フィッシュ

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'''フィッシュ'''(''Fish'')は、一般に[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]率いる[[マーフォーク]][[部族]][[ウィニー]]がこの名で呼ばれる。
+
{{Otheruses|青主体のクロック・パーミッション|[[種族]]に相当する[[クリーチャー・タイプ]]|魚|[[風変わりなペット/Exotic Pets]]を採用した「エスパー・フィッシュ」|フラッシュ}}
また、[[エターナル]]においては、[[マーフォーク]]に限らず、青を中心に[[多色]]で組まれた[[クロック・パーミッション]]型のデッキの総称として用いられている。
+
'''フィッシュ'''(''Fish'')[[]]を中心に組まれた[[クロック・パーミッション]]型の[[デッキ]]を指す。
  
 
==概要==
 
==概要==
{{#card:Lord of Atlantis}}
+
[[青]]の[[ウィニー]]を[[打ち消す|打ち消し]]で補助するのが共通の動き。これにより、ウィニーデッキが本来苦手とする[[全体除去]]への耐性が付いている。
{{#card:Sandbar Merfolk}}
+
  
[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]][[能力]]で全てのマーフォークが[[]][[渡り]]を得るため、[[青]][[デッキ]]が横行する環境で強い。[[クロック・パーミッション]]というデッキの性質上、[[コンボ]]デッキや[[神の怒り/Wrath of God]]に耐性がある。
+
青は本来[[クリーチャー]]に長けた[[]]では無いが、単純な[[戦闘]]能力で劣る反面、様々なユーティリティを兼ね備えているのが特徴である。
  
[[スタンダード]]でも[[ウルザ・ブロック]][[マスクス・ブロック]]前後の時期に活躍した。
+
また、[[タイプ的デッキ]]として組まれたものは[[ロード (俗称)|ロード]]での[[全体強化]]により、[[サイズ]]でも他の色のクリーチャーに対抗することができる。
  
また、[[エターナル]]のフィッシュは、[[マーフォーク]][[デッキ]]とはまったく別のデッキを指す事が多いため注意(→[[#エターナル(非マーフォーク型)|エターナル型フィッシュ]])。デッキカラーに限らず、「多色で組まれた寄せ集めの[[クロック・パーミッション]]」が基本的にこう呼ばれる事が多い。
+
*俗には[[マーフォーク (デッキ)‎|マーフォークデッキ]]を指すことも多かったが、近年それらは単に「マーフォーク」と呼ばれることの方が多い。他の[[タイプ的]]ウィニーも同様だが、広義にはそれらが含められる場合もある。
 
+
**「[[忍者]]フィッシュ」など[[クリーチャー・タイプ]]やテーマの後にこの名前が付けられることもある。
*相手が青でなくても、[[高潮の戦士/Tidal Warrior]]や[[魔法改竄/Magical Hack]]などで[[渡り]]や[[土地タイプ]]を書き換えられるため相手の[[]]に対する適応力が高かった。
+
 
*最初期のフィッシュの名を冠するデッキには本当に[[魚]]の[[ダンダーン/Dandan]]が入っていた。
 
*最初期のフィッシュの名を冠するデッキには本当に[[魚]]の[[ダンダーン/Dandan]]が入っていた。
 
==ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築==
 
 
[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]では、[[マーフォーク]]と[[ウィザード]]の折衷[[デッキ]]として組まれることが多い。
 
 
{{#card:Stonybrook Banneret}}
 
{{#card:Cryptic Command}}
 
 
[[石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret]]で両者の[[コスト]]を軽減して加速し高速[[展開]]。[[アドバンテージ]]をとりながら[[謎めいた命令/Cryptic Command]]などでサポートしつつで一気に押し切る。
 
 
また、同[[環境]]は[[多色地形]]が優秀な為、[[多色]]化し[[黒]]や[[緑]]を追加する場合も多い。
 
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
**[[グランプリリミニ08]] 準優勝([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gprim08/welcome 参考])
 
**使用者:[[中村修平]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築]]([[ローウィン]]+[[モーニングタイド]]+[[シャドウムーア]]+[[イーブンタイド]])
 
 
{{#MagicFactory:df300837}}
 
 
*[[緑]]を[[タッチ]]して[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]を追加したバージョン。[[多相]]持ちのため[[部族]]サポートをフルに受けることが出来るのが利点である。
 
 
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
 
 
[[ローウィン]]で[[マーフォーク]]が主要[[部族]]に選ばれたことで復活を果たす。[[川の案内者、シグ/Sygg, River Guide]]などのために[[アゾリウスカラー|青白]]で組まれる。
 
 
{{#card:Sygg, River Guide}}
 
{{#card:Cryptic Command}}
 
 
動きは同[[環境]]の[[フェアリー (デッキ)|フェアリー]]に近く、[[軽い|軽量]]マーフォークによる[[ダメージ]][[クロック]]を[[ドロー]]ソースの[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]や[[カウンター]]の[[謎めいた命令/Cryptic Command]]でサポートする[[クロック・パーミッション]][[デッキ]]である。
 
 
序盤は[[石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret]]や[[メロウの騎兵/Merrow Reejerey]]で[[マナ加速]]。この2枚が揃うことで、1マナ、2マナ[[シングルシンボル]]のマーフォークがさながら[[フリースペル]]のように機能するため、[[展開]]によっては圧倒的な物量を揃えることができる。
 
 
最後は[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]や川の案内者、シグの[[全体強化]]により一気に押し切る。アトランティスの王を採用したことで[[メタ]]の中心である[[ヒバリブリンク]]やフェアリーに優位に立てることも大きな利点である。
 
