全知リアニメイト
提供:MTG Wiki
(4人の利用者による、間の5版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
'''全知リアニメイト''' (''Omniscience Reanimator'') 、もしくは'''アゾリウス全知'''(''Azorius Omniscience'')は、[[全知/Omniscience]]を[[キーカード]]とする[[リアニメイト]]系[[白青]][[コンボデッキ]]。[[ファウンデーションズ]]参入後の[[スタンダード]]環境に存在する。 | '''全知リアニメイト''' (''Omniscience Reanimator'') 、もしくは'''アゾリウス全知'''(''Azorius Omniscience'')は、[[全知/Omniscience]]を[[キーカード]]とする[[リアニメイト]]系[[白青]][[コンボデッキ]]。[[ファウンデーションズ]]参入後の[[スタンダード]]環境に存在する。 | ||
+ | *[[犯行現場の再現/Reenact the Crime]]で全知を擬似的にリアニメイトする[[青]][[単色]]のタイプもごく稀に存在する。([http://www.magic-factory.net/file/df324719/ 参考]) | ||
==概要== | ==概要== | ||
8行: | 9行: | ||
[[ファラジの考古学者/Fallaji Archaeologist]]や[[航路の作成/Chart a Course]]、[[決定的瞬間/Moment of Truth]]や[[困惑の謎掛け/Confounding Riddle]]などで[[ライブラリー]]を掘り進めつつ[[墓地]]を[[肥やす|肥やし]]、[[クリンナップ・ステップ]]の[[ディスカード]]まで利用して[[全知/Omniscience]]を[[墓地]]に落としにいく。無事に墓地に全知が落ち、[[手札]]に[[アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios]]と[[アブエロの覚醒/Abuelo's Awakening]]を揃えたら[[コンボ]]に入れる。 | [[ファラジの考古学者/Fallaji Archaeologist]]や[[航路の作成/Chart a Course]]、[[決定的瞬間/Moment of Truth]]や[[困惑の謎掛け/Confounding Riddle]]などで[[ライブラリー]]を掘り進めつつ[[墓地]]を[[肥やす|肥やし]]、[[クリンナップ・ステップ]]の[[ディスカード]]まで利用して[[全知/Omniscience]]を[[墓地]]に落としにいく。無事に墓地に全知が落ち、[[手札]]に[[アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios]]と[[アブエロの覚醒/Abuelo's Awakening]]を揃えたら[[コンボ]]に入れる。 | ||
− | # | + | #アブエロの覚醒で全知を1/1[[クリーチャー]]に変えて[[リアニメイト]]する。これにより[[手札]]の[[カード]]すべてを[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]ことができるようになる。 |
− | #* | + | #*アブエロの覚醒は[[X]]=0でも問題なく[[コンボ]]に入れるが、[[火力]]や[[切り崩し/Cut Down]]、[[逃げ場なし/Nowhere to Run]]をかわすために大きなXで[[唱える]]場合もある。 |
+ | #*この段階でアルケヴィオスへの侵攻を2枚引き込めていたならば、一気に6.まで飛んで手早く[[無限ループ]]部分に入ることができる。 | ||
#[[手札]]のアルケヴィオスへの侵攻(以下侵攻A)を[[唱える|唱え]]、その[[ETB]][[能力]]で[[サイドボード]]から[[ジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgap]]を[[手札に加える]]。 | #[[手札]]のアルケヴィオスへの侵攻(以下侵攻A)を[[唱える|唱え]]、その[[ETB]][[能力]]で[[サイドボード]]から[[ジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgap]]を[[手札に加える]]。 | ||
#ジョハンの一時凌ぎで侵攻Aを[[バウンス]]して1[[ドロー]]。 | #ジョハンの一時凌ぎで侵攻Aを[[バウンス]]して1[[ドロー]]。 | ||
