バーン

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[[ライフ]]20点を削りきることを基準としているため[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などの[[軽減]]やライフ[[回復]]に非常に弱いが、一度突っ走ると圧倒的な攻撃力を発揮する魅力的なデッキである。[[山]]2枚から10点ダメージが飛び出したり、1[[ターン]]目からライフをそこそこ削ることができたりする。
 
  
火力を使うため、クリーチャーなどと違い対応策が少ないことが最大の利点である。クリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をされたり[[攻撃]]することを阻害される、[[除去]]されるなど対応策が豊富であるが、火力は「[[軽減]]、[[打ち消す|打ち消し]]、[[手札]]や[[土地]][[破壊]]などによる[[プレイ]]の阻害」以外では対応がしにくい。なお、この火力の対応策はクリーチャーにも使えるため、それだけ火力の“通りやすさ”がわかると思われる。
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[[ライフ]]20点を[[削る|削り]]きることを基準としているため[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]などの[[軽減]]やライフ[[回復]]に非常に弱いが、一度突っ走ると圧倒的な攻撃力を発揮する魅力的なデッキである。[[]]2枚から10点ダメージが飛び出したり、1[[ターン]]目からライフをそこそこ削ることができたりする。
  
また、[[召喚酔い]]がないことや、同[[コスト]]のクリーチャーのパワーよりダメージが大きいことによるスピードも大きな利点である。そのため、クリーチャーでも[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]のような、いわゆる[[歩く火力]]は使われたりする。
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火力を中心とするため、[[クリーチャー]]などと違い対応策が少ないことが最大の利点である。クリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]][[攻撃制限]][[除去]]など対応策が豊富であるが、火力は軽減、[[打ち消す|打ち消し]]、[[手札破壊]]や[[土地破壊]]などによる[[唱える]]ことの阻害以外では対応がしにくい。なお、この火力の対応策はクリーチャーにも使えるため、それだけ火力の“通りやすさ”がわかると思われる。
  
ただし、一点突破主義的なデッキのためにいろいろな対策カード1枚であっさり完封されてしまうなどといった欠点も併せ持つ。対策が容易なのが難点であるが、[[メタる|メタら]]れなければそれなりに強い。わりと昔から存在しており、[[白ウィニー]]などと同じく愛好者は多い。
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また、[[召喚酔い]]がないことや、同[[コスト]]のクリーチャーの[[パワー]]よりダメージが大きいことによるスピードも大きな利点である。そのため、クリーチャーでも[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]のような、いわゆる[[歩く火力]]は使われる場合もある。
  
また、バーンというと超速攻デッキに始終するという認識もあるが、必ずしもそうではない。[[アドバンテージ]]を得ながら確実にライフを削っていくタイプもあるし、黎明期には[[石の壁/Wall of Stone]][[踊る円月刀/Dancing Scimitar]]といった[[ブロッカー]]を投入して防御に気を配ったものもあった。
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ただし、一点突破主義的なデッキのためにいろいろな対策カード1枚であっさり完封されてしまうなどといった欠点も併せ持つ。また序盤を凌がれると息切れしやすいため、何らかの[[アドバンテージ]]源を搭載することもしばしば。
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様々な欠点を持つが、[[メタる|メタら]]れなければそれなりに強い。黎明期より存在しており、[[白ウィニー]]などと同じく愛好者は多い。
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*ある程度バーン要素が強めの[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]であってもバーンの一種とみなされる場合もある。区別のために、歩く火力以外のクリーチャーを使用しない特化したバーンデッキを[[フルバーン]]と呼ぶ場合もある。
  
 
==デッキ構築==
 
==デッキ構築==
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ただし、デッキ[[構築]]や[[プレイング]]は相当難しい。ただ「[[土地]]と火力でデッキを組んで全部[[対戦相手]]に撃ち込めばいい」というものではない。そんなことをしていたら、よほど優秀な火力がないかぎり、相手の[[ライフ]]を削り切る前に[[クリーチャー]]に[[殴る|殴り]]殺されてしまう。かといって火力で正直にクリーチャーを1体1体[[除去]]していたら、[[対戦相手]]に撃つ分が足りなくなって息切れしてしまう。無視すべきか[[焼く|焼き]]落とすか、その判断を常に計算しなければならないが、クリーチャー同士の殴り合いと違い、目に見える状況は相手だけなので、読み切る力の難しさは[[パーミッション]]をも遥かにしのぐ。
 