 
海外では[[プロツアーハリウッド08]]の少し前から[[メタゲーム]]の一角を担っており、実際にベスト8進出者を輩出し、日本でも話題になった。→[[#青白型|*1]]
 
 
また、[[イーブンタイド]]で[[対抗色]]がフィーチャーされてからは[[シミックカラー|青緑]]のものも生み出されている。超強力な[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]やマーフォークの一種でもある[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]を投入することで打撃力を向上させ、また[[メタ]]の中心にあがってきた[[スライ#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|スライ]]などの[[赤]]系デッキに対する耐性を向上させている。
 
 
このタイプが[[グランプリコペンハーゲン08]]でベスト8入りし、話題となった。→[[#青緑型|*2]]
 
 
===青白型===
 
 
*備考
 
**[[プロツアーハリウッド08]] 準優勝([http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/protour2008/hollywood/index.html 参考])
 
**使用者:[[Jan Ruess]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン・ブロック]]+[[シャドウムーア]])
 
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
 
|-
 
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (28)''
 
|-
 
|4||[[呪い捕らえ/Cursecatcher ]]
 
|-
 
|4||[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]
 
|-
 
|4||[[メロウの騎兵/Merrow Reejerey]]
 
|-
 
|4||[[銀エラの達人/Silvergill Adept]]
 
|-
 
|3||[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]
 
|-
 
|3||[[石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret]]
 
|-
 
|2||[[川の案内者、シグ/Sygg, River Guide]]
 
|-
 
|2||[[潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic]]
 
|-
 
|2||[[造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant]]
 
|-
 
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''呪文(8)''
 
|-
 
|3||[[謎めいた命令/Cryptic Command]]
 
|-
 
|2||[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]
 
|-
 
|3||[[賢人の消火/Sage's Dousing]]
 
|-
 
!colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (24)''
 
|-
 
|11||[[冠雪の島/Snow-Covered Island]]
 
|-
 
|4||[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]
 
|-
 
|1||[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]
 
|-
 
|4||[[ワンダーワインの分岐点/Wanderwine Hub]]
 
|-
 
|4||[[変わり谷/Mutavault]]
 
|-
 
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード(15)''
 
|-
 
|4||[[ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender]]
 
|-
 
|1||[[謎めいた命令/Cryptic Command]]
 
|-
 
|2||[[目覚ましヒバリ/Reveillark]]
 
|-
 
|2||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
 
|-
 
|1||[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]
 
|-
 
|3||[[太陽の槍/Sunlance]]
 
|-
 
|2||[[送還/Unsummon]]
 
|}
 
 
*[[石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret]]が[[ウィザード]][[呪文]]の[[コスト]]も軽減することに着目した、マーフォーク・ウィザードデッキとでも呼ぶべきチューニング。特に、[[造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant]]のメイン投入は当時としては高い奇襲性を誇った。
 
 
===青緑型===
 
 
*備考
 
**[[グランプリコペンハーゲン08]] 8([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gpcop08/welcome 参考])
 
**使用者:[[William Cavaglieri]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせんブロック]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]])
 
 
{{#MagicFactory:df300829}}
 
  
 
==時のらせんブロック構築==
 
==時のらせんブロック構築==
 
+
[[時のらせんブロック構築]]下の[[青]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]。
[[時のらせんブロック構築]]下の[[青]]系[[ビートダウン]]。
+
  
 
{{#card:Looter il-Kor}}
 
{{#card:Looter il-Kor}}
146行: 20行:
 
{{#card:Unstable Mutation}}
 
{{#card:Unstable Mutation}}
  
[[パワー]]こそ低いものの[[回避能力]]持ちが多く採用されており、安定して[[ライフ]]を削ることができる。特に[[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]]は重要で引きすぎた土地をスペルに変換するなどデッキの安定性を非常に高めてくれる。[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]や[[心霊破/Psionic Blast]]が青に不足している打撃力を補ってくれる。
+
[[パワー]]こそ低いものの[[回避能力]]持ちが多く採用されており、安定して[[ライフ]]を[[削る]]ことができる。特に[[コー追われの物あさり/Looter il-Kor]]は重要で[[引く|引き]]すぎた土地を必要な呪文に変換するなどデッキの安定性を非常に高めてくれる。[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]や[[心霊破/Psionic Blast]]が青に不足している打撃力を補ってくれる。
  
また、[[変異]]持ちが多く実際以上の働きをして[[対戦相手]]を混乱させることができるのが強みである。
+
また、[[変異]]持ちが多く攪乱効果があるのが特徴である。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
 
*備考
 
*備考
 
**PTQ Valencia 2007 (Magdeburg) ベスト6
 
**PTQ Valencia 2007 (Magdeburg) ベスト6
160行: 33行:
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
|-
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 
|-
 
|-
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (24)''
+
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (24)
 
|-
 
|-
 
|4||[[ダル追われの流れ者/Drifter il-Dal]]
 
|4||[[ダル追われの流れ者/Drifter il-Dal]]
178行: 51行:
 
|3||[[大渦のジン/Maelstrom Djinn]]
 
|3||[[大渦のジン/Maelstrom Djinn]]
 
|-
 
|-
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''インスタント・ソーサリー (12)''
+
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (16)
 
|-
 
|-
 
|4||[[猿術/Pongify]]
 
|4||[[猿術/Pongify]]
185行: 58行:
 
|-
 
|-
 
|4||[[遅延/Delay]]
 
|4||[[遅延/Delay]]
|-
 
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (4)''
 
 
|-
 
|-
 
|4||[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]
 
|4||[[不安定性突然変異/Unstable Mutation]]
 
|-
 
|-
!colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (20)''
+
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (20)
 
|-
 
|-
 
|16||[[島/Island]]
 
|16||[[島/Island]]
200行: 71行:
 
|1||[[隠れ家/Safe Haven]]
 
|1||[[隠れ家/Safe Haven]]
 
|-
 
|-
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード(15)''
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
|-
 
|-
 
|4||[[模る寄生/Shaper Parasite]]
 
|4||[[模る寄生/Shaper Parasite]]
211行: 82行:
 
|}
 
|}
  
==スタンダード(マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期)==
+
==パウパー==
 +
[[パウパー]]では一大勢力を築いている。
  