28行: | 30行: | ||
{{#card:Stock Up}} | {{#card:Stock Up}} | ||
− | [[霊気走破]]においては[[コンボパーツ]]を集めるための手段として[[食糧補充/Stock Up]] | + | [[霊気走破]]においては[[コンボパーツ]]を集めるための手段として[[食糧補充/Stock Up]]を獲得したことで強化された。[[プロツアー『霊気走破』 ]]優勝によって再び流行した[[ズアーオーバーロード#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|ズアーオーバーロード]]の[[アンチデッキ]]として注目され、[[環境]]を代表する[[コンボデッキ]]としての位置を確立した。 |
+ | |||
+ | また[[サイドボード]]には追加の勝ち筋として[[ETB]]で[[墓地対策]][[パーマネント]]に触れて、[[環境]]に存在する[[黒]]・[[赤]]の[[単体除去]]に強い[[激浪の機械巨人/Riptide Gearhulk]]が採用される場合も多い。機械巨人が次の自分のターンまで生き延びたら8回[[果敢]]を誘発させるだけで[[パワー]]10の[[二段攻撃]]で勝てる(もちろん[[無限ループ]]達成時には[[無限強化]]される)点も、非[[クリーチャー]][[呪文]]を多く採用している[[デッキ]]構成と噛み合っている。 | ||
+ | |||
+ | <!-- | ||
+ | {{#card:Jeskai Revelation}} | ||
+ | --> | ||
+ | [[タルキール:龍嵐録]]においては、新たな[[コンボパーツ]]兼[[フィニッシャー]]として[[ジェスカイの啓示/Jeskai Revelation]]という[[火力]]付き[[バウンス]]を獲得した。2.以降の[[ジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgap]]をジェスカイの啓示に置き換えることで[[無限ダメージ]]となるため、2枚目のアルケヴィオスへの侵攻を引き込む必要がなくなった。 | ||
==サンプルリスト== | ==サンプルリスト== | ||
64行: | 73行: | ||
*侵攻Bによって[[門口の断絶/Sunder the Gateway]]を任意の回数手札に加えることができるため、2つ目のモードで無限に2/2を並べることが可能である。1つ目のモードも[[コンボ]]対策用[[置物]]を割るのに役立つ。 | *侵攻Bによって[[門口の断絶/Sunder the Gateway]]を任意の回数手札に加えることができるため、2つ目のモードで無限に2/2を並べることが可能である。1つ目のモードも[[コンボ]]対策用[[置物]]を割るのに役立つ。 | ||
**[[英雄的援軍/Heroic Reinforcements]]を用いるタイプ([http://www.magic-factory.net/file/df324645/ 参考])と異なり、[[対戦相手]]にターンを返すタイプであるが、[[無限ループ]]の過程で好きなだけ[[打ち消し]]や[[除去]]を[[手札]]に加えることが可能である。全知のおかげでこれらを[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱え]]られるので、[[対戦相手]]の妨害を捌ききって問題なく次の自分のターンに勝負を決められる。 | **[[英雄的援軍/Heroic Reinforcements]]を用いるタイプ([http://www.magic-factory.net/file/df324645/ 参考])と異なり、[[対戦相手]]にターンを返すタイプであるが、[[無限ループ]]の過程で好きなだけ[[打ち消し]]や[[除去]]を[[手札]]に加えることが可能である。全知のおかげでこれらを[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱え]]られるので、[[対戦相手]]の妨害を捌ききって問題なく次の自分のターンに勝負を決められる。 | ||
− | *[[無限ループ]]中に適当な[[インスタント]]・[[ソーサリー]]を唱えて、それを[[贈呈]]した[[長川の引き込み/Long River's Pull]]で[[打ち消す]]動きを繰り返すことで、[[対戦相手]]を[[ライブラリーアウト]] | + | *[[無限ループ]]中に適当な[[インスタント]]・[[ソーサリー]]を唱えて、それを[[贈呈]]した[[長川の引き込み/Long River's Pull]]で[[打ち消す]]動きを繰り返すことで、[[対戦相手]]を[[ライブラリーアウト]]に追い込むこともできる。 |