ただし、デッキ[[構築]]や[[プレイング]]は相当難しい。ただ「[[土地]]と火力でデッキを組んで全部[[対戦相手]]に撃ち込めばいい」というものではない。そんなことをしていたら、よほど優秀な火力がないかぎり、相手の[[ライフ]]を削り切る前に[[クリーチャー]]に[[殴る|殴り]]殺されてしまう。かといって火力で正直にクリーチャーを1体1体[[除去]]していたら、[[対戦相手]]に撃つ分が足りなくなって息切れしてしまう。無視すべきか[[焼く|焼き]]落とすか、その判断を常に計算しなければならないが、クリーチャー同士の殴り合いと違い、目に見える状況は相手だけなので、読み切る力の難しさは[[パーミッション]]をも遥かにしのぐ。
  
さらに、単純に焼けばいいという話ではなく、1ターンにどれだけ大きなダメージを与えられるか、ということを数ターンを見越して考えなくてはならない。[[コンボ]]デッキほどではなくとも結構頭を使うデッキタイプである。
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さらに、単純に焼けばいいという話ではなく、1ターンにどれだけ大きなダメージを与えられるか、ということを数ターンを見越して考えなくてはならない。[[コンボデッキ]]ほどではなくとも結構頭を使うデッキタイプである。
  
 
===火力===
 
===火力===
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効率良くカードを使っていくために、火力以外の補助カード([[等時の王笏/Isochron Scepter]]や[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]など)も入れる必要がある。それらの補助カードが手札に来なければ無意味なので、相応の枚数は必要だが、入れすぎると肝心の火力が減ってしまって本末転倒になるというもどかしさがある。
 
効率良くカードを使っていくために、火力以外の補助カード([[等時の王笏/Isochron Scepter]]や[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]など)も入れる必要がある。それらの補助カードが手札に来なければ無意味なので、相応の枚数は必要だが、入れすぎると肝心の火力が減ってしまって本末転倒になるというもどかしさがある。
  
手札と土地、自分のライフのみ[[リソース]]とする([[パーマネント]]を[[展開]]しない)ことから、息切れを防ぐためにカード[[引く|ドロー]]も重要。赤[[単色]]では[[怒鳴りつけ/Browbeat]]や[[生体融合帽/Grafted Skullcap]]が一般的だが、他の[[色]]を混ぜて[[嘘か真か/Fact or Fiction]]や[[夜の囁き/Night's Whisper]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]などを採用するケースも見られる。
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手札と土地、自分のライフのみ[[リソース]]とする([[パーマネント]]を[[展開]]しない)ことから、息切れを防ぐためにカード[[引く|ドロー]]も重要。[[赤単色デッキ|赤単色]]では[[怒鳴りつけ/Browbeat]]や[[生体融合帽/Grafted Skullcap]]が一般的だが、他の[[色]]を混ぜて[[嘘か真か/Fact or Fiction]]や[[夜の囁き/Night's Whisper]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]などを採用するケースも見られる。
  
 
また、火力だけではクリーチャーへの対応が厳しい場合は、他の[[パーマネント]][[除去]]などを採用する場合もある。
 
また、火力だけではクリーチャーへの対応が厳しい場合は、他の[[パーマネント]][[除去]]などを採用する場合もある。
  
 
===マナカーブ===
 
===マナカーブ===
[[マナカーブ]]も非常に重視される。基本的に1〜3マナ圏のカードのみにしたいが、[[スタンダード]]程度の[[カード・プール]]ではそうは言ってられず、決め手となるカードを入れなければならない。その決め手となるカードの[[マナ・コスト]]にも悩まされる。扱いの非常に難しいデッキである。
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[[マナカーブ]]も非常に重視される。基本的に1~3マナ圏のカードのみにしたいが、[[スタンダード]]程度の[[カード・プール]]ではそうは言ってられず、決め手となるカードを入れなければならない。その決め手となるカードの[[マナ・コスト]]にも悩まされる。扱いの非常に難しいデッキである。
  
 
==アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期==
 
==アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期==
 
 
[[稲妻/Lightning Bolt]]を筆頭とする優秀な[[火力]]に恵まれた[[環境]]であり、実戦レベルのバーンも[[構築]]可能となった。
 
[[稲妻/Lightning Bolt]]を筆頭とする優秀な[[火力]]に恵まれた[[環境]]であり、実戦レベルのバーンも[[構築]]可能となった。
  
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==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
 
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
[[火葬/Incinerate]]・[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]]をはじめとした優良[[火力]][[呪文]]と、[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]などの高性能な[[歩く火力]]の存在、それに[[ミシュラランド]]が加わったことで[[赤]][[単色|]]バーンが復権を果たす。
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[[火葬/Incinerate]]・[[裂け目の稲妻/Rift Bolt]]をはじめとした優良[[火力]][[呪文]]と、[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]などの高性能な[[歩く火力]]の存在、それに[[ミシュラランド]]が加わったことで[[赤単色デッキ|赤単]]バーンが復権を果たす。
  
