的な[[アドバンテージ]]を得られるため。
 
攻めに特化した前のめりなデッキだが、[[森の知恵/Sylvan Library]]を採用する場合がある。息切れ防止のほか、[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]など相手には、一気に攻める手段として爆発的な[[アドバンテージ]]を得られるため。
  
目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、[[マナ漏出/Mana Leak]]なども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでも[[サイドボード]]に[[軽い|軽量]][[打ち消す|カウンター]]を搭載する場合はある。→参考:[[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/002941/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)]]
+
目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、[[マナ漏出/Mana Leak]]なども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでも[[サイドボード]]に[[軽い|軽量]][[打ち消す|カウンター]]を搭載する場合はある(→参考:[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/002941/ 高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド)])。
  
 
==ラヴニカ・ブロック構築==
 
==ラヴニカ・ブロック構築==
[[ショックランド]]が登場した[[ラヴニカ・ブロック]]では、[[多色]]化が容易であり、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]デッキの一つとして成立している。
+
[[ショックランド]]が登場した[[ラヴニカ・ブロック]]では、[[多色デッキ|多色]]化が容易であり、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]デッキの一つとして成立している。
 +
 
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーチャールストン06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/ptcha06/welcome 参考])
 
**[[プロツアーチャールストン06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/ptcha06/welcome 参考])
**使用者:[[Willy Edel]]
+
**使用者:[[Willy Edel]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[チーム戦|チーム]]・[[ラヴニカ・ブロック構築]]([[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]]+[[ディセンション]])
 
**[[チーム戦|チーム]]・[[ラヴニカ・ブロック構築]]([[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]]+[[ディセンション]])
48行: 48行:
 
*備考
 
*備考
 
**[[Lord of Magic Championships]] 2006 ベスト4 ([http://2006.lom.jp/ 参考])
 
**[[Lord of Magic Championships]] 2006 ベスト4 ([http://2006.lom.jp/ 参考])
**使用者:[[橋本裕]]
+
**使用者:[[橋本裕]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]])
59行: 59行:
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーホノルル06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
 
**[[プロツアーホノルル06]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/pthon06ja/welcome 参考])
**使用者:[[Craig Jones]]
+
**使用者:[[Craig Jones]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
 
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]+[[ギルドパクト]])
65行: 65行:
 
{{#MagicFactory:df310537}}
 
{{#MagicFactory:df310537}}
 
*[[スタンダード]]型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
 
*[[スタンダード]]型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
*[[バニラクリーチャー]]が非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。
+
*[[バニラ]][[クリーチャー]]が非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。
  
 
==エクステンデッド==
 
==エクステンデッド==
73行: 73行:
 
{{#card:Tribal Flames}}
 
{{#card:Tribal Flames}}
  
[[フェッチランド]]を駆使し高速で[[ショックランド]]を掻き集め、強力な[[ウィニー]][[クリーチャー]]で[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る]]。ドメイン・ズーでは[[部族の炎/Tribal Flames]]・[[ガイアの力/Gaea's Might]]などの高効率[[ダメージ]]源も用いられる。
+
[[フェッチランド]]を駆使し高速で[[ショックランド]]を掻き集め、強力な[[ウィニー]][[クリーチャー]]で[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る]]。ドメイン・ズーでは[[部族の炎/Tribal Flames]]・[[ガイアの力/Gaea's Might]]などの高効率[[ダメージソース|ダメージ源]]も用いられる。
  
 
[[オンスロート・ブロック]]が抜け[[ゼンディカー]]が入った時期に開催された[[プロツアーオースティン09]]ではトップ8の中に4人がZooを採用した。[[罰する火/Punishing Fire]]+[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]の[[コンボ]]を導入し優勝した「'''ルビンZoo'''/''Rubin Zoo''もしくは'''パニッシングZoo'''/''Punishing Zoo''」を筆頭に、[[幽体の行列/Spectral Procession]]を加えた「'''幽体Zoo'''/''Spectral Zoo''」、[[溶鉄の雨/Molten Rain]]を加えた「'''溶鉄Zoo'''/''Molten Zoo''」が新種としてベスト8に入った。
 
