ビッグ・マナ

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'''ビッグ・マナ'''(''Big Mana'')は[[赤緑]]を中心にした[[コントロール (デッキ)|コントロール]]乃至[[ビート・コントロール]]。[[ステロイド]]よりも速度が遅く、[[アドバンテージ]]の獲得が軸になる。
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'''ビッグ・マナ'''(''Big Mana'')は[[赤緑]]を中心にした[[コントロール (デッキ)|コントロール]]ないしは[[ビート・コントロール]]。[[ステロイド]]よりも速度が遅く、[[アドバンテージ]]の獲得が軸になる。
  
 
別名「'''マナ・ランプ'''(''Mana Ramp'')」。元は[[時のらせんブロック構築]]発祥のデッキだが、[[第10版]]と[[ローウィン]]で強力なパーツを入手し、[[スタンダード]]でも頭角を現している。
 
別名「'''マナ・ランプ'''(''Mana Ramp'')」。元は[[時のらせんブロック構築]]発祥のデッキだが、[[第10版]]と[[ローウィン]]で強力なパーツを入手し、[[スタンダード]]でも頭角を現している。
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==ローウィン=シャドウムーア・ブロック期+アラーラの断片ブロック期==
 
==ローウィン=シャドウムーア・ブロック期+アラーラの断片ブロック期==
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[[時のらせんブロック]]の退場により貴重な[[引く|ドロー]]ソースであった[[調和/Harmonize]]が抜けてしまったため、安定性が失われてしまった。[[溶岩崩れ/Lavalanche]]や、[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]]等の[[カードパワー]]の高さでそれを補う形となる。
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[[時のらせんブロック]]の退場により貴重な[[ドローソース]]であった[[調和/Harmonize]]が抜けてしまったため、安定性が失われてしまった。[[溶岩崩れ/Lavalanche]]や、[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]]等の[[カードパワー]]の高さでそれを補う形となる。
  
 
===サンプルレシピ===
 
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*備考
 
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**[[カナダ選手権09]] トロント予選 優勝
 
**[[カナダ選手権09]] トロント予選 優勝
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[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]期の[[スタンダード]]においても大きな影響を持つ[[デッキタイプ]]。
  
 
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[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]期の[[スタンダード]]においても大きな影響を持つ[[アーキタイプ]]。
 
  
 
[[時のらせんブロック構築]]と基本的な動きは変らず、[[マナ加速]]を繰り返し、[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]や[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]に繋ぐのが基本。序盤を[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]や[[火葬/Incinerate]]が支える。
 
[[時のらせんブロック構築]]と基本的な動きは変らず、[[マナ加速]]を繰り返し、[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]や[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]に繋ぐのが基本。序盤を[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]や[[火葬/Incinerate]]が支える。
  
初期は[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]との[[シナジー]]を考慮し[[肥沃な大地/Fertile Ground]]を投入したタイプがほとんどだった。しかし、[[バウンス]]や[[ミラーマッチ|同系]]対策として用いられる[[ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss]]には非常に脆いので、[[北方行/Into the North]]と[[占術の岩床/Scrying Sheets]]の組み合わせを利用した「'''スノウ・ランプ'''/''Snow Rump''」とも呼ばれる[[氷雪]]タイプが主流になった。定番の[[火葬/Incinerate]]に加え[[雪崩し/Skred]]が使えるのが強み。それに加えて[[ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot]]を有効利用できる。
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初期は[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]との[[シナジー]]を考慮し[[肥沃な大地/Fertile Ground]]を投入したタイプがほとんどだった。しかし、[[バウンス]]や[[ミラーマッチ|同系]]対策として用いられる[[ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss]]には非常に脆いので、[[北方行/Into the North]]と[[占術の岩床/Scrying Sheets]]の組み合わせを利用した「'''スノウ・ランプ'''/''Snow Rump''」とも呼ばれる[[氷雪]]型が主流になった。定番の[[火葬/Incinerate]]に加え[[雪崩し/Skred]]が使えるのが強み。それに加えて[[ファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfoot]]を有効利用できる。
  
 
3色目に[[青]]を[[タッチ]]し、[[永劫の年代史家/Aeon Chronicler]]が投入される場合も多い。
 
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*[[土地破壊]]色を高めた[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りのものも存在した。 →[[赤緑コントロール#時のらせんブロック構築|参考]]
 