 
{{#card:Mogg Fanatic}}
 
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だが、[[シャドウムーア]]、[[イーブンタイド]]では[[復讐の亜神/Demigod of Revenge]]などのビートダウン向け[[カード]]が増え、赤単[[デッキ]]は[[スライ#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|スライ]]のほうが主流になった。
 
だが、[[シャドウムーア]]、[[イーブンタイド]]では[[復讐の亜神/Demigod of Revenge]]などのビートダウン向け[[カード]]が増え、赤単[[デッキ]]は[[スライ#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|スライ]]のほうが主流になった。
  
*同時期にはバーンと[[背骨岩の小山/Spinerock Knoll]]の相性を生かしたバーン系[[ストーム (デッキ)|ストーム]]・[[コンボ]]デッキも存在した。(→[[ドラゴンストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|ドラゴンストーム]]、[[刈り痕ストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|刈り痕ストーム]])
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*同時期にはバーンと[[背骨岩の小山/Spinerock Knoll]]の相性を生かしたバーン系[[ストーム (デッキ)|ストーム]]・[[コンボデッキ]]も存在した。(→[[ドラゴンストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|ドラゴンストーム]]、[[刈り痕ストーム#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|刈り痕ストーム]])
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
 
**[[グランプリ静岡08]] 初日全勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gpshi08/welcome-ja 参考])
 
**[[グランプリ静岡08]] 初日全勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gpshi08/welcome-ja 参考])
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==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期==
 
==神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期==
同時期にバーンの天敵[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]が存在する逆境の時代。そんな中、[[ラヴニカ・ブロック]]の[[多色]]推奨の流れに沿い他の[[色]]を加えて生き残りを図るデッキが存在した。
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同時期にバーンの天敵[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]が存在する逆境の時代。そんな中、[[ラヴニカ・ブロック]]の[[多色デッキ|多色]]推奨の流れに沿い他の[[色]]を加えて生き残りを図るデッキが存在した。
  
 
{{#card:Seal of Fire}}
 
{{#card:Seal of Fire}}
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==ミラディン・ブロック期==
 
==ミラディン・ブロック期==
 
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[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りの[[赤単色デッキ|赤単]]バーン、[[ビッグ・レッド]]が存在した。
[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りの[[赤]][[単色|]]バーン、[[ビッグ・レッド]]が存在した。
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{{#card:Arc-Slogger}}
 
{{#card:Arc-Slogger}}
 
{{#card:Pulse of the Forge}}
 
{{#card:Pulse of the Forge}}
  
もとは[[ミラディン・ブロック構築]]で[[親和 (デッキ)|親和]]対策の[[アーティファクト]][[破壊]]を投入しやすい赤に注目が集まったのが始まり。[[デッキパワー]]が高く、同時期の[[スタンダード]]でも活躍している。
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もとは[[ミラディン・ブロック構築]]で[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]]対策の[[アーティファクト]][[破壊]]を投入しやすい赤に注目が集まったのが始まり。[[デッキパワー]]が高く、同時期の[[スタンダード]]でも活躍している。
  
 
[[弧炎撒き/Arc-Slogger]]や[[溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge]]など単体の[[カードパワー]]が高いのも特徴。
 
[[弧炎撒き/Arc-Slogger]]や[[溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge]]など単体の[[カードパワー]]が高いのも特徴。
  
 
==ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期==
 
==ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期==
 
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超強力な[[テンペスト・ブロック]]が抜け、[[火力]]では対処のしづらい[[マスティコア/Masticore]]などが跋扈する逆境の時代。しかし、[[メタゲーム]]の中心にある[[トリニティ]]系[[デッキ]]に対抗するべく火力を搭載したバーンデッキが存在した。
超強力な[[テンペスト・ブロック]]が抜け、[[火力]]では対処のしづらい[[マスティコア/Masticore]]などが跋扈する逆境の時代。しかし、[[メタゲーム]]の中心にある[[トリニティ]]系[[デッキ]]に対抗するべく火力を搭載したバーン[[デッキ]]が存在した。
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{{#card:Earthquake}}
 
{{#card:Earthquake}}
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
 
**[[アジア太平洋選手権00]] 第11位 ([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=APAC00/welcome 参考])
 
**[[アジア太平洋選手権00]] 第11位 ([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=APAC00/welcome 参考])
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==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期==
 
==ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期==
 
 
優秀な[[赤]]の[[カード]]がこの時期に結集し、バーンは黄金期を迎える。
 
優秀な[[赤]]の[[カード]]がこの時期に結集し、バーンは黄金期を迎える。
  
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|3||[[解呪/Disenchant]]
 
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==黎明期==
 
==黎明期==
 
 
[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火の玉/Fireball]]・[[火葬/Incinerate]]の[[火力]]三枚看板を擁し、バーンは黎明期から人気が高かった。
 
[[稲妻/Lightning Bolt]]・[[火の玉/Fireball]]・[[火葬/Incinerate]]の[[火力]]三枚看板を擁し、バーンは黎明期から人気が高かった。
  
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|1||[[ドワーフ都市の廃墟/Dwarven Ruins]]
 
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==エクステンデッド(デュアルランド期)==
 
==エクステンデッド(デュアルランド期)==
 
 
初期の[[エクステンデッド]]では、[[ネクロ]]や[[シュナイダーポックス|Pox]]に対抗しやすい[[フルバーン]][[デッキ]]が存在した。
 
初期の[[エクステンデッド]]では、[[ネクロ]]や[[シュナイダーポックス|Pox]]に対抗しやすい[[フルバーン]][[デッキ]]が存在した。
  
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==レガシー==
 
==レガシー==
 
 
過去の優良[[火力]]が自由に使える[[レガシー]]ではそれなりの勢力を誇る。主力火力に[[禁止カード|禁止]]や[[制限カード|制限]]がかけられていないのも重要。
 
過去の優良[[火力]]が自由に使える[[レガシー]]ではそれなりの勢力を誇る。主力火力に[[禁止カード|禁止]]や[[制限カード|制限]]がかけられていないのも重要。
  
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[レガシー選手権10]] ベスト8([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/104 参考])
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**[[レガシー選手権10]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/104 参考])
 
**使用者:[[Peter Franke]]
 
**使用者:[[Peter Franke]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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==参考==
 
==参考==
 
*[[Premium Deck Series: Fire & Lightning]]
 
*[[Premium Deck Series: Fire & Lightning]]
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*[http://archive.mtg-jp.com/reading/010092/ デッキタイムトラベル!:赤単編](文:[[浅原晃]])
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/rc/217 開幕三点!](ReConstructed、文:[[Gavin Verhey]])
 
*[[フルバーン]]
 
*[[フルバーン]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
  
*[http://archive.mtg-jp.com/reading/010092/ デッキタイムトラベル!:赤単編](文:[[浅原晃]]
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[[Category:赤単色デッキ|*]]
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/rc/217 開幕三点!](ReConstructed、文:[[Gavin Verhey]]
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[[Category:バーンデッキ|*]]
**モダン(~[[ラヴニカへの回帰]])での解説。
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[[Category:スタンダードデッキ|はあん]]
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[[Category:エクステンデッドデッキ|はあん]]
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[[Category:レガシーデッキ|はあん]]
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[[Category:Pauperデッキ|はあん]]

2013年5月11日 (土) 01:28時点における版

バーン(Burn)とは、の直接ダメージ呪文火力)を主体に構成されたデッキクリーチャーをいっさい投入しないノンクリーチャー・タイプも珍しくない。

目次

概要


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。



Fireball / 火の玉 (X)(赤)
ソーサリー

この呪文を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち望む数を対象とする。火の玉はそれらにそれぞれ、X点を端数を切り捨てて均等に割った点数のダメージを与える。


ライフ20点を削りきることを基準としているため赤の防御円/Circle of Protection: Redなどの軽減やライフ回復に非常に弱いが、一度突っ走ると圧倒的な攻撃力を発揮する魅力的なデッキである。2枚から10点ダメージが飛び出したり、1ターン目からライフをそこそこ削ることができたりする。

火力を中心とするため、クリーチャーなどと違い対応策が少ないことが最大の利点である。クリーチャーはブロック攻撃制限除去など対応策が豊富であるが、火力は軽減、打ち消し手札破壊土地破壊などによる唱えることの阻害以外では対応がしにくい。なお、この火力の対応策はクリーチャーにも使えるため、それだけ火力の“通りやすさ”がわかると思われる。

また、召喚酔いがないことや、同コストのクリーチャーのパワーよりダメージが大きいことによるスピードも大きな利点である。そのため、クリーチャーでもボール・ライトニング/Ball Lightningのような、いわゆる歩く火力は使われる場合もある。