[[オンスロート・ブロック]]が抜け[[ゼンディカー]]が入った時期に開催された[[プロツアーオースティン09]]ではトップ8の中に4人がZooを採用した。[[罰する火/Punishing Fire]]+[[燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows]]の[[コンボ]]を導入し優勝した「'''ルビンZoo'''/''Rubin Zoo''もしくは'''パニッシングZoo'''/''Punishing Zoo''」を筆頭に、[[幽体の行列/Spectral Procession]]を加えた「'''幽体Zoo'''/''Spectral Zoo''」、[[溶鉄の雨/Molten Rain]]を加えた「'''溶鉄Zoo'''/''Molten Zoo''」が新種としてベスト8に入った。
81行: 81行:
 
===サンプルレシピ1===
 
===サンプルレシピ1===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリシンガポール09]] 優勝(初日全勝) ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsin09/welcome 参考])
+
**[[グランプリシンガポール09]] 優勝、初日全勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsin09/welcome 参考])
 
**使用者:[[斎藤友晴]]
 
**使用者:[[斎藤友晴]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
92行: 92行:
 
===サンプルレシピ2===
 
===サンプルレシピ2===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーオースティン09]]優勝、初日全勝([http://coverage.mtg.ne.jp/ptaus09/ 参考])
+
**[[プロツアーオースティン09]] 優勝、初日全勝([http://coverage.mtg.ne.jp/ptaus09/ 参考])
**使用者:[[Brian Kibler]]
+
**使用者:[[Brian Kibler]]
**デザイナー:[[Ben Rubin]]
+
**デザイナー:[[Ben Rubin]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[エクステンデッド]]([[第9版]]~[[基本セット2010]]、[[ミラディン]]~[[ゼンディカー]])
 
**[[エクステンデッド]]([[第9版]]~[[基本セット2010]]、[[ミラディン]]~[[ゼンディカー]])
113行: 113行:
 
速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえの[[コンボデッキ]]への脆さを持つため、[[打ち消す|カウンター]]を搭載して[[クロック・パーミッション]]的な立ち回りをするものもある(→[[#サンプルレシピ|*1]])。また、[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]で主力や必要なクリーチャーを[[サーチ]]する[[シルバーバレット]]戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点は[[2011年]]10月1日よりモダンの[[禁止カード]]に指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]も[[2012年]]1月1日より禁止された。
 
速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえの[[コンボデッキ]]への脆さを持つため、[[打ち消す|カウンター]]を搭載して[[クロック・パーミッション]]的な立ち回りをするものもある(→[[#サンプルレシピ|*1]])。また、[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]で主力や必要なクリーチャーを[[サーチ]]する[[シルバーバレット]]戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点は[[2011年]]10月1日よりモダンの[[禁止カード]]に指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]も[[2012年]]1月1日より禁止された。
  
その後[[2014年]]2月7日に野生のナカティルが解禁されたが、多数の[[コンボ]]デッキが存在している現環境では芳しい結果を残せていない。
+
その後[[2014年]]2月7日に野生のナカティルが解禁されたが、やはりコンボデッキとの相性の悪さが影響して芳しい結果を残せていない。
  
 
===サンプルレシピ1===
 
===サンプルレシピ1===
137行: 137行:
  
 
*[[メインデッキ]]から[[多色デッキ]]へのキラーカードである[[血染めの月/Blood Moon]]を搭載した、'''BloodyZoo'''と呼ばれるタイプ。自分は[[マナ・クリーチャー]]や[[基本土地]]を多めに採用することで、被害を最小限に留めている。
 