*[[土地破壊]]色を高めた[[コントロール (デッキ)|コントロール]]寄りのものも存在した。 →[[赤緑コントロール#時のらせんブロック構築|参考]]
*[[緑]]の[[土地]][[サーチ]]を用いるため3色目を[[タッチ]]したりと色々と工夫が利く。[[カウンター]]に非常に弱い構成のため、[[打ち消す|カウンター]]されない[[引く|ドロー]]ソースとして[[永劫の年代史家/Aeon Chronicler]]をタッチしたものや、[[黒]]を加えて[[虚空/Void]]や[[滅び/Damnation]]を投入したものなど。
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*[[緑]]の[[土地]][[サーチ]]を用いるため3色目を[[タッチ]]したりと色々と工夫が利く。[[打ち消す|打ち消し]]に非常に弱い構成のため、打ち消されない[[ドローソース]]として[[永劫の年代史家/Aeon Chronicler]]をタッチしたものや、[[黒]]を加えて[[虚空/Void]]や[[滅び/Damnation]]を投入したものなど。
  
 
===サンプルレシピ===
 
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*備考
 
*備考
 
**[[プロツアー横浜07]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=pttok01/JPwelcome 参考])
 
**[[プロツアー横浜07]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=pttok01/JPwelcome 参考])
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*[[ステロイド]]
 
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*[[デッキ集]]
 
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[[Category:コールドスナップを含むスタンダードデッキ|ひつくまな]]
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[[Category:時のらせんブロックを含むスタンダードデッキ|ひつくまな]]
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[[Category:ローウィン=シャドウムーア・ブロックを含むスタンダードデッキ|ひつくまな]]

2022年5月9日 (月) 09:32時点における最新版

ビッグ・マナ(Big Mana)は赤緑を中心にしたコントロールないしはビート・コントロールステロイドよりも速度が遅く、アドバンテージの獲得が軸になる。

別名「マナ・ランプ(Mana Ramp)」。元は時のらせんブロック構築発祥のデッキだが、第10版ローウィンで強力なパーツを入手し、スタンダードでも頭角を現している。

目次

[編集] 概要


Wall of Roots / 根の壁 (1)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)

防衛
根の壁の上に-0/-1カウンターを1個置く:(緑)を加える。毎ターン1回のみ起動できる。

0/5


Bogardan Hellkite / ボガーダンのヘルカイト (6)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

瞬速
飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーとプレインズウォーカーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。

5/5

各種マナ加速から火力によるコントロール大型クリーチャー召喚へと繋ぐ。調和/Harmonize全体火力などでカード・アドバンテージも稼ぐ。

大振りなデッキゆえにパーミッションとの相性が非常に悪い。

[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック期+アラーラの断片ブロック期

アラーラの断片ブロック参入後では、ジャンドカラーで組まれることが多い。


Broodmate Dragon / 若き群れのドラゴン (3)(黒)(赤)(緑)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行
若き群れのドラゴンが戦場に出たとき、飛行を持つ赤の4/4のドラゴン(Dragon)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

4/4


Violent Ultimatum / 暴力的な根本原理 (黒)(黒)(赤)(赤)(赤)(緑)(緑)
ソーサリー

パーマネント3つを対象とし、それらを破壊する。


時のらせんブロックの退場により貴重なドローソースであった調和/Harmonizeが抜けてしまったため、安定性が失われてしまった。溶岩崩れ/Lavalancheや、暴力的な根本原理/Violent Ultimatum等のカードパワーの高さでそれを補う形となる。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (7)
2 若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon
2 カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
2 雲打ち/Cloudthresher
1 ジャンドの暴君、カーサス/Karrthus, Tyrant of Jund
呪文 (30)
3 苦悩火/Banefire
3 不屈の自然/Rampant Growth
3 肥沃な大地/Fertile Ground
2 溶岩崩れ/Lavalanche
3 ジャンドの魔除け/Jund Charm
3 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 終止/Terminate
3 原初の命令/Primal Command
2 恐怖/Terror
1 暴力的な根本原理/Violent Ultimatum
2 火山の流弾/Volcanic Fallout
土地 (23)
3 森/Forest
2 沼/Swamp
1 山/Mountain
3 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
3 反射池/Reflecting Pool
3 野蛮な地/Savage Lands
3 樹上の村/Treetop Village
3 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
1 鮮烈な岩山/Vivid Crag
1 鮮烈な湿地/Vivid Marsh
サイドボード
4 耳障りな反応/Guttural Response
3 思考の粉砕/Mind Shatter
2 蔓延/Infest
2 真髄の針/Pithing Needle
3 思考の大出血/Thought Hemorrhage
1 終止/Terminate

