オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
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[[大型クリーチャー]]に対しても2つの能力の合わせ技により[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うことが可能。ただし[[乱動の精霊/Roil Elemental]]などと同様、オリヴィア自身を維持できないとコントロールを取り返されてしまう。マナを大量に食う動きなので、[[除去]]された場合の[[テンポ・アドバンテージ]]の損失が大きいのが難点。 | [[大型クリーチャー]]に対しても2つの能力の合わせ技により[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うことが可能。ただし[[乱動の精霊/Roil Elemental]]などと同様、オリヴィア自身を維持できないとコントロールを取り返されてしまう。マナを大量に食う動きなので、[[除去]]された場合の[[テンポ・アドバンテージ]]の損失が大きいのが難点。 | ||
− | なおどちらの能力も[[タップ]]などを含まないので、[[召喚酔い]]を受けずに使えるうえ、同一[[ターン]]に連射も可能。1つ目の能力は[[対戦相手]]がクリーチャーをコントロールしておらずとも味方クリーチャーを対象とすることで擬似[[パンプアップ]] | + | なおどちらの能力も[[タップ]]などを含まないので、[[召喚酔い]]を受けずに使えるうえ、同一[[ターン]]に連射も可能。1つ目の能力は[[対戦相手]]がクリーチャーをコントロールしておらずとも味方クリーチャーを対象とすることで擬似[[パンプアップ]]として使えることを覚えておきたい。あまり無い事ではあるが、吸血鬼に変化させることで[[部族 (俗称)|部族]]サポートを受けられるようにすることも可能。 |
− | [[リミテッド]] | + | [[リミテッド]]なら問題なく初手級の爆弾[[カード]]。3/3飛行だけでも[[アタッカー]]として十分なのに、1つ目の能力で盤面を制圧したうえにさらに[[サイズ]]アップが可能とあっては文句なし。そのうえ2つ目の能力まで回りだせばもはや[[ゲーム]]は決まったも同然。[[イニストラード]]では除去が弱めなのも追い風で、文字通り出しただけで勝てることも少なくない。 |
− | [[構築]] | + | [[構築]]でも、採用率は高い。2つ目の能力は流石に[[重い]]が、やはり1つ目の能力が強く、盤面に直接干渉しつつ[[フィニッシャー]]も用意できるというのは非常に強力。特に[[ラヴニカへの回帰]]後の[[スタンダード]][[環境]]では、主要な[[単体除去]]である[[究極の価格/Ultimate Price]]と[[夜の犠牲/Victim of Night]]のどちらも効かないことが大きな強み。 |
− | *1つ目の[[起動型能力]]の[[サブタイプ]]追加や[[+1/+1カウンター]] | + | *1つ目の[[起動型能力]]の[[サブタイプ]]追加や[[+1/+1カウンター]]を置く[[効果]]はダメージを与えられたかどうかには関係なく発揮される。当然だが[[立ち消え]]では何も起こらない。 |
− | * | + | *2つ目の起動型能力は自分に対して使うことも可能。[[士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts]]で奪われたまま戻ってこない、ということも。 |
+ | *[[基本セット2014]]における[[レジェンド・ルール]]の変更により使い勝手が変化した1枚。対戦相手のヴォルダーレンとは[[対消滅]]しなくなったことで、2つ目の起動型能力が対戦相手のヴォルダーレンを除去する能力としても重要になった。 | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | '''ヴォルダーレン'''/''Voldaren''家の始祖たる[[吸血鬼 (ストーリー)|吸血鬼]]({{Gatherer|id=274540}})。[[人間]]の文明から遠く離れて暮らすことを好み、奇人の美食家として名高い。彼女はしばしば遠方へと旅をし、ヴォルダーレン家の荘園や要塞を訪問する。そしてそれは周期的な舞踏会となっている。 | + | '''ヴォルダーレン'''/''Voldaren''家の始祖たる[[吸血鬼 (ストーリー)|吸血鬼]]({{Gatherer|id=274540|イラスト}})。[[人間]]の文明から遠く離れて暮らすことを好み、奇人の美食家として名高い。彼女はしばしば遠方へと旅をし、ヴォルダーレン家の荘園や要塞を訪問する。そしてそれは周期的な舞踏会となっている。 |
===イラストに登場=== | ===イラストに登場=== | ||
====[[イニストラード]]==== | ====[[イニストラード]]==== |
2013年8月16日 (金) 23:35時点における版
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
(1)(赤):他のクリーチャー1体を対象とする。オリヴィア・ヴォルダーレンはそれに1点のダメージを与える。そのクリーチャーは、それの他のタイプに加えて吸血鬼(Vampire)になる。オリヴィア・ヴォルダーレンの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(3)(黒)(黒):吸血鬼1体を対象とする。あなたがオリヴィア・ヴォルダーレンをコントロールし続けているかぎり、それのコントロールを得る。
伝説の吸血鬼。クリーチャーの血を吸って吸血鬼化する赤の能力と、吸血鬼を配下にする黒の能力を持つ。
1点ダメージを与える能力により、小型クリーチャーに対する制圧力が高い。戦闘要員としての性能も4マナ3/3飛行と悪くなく、能力を使うたびにさらに強化されていく。
大型クリーチャーに対しても2つの能力の合わせ技によりコントロールを奪うことが可能。ただし乱動の精霊/Roil Elementalなどと同様、オリヴィア自身を維持できないとコントロールを取り返されてしまう。マナを大量に食う動きなので、除去された場合のテンポ・アドバンテージの損失が大きいのが難点。
なおどちらの能力もタップなどを含まないので、召喚酔いを受けずに使えるうえ、同一ターンに連射も可能。1つ目の能力は対戦相手がクリーチャーをコントロールしておらずとも味方クリーチャーを対象とすることで擬似パンプアップとして使えることを覚えておきたい。あまり無い事ではあるが、吸血鬼に変化させることで部族サポートを受けられるようにすることも可能。
リミテッドなら問題なく初手級の爆弾カード。3/3飛行だけでもアタッカーとして十分なのに、1つ目の能力で盤面を制圧したうえにさらにサイズアップが可能とあっては文句なし。そのうえ2つ目の能力まで回りだせばもはやゲームは決まったも同然。イニストラードでは除去が弱めなのも追い風で、文字通り出しただけで勝てることも少なくない。
構築でも、採用率は高い。2つ目の能力は流石に重いが、やはり1つ目の能力が強く、盤面に直接干渉しつつフィニッシャーも用意できるというのは非常に強力。特にラヴニカへの回帰後のスタンダード環境では、主要な単体除去である究極の価格/Ultimate Priceと夜の犠牲/Victim of Nightのどちらも効かないことが大きな強み。
- 1つ目の起動型能力のサブタイプ追加や+1/+1カウンターを置く効果はダメージを与えられたかどうかには関係なく発揮される。当然だが立ち消えでは何も起こらない。
- 2つ目の起動型能力は自分に対して使うことも可能。士気溢れる徴集兵/Zealous Conscriptsで奪われたまま戻ってこない、ということも。
- 基本セット2014におけるレジェンド・ルールの変更により使い勝手が変化した1枚。対戦相手のヴォルダーレンとは対消滅しなくなったことで、2つ目の起動型能力が対戦相手のヴォルダーレンを除去する能力としても重要になった。
ストーリー
ヴォルダーレン/Voldaren家の始祖たる吸血鬼(イラスト)。人間の文明から遠く離れて暮らすことを好み、奇人の美食家として名高い。彼女はしばしば遠方へと旅をし、ヴォルダーレン家の荘園や要塞を訪問する。そしてそれは周期的な舞踏会となっている。