+ | |||
+ | ===タルキール:龍嵐録後=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Standard Challenge 64 on 04/14/2025 準優勝([https://www.mtgo.com/decklist/standard-challenge-64-2025-04-1412769053 参考]) | ||
+ | **使用者:Dazai([[高橋優太]]) | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[団結のドミナリア]]~[[タルキール:龍嵐録]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df324948}} | ||
+ | *[[全知/Omniscience]]が通った際に[[アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios]]を引き込めていなくても、[[マラング川の執政/Marang River Regent]]2枚と[[乱動するドラゴンの嵐/Roiling Dragonstorm]]1枚があれば無限[[ルーティング]]からアルケヴィオスへの侵攻にアクセスできる。 | ||
+ | **[[石の脳/The Stone Brain]]で全知を抜かれても、マラング川の執政による[[ビートダウン]]で勝ちにいける。[[飛行]]6/7に盤面を掃除できる[[ETB]]がついてくるため決定力は十分であり、[[前兆]]側の[[巻きつき捕らえ/Coil and Catch]]も全知を[[墓地]]に仕込みつつ他の[[コンボパーツ]]を引き込むのに使える。 | ||
+ | **乱動するドラゴンの嵐はコンボの下準備要員としても使えるが、かつて採用されていた[[航路の作成/Chart a Course]]と異なりマラング川の執政で再利用可能なのがありがたい。 | ||
==参考== | ==参考== |
2025年4月18日 (金) 13:52時点における最新版
全知リアニメイト (Omniscience Reanimator) 、もしくはアゾリウス全知(Azorius Omniscience)は、全知/Omniscienceをキーカードとするリアニメイト系白青コンボデッキ。ファウンデーションズ参入後のスタンダード環境に存在する。
- 犯行現場の再現/Reenact the Crimeで全知を擬似的にリアニメイトする青単色のタイプもごく稀に存在する。(参考)
目次 |
[編集] 概要
ソーサリー
アーティファクト、またはオーラ(Aura)でないエンチャントであり、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。それの上に+1/+1カウンターX個が置かれた状態で戦場に戻す。それは、飛行を持ち、他のタイプに加えてスピリット(Spirit)・クリーチャーであり、1/1である。
バトル — 包囲戦(Siege)
(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
アルケヴィオスへの侵攻が戦場に出たとき、あなたのライブラリーやあなたの墓地やゲームの外部からあなたがオーナーでありインスタントやソーサリーであるカード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。これによりあなたがあなたのライブラリーからカードを探したなら、ライブラリーを切り直す。
Invocation of the Founders / 創始ドラゴンの召致
〔青〕 エンチャント
あなたがあなたの手札からインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、その呪文をコピーしてもよい。そのコピーの新しい対象を選んでもよい。
ファラジの考古学者/Fallaji Archaeologistや航路の作成/Chart a Course、決定的瞬間/Moment of Truthや困惑の謎掛け/Confounding Riddleなどでライブラリーを掘り進めつつ墓地を肥やし、クリンナップ・ステップのディスカードまで利用して全知/Omniscienceを墓地に落としにいく。無事に墓地に全知が落ち、手札にアルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcaviosとアブエロの覚醒/Abuelo's Awakeningを揃えたらコンボに入れる。