*[[メインデッキ]]から[[多色デッキ]]へのキラーカードである[[血染めの月/Blood Moon]]を搭載した、'''BloodyZoo'''と呼ばれるタイプ。自分は[[マナ・クリーチャー]]や[[基本土地]]を多めに採用することで、被害を最小限に留めている。
*[[血染めの月/Blood Moon]]との相性の悪さから、定番[[除去]]である[[流刑への道/Path to Exile]]は不採用(もしくは数枚)となることが多い。また、血編み髪のエルフの[[続唱]]との相互作用から、[[爆裂+破綻/Boom+Bust]]が採用されたものもある。
+
*血染めの月との相性の悪さから、定番[[除去]]である[[流刑への道/Path to Exile]]は不採用(もしくは数枚)となることが多い。また、血編み髪のエルフの[[続唱]]との相互作用から、[[爆裂+破綻/Boom+Bust]]が採用されたものもある。
  
 
===サンプルレシピ3===
 
===サンプルレシピ3===
151行: 151行:
  
 
==レガシー==
 
==レガシー==
現在の[[レガシー]]にも存在する[[デッキタイプ]]である。
+
[[レガシー]]にも存在する[[デッキタイプ]]である。詳細は[[Zoo/レガシー]]を参照。
 
+
{{#card:Kird Ape}}
+
{{#card:Wild Nacatl}}
+
{{#card:Tarmogoyf}}
+
 
+
その構成は様々だが、[[緑]]の[[クリーチャー]]と[[赤]]の[[火力]]を中心に、3[[色]]以上で組まれている[[ウィニー#デッキ|ウィニー]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は総じてこう呼ばれる事が多い。黎明期や旧エクステンデッドからの優秀カード群に、近年登場した優秀なクリーチャーを追加して組まれる。3色目は[[白]]か[[黒]]が足される事が多く、構成によっては「動物」がほとんど入らないといった場合もあり、その辺りは[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]に通ずるものがある。
+
 
+
近年の傾向として、クリーチャーの質が以前とは比べ物にならないほど急激に向上しているため、攻撃力は右肩上がりに上昇している。特に[[アラーラの断片ブロック]]では、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]を筆頭に多数の白がらみのの強力カードが追加された。そのためそれ以降は3色目に白を追加するタイプが主流になり、単純にZooと言えば赤緑白三色のものを指すようになった。
+
 
+
*少数ではあるが、[[デュアルランド]]と[[フェッチランド]]を多用することから、[[ガイアの力/Gaea's Might]]や[[部族の炎/Tribal Flames]]を投入した[[アグロドメイン|Domain Zoo]]の構成を取るものも存在する。ただし、[[エクステンデッド]]と違い強烈な[[特殊地形]]対策が多数存在するため、主流には至っていない。
+
 
+
基本的なデッキパーツ、タッチ色による特徴は以下で解説する。
+
===クリーチャー===
+
クリーチャーの[[スロット]]には変遷があり、以前よく用いられていたクリーチャーは、新しいカードに取って代わられたものも多い。
+
 
+
[[アタッカー]]には[[スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite]]など、以前から優秀なクリーチャーは多かったが、近年[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を筆頭に、[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]などを次々と獲得。現在ではレガシー開始期のデッキとは大きく異なるクリーチャー構成となっていることが多い。
+
*ちなみに黎明期から用いられている[[密林の猿人/Kird Ape]]は、能動的にサイズアップ可能なため、いまだ現役である。
+
*特定のデッキを対策するカードとしては、コントロール力を上げる[[ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg]]や対コンボの[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]、[[墓地対策]]の[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]、[[パーミッション]]対策の[[難問の鎮め屋/Vexing Shusher]]などが用いられる。[[ミラディン包囲戦]]以降はこれらを[[サーチ]]する手段として[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]を採用し[[シルバーバレット]]戦術をとるものも多くなっている。
+
 
