ユートピアの誓約/Utopia Vow
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− | [[白]]に元来良く見られる[[クリーチャー]]の[[戦闘]]制限を課す[[オーラ]]が[[緑]]に作られた。性能自体は[[平和な心/Pacifism]]と[[マナ・コスト]]も制限も同様だが、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]された[[対象]]が[[ユートピアの木/Utopia Tree]]のように好きな[[色]]の[[マナ]]を[[タップ]]だけで発生できるようになる。このため、[[除去]]としてみると相手の[[マナスクリュー]] | + | [[白]]に元来良く見られる[[クリーチャー]]の[[戦闘]]制限を課す[[オーラ]]が[[緑]]に作られた。性能自体は[[平和な心/Pacifism]]と[[マナ・コスト]]も制限も同様だが、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]された[[対象]]が[[ユートピアの木/Utopia Tree]]のように好きな[[色]]の[[マナ]]を[[タップ]]だけで発生できるようになる。このため、[[除去]]としてみると相手の[[マナスクリュー]]や[[色事故]]を助ける恐れがある分、平和な心に劣る。 |
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− | + | 非常に稀なケースだが自分のクリーチャーに張ってマナの確保に使う手も無いことは無い。マナスクリューや色事故が深刻なときの苦肉の策でしかないが役に立つときはあるかもしれない。 | |
− | [[シミックのぼろ布蟲/Simic Ragworm]] | + | [[シミックのぼろ布蟲/Simic Ragworm]]など、1マナで自身を[[アンタップ]]する能力を持つクリーチャーに使えば[[マナフィルター]]になる。[[催眠の宝珠/Mesmeric Orb]]を置いて無限アンタップすればデッキをすべて墓地に置くことができる。あとは[[ルアゴイフ]]等を出してもよいし、[[生ける屍/Living Death]]で戻してもよい。 |
*マナを生み出すほうの能力だけを与えるオーラは以前に[[ムルタニの融和/Multani's Harmony]]が存在した。 | *マナを生み出すほうの能力だけを与えるオーラは以前に[[ムルタニの融和/Multani's Harmony]]が存在した。 | ||
− | * | + | *[[次元の混乱]]版の{{Gatherer|id=140937|日本語版のカード}}には「エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできない'''。。'''」と句点が1個余計にあったり、最後の能力で「エンチャント'''されいる'''クリーチャー」と「て」が欠落していたりする[[誤植]]がある。 |
+ | *マナ加速を許す代わりにクリーチャーを無力化するという意味では、後に登場した[[流刑への道/Path to Exile]]に近い。 | ||
+ | *{{Gatherer|id=140937}}には枯れてしまった{{Gatherer|id=12605|ユートピアの木}}と、その最後の果実を守る[[ドルイド]]の姿が描かれている([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mc78 Time Spiral Magic Museum – Planar Chaos Exhibit])。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:次元の混乱]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:次元の混乱]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[コモン]] |
2021年3月12日 (金) 09:56時点における最新版
Utopia Vow / ユートピアの誓約 (1)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、攻撃したりブロックしたりできない。
エンチャントされているクリーチャーは「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
白に元来良く見られるクリーチャーの戦闘制限を課すオーラが緑に作られた。性能自体は平和な心/Pacifismとマナ・コストも制限も同様だが、エンチャントされた対象がユートピアの木/Utopia Treeのように好きな色のマナをタップだけで発生できるようになる。このため、除去としてみると相手のマナスクリューや色事故を助ける恐れがある分、平和な心に劣る。
しかし、それでも緑にとって任意の対象をここまで低コストに無力化できるカードは画期的である。相手のサイズも飛行の有無も関係なく、緑に対するプロテクションもそう多くはないので、天敵と呼べる対象が極端に少ない点も考慮に値する。同じ時のらせんブロックに存在する憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Furyと怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの両方を2マナで止められる数少ないカードの1つである。
非常に稀なケースだが自分のクリーチャーに張ってマナの確保に使う手も無いことは無い。マナスクリューや色事故が深刻なときの苦肉の策でしかないが役に立つときはあるかもしれない。
シミックのぼろ布蟲/Simic Ragwormなど、1マナで自身をアンタップする能力を持つクリーチャーに使えばマナフィルターになる。催眠の宝珠/Mesmeric Orbを置いて無限アンタップすればデッキをすべて墓地に置くことができる。あとはルアゴイフ等を出してもよいし、生ける屍/Living Deathで戻してもよい。
- マナを生み出すほうの能力だけを与えるオーラは以前にムルタニの融和/Multani's Harmonyが存在した。
- 次元の混乱版の日本語版のカードには「エンチャントされているクリーチャーは攻撃したりブロックしたりできない。。」と句点が1個余計にあったり、最後の能力で「エンチャントされいるクリーチャー」と「て」が欠落していたりする誤植がある。
- マナ加速を許す代わりにクリーチャーを無力化するという意味では、後に登場した流刑への道/Path to Exileに近い。
- イラストには枯れてしまったユートピアの木と、その最後の果実を守るドルイドの姿が描かれている(Time Spiral Magic Museum – Planar Chaos Exhibit)。