青霊破/Blue Elemental Blast
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*対象の[[色]]を変える[[混沌の色/Chaoslace]]などとの組み合わせで、対象の元の色に関係なくパーマネント[[破壊]]/[[呪文]]の[[打ち消す|打ち消し]]が行える。 | *対象の[[色]]を変える[[混沌の色/Chaoslace]]などとの組み合わせで、対象の元の色に関係なくパーマネント[[破壊]]/[[呪文]]の[[打ち消す|打ち消し]]が行える。 | ||
*当時は[[インタラプト]]で[[パーマネント]]を対象に取る珍しい呪文だった。パーマネントを対象に取っていてもインタラプトのルールであったため、例えば、赤のクリーチャーを対象にこの呪文を[[唱える|唱え]]た時、その[[コントローラー]]は[[送還/Unsummon]]で手札に戻して保護するといったことができなかった。 | *当時は[[インタラプト]]で[[パーマネント]]を対象に取る珍しい呪文だった。パーマネントを対象に取っていてもインタラプトのルールであったため、例えば、赤のクリーチャーを対象にこの呪文を[[唱える|唱え]]た時、その[[コントローラー]]は[[送還/Unsummon]]で手札に戻して保護するといったことができなかった。 | ||
+ | *[[第5版]]では「[[アンコモン]]に含めることを考慮。[[水流破/Hydroblast]]と交換する」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。 | ||
+ | *[[マスターズ25th]]に赤霊破と共に新規{{Gatherer|id=442281}}と[[フレイバー・テキスト]]付きで収録。 | ||
+ | **古いカードであるため赤霊破ともども[[カード名]]の読み方が不明だったが、マスターズ25th版で「せいれいは」とルビが振られた。 | ||
+ | *[[モダンホライゾン3]]にて対[[多色]]の[[無色]]版、[[無霊破/Null Elemental Blast]]が登場。 | ||
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+ | 類似のカードに[[水流破/Hydroblast]]があるが、その違いは「唱えるのに赤の対象が必要か否か」という点のみである。 | ||
+ | しかし、それにより以下のような違いがあり、一概にどちらが優れているかという比較はできない。 | ||
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+ | *[[偏向/Deflection]]のような「[[対象の変更]]」[[効果]]への耐性。青霊破は対象の[[色]]が限定的な分、影響されづらい。水流破はどんな対象にでも変えられる。 | ||
+ | *[[臨機応変/Sleight of Mind]]のような「文章変更」効果とのコンボの容易さ。青霊破は一度赤の呪文かパーマネントを対象に唱えてから[[ルール文章]]を変更し、その後本来の対象へ変更する必要がある。水流破は最初から本来の対象を選択して唱えてから[[ルール文章]]を変更するだけでよい。 | ||
+ | *以下のような場合における[[空撃ち]]の容易さ。青霊破は赤の呪文か赤の[[パーマネント]]が存在する必要がある。水流破は呪文かパーマネントがあれば色は問わない。 | ||
+ | **[[死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wail]]などの関係で、対象にした事実が必要な場合。 | ||
+ | **[[果敢]]や[[ストーム]]などの関係で、呪文を唱えた事実が必要な場合。 | ||
+ | **[[黒の万力/Black Vise]]や[[罠の橋/Ensnaring Bridge]]などの関係で、[[手札]]の消費が必要な場合。 | ||
+ | **[[探査]]や[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]などの関係で、[[墓地]]にこのカードの存在が必要な場合。 | ||
− | + | また、これは性能の違いというわけではないが、[[Magic Online]]においては青霊破(および赤霊破)は[[アンコモン]]としてしか収録されていなかった。一方の水流破(および紅蓮破)は[[コモン]]として収録されているため、[[パウパー]]では必然的に水流破(および紅蓮破)が使用されていた。しかし、パウパーの公式フォーマット化により、青霊破(および赤霊破)もパウパーで使用できるようになった。 | |
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− | + | あえて双方を採用してカードの名前を散らすことにより、[[外科的摘出/Surgical Extraction]]のようにカード名を参照してくるカードへの対策にもなり得る。 | |
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[条件付きカウンターカード]] | ||
*[[色対策カード]] | *[[色対策カード]] | ||
*[[対赤カード]] | *[[対赤カード]] | ||
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]] | ||
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[コモン]] |
− | *[[ | + | *[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[コモン]] |
+ | *[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[Signature Spellbook: Jace]] |
2024年6月14日 (金) 01:13時点における最新版
赤霊破/Red Elemental Blastと対を成し、対抗色の特徴が前面に出たカード。対象が限定されているが、だからこそ妨害されにくい呪文の1つ。青には珍しい破壊呪文。
エターナルではサイドボードの常連。環境柄、赤霊破ほどの活躍はないが、青1マナにして赤に対するパーマネント恒久除去や確定カウンターとなるのはやはり非常に強力。
- 対象の色を変える混沌の色/Chaoslaceなどとの組み合わせで、対象の元の色に関係なくパーマネント破壊/呪文の打ち消しが行える。
- 当時はインタラプトでパーマネントを対象に取る珍しい呪文だった。パーマネントを対象に取っていてもインタラプトのルールであったため、例えば、赤のクリーチャーを対象にこの呪文を唱えた時、そのコントローラーは送還/Unsummonで手札に戻して保護するといったことができなかった。
- 第5版では「アンコモンに含めることを考慮。水流破/Hydroblastと交換する」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- マスターズ25thに赤霊破と共に新規イラストとフレイバー・テキスト付きで収録。
- 古いカードであるため赤霊破ともどもカード名の読み方が不明だったが、マスターズ25th版で「せいれいは」とルビが振られた。
- モダンホライゾン3にて対多色の無色版、無霊破/Null Elemental Blastが登場。
[編集] 水流破/Hydroblastとの違い
類似のカードに水流破/Hydroblastがあるが、その違いは「唱えるのに赤の対象が必要か否か」という点のみである。 しかし、それにより以下のような違いがあり、一概にどちらが優れているかという比較はできない。
- 偏向/Deflectionのような「対象の変更」効果への耐性。青霊破は対象の色が限定的な分、影響されづらい。水流破はどんな対象にでも変えられる。
- 臨機応変/Sleight of Mindのような「文章変更」効果とのコンボの容易さ。青霊破は一度赤の呪文かパーマネントを対象に唱えてからルール文章を変更し、その後本来の対象へ変更する必要がある。水流破は最初から本来の対象を選択して唱えてからルール文章を変更するだけでよい。
- 以下のような場合における空撃ちの容易さ。青霊破は赤の呪文か赤のパーマネントが存在する必要がある。水流破は呪文かパーマネントがあれば色は問わない。
- 死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wailなどの関係で、対象にした事実が必要な場合。
- 果敢やストームなどの関係で、呪文を唱えた事実が必要な場合。
- 黒の万力/Black Viseや罠の橋/Ensnaring Bridgeなどの関係で、手札の消費が必要な場合。
- 探査やタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの関係で、墓地にこのカードの存在が必要な場合。
また、これは性能の違いというわけではないが、Magic Onlineにおいては青霊破(および赤霊破)はアンコモンとしてしか収録されていなかった。一方の水流破(および紅蓮破)はコモンとして収録されているため、パウパーでは必然的に水流破(および紅蓮破)が使用されていた。しかし、パウパーの公式フォーマット化により、青霊破(および赤霊破)もパウパーで使用できるようになった。
あえて双方を採用してカードの名前を散らすことにより、外科的摘出/Surgical Extractionのようにカード名を参照してくるカードへの対策にもなり得る。