+
===火力===
+
火力は黎明期からの[[稲妻/Lightning Bolt]]、[[Chain Lightning]]という1マナ3点火力の2枚看板が基本。息切れ対策兼1マナ域を埋める存在として[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]もよく使われる。渋面の溶岩使いはタルモゴイフとディスシナジーを形成するとされていたが、現在ではあまり気にされていないようだ。
+
*場合によっては、自分も痛いが相手も痛い[[発展の代価/Price of Progress]]を[[メインデッキ|メイン]]から採用した[[スーサイド]]タイプも見られる。
+
 
+
===タッチ白===
+
アラーラの断片ブロック以前は、確実に[[ブロッカー]]を除去出来る[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]、[[墓地対策]]である[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]の採用が主な目的だった。また追加のアタッカーとしての[[番狼/Watchwolf]]や[[今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda]]、[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]や、攻守両面に有効な[[ルーンの母/Mother of Runes]]などが用いられた。
+
 
+
アラーラの断片ブロック以降は、上記の野生のナカティルや、[[賛美]]を持つ[[貴族の教主/Noble Hierarch]]や[[クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage]]が攻撃力・応用力の向上に寄与しているほか、3マナ圏には[[聖遺の騎士/Knight of the Reliquary]]や[[長毛のソクター/Woolly Thoctar]]を獲得し、[[サイズ]]負けをある程度克服している。除去には[[流刑への道/Path to Exile]]が[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]より優先されることが多くなった。
+
 
+
また、環境に[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]や[[火と氷の剣/Sword of Fire and Ice]]をはじめとする剣サイクルが存在するため、[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]が採用されることもある。
+
 
+
追加の火力として[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]が用いられる。
+
 
+
===タッチ黒===
+
黒をタッチする場合は、息切れを防ぐための[[闇の腹心/Dark Confidant]]の存在が大きく、また[[手札破壊]]の[[思考囲い/Thoughtseize]]やクリーチャー除去の[[燻し/Smother]]などが追加され、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力が上昇しやすく柔軟な動きが可能となる。
+
 
+
しかし、純粋な攻撃力が下がり攻めが細くなってしまう点が弱点であり、タッチ黒のタイプが活躍するのは[[メタゲーム|メタ]]次第といったところだろう。
+
===その他===
+
墓地対策は白、黒ともに可能だが、基本的には癖のない[[アーティファクト]]に頼ることが多い。
+
 
+
弱点は、基本的には高速ビートダウン全般に言えることだが、序盤にクリーチャーを的確に捌かれると急に息切れすることが多い。
+
 
+
また[[多色デッキ]]であることも弱点の一つ。純粋な[[デッキパワー]]を高めた結果ともいえるが、やはり[[特殊地形]]対策の得意なデッキとは相性がよいとは言えない状況である。
+
 
+
さらに、低マナ域のカードが極端に多いのも弱点の一つで、[[虚空の杯/Chalice of the Void]]や[[三なる宝球/Trinisphere]]を先置きされると大きく減速するし、[[仕組まれた爆薬/Engineered Explosives]]で[[クロック]]が止まってしまうことも多い。
+
 
+
===サンプルレシピ1(~神河救済)===
+
*備考
+
**[[レガシー選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/282 参考])
+
**使用者[[Matt Holmen]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[レガシー]](~[[神河救済]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df310539}}
+
 
+
*レガシー開始期の、[[赤緑白ビートダウン|赤緑白]]の[[デッキ]]。
+
*[[熊人間/Werebear]]の採用により、[[ブラストダーム/Blastoderm]]や[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]といった、古くからの[[ステロイド]]のように少々重めのクリーチャーを用いている。
+
*[[等時の王笏/Isochron Scepter]]に[[火力]]を[[刻印]]することで息切れを防ぐ構成になっている。
+
 
+
===サンプルレシピ2(~コンフラックス)===
+
*備考
+
**[[グランプリシカゴ09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpchi09/top8decks 参考])
+
**使用者[[Brian Six]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[レガシー]](~[[コンフラックス]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df310540}}
+
 