[[対立オーブ]]のクリーチャーをマーフォークに差し替えたバージョン([[フィッシュ対立]])が存在する。
+
{{#card:Cloud of Faeries}}
 +
{{#card:Ninja of the Deep Hours}}
  
{{#card:Opposition}}
+
青単色を中心に、青白や青赤などいくつかの派生形が存在する。
{{#card:Static Orb}}
+
  
[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]により特に対[[ブルーオーブ]]に有利になるのが大きい。
+
[[アドバンテージ]]を取れる[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]][[呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite]]、[[熟考漂い/Mulldrifter]]などを[[アタッカー]]陣に揃える。クリーチャー以外の[[カード]]では、軽量[[引く|ドロー]]や[[打ち消す|カウンター]]の他には、他の[[デッキタイプ]]と比べると劣るクリーチャーの[[サイズ]]を補うために[[除外/Exclude]]や[[海賊の魔除け/Piracy Charm]]のような邪魔をしながらアドバンテージを得られるカードが選択される。
  
*この時期には[[海のハンター/Seahunter]]から連続して[[衝撃のマーフォーク/Jolting Merfolk]]を引っ張ってくる[[シナジー]]を搭載したタイプのデッキも存在した。
+
その後、強力な飛行クロックである[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]の登場や[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]][[断絶/Snap]]といった[[フリースペル]]の[[Magic Online]]での収録により、秘密を掘り下げる者を中核に据えた青単色の[[Delver-Go#パウパー|Delver-Go]]が主流となり、多色タイプは廃れた。
  
==スタンダード(ウルザ・ブロック期)==
+
===青単===
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #1351173 on 06/27/2010 1st Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/1351173 参考])
 +
**使用者:wimpus
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[ウルザズ・レガシー]])
  
[[ウルザ・ブロック]]のころは凶悪な[[コンボ]]や有力な[[青単コントロール#ウルザ・ブロック期|青単コントロール]]が[[メタ]]の中心にあり、それらへの対抗手段として組まれた。[[ウルザズ・サーガ]]参入直後は[[]]の超極悪コンボデッキ・[[MoMa]]への[[アンチデッキ]]として。
+
{{#MagicFactory:df313242}}
 +
===青黒===
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #867868 on 01/16/2010 1st Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/867868 参考]
 +
**使用者:MatsOle
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[エクソダス]]
  
[[マスクス・ブロック|マスクス]]参入後も[[補充]]や[[イタリックブルー]]といった青い[[デッキ]]が[[メタ中]]であったため、同様にそれに対抗する形で戦果を挙げている。
+
{{#MagicFactory:df313214}}
 
+
===青黒白===
[[日本選手権00]]では[[パララクス補充]][[青茶単]]の荒海を泳ぎきり、見事ベスト8(2日目時点では1位)に輝いた。
+
*備考
 
+
**Pauper Challenge #927932 on 02/06/2010 1st Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/927932 参考]
===サンプルレシピ===
+
**使用者:Shadow_Prince
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[エクソダス]]
  
 +
{{#MagicFactory:df313205}}
 +
===青白===
 
*備考
 
*備考
**[[日本選手権00]] ベスト8(スイスラウンド1位)
+
**Pauper Challenge #987935 on 02/27/2010 5th Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/987935 参考]
**使用者:[[野瀬恒二]]
+
**使用者:Anathik
*フォーマット
+
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[ウルザ・ブロック]]+[[メルカディアン・マスクス]][[ネメシス]])
+
**[[パウパー]](~[[ワールドウェイク]])
  
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
{{#MagicFactory:df313353}}
|-
+
*[[ブリンク]]の要素を加えたタイプ。
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (18)''
+
|-
+
|4||[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]
+
|-
+
|3||[[珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk]]
+
|-
+
|4||[[砂州のマーフォーク/Sandbar Merfolk]]
+
|-
+
|4||[[ルートウォーターの泥棒/Rootwater Thief]]
+
|-
+
|3||[[マスティコア/Masticore]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''インスタント・ソーサリー (16)''
+
|-
+
|4||[[無効/Annul]]
+
|-
+
|2||[[目くらまし/Daze]]
+
|-
+
|1||[[誤算/Miscalculation]]
+
|-
+
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]
+
|-
+
|2||[[誤った指図/Misdirection]]
+
|-
+
|3||[[妨害/Thwart]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (3)''
+
|-
+
|3||[[沿岸の海賊行為/Coastal Piracy]]
+
|-
+
|colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (23)''
+
|-
+
|18||[[島/Island]]
+
|-
+
|4||[[リシャーダの港/Rishadan Port]]
+
|-
+
|1||[[ラースの果て/Rath's Edge]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''
+
|-
+
|1||[[マスティコア/Masticore]]
+
|-
+
|3||[[水没/Submerge]]
+
|-
+
|1||[[誤った指図/Misdirection]]
+
|-
+
|4||[[退去の印章/Seal of Removal]]
+
|-
+
|3||[[寒け/Chill]]
+
|-
+
|3||[[呪われたトーテム像/Cursed Totem]]
+
|}
+
 
+
*7枚の[[ピッチスペル|ピッチ]]・[[カウンター]]が高速展開を強力にバックアップする。[[リシャーダの港/Rishadan Port]]による[[マナ拘束]]も定番。
+
 