ただし、一点突破主義的なデッキのためにいろいろな対策カード1枚であっさり完封されてしまうなどといった欠点も併せ持つ。また序盤を凌がれると息切れしやすいため、何らかのアドバンテージ源を搭載することもしばしば。

様々な欠点を持つが、メタられなければそれなりに強い。黎明期より存在しており、白ウィニーなどと同じく愛好者は多い。

  • ある程度バーン要素が強めのビートダウンデッキであってもバーンの一種とみなされる場合もある。区別のために、歩く火力以外のクリーチャーを使用しない特化したバーンデッキをフルバーンと呼ぶ場合もある。

デッキ構築

ショック/Shockなどに代表される優良な火力呪文は、コモンアンコモンに設定されていることが多く、初心者プレイヤーでも手を出しやすいデッキであり、それなりに強い。ミラージュ~テンペスト期のバーンの隆盛を考慮してか一時期火力の性能は著しく落ちたが、近年は再び質が向上しつつある。

ただし、デッキ構築プレイングは相当難しい。ただ「土地と火力でデッキを組んで全部対戦相手に撃ち込めばいい」というものではない。そんなことをしていたら、よほど優秀な火力がないかぎり、相手のライフを削り切る前にクリーチャー殴り殺されてしまう。かといって火力で正直にクリーチャーを1体1体除去していたら、対戦相手に撃つ分が足りなくなって息切れしてしまう。無視すべきか焼き落とすか、その判断を常に計算しなければならないが、クリーチャー同士の殴り合いと違い、目に見える状況は相手だけなので、読み切る力の難しさはパーミッションをも遥かにしのぐ。

さらに、単純に焼けばいいという話ではなく、1ターンにどれだけ大きなダメージを与えられるか、ということを数ターンを見越して考えなくてはならない。コンボデッキほどではなくとも結構頭を使うデッキタイプである。

火力

1・2マナの扱いやすいカードが主力だが、効率的なダメージを念頭に置くなら、火炎破/Fireblast音波の炸裂/Sonic Burstのように使いどころが難しいが強力なカードを使う必要が出てくる。柔軟なプレイを考えるならば、インスタントソーサリーの比率も考えなくてはならない。

呪われた巻物/Cursed Scrollなどの恒久火力も息切れを防いでくれる重要なカードである。

クリーチャー

いかに火力が優秀であるとしても、クリーチャーのダメージ効率の優秀さを捨て置くことはできない。

火力とクリーチャーのコンビネーションによる攻撃を突き詰めるとスライに分類されるデッキに近くなるが、バーン戦略でも採用されるクリーチャーという物は存在する。1つはボール・ライトニングに代表される歩く火力。次にモグの狂信者/Mogg Fanaticなどの火力内蔵クリーチャーである。前者は同じマナ域の呪文としてダメージ効率が高いことが多く、ソーサリーによる干渉が無い。後者は除去の損失を最低限に抑えつつ本体への直接ダメージ能力もあり、火力とクリーチャーの長所を併せ持つ。

特にアドバンテージを重視しつつ敵を焼ききるタイプのデッキでは、後者に加えてミシュラランドを投入することがある。

また、黎明期ではオーグ/Orggなどのデメリット持ちファッティも採用されている。

補助

効率良くカードを使っていくために、火力以外の補助カード(等時の王笏/Isochron Scepter吠えたける鉱山/Howling Mineなど)も入れる必要がある。それらの補助カードが手札に来なければ無意味なので、相応の枚数は必要だが、入れすぎると肝心の火力が減ってしまって本末転倒になるというもどかしさがある。

手札と土地、自分のライフのみリソースとする(パーマネント展開しない)ことから、息切れを防ぐためにカードドローも重要。赤単色では怒鳴りつけ/Browbeat生体融合帽/Grafted Skullcapが一般的だが、他のを混ぜて嘘か真か/Fact or Fiction夜の囁き/Night's Whisper闇の腹心/Dark Confidantなどを採用するケースも見られる。

また、火力だけではクリーチャーへの対応が厳しい場合は、他のパーマネント除去などを採用する場合もある。

マナカーブ

マナカーブも非常に重視される。基本的に1~3マナ圏のカードのみにしたいが、スタンダード程度のカード・プールではそうは言ってられず、決め手となるカードを入れなければならない。その決め手となるカードのマナ・コストにも悩まされる。扱いの非常に難しいデッキである。

アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期

稲妻/Lightning Boltを筆頭とする優秀な火力に恵まれた環境であり、実戦レベルのバーンも構築可能となった。


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。



Searing Blaze / 焼尽の猛火 (赤)(赤)
インスタント

プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体と、そのプレイヤーかプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに1点、そのクリーチャーに1点のダメージを与える。
上陸 ― このターン、土地があなたのコントロール下で戦場に出ているなら、代わりに焼尽の猛火はそのプレイヤーかプレインズウォーカーに3点、そのクリーチャーに3点のダメージを与える。



Ball Lightning / ボール・ライトニング (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。

6/1

板金鎧の土百足/Plated Geopedeカルガの竜王/Kargan Dragonlordなどの優秀ウィニークリーチャーを主力としたスライの方が優勢であるが、それらを外し歩く火力をメインにしたバーンよりのデッキも存在している。

サンプルレシピ

Mono-Red [1]
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
8 山/Mountain
4 沸騰する小湖/Scalding Tarn
4 くすぶる尖塔/Smoldering Spires
4 ぐらつく峰/Teetering Peaks
クリーチャー (16)
4 ボール・ライトニング/Ball Lightning
4 ゴブリンの先達/Goblin Guide
4 地獄の雷/Hell's Thunder
4 地獄火花の精霊/Hellspark Elemental
呪文 (20)
4 噴出の稲妻/Burst Lightning
4 地震/Earthquake
4 稲妻/Lightning Bolt
4 焼尽の猛火/Searing Blaze
4 よろめきショック/Staggershock
サイドボード (15)
4 壊滅的な召喚/Devastating Summons
2 二股の稲妻/Forked Bolt
4 ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker
2 魔力のとげ/Manabarbs
3 跳ね返りの罠/Ricochet Trap


時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

火葬/Incinerate裂け目の稲妻/Rift Boltをはじめとした優良火力呪文と、モグの狂信者/Mogg Fanaticなどの高性能な歩く火力の存在、それにミシュラランドが加わったことで赤単バーンが復権を果たす。


Mogg Fanatic / モグの狂信者 (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)

モグの狂信者を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。モグの狂信者はそれに1点のダメージを与える。

1/1


Mutavault / 変わり谷
土地

(T):(◇)を加える。
(1):ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。


特にモーニングタイド変わり谷/Mutavaultが加わったことでデッキの完成度が高まった。これとギトゥの宿営地/Ghitu Encampmentビートダウンしつつ火力でサポートする。

グランプリ静岡08の直前に話題になり、実際にグランプリ本戦で初日全勝者を輩出している。

だが、シャドウムーアイーブンタイドでは復讐の亜神/Demigod of Revengeなどのビートダウン向けカードが増え、赤単デッキスライのほうが主流になった。

サンプルレシピ

Mono-Red Burn [2]
土地 (24)
3 ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment
2 地平線の梢/Horizon Canopy
15 山/Mountain
4 変わり谷/Mutavault
クリーチャー (14)
4 田舎の破壊者/Countryside Crusher
2 大いなるガルガドン/Greater Gargadon
4 ケルドの匪賊/Keldon Marauders
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
呪文 (22)
4 火葬/Incinerate
4 つっかかり/Lash Out
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
4 欠片の飛来/Shard Volley
2 ショック/Shock
4 硫黄破/Sulfurous Blast
サイドボード (15)
4 氷結地獄/Cryoclasm
4 ドラゴンの爪/Dragon's Claw
4 月の大魔術師/Magus of the Moon
3 魔力のとげ/Manabarbs


神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

同時期にバーンの天敵梅澤の十手/Umezawa's Jitteが存在する逆境の時代。そんな中、ラヴニカ・ブロック多色推奨の流れに沿い他のを加えて生き残りを図るデッキが存在した。


Seal of Fire / 炎の印章 (赤)
エンチャント

炎の印章を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の印章はそれに2点のダメージを与える。



Char / 黒焦げ (2)(赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。黒焦げはそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。


を加え神の怒り/Wrath of Godを搭載した赤白ボロスバーンタッチ闇の腹心/Dark Confidantで息切れを防ぐ黒赤ラクドスバーンなどが代表例。

火力には炎の印章/Seal of Fire黒焦げ/Charなどが用いられた。

ミラディン・ブロック期

コントロール寄りの赤単バーン、ビッグ・レッドが存在した。


Arc-Slogger / 弧炎撒き (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ビースト(Beast)

(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。

4/5


Pulse of the Forge / 溶鉱炉の脈動 (1)(赤)(赤)
インスタント

プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶鉱炉の脈動はそれに4点のダメージを与える。その後そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーのライフがあなたより多いなら、溶鉱炉の脈動をオーナーの手札に戻す。


もとはミラディン・ブロック構築親和対策のアーティファクト破壊を投入しやすい赤に注目が集まったのが始まり。デッキパワーが高く、同時期のスタンダードでも活躍している。

