欠片の双子
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+ | **[[グランプリアントワープ13]] 優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpant13/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Patrick Dickman]] | ||
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+ | **[[モダン]](~[[テーロス]]) | ||
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+ | *[[クロック]]を増やしたTempo Twin型。 | ||
==参考== | ==参考== |
2014年1月14日 (火) 19:36時点における版
欠片の双子(Splinter Twin)は、欠片の双子/Splinter Twinをキーカードとする無限トークン系コンボ、又はこのコンボを組み込むコンボデッキの総称。青赤を中心に構成されることが多い。
目次 |
概要
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「(T):それが速攻を持つことを除き、このクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。」を持つ。
「CIPでクリーチャーをアンタップできるクリーチャー」に欠片の双子/Splinter Twinをエンチャントすることでコンボスタート。クリーチャーに与えられたタップ能力でトークンを戦場に出し、CIP能力で本体をアンタップ、そして再びトークンを生み出すことを繰り返す。これによって速攻を持った無限トークンを作れるので、一斉攻撃すれば勝利できる。
以前からやっかい児/Pestermiteとの組み合わせがエクステンデッドに少数存在したが、本格的に活躍を見せるようになるのは新たなるファイレクシアで詐欺師の総督/Deceiver Exarchが登場し、スタンダードでの成立が可能になってからである。
コンボパーツが2枚のみの手軽なコンボのため成立が容易であるのみならず、デッキに割くスロットも僅かであるため様々なデッキに組み込むことができるのも利点。そのため他のデッキとのハイブリッドデッキや、アグレッシブ・サイドボーディングとして採用されることも多々ある。
どちらも瞬速を持つため、対戦相手の終了ステップに唱え、返しの自分のターンに欠片の双子を唱えてコンボスタートという流れが可能となり、隙が少ない。したがって、コンボを阻害するならばインスタント・タイミングでの対策が必須となる。
- 詐欺師の総督は、タフネス4による火力(特にどの環境にも多い稲妻/Lightning Bolt)への強さが重要な利点。一方やっかい児は除去耐性でこれに劣り、共存する環境では2番手の扱いになるが、地上クリーチャー対策に引っかからない、パワーが2あるため魂の従者/Soul's Attendantによるライフ回復を無視できる、という利点はある。
スタンダード
「欠片の双子デッキ」の実質的な最初の登場は、新たなるファイレクシア参入後のスタンダード。詐欺師の総督/Deceiver Exarchを用いて組まれる。
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) クレリック(Cleric)
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
詐欺師の総督が戦場に出たとき、以下から1つを選ぶ。
・あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。
・対戦相手1人がコントロールするパーマネント1つを対象とし、それをタップする。
コンボ成立に特化した純正の青赤タイプでは、主にドローとカウンターが脇を固める。思案/Ponderと定業/Preordainによる「8ポンダー」体制にギタクシア派の調査/Gitaxian Probeなどを加え、さらにこれらが貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Visionを加速することで早急にコンボパーツを集めにいく。サイドボードに追加のフィニッシャーを用意することも多い(*1)。
派生形も豊富。特に高い実績を持つのはTwin Podと呼ばれる出産の殻とのハイブリッドデッキ(*2)。他にも純正タイプに黒をタッチして手札破壊などを足しただけのものから、青赤昇天や青赤緑ターボランドとのハイブリッドまで多岐に渡る。
四肢切断/Dismemberや自然の要求/Nature's Claimなどインスタント除去全般が対策になるが、呪文滑り/Spellskiteが併用されることが多いため、これに対象を曲げられない焼却/Combustや喉首狙い/Go for the Throatは特に確実性が高い(焼却は打ち消されない点も大きな強み)。欠片の双子を奪い取るために呪文滑りが対策に使われることもある。
青赤型
- 備考
- イタリア選手権11 第3位 (参考)
- 使用者:Jacopo Bartollini
- フォーマット
青赤双子 [1] | |||||||||||||||
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- 純正の青赤タイプ。
Twin Pod型
- 備考
- オーストラリア選手権11 優勝 (参考)
- 使用者:Aaron Nicoll
- フォーマット
- 青赤緑の「Twin Pod」型。
モダン
モダンにも存在する。コンボパーツに鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerとやっかい児/Pestermiteが追加され、選択肢が増えている。
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
速攻
(T):あなたがコントロールする、伝説でないクリーチャー1体を対象とする。それが速攻を持つことを除き、それのコピーであるトークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
やっかい児が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
選択肢が増えたことで翻弄する魔道士/Meddling Mageなどの対策カードをすり抜けやすくなったのが最大の利点。この点が多彩なコンボの登場した(=それに合わせた対策カードも複数取られた)環境に合致し、モダン開幕戦のプロツアーフィラデルフィア11でSamuele Estrattiが使用し見事優勝を飾った。
他デッキとの融合も他フォーマットに劣らず盛ん。当初から他の青赤コンボデッキのサイドボードに採用されたほか、やっかい児のクリーチャー・タイプがフェアリーであることを活かしてフェアリーデッキに組み込む場合もある。
さらに鏡割りのキキジキがクリーチャーであることを利用して、出産の殻/Birthing Podを採用するものもある。特に村の鐘鳴らし/Village Bell-Ringerや修復の天使/Restoration Angelの登場により、青なしでもコンボを狙えるようになった。ただし修復の天使は欠片の双子/Splinter Twinとはコンボにならず、またコンボに特化するならばサポートに強い青の存在は大きい。基本はビートダウンデッキである出産の殻に、コンボも仕込む形で、鏡割りのキキジキとともに用いられる。
思案/Ponderと定業/Preordainが禁止カードに指定されたことで勢いを落としたが、代わりに手練/Sleight of Handと血清の幻視/Serum Visionsを用いることで生き残った。また、流刑への道/Path to Exileや前兆の壁/Wall of Omensなどを採用したコントロールデッキ寄りの青白赤型も登場しており、グランプリカンザスシティ13では青赤型と青白赤型がそれぞれベスト8入賞を果たした。
グランプリアントワープ13では、渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerやヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueなどのクロックを増やしたTempo Twinが登場し、Patrick Dickmanが優勝した。このタイプでは、クリーチャーによる攻撃や瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageによる稲妻/Lightning Boltの再利用などで対戦相手のライフを削れるようにすることで、コンボだけに依存しない構成になっている。そのため、タフネスの高さからコンボパーツとしての安定性が高い詐欺師の総督/Deceiver Exarchよりも、パワーが高いやっかい児が優先される。
UR Twin型
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア11 優勝 (参考)
- 使用者:Samuele Estratti
- フォーマット
モダン双子 [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 思案/Ponderと定業/Preordainが禁止カードに指定される前の青赤型。
UWR Twin型
- 備考
- グランプリカンザスシティ13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Casey Swanson
- フォーマット
UWR Twin [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Tempo Twin型
- 備考
- グランプリアントワープ13 優勝 (参考)
- 使用者:Patrick Dickman
- フォーマット
TempoTwin [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- クロックを増やしたTempo Twin型。