+
==エクステンデッド==
+
 
+
[[エクステンデッド]]でも時折組まれる[[アーキタイプ]]である。特に、[[環境]]を席巻した[[青]]系[[コンボ]][[デッキ]]への[[アンチデッキ]]としての色彩が強い。
+
 
+
史上最悪と謳われるコンボデッキ・[[MoMa]]が荒れ狂った[[プロツアーローマ98]]では、[[Nicolas Labarre]]がこのデッキを使用して準優勝を飾った。また、[[Alan Comer]]製作のオリジナルの[[グロウ]]デッキは[[グロウフィッシュ]]と呼ばれ、当時[[メタ]]の中心にあった[[トリックス]]を意識した強烈な青メタデッキであった。
+
 
+
最強の[[ピッチスペル|ピッチ]][[カウンター]]・[[Force of Will]]の存在がその背景にあることは言うまでも無い。
+
 
+
{{#card:Force of Will}}
+
 
+
===サンプルレシピ===
+
  
 +
===青赤===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアーローマ98]] 準優勝
+
**Pauper Premier #2403118 on 05/21/2011 3rd Place ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/2403118 参考]
**使用者:[[Nicolas Labarre]]
+
**使用者:littledarwin
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[エクステンデッド]][[リバイズド]]〜[[第5版]]、[[ザ・ダーク]]〜[[ウルザズ・サーガ]])
+
**[[パウパー]](~[[ウルザズ・デスティニー]])
  
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
{{#MagicFactory:df313259}}
|-
+
*飛行クロックと[[火力]]を中心に据えたタイプ。
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (23)''
+
|-
+
|4||[[マンタ・ライダーズ/Manta Riders]]
+
|-
+
|4||[[マーフォークの交易商人/Merfolk Traders]]
+
|-
+
|4||[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]
+
|-
+
|4||[[大クラゲ/Man-o'-War]]
+
|-
+
|4||[[スークアタの火渡り/Suq'Ata Firewalker]]
+
|-
+
|3||[[竜巻のジン/Waterspout Djinn]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''インスタント・ソーサリー (10)''
+
|-
+
|2||[[魔力の乱れ/Force Spike]]
+
|-
+
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]
+
|-
+
|4||[[Force of Will]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (5)''
+
|-
+
|2||[[好奇心/Curiosity]]
+
|-
+
|3||[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (22)''
+
|-
+
|18||[[島/Island]]
+
|-
+
|4||[[不毛の大地/Wasteland]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''
+
|-
+
|2||[[ボトルのノーム/Bottle Gnomes]]
+
|-
+
|2||[[魔力の乱れ/Force Spike]]
+
|-
+
|4||[[水流破/Hydroblast]]
+
|-
+
|2||[[撹乱/Disrupt]]
+
|-
+
|2||[[ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace]]
+
|-
+
|1||[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]
+
|-
+
|2||[[鋸刃の矢/Serrated Arrows]]
+
|}
+
  
*[[MoMaの冬]]に現れた[[エクステンデッド]]バージョン。
+
==エターナル==
*史上最凶のコンボデッキ・[[MoMa]][[アンチデッキ]]としてこのデッキを持ち込み、[[プロツアーローマ98]]で準優勝に輝いている(決勝で引導を渡したのは[[Tommi Hovi]][[MoMa]]であったが)。
+
[[エターナル]][[環境]]では[[]]を中心に色を[[タッチ]]して組まれるが、[[単色デッキ|単色]]のものもあり、その構成は多種多様。
  
==エターナル(非マーフォーク型)==
+
[[アドバンテージ]]の要となる[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]][[行き詰まり/Standstill]][[呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite]]から、海外ではニンジャスティル(Ninjastill)、フェアリー・ニンジャスティル(Faerie-Ninjastill)などと呼ばれることもある。
[[エターナル]]環境では、[[]]を中心に組まれる[[クロック・パーミッション]][[デッキ]]。多くの場合、[[マーフォーク]]は用いられず、[[青]]を中心に2、3色タッチして組まれた[[デッキ]]を指すことが多かった。
+
  
 
{{#card:Ninja of the Deep Hours}}
 
{{#card:Ninja of the Deep Hours}}
380行: 147行:
 
{{#card:Standstill}}
 
{{#card:Standstill}}
  
[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]]、[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]等の小型[[クリーチャー]]に[[好奇心/Curiosity]]を[[エンチャント]]したり、[[行き詰まり/Standstill]]を張ったりして[[アドバンテージ]]を得ながら殴り倒すのが基本的な動き。
+
深き刻の忍者、[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]等の[[小型クリーチャー]]に[[好奇心/Curiosity]]を[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]したり、[[行き詰まり/Standstill]]を張ったりして[[アドバンテージ]]を得ながら殴り倒すのが基本的な動き。[[テンポ]]面で極めてタイトな[[デッキ]]であり、[[意志の力/Force of Will]]などの[[ピッチスペル]]や[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]で補助される。
  
[[ヴィンテージ]]の方が数が多く、殆どのものが[[メインデッキ]]から2枚〜3枚の[[無のロッド/Null Rod]]を採用し、アンチ・[[パワー9]]デッキの一角として、海外を中心にそれなりの成績を残している。
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基本的に[[タイプ的デッキ]]ではないが、自然とそういった[[ギミック]]が盛り込まれる。例を挙げると、
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*[[呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite]]の補助のため、[[空飛ぶ男/Flying Men]]よりも[[西風のスプライト/Zephyr Sprite]]が優先
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*[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]の[[能力]]の[[コスト]]としての[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]や[[ギルド魔道士]]、呪文づまりのスプライトなど
  