弧炎撒き/Arc-Slogger溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forgeなど単体のカードパワーが高いのも特徴。

ウルザ・ブロック+マスクス・ブロック期

超強力なテンペスト・ブロックが抜け、火力では対処のしづらいマスティコア/Masticoreなどが跋扈する逆境の時代。しかし、メタゲームの中心にあるトリニティデッキに対抗するべく火力を搭載したバーンデッキが存在した。


Earthquake / 地震 (X)(赤)
ソーサリー

地震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。



Pillage / 略奪 (1)(赤)(赤)
ソーサリー

アーティファクト1つか土地1つを対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


クリーチャーの枚数を削り、マナ・クリーチャーを殺しやすい弧状の稲妻/Arc Lightning地震/Earthquakeを採用。略奪/Pillageを入れてマスティコアに対抗する。単色デッキのためリシャーダの港/Rishadan Portももちろんフル投入する。

サンプルレシピ

MonoRed Burn [3]
土地 (23)
3 ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment
16 山/Mountain
4 リシャーダの港/Rishadan Port
クリーチャー (12)
4 ゴブリンの士官候補生/Goblin Cadets
4 ゴブリン巡視部隊/Goblin Patrol
2 ケルドのチャンピオン/Keldon Champion
2 老練の喧嘩屋/Veteran Brawlers
呪文 (25)
3 弧状の稲妻/Arc Lightning
4 地震/Earthquake
4 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
2 略奪/Pillage
1 命知らず/Reckless Abandon
3 リスティックの稲妻/Rhystic Lightning
4 炎の印章/Seal of Fire
4 ショック/Shock
サイドボード (15)
2 火口の乱暴者/Crater Hellion
1 呪われたトーテム像/Cursed Totem
3 弱者の石/Meekstone
2 湯焼/Scald
2 からみつく鉄線/Tangle Wire
3 スランの鋳造所/Thran Foundry
2 スランのレンズ/Thran Lens


ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期

優秀なカードがこの時期に結集し、バーンは黄金期を迎える。


Ball Lightning / ボール・ライトニング (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。

6/1


Cursed Scroll / 呪われた巻物 (1)
アーティファクト

(3),(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。カード名を1つ選ぶ。その後、あなたの手札からカードを1枚、無作為に公開する。そのカードが選ばれた名前を持つ場合、呪われた巻物はそれに2点のダメージを与える。


火葬/Incinerate火炎破/Fireblast音波の炸裂/Sonic Burstなどの粒揃いの火力クリーチャーには、歩く火力モグの狂信者/Mogg Fanaticボール・ライトニング/Ball Lightning。それに再利用可能な無色ダメージ源である呪われた巻物/Cursed Scrollまで加わり、バーンは一大勢力を築くに至った。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (14)
3 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 スークアタの槍騎兵/Suq'Ata Lancer
2 ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker
3 タールルーム・ミノタウルス/Talruum Minotaur
2 オーグ/Orgg
呪文 (23)
4 火葬/Incinerate
4 焚きつけ/Kindle
4 火炎破/Fireblast
2 ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch
2 地震/Earthquake
4 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
3 ルビーの大メダル/Ruby Medallion
土地 (23)
19 山/Mountain
3 流砂/Quicksand
1 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
3 解呪/Disenchant
2 孤独の都/City of Solitude
3 上天の閃光/AEther Flash
3 紅蓮破/Pyroblast
4 真鍮の都/City of Brass

黎明期

稲妻/Lightning Bolt火の玉/Fireball火葬/Incinerate火力三枚看板を擁し、バーンは黎明期から人気が高かった。


Incinerate / 火葬 (1)(赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。



Black Vise / 黒の万力 (1)
アーティファクト

黒の万力が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、黒の万力はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、そのプレイヤーの手札のカードの枚数引く4である。


驚異的なダメージ効率を誇る黒の万力/Black Viseも大きい。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (11)
2 オークのスパイ/Orcish Spy
4 ウスデン・トロール/Uthden Troll
2 ゴブリン気球部隊/Goblin Balloon Brigade
1 ゴブリンの突然変異/Goblin Mutant
2 オーグ/Orgg
呪文 (27)
4 稲妻/Lightning Bolt
4 石の雨/Stone Rain
1 石臼/Millstone
1 道化の帽子/Jester's Cap
1 氷の干渉器/Icy Manipulator
3 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
1 ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome
4 火葬/Incinerate
1 爆破/Detonate
1 火の玉/Fireball
2 分解/Disintegrate
4 黒の万力/Black Vise
土地 (22)
17 山/Mountain
4 露天鉱床/Strip Mine
1 ドワーフ都市の廃墟/Dwarven Ruins
サイドボード
1 ドワーフの砦/Dwarven Hold
1 Zuran Orb
2 鉄の星/Iron Star
1 紅蓮地獄/Pyroclasm
2 Anarchy
2 野火/Flashfires
2 粉砕/Shatter
4 赤霊破/Red Elemental Blast