- アブエロの覚醒で全知を1/1クリーチャーに変えてリアニメイトする。これにより手札のカードすべてをマナ・コストを支払うことなく唱えることができるようになる。
- アブエロの覚醒はX=0でも問題なくコンボに入れるが、火力や切り崩し/Cut Down、逃げ場なし/Nowhere to Runをかわすために大きなXで唱える場合もある。
- この段階でアルケヴィオスへの侵攻を2枚引き込めていたならば、一気に6.まで飛んで手早く無限ループ部分に入ることができる。
- 手札のアルケヴィオスへの侵攻(以下侵攻A)を唱え、そのETB能力でサイドボードからジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgapを手札に加える。
- ジョハンの一時凌ぎで侵攻Aをバウンスして1ドロー。
- 侵攻Aを唱え、墓地からジョハンの一時凌ぎを回収する。
- 3.〜4.を2枚目のアルケヴィオスへの侵攻(以下侵攻B)を引き込むまで繰り返す。
- 手札に侵攻Aと侵攻Bがある状態から侵攻Aを唱え、サイドボードからこの町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughを手札に加える。
- 侵攻Bを唱え、ライブラリーか墓地かサイドボードから好きなインスタントかソーサリーを手札に加える。
- この町は狭すぎるで侵攻Aと侵攻Bを手札に戻す。
- 手札に侵攻Aと侵攻Bがある状態から侵攻Aを唱え、墓地に落ちたこの町は狭すぎるを手札に加える。
- 7.〜9.が無限ループとなるので、7.を任意の回数行える。
- かつては機織りの季節/Season of Weavingを侵攻Bを引く過程や無限ループで用いていた(1/1になった全知を2つ目のモードでコピーしてトークンを生成することで、3つ目のモードを選んでも問題なくコンボが続く)が、後述の事情で採用率が低下した。
除霊用掃除機/Ghost Vacuumや安らかなる眠り/Rest in Peaceといった墓地対策や石の脳/The Stone Brainはもちろん、自分よりも早いアグロ系のデッキを苦手としていることから、コンボ対策パーマネントと小型クリーチャー陣をまとめて流せる一時的封鎖/Temporary Lockdownがメインデッキから複数枚投入されるようになった。このため一時的封鎖を拾えないフェイの解放/Free the Faeや、全バウンスで一時的封鎖を流してしまう機織りの季節/Season of Weavingの採用率が低下した。
また侵攻Aのキャストに対応して、1/1のクリーチャーとなった全知/Omniscienceに除去を当てることで簡単に妨害されてしまう点が厳しかったが、手札に余分な全知を引き込んでおけば、アブエロの覚醒で全知Aをリアニメイトしたあとに手札から全知Bを唱えることで、対応して1/1の全知Aにインスタント除去が飛んできても全知Bは解決し戦場に出るため、手札に打ち消しがなくてもリカバリーが可能になっている。
- 手札に全知Bに加えてエファラの分散/Ephara's Dispersalがあれば、除去に対応して全知Aを手札に戻してから、改めて全知Aを唱え直すこともできる。
霊気走破においてはコンボパーツを集めるための手段として食糧補充/Stock Upを獲得したことで強化された。プロツアー『霊気走破』 優勝によって再び流行したズアーオーバーロードのアンチデッキとして注目され、環境を代表するコンボデッキとしての位置を確立した。
またサイドボードには追加の勝ち筋としてETBで墓地対策パーマネントに触れて、環境に存在する黒・赤の単体除去に強い激浪の機械巨人/Riptide Gearhulkが採用される場合も多い。機械巨人が次の自分のターンまで生き延びたら8回果敢を誘発させるだけでパワー10の二段攻撃で勝てる(もちろん無限ループ達成時には無限強化される)点も、非クリーチャー呪文を多く採用しているデッキ構成と噛み合っている。
タルキール:龍嵐録においては、新たなコンボパーツ兼フィニッシャーとしてジェスカイの啓示/Jeskai Revelationという火力付きバウンスを獲得した。2.以降のジョハンの一時凌ぎ/Johann's Stopgapをジェスカイの啓示に置き換えることで無限ダメージとなるため、2枚目のアルケヴィオスへの侵攻を引き込む必要がなくなった。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