[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

時のらせんブロックローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードにおいても大きな影響を持つデッキタイプ


Garruk Wildspeaker / 野生語りのガラク (2)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)

[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。

3


Molten Disaster / 溶鉄の災難 (X)(赤)(赤)
ソーサリー

キッカー(赤)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(赤)を支払ってもよい。)
この呪文がキッカーされていたなら、それは刹那を持つ。(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
溶鉄の災難は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。


時のらせんブロック構築と基本的な動きは変らず、マナ加速を繰り返し、ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderに繋ぐのが基本。序盤をタルモゴイフ/Tarmogoyf火葬/Incinerateが支える。

初期は野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerとのシナジーを考慮し肥沃な大地/Fertile Groundを投入したタイプがほとんどだった。しかし、バウンス同系対策として用いられるムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Mossには非常に脆いので、北方行/Into the North占術の岩床/Scrying Sheetsの組み合わせを利用した「スノウ・ランプ/Snow Rump」とも呼ばれる氷雪型が主流になった。定番の火葬/Incinerateに加え雪崩し/Skredが使えるのが強み。それに加えてファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfootを有効利用できる。

3色目にタッチし、永劫の年代史家/Aeon Chroniclerが投入される場合も多い。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (17)
4 根の壁/Wall of Roots
3 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
2 雲打ち/Cloudthresher
1 敵愾/Hostility
3 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
呪文 (20)
4 明日への探索/Search for Tomorrow
4 調和/Harmonize
1 分解/Disintegrate
3 肥沃な大地/Fertile Ground
3 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
4 火葬/Incinerate
1 溶鉄の災難/Molten Disaster
土地 (23)
4 森/Forest
3 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
4 カープルーザンの森/Karplusan Forest
5 山/Mountain
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
4 樹上の村/Treetop Village
2 ウルザの工廠/Urza's Factory
サイドボード
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
3 砕岩を食うもの/Detritivore
2 ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
1 溶鉄の災難/Molten Disaster
4 ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss
1 原基の印章/Seal of Primordium
2 硫黄破/Sulfurous Blast

[編集] 時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築では、スクリブ・アンド・フォース獣群の呼び声/Call of the Herdなどの優良クリーチャー軍団を火力でサポートする。


Mwonvuli Acid-Moss / ムウォンヴーリーの酸苔 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

土地1つを対象とし、それを破壊する。あなたのライブラリーから森(Forest)カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。



Stormbind / 嵐の束縛 (1)(赤)(緑)
エンチャント

(2),カードを1枚無作為に選んで捨てる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。嵐の束縛はそれに2点のダメージを与える。


動きはかつてのファイアーズフレッシュメーカーに近い。根の壁/Wall of Roots明日への探索/Search for Tomorrowなどからマナ加速大型クリーチャーにつなぐ構成になっており、デッキ名もここから来ている。当時は環境確定カウンターの枚数も少なく、確定除去に使い易いものがあまりなかったため、マナ加速からの大型クリーチャー召喚が有効だった。

調和/Harmonize嵐の束縛/Stormbindが息切れを防いでくれる。

未来予知参入後は、タルモゴイフ/Tarmogoyfなど優秀な小型クリーチャーが増え、軽量化したビートダウン赤緑プレデターがメインとなったが、根強い人気が有り、を足す方向で生きながらえることとなった。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (20)
4 幽体の魔力/Spectral Force
4 根の壁/Wall of Roots
3 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
3 ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
2 憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury
呪文 (18)
4 明日への探索/Search for Tomorrow
4 睡蓮の花/Lotus Bloom
4 ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss
3 調和/Harmonize
3 嵐の束縛/Stormbind
土地 (22)
8 山/Mountain
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
9 森/Forest
2 菌類の到達地/Fungal Reaches
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
サイドボード
2 クローサの掌握/Krosan Grip
3 運命の盗人/Fortune Thief
2 古えの遺恨/Ancient Grudge
4 硫黄の精霊/Sulfur Elemental
4 鋸刃の矢/Serrated Arrows

[編集] 参考

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