+
*[[コンフラックス]]参入後のデッキ。エクステンデッドの「Naya Burn」に相当する。
+
*[[バーン]]のスタイルに近いのが特徴で、Zooの従来の弱点である[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]などの[[リセット]]系カードにもある程度耐性がある構成になっている。
+
*対[[コンボ]]には[[色拘束]]の緩い[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]が用いられている。
+
 
+
===サンプルレシピ3(~ワールドウェイク)===
+
*備考
+
**[[グランプリマドリード10]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpmad10/welcome 参考])
+
**使用者[[Sven Dijt]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[レガシー]](~[[ワールドウェイク]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df310541}}
+
 
+
*ワールドウェイク参入後のデッキレシピ。[[アラーラの断片ブロック]]で獲得した優良[[クリーチャー]]が採用されている。
+
*[[乾燥台地/Arid Mesa]]登場によって、[[基本土地]]によりアクセスしやすくなった。
+
*天敵であった[[ANT]]への解答として、[[精神壊しの罠/Mindbreak Trap]]を[[サイドボード|サイド]]にとれるようになっている。
+
  
 
==黎明期==
 
==黎明期==
元来は黎明期の[[エターナル]]に存在した[[多色デッキ|多色デッキ]]型[[ウィニー]]を指す表現であった。
+
元来は黎明期の[[エターナル]]に存在した[[多色デッキ]]型[[ウィニー]]を指す表現であった。
  
 
{{#card:Kird Ape}}
 
{{#card:Kird Ape}}
249行: 166行:
 
*備考
 
*備考
 
**[[世界選手権94]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/226 参考])
 
**[[世界選手権94]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/226 参考])
**使用者:[[Bertrand Lestree]]
+
**使用者:[[Bertrand Lestree]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**公認[[構築]]([[アルファ]]+[[ベータ]]+[[アンリミテッド]]+[[アラビアンナイト]]~[[ザ・ダーク]])
 
**公認[[構築]]([[アルファ]]+[[ベータ]]+[[アンリミテッド]]+[[アラビアンナイト]]~[[ザ・ダーク]])
345行: 262行:
 
[[Category:ミラディン期のエクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:ミラディン期のエクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:モダンデッキ]]
 
[[Category:モダンデッキ]]
[[Category:レガシーデッキ]]
 

2015年5月13日 (水) 19:38時点における版

Zoo(ズー/動物園)とは、クリーチャー火力をベースに他ののサポートを加えた多色型のウィニーデッキの総称。

目次

概要

大元をたどればいにしえのエターナル環境に存在したウィニーデッキまでさかのぼることのできる、由緒正しいデッキタイプである。

デッキ名は、主力クリーチャーといった動物であることに由来する。

ただし近年では、赤緑白というデッキカラービートダウンの総称として用いられることも多い。の優秀なクリーチャーに火力、白のサポートと安定性は非常に高い。

攻めに特化した前のめりなデッキだが、森の知恵/Sylvan Libraryを採用する場合がある。息切れ防止のほか、コントロールデッキなど相手には、一気に攻める手段として爆発的なアドバンテージを得られるため。

目立ったバリエーションというのは少ないが、妨害能力を持ったクリーチャーを優先的に採用し、マナ漏出/Mana Leakなども投入されたデッキが公式コラムで紹介された。また、通常のZooでもサイドボード軽量カウンターを搭載する場合はある(→参考:高橋優太の「このデッキを使え!」第7回:Zoo(エクステンデッド))。

ラヴニカ・ブロック構築

ショックランドが登場したラヴニカ・ブロックでは、多色化が容易であり、ビートダウンデッキの一つとして成立している。

サンプルレシピ

Edel Zoo [1]
土地 (22)
4 ボロスの駐屯地/Boros Garrison
5 森/Forest
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (24)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman
4 ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch
4 喧騒の貧霊/Rumbling Slum
4 セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage
4 番狼/Watchwolf
呪文 (14)
2 照らす光/Bathe in Light
4 黒焦げ/Char
2 悪魔火/Demonfire
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
2 太陽打ちの槌/Sunforger
サイドボード (15)
1 照らす光/Bathe in Light
2 信仰の足枷/Faith's Fetters
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
1 痕跡消し/Leave No Trace
3 類電の反響/Parallectric Feedback
4 大竜巻/Savage Twister