Azorius Omniscience(Standard:DMU-FDN) [1] | |
---|---|
- 侵攻Bによってサイドボードから持ってきた肝冷やしの手/Unnerving Graspを唱える(対象は侵攻Aか侵攻Bのどちらか)ことで戦場に裏向きの2/2クリーチャーを出した上で、機織りの季節/Season of Weavingで全バウンスする際2つ目のモードも選んでおくことで、裏向きクリーチャーを任意の回数コピーできる。(ライブラリーが足りなくなりそうなら1/1の全知をコピーすればいい)
- 肝冷やしの手の戦慄予示は侵攻Bを探すのにも使える。(侵攻Aで肝冷やしの手を手札に加え、肝冷やしの手を侵攻Aに撃って戦慄予示する手順を繰り返す。無事に侵攻Bが裏向き2/2として戦場に出たら、機織りの季節の全バウンスで侵攻Aもろとも手札に戻す)
- 同じくサイドボードから持ってきた英雄的援軍/Heroic Reinforcementsによって大量に並んだ2/2の群れに速攻を付与し、召喚酔いが解けるのを待たずに殴りに行ける。全知/Omniscienceのおかげで色拘束は無視できるが、いざという時の赤マナ源として墓地肥やしにも使える導路の塔門/Conduit Pylonsを採用している。
[編集] 霊気走破後
[編集] ネットワーク呪詛型
Azorius Omniscience(Standard:DMU-DFT) [2] | |
---|---|
- 侵攻Bによってネットワーク呪詛/Haunt the Networkを任意の回数手札に加えることができるため、無限ドレインによって戦闘を介さずに勝利することが可能である。
- 悲劇の神託者/Oracle of Tragedyは、手札に来てしまった全知/Omniscienceを墓地に落とすのに使えるほか、墓地肥やしの過程で採用枚数マイナス1枚以上のアルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcaviosが墓地に落ちてしまった(=コンボを開始できない)場合に、それらをライブラリーに戻して仕切り直すこともできる。
[編集] 門口の断絶型
Azorius Omniscience(Standard:DMU-DFT) [3] | |
---|---|
- 侵攻Bによって門口の断絶/Sunder the Gatewayを任意の回数手札に加えることができるため、2つ目のモードで無限に2/2を並べることが可能である。1つ目のモードもコンボ対策用置物を割るのに役立つ。
- 英雄的援軍/Heroic Reinforcementsを用いるタイプ(参考)と異なり、対戦相手にターンを返すタイプであるが、無限ループの過程で好きなだけ打ち消しや除去を手札に加えることが可能である。全知のおかげでこれらをマナ・コストを支払うことなく唱えられるので、対戦相手の妨害を捌ききって問題なく次の自分のターンに勝負を決められる。
- 無限ループ中に適当なインスタント・ソーサリーを唱えて、それを贈呈した長川の引き込み/Long River's Pullで打ち消す動きを繰り返すことで、対戦相手をライブラリーアウトに追い込むこともできる。
[編集] タルキール:龍嵐録後
Azorius Omniscience(Standard:DMU-TDM) [4] | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- 全知/Omniscienceが通った際にアルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcaviosを引き込めていなくても、マラング川の執政/Marang River Regent2枚と乱動するドラゴンの嵐/Roiling Dragonstorm1枚があれば無限ルーティングからアルケヴィオスへの侵攻にアクセスできる。
- 石の脳/The Stone Brainで全知を抜かれても、マラング川の執政によるビートダウンで勝ちにいける。飛行6/7に盤面を掃除できるETBがついてくるため決定力は十分であり、前兆側の巻きつき捕らえ/Coil and Catchも全知を墓地に仕込みつつ他のコンボパーツを引き込むのに使える。
- 乱動するドラゴンの嵐はコンボの下準備要員としても使えるが、かつて採用されていた航路の作成/Chart a Courseと異なりマラング川の執政で再利用可能なのがありがたい。
[編集] 参考
- スタンダード神へ就任!アゾリウス全知&神決定戦での思考を徹底解説!(晴れる屋 2025年3月13日 平山怜著)
- デッキ集
- リアニメイト