超優秀[[ピッチスペル]]である[[Force of Will]]がこのデッキが存在する大きな前提となっているのは言うまでも無い。
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単色のものだけではなく青を中心として多様な[[色]]の組み合わせが[[トーナメント]]シーンに存在している。さらに3色にもなると、もはや原型をとどめず、[[ウィニー]]系の[[グッドスタッフ]]になっている。
 
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様々な試行がされ、[[単色]]のものだけではなく青を中心として多様な[[色]]の組み合わせが[[トーナメント]]シーンに存在している。さらに3色にもなると、もはや原型をとどめず、[[ウィニー]]系の[[グッドスタッフ]]になっている(それでも名称は「フィッシュ」)。
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以下に各色の特徴を示す。
 
以下に各色の特徴を示す。
  
;白
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;[[]]
:[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]や[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]、[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]により[[コントロール]]力がアップ。
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:[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]や[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]、[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]により[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力がアップ。
 
;緑
 
;緑
:[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を加え、打撃力がアップ
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:[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]や[[ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk]]を加え、打撃力がアップ
 
;赤
 
;赤
:[[好奇心/Curiosity]]と相性の良い[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]で融通性がアップ
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:[[好奇心/Curiosity]]と相性の良い[[渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer]]で融通性がアップ。[[火力]]により決定力アップ
 
;黒
 
;黒
 
:[[闇の腹心/Dark Confidant]]で[[アドバンテージ]]強化、[[萎縮した卑劣漢/Withered Wretch]]等による[[墓地対策]]
 
:[[闇の腹心/Dark Confidant]]で[[アドバンテージ]]強化、[[萎縮した卑劣漢/Withered Wretch]]等による[[墓地対策]]
  
[[強化]]呪文として[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]を採用したものや、相手の減速、[[アドバンテージ]]の要として[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]が採用されるバージョンもあるが、これらも[[マナカーブ]]等の点から専ら[[ヴィンテージ]]でのチョイスである。また、当然これもヴィンテージの話だが、アンチ[[コンボ]]カードとして[[メインデッキ]]から4枚の[[摘出/Extract]]を搭載したバージョンも見られるようになり、幅広い改良が行われているのが分かる。
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確定パーツが少なく、構築に幅があるのもこのデッキの特徴であり、色や[[クリーチャー]]の選択だけにとどまらず、[[メタゲーム]]や時代に合わせて様々な試行がされている。例を挙げると、
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*[[アーティファクト]]全般対策に[[無のロッド/Null Rod]](この場合は自分で[[装備品]]や霊気の薬瓶を使えない)
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*[[土地破壊]]やメタカードとしての[[もみ消し/Stifle]]
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*対[[コンボ]]デッキに[[摘出/Extract]]
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*対[[ウィニー]]や純粋に強化として[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]など
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*[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]によるソフト[[ロック]]
  
[[ヴィンテージ]]では特に、アンチ[[コンボ]]系[[ウィニー]][[デッキ]]が多い事を踏まえて[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]等の[[ボードコントロール]]が[[メタ]]に噛み合っているという理由がある。
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[[ヴィンテージ]]では特に、アンチ[[コンボ]]系[[ウィニー]][[デッキ]]が多い事を踏まえて、[[嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice]]等の[[ボードコントロール]]が[[メタ]]に噛み合っている。一方[[レガシー]]では、[[クロック・パーミッション]]としては[[青緑スレッショルド]]が主流であり、やや数が少ない。
 
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一方[[レガシー]]では、[[クロック・パーミッション]]としては[[青緑スレッショルド]]が主流であるため、あえてこちらを選択する意味が薄く、数は少ない。
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===レガシー版===
 
===レガシー版===
 
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリコロンバス07]] ベスト4([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage06/welcome 参考])
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**[[グランプリコロンバス07]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage06/welcome 参考])
 
**使用者:[[Max Tietze]]
 
**使用者:[[Max Tietze]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[レガシー]](〜[[次元の混乱]])
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**[[レガシー]](~[[次元の混乱]])
  
 
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|4||[[闇の腹心/Dark Confidant]]
 
|4||[[闇の腹心/Dark Confidant]]
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|2||[[セラの報復者/Serra Avenger]]
 
|2||[[セラの報復者/Serra Avenger]]
 
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|4||[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
 
|4||[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
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|3||[[もみ消し/Stifle]]
 
|3||[[もみ消し/Stifle]]
 
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|4||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]
 
|4||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]
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|2||[[Underground Sea]]
 
|2||[[Underground Sea]]
 
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|1||[[強迫/Duress]]
 
|1||[[強迫/Duress]]
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===ヴィンテージ版===
 
===ヴィンテージ版===
 
 
*備考
 
*備考
**[[ヴィンテージ選手権06]] ベスト4([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage06/welcome 参考])
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**[[ヴィンテージ選手権06]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/vintage06/welcome 参考])
 
**使用者:[[Paul Nicolo]]
 
**使用者:[[Paul Nicolo]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[ヴィンテージ]](〜[[コールドスナップ]])
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**[[ヴィンテージ]](~[[コールドスナップ]])
  
 
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!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
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|4||[[闇の腹心/Dark Confidant]]
 
|4||[[闇の腹心/Dark Confidant]]
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|4||[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]
 
|4||[[非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy]]
 
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|1||[[Ancestral Recall]]
 
|1||[[Ancestral Recall]]
 
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|3||[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
 
|3||[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
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|1||[[Time Walk]]
 
|1||[[Time Walk]]
 
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!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (10)''
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|4||[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]
 