スタンダード

ギルドパクトの参入により、Three Deuceスタンダードおよびラヴニカ・ブロック構築に復帰した。


Stomping Ground / 踏み鳴らされる地
土地 — 山(Mountain) 森(Forest)

((T):(赤)か(緑)を加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。



Savannah Lions / サバンナ・ライオン (白)
クリーチャー — 猫(Cat)

2/1


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1

旧来からのメインアタッカーである密林の猿人/Kird Ape第9版再録され、またギルドパクト赤緑が強化されたことを機にスタンダードで華々しい復活を遂げる。

前述の密林の猿人や、サバンナ・ライオン/Savannah Lions番狼/Watchwolfといった優秀な軽量クリーチャー展開しつつ、火力で相手クリーチャーを排除する構成は昔と同じ。

Three Deuce同様非常に色拘束がきついため、土地ショックランドが全力投入されており、土地のダメージによりある意味スーサイドっぽくなっている。

タフネス3が比較的多いので、ウィニーの天敵である紅蓮地獄/Pyroclasmに耐性がある。また、サイドボード古の法の神/Kami of Ancient Lawブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan等により、アネックス・ワイルドファイアに若干有利である。

しかし、序盤の攻勢を凌がれるともろいので、神の怒り/Wrath of Godロクソドンの教主/Loxodon Hierarchを擁するよりよい品物などには不利。

神河ブロック落ちにより主力となる今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Kondaを失ったことで徐々にボロスウィニーなどに押され始め、第10版入りで密林の猿人やサバンナ・ライオンを失い消滅した。

後期型

Zoo [2]
土地 (20)
1 冠雪の森/Snow-Covered Forest
4 寺院の庭/Temple Garden
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
2 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 低木林地/Brushland
クリーチャー (20)
4 密林の猿人/Kird Ape
3 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
3 巻物の大魔術師/Magus of the Scroll
4 番狼/Watchwolf
2 荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage
4 なだれ乗り/Avalanche Riders
呪文 (20)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 黒焦げ/Char
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
3 炎の印章/Seal of Fire
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
サイドボード (15)
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
3 ロノムの一角獣/Ronom Unicorn
1 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
4 氷結地獄/Cryoclasm
3 癇しゃく/Fiery Temper
2 反復/Reiterate

初期型

Jones Zoo [3]
土地 (22)
4 戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
1 低木林地/Brushland
1 永岩城/Eiganjo Castle
2 森/Forest
1 カープルーザンの森/Karplusan Forest
1 平地/Plains
4 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
4 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (22)
3 炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman
4 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
3 古の法の神/Kami of Ancient Law
4 密林の猿人/Kird Ape
4 サバンナ・ライオン/Savannah Lions
4 番狼/Watchwolf
呪文 (16)
2 照らす光/Bathe in Light
4 黒焦げ/Char
3 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
3 ショック/Shock
サイドボード (15)
1 血の手の炎/Flames of the Blood Hand
2 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics
3 狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus
2 ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan
4 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
  • スタンダード型のデッキで、最初に実績を挙げたタイプ。
  • バニラクリーチャーが非常に多く、全部で12体。なんとデッキの5枚に1枚の割合であり、「バニラと火力とマナバランス」というキャッチフレーズが付いた。

