緑白トークン
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2018年10月14日 (日) 22:44時点における版
緑白トークン(Green-White Tokens)とは、クリーチャー・トークンを並べる手段と全体強化を組み合わせた白緑ビートダウンデッキ。アラーラの断片参入後のスタンダードで初登場した。
目次 |
概要
緑・白共にトークン生成と全体強化に優れる色であり、カードプールによってはその2つを組み合わせたデッキを組むことができる。また両色とも単体で強力なクリーチャーを多数擁するので、それらもよく使われる。
同じく大量展開+全体強化を基調にしたウィニーデッキが軽く作られるのに対し、こちらは3~5マナ域を多用する少し重めの構成になる。向こうほどスピードに特化していない代わりに、1枚のカードが2体3体のクリーチャーを生むため単体除去に強く、全体除去からもある程度のリカバリーが可能。全体強化の頭数を兼ねてマナ・クリーチャーを用いることも多い。
イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
ラヴニカのギルドでセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveのカードを多数獲得したことにより、セレズニア・トークン(Selesnya Tokens)と呼ばれるデッキが登場した。
ソーサリー
キッカー(4)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(4)を支払ってもよい。)
緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを2体生成する。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに、そのトークンを4体生成する。
インスタント
召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。この呪文を唱える段階であなたがタップした各クリーチャーは、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
絆魂を持つ白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本であり森(Forest)か平地(Plains)であるカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
Flourish / 華麗 (4)(緑)(白)ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
苗木の移牧/Saproling Migration、ベナリア史/History of Benalia、不和のトロスターニ/Trostani Discordantなどのトークン生成手段で頭数を並べ、豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plentyや華麗/Flourishで全体強化して勝負を決める。
横並べ戦略を活かせる敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodonや大集団の行進/March of the Multitudesなどの召集持ちと、召集とのシナジーがある協約の魂、イマーラ/Emmara, Soul of the Accordも採用される。
サンプルレシピ
- 備考
- StarCityGames.com Team Open on 10/6/2018 チーム戦優勝 (参考)
- 使用者:Eric Shoopman
- フォーマット
戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期
前環境に引き続きゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikarとゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarを軸にしたトークンデッキが一定数存在している。
伝説のアーティファクト — 機体(Vehicle)
飛行、警戒
搭乗3(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が3以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。)
あなたはキランの真意号の搭乗コストを支払うのではなく、あなたがコントロールするプレインズウォーカー1体の上から忠誠(loyalty)カウンターを1個取り除いてもよい。
カラデシュ追加当初は特に恩恵を得られるカードを獲得できず、プレインズウォーカーの「飛行に弱い」という弱点を突ける密輸人の回転翼機/Smuggler's Copterの隆盛によって駆逐されてしまっていた。霊気紛争追加後は密輸人の回転翼機が禁止カードに指定されたことである程度復権。代役としてキランの真意号/Heart of Kiranが幅を利かせるようになったが、こちらはプレインズウォーカーと相性がよく、緑白トークン自身がキランの真意号を採用することで空中戦にもそれなりに対応できるようになった。
搭載歩行機械/Hangarback Walkerを失ったものの、歩行バリスタ/Walking Ballistaによって戦場への圧力をかけられるようになった。ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegadeでトークンを支援しながらマナ加速が可能になり、3マナ目以降の高い展開力も獲得。森の代言者/Sylvan Advocateの代わりにキランの真意号に素早く搭乗可能になる模範的な造り手/Toolcraft Exemplarを採用しているのも主な変更点。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「霊気紛争」 スタンダード部門8勝2敗 (参考)
- 使用者:Pascal Maynard
- フォーマット
Green-White Tokens [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
戦乱のゼンディカー・ブロックのプレインズウォーカー2種を中心としたトークンデッキが存在している。
伝説のプレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)
[+1]:緑の0/1の植物(Plant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-2]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
[-7]:あなたはX点のライフを得てX枚のカードを引く。Xは、あなたがコントロールする土地の総数に等しい。
伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+1]:ターン終了時まで、ゼンディカーの同盟者、ギデオンは破壊不能を持つ5/5の人間(Human)・兵士(Soldier)・同盟者(Ally)クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、これに与えられるすべてのダメージを軽減する。
[0]:白の2/2の騎士(Knight)・同盟者クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikarとゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarの忠誠度能力、および搭載歩行機械/Hangarback Walkerや荒野の確保/Secure the Wastesなどでトークンを並べ、それらをニッサとギデオンの能力で全体強化して戦う。
森の代言者/Sylvan Advocateや大天使アヴァシン/Archangel Avacynなど、単体で優秀なクリーチャーも採用される。これらのクリーチャーやプレインズウォーカーを手札に加えつつ、ダブルシンボルのプレインズウォーカーの色事故回避にも役立つニッサの誓い/Oath of Nissaも重要なパーツ。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「イニストラードを覆う影」 優勝 (参考/参考)
- 使用者:Steve Rubin
- フォーマット
GW Tokens [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
ミラディンの傷跡ブロックの頃から白はトークンを用いる優秀なカードに恵まれていたが、特にイニストラードで人間とスピリットの色である白に強化とトークン生成の役割が割り振られたことで、スタンダード環境でトークンデッキが成立するようになった。
伝説のプレインズウォーカー — エルズペス(Elspeth)
[+2]:あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体につき1点のライフを得る。
[-2]:白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを3体生成する。
[-5]:土地とトークンを除く他のすべてのパーマネントを破壊する。
土地
(T):(◇)を加える。
(2)(緑)(白),(T):あなたがコントロールする各クリーチャーの上に、+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
トークン生成手段は、エルズペス・ティレル/Elspeth Tirelや刃砦の英雄/Hero of Bladeholdなど、種類はかなり豊富に存在しており、単体のカードパワーも高い。全体強化手段もガヴォニーの居住区/Gavony Townshipや月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch、踏み荒らし/Overrunなどが存在する。
極楽鳥/Birds of Paradiseとアヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrimの存在から立ち上がりが早く、また緑白の課題であった除去も忘却の輪/Oblivion Ringや迫撃鞘/Mortarpodなどが存在しており、安定性は高い。
宿命の旅人/Doomed Travelerや深夜の出没/Midnight Hauntingを採用してトークン戦略に特化し、無形の美徳/Intangible Virtueを用いるタイプも存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリブリスベン11 準優勝 (参考)
- 使用者:Tim Fondum
- フォーマット
GW Tokens [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
最初に登場したのは、ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期のスタンダード。白黒トークンの派生である。
トークン生成手段は幽体の行列/Spectral Processionや雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Rangerが用いられる。
白黒トークンと違って手札破壊を持たないので対戦相手の妨害がしづらくなっている。その一方で、全体強化手段は黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneに加えて、踏み荒らし/Overrunや野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどの候補が豊富にあり、またクリーチャー単体の性能も高い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリサンパウロ09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Allison Abe
- フォーマット
WG Token [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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