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|4||[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]
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|1||[[ブラック・ロータス/Black Lotus]]
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|1||[[Black Lotus]]
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|4||[[虚空の杯/Chalice of the Void]]
 
|4||[[虚空の杯/Chalice of the Void]]
524行: 290行:
 
|1||[[Mox Sapphire]]
 
|1||[[Mox Sapphire]]
 
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (20)''
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (20)
 
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|4||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]
 
|4||[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]
542行: 308行:
 
|4||[[不毛の大地/Wasteland]]
 
|4||[[不毛の大地/Wasteland]]
 
|-
 
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!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''
+
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
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|2||[[無効/Annul]]
 
|2||[[無効/Annul]]
561行: 327行:
 
|}
 
|}
  
==エターナル(マーフォーク型)==
+
==黎明期==
[[ローウィン]]参入以降、[[レガシー]]では[[マーフォーク]]の[[部族]][[シナジー]]を生かしたクリーチャー構成も登場した。[[ヴィンテージ]]においても、わずかながらマーフォーク主体のものがあるようである。
+
  
{{#card:AEther Vial}}
+
{{#card:Serendib Efreet}}
{{#card:Merrow Reejerey}}
+
{{#card:Dandan}}
{{#card:Lord of Atlantis}}
+
{{#card:Unstable Mutation}}
 
+
上記の「8[[ロード]]」体勢と、[[エターナル]]の強力な[[カウンター]]を用いて組まれる。
+
 
+
[[色]]を少なく抑えられるため、フィッシュの弱点である攻めの細さを不必要に色を足さずに補うことが可能となった。そのため[[部族]]デッキであるが[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]があまり痛手とならないことも多い。色が少ないため、相手の[[特殊地形]]対策を回避出来、また相手の特殊地形を積極的に食うこともに可能にしている。
+
 
+
[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]は[[青]]に強いだけでなく、[[行き詰まり/Standstill]]との相性も良い。また行き詰まりは[[変わり谷/Mutavault]]との相性も良好である。このように、それぞれの[[カード]]がそれぞれのカードと上手く噛み合うような構成になっている。
+
 
+
近年追加された機能的なマーフォークが活かされているのも特長。エターナルでは[[テンポ]]が重要であるため、[[呪い捕らえ/Cursecatcher]]が地味に良い働きをしてくれるし、[[呪文書の盗人/Grimoire Thief]]なども活躍の場面があるようである。
+
 
+
[[クロック・パーミッション]]であるが、小粒のマーフォークを並べるためにクリーチャーに[[スロット]]を多めに割かなければならないのが弱点である。スロットの関係上、[[思案/Ponder]]が入らないため、ほかのクロック・パーミッションデッキと比べて[[ドロー]]にムラがあり、必要なカードを引けないまま押し負けることも少なくない。
+
  
 +
黎明期の[[青]][[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]は、[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]]を軸にした[[マーフォーク (デッキ)|マーフォークデッキ]]と、単体での[[カードパワー]]を重視したこのタイプに二分されていた。
  
 +
基本は現在のクロック・パーミッションと変わらないが、当時はビートダウン向けのクリーチャーがそれほど多くなかったため、[[シンドバッド/Sindbad]]、[[Old Man of the Sea]]などユーティリティ専用クリーチャーも多く投入される。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[クロック・パーミッション]]
 
*[[クロック・パーミッション]]
*[[フィッシュ対立]]
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
[[Category:青単色デッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:ビート・コントロールデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:クロック・パーミッションデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:青単ビート・コントロールデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:青単クロック・パーミッションデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:時のらせんブロック構築デッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:レガシーデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:ヴィンテージデッキ|ふいつしゆ]]
 +
[[Category:パウパーデッキ|ふいつしゆ]]

2024年6月18日 (火) 09:01時点における最新版

フィッシュ(Fish)はを中心に組まれたクロック・パーミッション型のデッキを指す。

目次

[編集] 概要

ウィニー打ち消しで補助するのが共通の動き。これにより、ウィニーデッキが本来苦手とする全体除去への耐性が付いている。

青は本来クリーチャーに長けたでは無いが、単純な戦闘能力で劣る反面、様々なユーティリティを兼ね備えているのが特徴である。

また、タイプ的デッキとして組まれたものはロードでの全体強化により、サイズでも他の色のクリーチャーに対抗することができる。

  • 俗にはマーフォークデッキを指すことも多かったが、近年それらは単に「マーフォーク」と呼ばれることの方が多い。他のタイプ的ウィニーも同様だが、広義にはそれらが含められる場合もある。
  • 最初期のフィッシュの名を冠するデッキには本当にダンダーン/Dandanが入っていた。

[編集] 時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築下のビートダウン


Looter il-Kor / コー追われの物あさり (1)(青)
クリーチャー — コー(Kor) ならず者(Rogue)

シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)
コー追われの物あさりが対戦相手にダメージを与えるたび、カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。

1/1


Psionic Blast / 心霊破 (2)(青)
インスタント

クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心霊破はそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。



Unstable Mutation / 不安定性突然変異 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。


パワーこそ低いものの回避能力持ちが多く採用されており、安定してライフ削ることができる。特にコー追われの物あさり/Looter il-Korは重要で引きすぎた土地を必要な呪文に変換するなどデッキの安定性を非常に高めてくれる。不安定性突然変異/Unstable Mutation心霊破/Psionic Blastが青に不足している打撃力を補ってくれる。