エクステンデッド

オンスロート期のエクステンデッドでは、「ナヤズーナヤZooNaya Zoo)」「ナヤバーン(Naya Burn)」と呼ばれる純粋な赤緑白ビートダウン型と、アグロドメインの要素を組み込んだ「ドメイン・ズー(Domain Zoo)」の2種類が存在している。イーオスのレインジャー/Ranger of Eosを加えたものは「レンジャー・ズー(Ranger Zoo)」とも呼ばれる。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Tribal Flames / 部族の炎 (1)(赤)
ソーサリー

版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。


フェッチランドを駆使し高速でショックランドを掻き集め、強力なウィニークリーチャー対戦相手ライフ削る。ドメイン・ズーでは部族の炎/Tribal Flamesガイアの力/Gaea's Mightなどの高効率ダメージ源も用いられる。

オンスロート・ブロックが抜けゼンディカーが入った時期に開催されたプロツアーオースティン09ではトップ8の中に4人がZooを採用した。罰する火/Punishing Fire燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillowsコンボを導入し優勝した「ルビンZoo/Rubin ZooもしくはパニッシングZoo/Punishing Zoo」を筆頭に、幽体の行列/Spectral Processionを加えた「幽体Zoo/Spectral Zoo」、溶鉄の雨/Molten Rainを加えた「溶鉄Zoo/Molten Zoo」が新種としてベスト8に入った。

ドメイン・ズー型の詳細はアグロドメインを参照。

サンプルレシピ1

ナヤバーン [4]
土地 (21)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
1 森/Forest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
2 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
3 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda
4 密林の猿人/Kird Ape
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 長毛のソクター/Woolly Thoctar
呪文 (15)
2 火葬/Incinerate
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
3 炎の印章/Seal of Fire
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
サイドボード (15)
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 忘却の輪/Oblivion Ring
4 紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar
3 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
1 法の定め/Rule of Law
3 火山の流弾/Volcanic Fallout

サンプルレシピ2

Rubin Zoo [5]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
1 森/Forest
1 幽霊街/Ghost Quarter
4 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
2 湿地の干潟/Marsh Flats
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 山/Mountain
1 平地/Plains
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
2 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (21)
3 悪斬の天使/Baneslayer Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
3 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
呪文 (15)
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 稲妻/Lightning Bolt
2 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
4 罰する火/Punishing Fire
サイドボード (15)
3 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 血染めの月/Blood Moon
3 幽霊街/Ghost Quarter
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage


モダン

赤緑白の優秀なクリーチャー陣営、高効率火力対抗色フェッチランドによるマナ基盤の安定性によりモダン環境の発足時から有力なアーキタイプとして成立していた。


Wild Nacatl / 野生のナカティル (緑)
クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)

野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。

1/1


Green Sun's Zenith / 緑の太陽の頂点 (X)(緑)
ソーサリー

あなたのライブラリーからマナ総量がX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。


動きは旧エクステンデッドレガシーのそれとほぼ同じであり、優秀なクリーチャーに火力を織り交ぜた典型的なビートダウンである。

速度と安定性の高さは随一な半面、ビートダウンゆえのコンボデッキへの脆さを持つため、カウンターを搭載してクロック・パーミッション的な立ち回りをするものもある(→*1)。また、緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithで主力や必要なクリーチャーをサーチするシルバーバレット戦略をとるものが多かったが、その採用率の高さゆえに緑の太陽の頂点は2011年10月1日よりモダンの禁止カードに指定されてしまった。それでもZooの隆盛が止まらなかったため、さらに野生のナカティル/Wild Nacatl2012年1月1日より禁止された。

その後2014年2月7日に野生のナカティルが解禁されたが、やはりコンボデッキとの相性の悪さが影響して芳しい結果を残せていない。

サンプルレシピ1

Counter Cats [6]
土地 (22)
1 森/Forest
1 平地/Plains
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 寺院の庭/Temple Garden
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 蒸気孔/Steam Vents
1 地平線の梢/Horizon Canopy
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
2 湿地の干潟/Marsh Flats
1 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 地盤の際/Tectonic Edge
クリーチャー (18)
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
1 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
呪文 (20)
4 流刑への道/Path to Exile
4 稲妻/Lightning Bolt
3 バントの魔除け/Bant Charm
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
サイドボード (15)
1 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
1 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
3 瞬間凍結/Flashfreeze
3 統一された意思/Unified Will
1 法の定め/Rule of Law
2 ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
1 地盤の際/Tectonic Edge


