確定カウンター
提供:MTG Wiki
確定カウンター/Hard Counterとは、通常通り効果を発揮すれば、確実に呪文を打ち消すことができる呪文の俗称。かつてはハード・カウンター[1]、堅い打ち消しとも訳されたことがある。対義語は不確定カウンター(ソフト・カウンター)/Soft Counter。
- カウンター (目印)の名前ではない。
目次 |
[編集] 開発部の定義
開発部の定義では、対抗呪文/Counterspellや取り消し/Cancelのように
ものを指す[1][2]。簡単に言ってしまえば「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」と素直に書かれているもの。
このHard Counterの元々の意味を、日本では特に「ハード・カウンター」と呼び、後述の意味と区別する場合がある。
- 青の濃くないデッキで使えないようにするため、マナ・コストに(青)(青)を含まなければならないという開発部内でのルールがあった。ドロマーの魔除け/Dromar's Charmなど少数の例外を経て、ギルド門侵犯で心理的打撃/Psychic Strikeを作成するにあたり、このルールは「(青)ともう1点の色マナを含む」に緩められた[3]。
[編集] 日本では
Memory Lapse / 記憶の欠落 (1)(青)
インスタント
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。
- 本質の散乱/Essence Scatterのように対象が限定されているもの
- 拒絶/Abjureのように使用条件がついているもの
- 記憶の欠落/Memory Lapseのように相手の呪文を無力化しきれないもの
以上のものは本来「不確定カウンター/Soft Counter」と呼ばれるが、日本ではそれらも広義の確定カウンターとして分類されることがある。例えば津村健志による日本公式サイトでの連載『津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ』では、第86回:グランプリ・オーランド トップ8デッキ特集で否認/Negate、第68回:固まってきたメタゲーム?Tier1特集・後編で払拭/Dispelを「確定カウンター」と称している。つまり、「打ち消す」という処理を確実に行えるかどうかだけが問題にされ、マナ漏出/Mana Leakのような相手に回避される可能性があるものだけを「不確定カウンター」と呼ぶのである。
上述のものを、日本ではソフト・カウンターと呼ぶこともある。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 Intelligence/対抗注文 (Making Magic 2005年3月28日) Mark Rosewater著 進藤欣也訳
- ↑ A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016(Making Magic -マジック開発秘話- 2016年11月8日 Mark Rosewater著 米村薫訳)
- ↑ Storming the Gatecrash, Part 2/ギルド門侵犯の嵐 その2(Making Magic -マジック開発秘話- 2013年1月28日 Mark Rosewater著 米村薫訳)