また、変異持ちが多く攪乱効果があるのが特徴である。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (24)
4 ダル追われの流れ者/Drifter il-Dal
4 空飛ぶ男/Flying Men
4 コー追われの物あさり/Looter il-Kor
3 霊糸の幻/Gossamer Phantasm
3 トゲ尾の仔ドレイク/Spiketail Drakeling
3 コー追われの浸透者/Infiltrator il-Kor
3 大渦のジン/Maelstrom Djinn
呪文 (16)
4 猿術/Pongify
4 心霊破/Psionic Blast
4 遅延/Delay
4 不安定性突然変異/Unstable Mutation
土地 (20)
16 島/Island
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
2 生けるものの洞窟/Zoetic Cavern
1 隠れ家/Safe Haven
サイドボード
4 模る寄生/Shaper Parasite
4 ダンダーン/Dandan
4 激浪のこそ泥/Riptide Pilferer
3 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir

[編集] パウパー

パウパーでは一大勢力を築いている。


Cloud of Faeries / フェアリーの大群 (1)(青)
クリーチャー — フェアリー(Faerie)

飛行
フェアリーの大群が戦場に出たとき、土地を最大2つまでアンタップする。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)

1/1


Ninja of the Deep Hours / 深き刻の忍者 (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)

忍術(1)(青)((1)(青),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
深き刻の忍者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

2/2

青単色を中心に、青白や青赤などいくつかの派生形が存在する。

アドバンテージを取れる深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite熟考漂い/Mulldrifterなどをアタッカー陣に揃える。クリーチャー以外のカードでは、軽量ドローカウンターの他には、他のデッキタイプと比べると劣るクリーチャーのサイズを補うために除外/Exclude海賊の魔除け/Piracy Charmのような邪魔をしながらアドバンテージを得られるカードが選択される。

その後、強力な飛行クロックである秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsの登場やフェアリーの大群/Cloud of Faeries断絶/SnapといったフリースペルMagic Onlineでの収録により、秘密を掘り下げる者を中核に据えた青単色のDelver-Goが主流となり、多色タイプは廃れた。

[編集] 青単

Mono Blue Clock Permission(Pauper) [1]
土地 (25)
21 島/Island
4 流砂/Quicksand
クリーチャー (21)
2 遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron
3 熟考漂い/Mulldrifter
4 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 やっかい児/Pestermite
4 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite
4 尖塔のゴーレム/Spire Golem
呪文 (14)
4 卑下/Condescend
4 対抗呪文/Counterspell
2 残響する真実/Echoing Truth
1 ウーナの寵愛/Oona's Grace
3 熟慮/Think Twice
サイドボード (15)
4 払拭/Dispel
2 遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron
4 水流破/Hydroblast
1 熟考漂い/Mulldrifter
4 ウーナの門の管理人/Oona's Gatewarden

[編集] 青黒

UB Clock Permission(Pauper) [2]
土地 (23)
4 ディミーアの水路/Dimir Aqueduct
8 島/Island
7 沼/Swamp
4 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (15)
4 騒がしいネズミ/Chittering Rats
4 熟考漂い/Mulldrifter
3 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats
呪文 (22)
4 苦悶のねじれ/Agony Warp
4 渦まく知識/Brainstorm
4 対抗呪文/Counterspell
2 残響する衰微/Echoing Decay
1 妖精の計略/Faerie Trickery
1 無残な収穫/Grim Harvest
4 神秘の指導/Mystical Teachings
1 海賊の魔除け/Piracy Charm
1 魂の操作/Soul Manipulation
サイドボード (15)
1 棺の追放/Coffin Purge
4 強迫/Duress
4 水流破/Hydroblast
1 乱動への突入/Into the Roil
3 吐き気/Nausea
1 オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica
1 魂の操作/Soul Manipulation

[編集] 青黒白

Esper Clock Permission(Pauper) [3]
土地 (24)
4 ディミーアの水路/Dimir Aqueduct
2 エスパーの全景/Esper Panorama
7 島/Island
1 平地/Plains
6 沼/Swamp
4 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (13)
3 騒がしいネズミ/Chittering Rats
4 熟考漂い/Mulldrifter
2 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 貪欲なるネズミ/Ravenous Rats
呪文 (23)
3 苦悶のねじれ/Agony Warp
1 渦まく知識/Brainstorm
4 対抗呪文/Counterspell
4 悪魔の布告/Diabolic Edict
2 残響する衰微/Echoing Decay
2 除外/Exclude
1 無残な収穫/Grim Harvest
1 一瞬の瞬き/Momentary Blink
4 神秘の指導/Mystical Teachings
1 魂の操作/Soul Manipulation
サイドボード (15)
1 転覆/Capsize
3 強迫/Duress
3 吐き気/Nausea
4 否認/Negate
4 大祖始の遺産/Relic of Progenitus

[編集] 青白

UW Clock Permission(Pauper) [4]
土地 (24)
3 アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery
12 島/Island
4 カビーラの交差路/Kabira Crossroads
3 平地/Plains
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (25)
4 エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher
3 器用な決闘者/Deft Duelist
3 コーの空漁師/Kor Skyfisher
4 熟考漂い/Mulldrifter
3 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 やっかい児/Pestermite
4 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite
呪文 (11)
4 対抗呪文/Counterspell
4 未達への旅/Journey to Nowhere
3 一瞬の瞬き/Momentary Blink
サイドボード (15)
4 心優しき一角獣/Benevolent Unicorn
3 綿密な分析/Deep Analysis
4 Holy Light
4 水流破/Hydroblast

[編集] 青赤

UR Clock Permission(Pauper) [5]
土地 (23)
13 島/Island
1 イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks
7 山/Mountain
2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
クリーチャー (21)
2 フェアリーの大群/Cloud of Faeries
3 雲のスプライト/Cloud Sprite
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
4 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite
4 西風のスプライト/Zephyr Sprite
呪文 (16)
4 稲妻の連鎖/Chain Lightning
4 対抗呪文/Counterspell
4 稲妻/Lightning Bolt
4 マナ漏出/Mana Leak
サイドボード (15)
4 水流破/Hydroblast
2 灰の殉教者/Martyr of Ashes
4 紅蓮破/Pyroblast
1 シー・スプライト/Sea Sprite
4 呪文貫き/Spell Pierce
  • 飛行クロックと火力を中心に据えたタイプ。