サンプルレシピ2

Bloody Zoo (Modern) [7]
土地 (22)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 地平線の梢/Horizon Canopy
2 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 地盤の際/Tectonic Edge
1 寺院の庭/Temple Garden
1 湿地の干潟/Marsh Flats
2 平地/Plains
2 森/Forest
1 山/Mountain
クリーチャー (23)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
呪文 (11)
3 血染めの月/Blood Moon
3 稲妻/Lightning Bolt
3 稲妻のらせん/Lightning Helix
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
1 殴打頭蓋/Batterskull
サイドボード (15)
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
2 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
2 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
2 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
2 高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells
2 硫黄の精霊/Sulfur Elemental
1 流刑への道/Path to Exile
1 殴打頭蓋/Batterskull
1 焼却/Combust


サンプルレシピ3

4c Zoo(Modern) [8]
土地 (22)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
2 寺院の庭/Temple Garden
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 聖なる鋳造所/Sacred Foundry
1 神無き祭殿/Godless Shrine
1 血の墓所/Blood Crypt
1 山/Mountain
1 平地/Plains
1 森/Forest
クリーチャー (26)
4 野生のナカティル/Wild Nacatl
4 密林の猿人/Kird Ape
2 貴族の教主/Noble Hierarch
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
2 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
3 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost
4 包囲サイ/Siege Rhino
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
呪文 (12)
4 稲妻/Lightning Bolt
4 稲妻のらせん/Lightning Helix
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
1 摩耗+損耗/Wear+Tear
1 破壊的な享楽/Destructive Revelry
2 コーの火歩き/Kor Firewalker
1 殺戮遊戯/Slaughter Games
2 窒息/Choke
2 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
1 石のような静寂/Stony Silence
1 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
3 火山の流弾/Volcanic Fallout


  • 野生のナカティル解禁後の黒赤緑白4色デッキ。

レガシー

レガシーにも存在するデッキタイプである。詳細はZoo/レガシーを参照。

黎明期

元来は黎明期のエターナルに存在した多色デッキウィニーを指す表現であった。


Kird Ape / 密林の猿人 (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape)

密林の猿人は、あなたが森(Forest)をコントロールしているかぎり+1/+2の修整を受ける。

1/1


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


密林の猿人/Kird Apeなどのクリーチャーによるビートダウン稲妻/Lightning Boltチャネル/Channel火の玉/Fireballなどの大量の火力でサポートする。

デュアルランドによりマナ基盤の安定性も高いうえ、多色デッキの利点を活かし黎明期らしくパワー9などの強力な制限カードをフルに使うことができる。

サンプルレシピ

メインデッキ (61)
クリーチャー (12)
3 アルゴスのピクシー/Argothian Pixies
3 極楽鳥/Birds of Paradise
2 疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish
4 密林の猿人/Kird Ape
インスタント・ソーサリー (20)
1 チャネル/Channel
1 新たな芽吹き/Regrowth
4 Chain Lightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 火の玉/Fireball
1 Demonic Tutor
1 精神錯乱/Mind Twist
1 Ancestral Recall
2 心霊破/Psionic Blast
1 Time Walk
エンチャント・アーティファクト (9)
1 森の知恵/Sylvan Library
1 支配魔法/Control Magic
1 Black Lotus
1 Chaos Orb
1 氷の干渉器/Icy Manipulator
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Sapphire
1 Mox Jet
土地 (20)
2 Bayou
2 真鍮の都/City of Brass
4 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
4 Taiga
4 Tropical Island
4 Volcanic Island

参考

MOBILE