エクステンデッド(デュアルランド期)

初期のエクステンデッドでは、ネクロPoxに対抗しやすいフルバーンデッキが存在した。


Scent of Cinder / 燃えがらの匂い (1)(赤)
ソーサリー

あなたの手札にある赤のカードを望む枚数だけ公開する。クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。燃えがらの匂いはそれにX点のダメージを与える。Xは、これにより公開されたカードの数に等しい。


特に、燃えがらの匂い/Scent of Cinderまで投入したタイプは匂いバーンと呼ばれる。

レガシー

過去の優良火力が自由に使えるレガシーではそれなりの勢力を誇る。主力火力に禁止制限がかけられていないのも重要。


Lava Spike / 溶岩の撃ち込み (赤)
ソーサリー — 秘儀(Arcane)

プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。溶岩の撃ち込みはそのプレイヤーに3点のダメージを与える。



Fireblast / 火炎破 (4)(赤)(赤)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、山(Mountain)を2つ生け贄に捧げることを選んでもよい。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炎破はそれに4点のダメージを与える。


稲妻/Lightning BoltChain Lightning溶岩の撃ち込み/Lava Spike裂け目の稲妻/Rift Boltによる1マナ3点火力16枚がよく用いられるが、虚空の杯/Chalice of the Voidの存在によりフル投入しないデッキも存在する。他には火炎の裂け目/Flame Rift火炎破/Fireblastなどがメインで、マグマの噴流/Magma Jetも安定性を増すために好んで採用される。いかにバーンと言えど、ただ早く勝つ事だけを考えていてはエターナルでは生き残れないということである。

デュアルランドの蔓延するレガシーを強烈にメタる発展の代価/Price of Progressをためらいなく採用できる点も大きい。これの存在が、レガシーの単色デッキとして一定の地位を獲得せしめているといえる。

デュアルランド同様に、フェッチランドの蔓延する環境をメタるミシュラのアンク/Ankh of Mishraが採用される場合があり、アンク・バーンとも呼ばれる。このようなアーティファクトを多めに投入し、爆片破/Shrapnel Blastを使えるようにする場合もある。

息切れ対策としては、怒鳴りつけ/Browbeatや、渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer呪われた巻物/Cursed Scrollなど恒久火力を投入している事が多い。

また、軽くて強力な呪文が横行するエターナル環境に対する紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillarコントロールデッキに対しての硫黄の渦/Sulfuric Vortexなど、エンチャントからのダメージ源が採用されることも多い。

レガシーにしては比較的安い資産で構築可能であることも有名である。そのため、レガシーの「貧乏デッキ」といえばバーンがイメージされることも多い。「貧乏デッキ」とはいえ、一瞬で焼き殺すことのできる爆発力を持つため油断は禁物である。

サンプルレシピ

Burn [4]
土地 (19)
19 山/Mountain
クリーチャー (12)
4 ゴブリンの先達/Goblin Guide
4 地獄火花の精霊/Hellspark Elemental
4 ケルドの匪賊/Keldon Marauders
呪文 (29)
4 稲妻の連鎖/Chain Lightning
4 火炎破/Fireblast
3 火炎崩れ/Flamebreak
4 稲妻/Lightning Bolt
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 発展の代価/Price of Progress
4 裂け目の稲妻/Rift Bolt
2 硫黄の渦/Sulfuric Vortex
サイドボード (15)
4 無のロッド/Null Rod
3 真髄の針/Pithing Needle
2 紅蓮破/Pyroblast
2 赤霊破/Red Elemental Blast
4 大祖始の遺産/Relic of Progenitus


Pauper

Pauperでも有力なアーキタイプとして成立している。


Lightning Bolt / 稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。


稲妻/Lightning Boltに代表される優良火力はほとんどがコモンであるため、レガシー版とほぼ変わらない質のバーンデッキを組むことが可能である。

ただし、レガシーにおける紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar硫黄の渦/Sulfuric Vortexなどの相手に対するメタカードや全体火力のほとんどがアンコモン以上であり、相手のデッキに対しての対策をほとんど講じることができないという点では脆さもあるといえる。

参考

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