[編集] エターナル

エターナル環境ではを中心に色をタッチして組まれるが、単色のものもあり、その構成は多種多様。

アドバンテージの要となる深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours行き詰まり/Standstill呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteから、海外ではニンジャスティル(Ninjastill)、フェアリー・ニンジャスティル(Faerie-Ninjastill)などと呼ばれることもある。


Ninja of the Deep Hours / 深き刻の忍者 (3)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)

忍術(1)(青)((1)(青),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
深き刻の忍者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

2/2


Curiosity / 好奇心 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。



Standstill / 行き詰まり (1)(青)
エンチャント

プレイヤー1人が呪文を唱えたとき、行き詰まりを生け贄に捧げる。そうした場合、そのプレイヤーの対戦相手はそれぞれ、カードを3枚引く。


深き刻の忍者、非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy等の小型クリーチャー好奇心/Curiosityエンチャントしたり、行き詰まり/Standstillを張ったりしてアドバンテージを得ながら殴り倒すのが基本的な動き。テンポ面で極めてタイトなデッキであり、意志の力/Force of Willなどのピッチスペル霊気の薬瓶/Aether Vialで補助される。

基本的にタイプ的デッキではないが、自然とそういったギミックが盛り込まれる。例を挙げると、

単色のものだけではなく青を中心として多様なの組み合わせがトーナメントシーンに存在している。さらに3色にもなると、もはや原型をとどめず、ウィニー系のグッドスタッフになっている。

以下に各色の特徴を示す。

翻弄する魔道士/Meddling Mage剣を鍬に/Swords to Plowshares嵐景学院の弟子/Stormscape Apprenticeによりコントロール力がアップ。
タルモゴイフ/Tarmogoyfガイアの空の民/Gaea's Skyfolkを加え、打撃力がアップ
好奇心/Curiosityと相性の良い渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerで融通性がアップ。火力により決定力アップ
闇の腹心/Dark Confidantアドバンテージ強化、萎縮した卑劣漢/Withered Wretch等による墓地対策

確定パーツが少なく、構築に幅があるのもこのデッキの特徴であり、色やクリーチャーの選択だけにとどまらず、メタゲームや時代に合わせて様々な試行がされている。例を挙げると、

ヴィンテージでは特に、アンチコンボウィニーデッキが多い事を踏まえて、嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice等のボードコントロールメタに噛み合っている。一方レガシーでは、クロック・パーミッションとしては青緑スレッショルドが主流であり、やや数が少ない。

[編集] レガシー版

メインデッキ (60)
クリーチャー (16)
4 闇の腹心/Dark Confidant
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
3 ヨツンの兵卒/Jotun Grunt
3 ルーンの母/Mother of Runes
2 セラの報復者/Serra Avenger
呪文 (27)
4 意志の力/Force of Will
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
4 渦まく知識/Brainstorm
3 目くらまし/Daze
3 強迫/Duress
4 血清の幻視/Serum Visions
3 もみ消し/Stifle
土地 (17)
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
4 汚染された三角州/Polluted Delta
1 Scrubland
1 島/Island
1 平地/Plains
4 Tundra
2 Underground Sea
サイドボード
1 強迫/Duress
2 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives
4 仕組まれた疫病/Engineered Plague
4 虚空の力線/Leyline of the Void
1 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
3 名誉回復/Vindicate

[編集] ヴィンテージ版

メインデッキ (60)
クリーチャー (21)
4 闇の腹心/Dark Confidant
3 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 翻弄する魔道士/Meddling Mage
3 深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours
3 嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice
4 非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy
呪文 (19)
1 Ancestral Recall
4 意志の力/Force of Will
3 剣を鍬に/Swords to Plowshares
1 Time Walk
4 霊気の薬瓶/Aether Vial
1 ブラック・ロータス/Black Lotus
4 虚空の杯/Chalice of the Void
1 Mox Sapphire
土地 (20)
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
3 ミシュラの工廠/Mishra's Factory
1 島/Island
1 平地/Plains
1 露天鉱床/Strip Mine
4 Tundra
2 Underground Sea
4 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
2 無効/Annul
2 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
2 解呪/Disenchant
1 魔力流出/Energy Flux
1 悟りの教示者/Enlightened Tutor
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
4 真実の信仰者/True Believer
1 梅澤の十手/Umezawa's Jitte

[編集] 黎明期


Serendib Efreet / セレンディブのイフリート (2)(青)
クリーチャー — イフリート(Efreet)

飛行
あなたのアップキープの開始時に、セレンディブのイフリートはあなたに1点のダメージを与える。

3/4


Dandan / ダンダーン (青)(青)
クリーチャー — 魚(Fish)

ダンダーンは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていないかぎり、攻撃できない。
あなたが島をコントロールしていないとき、ダンダーンを生け贄に捧げる。

4/1


Unstable Mutation / 不安定性突然変異 (青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。


黎明期のビートダウンは、アトランティスの王/Lord of Atlantisを軸にしたマーフォークデッキと、単体でのカードパワーを重視したこのタイプに二分されていた。

基本は現在のクロック・パーミッションと変わらないが、当時はビートダウン向けのクリーチャーがそれほど多くなかったため、シンドバッド/SindbadOld Man of the Seaなどユーティリティ専用クリーチャーも多く投入される。

[編集] 参考

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