方程式の改変/Change the Equation
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インスタント
以下から1つを選ぶ。
・マナ総量が2以下である呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
・マナ総量が6以下であり赤や緑である呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
マナ総量が小さい呪文を打ち消す打ち消し呪文。通常は2マナ以下だが、赤か緑の場合は6マナまで打ち消せる。
2マナ以下という条件付きだが、多くのデッキではこの条件を満たすカードを多数含むものであり、過去の禁制/Prohibitや呪文嵌め/Spell Snareといった類似カードでの実績の通り十分に実用品といえる。対赤・緑であればフィニッシャー級以外はほぼすべて打ち消せることになるので、さらに有効。
とはいえ言い換えると条件を満たさない呪文へは何の役にも立たないので、他の打ち消し手段も含めて対処手段の検討は必要。
登場時点のスタンダードでは序盤用はかき消し/Make Disappear、高マナ域用は軽蔑的な一撃/Disdainful Strokeという競合相手がおり、打ち消し相手も希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beaconは射程圏内なものの偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier、原初の征服者、エターリ/Etali, Primal Conquerorは相手にできないと今一歩足らない感が強い。だが環境随一の使用率を誇る鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerを打ち消せれば充分と見たか、メインデッキから4積みした青白コントロールがプロツアー・機械兵団の進軍に参加している[1]。
パイオニアでもイゼット天啓などの青赤系にミラーマッチ対策として投入される場合がある。
モダン以下のフォーマットではダブルシンボルだがより対応範囲の広い対抗呪文/Counterspellが存在するため、差別化にはシングルシンボルを活かす必要がある。ドワーフの鉱山/Dwarven Mineを使用する都合上青マナを大量に用意しづらい不屈の独創力には向いており、サイドボードに採用される。スタンダードと異なり、打ち消し以外での対処が困難なカードが頑強/Persistや各種待機呪文などマナ総量が小さいものが多い点が追い風となっている[2]。ミラーマッチにおいても有用。
- 約2年前に発売されたストリクスヘイヴン:魔法学院に「方程式の」が共通する方程式の求解/Solve the Equationが収録されているため、宣言などの際の取り違いに注意。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
機械兵団の進軍の色対策カードサイクル。対抗色2色に対して効果が増す。稀少度はアンコモン。
- 救済の波濤/Surge of Salvation
- 方程式の改変/Change the Equation
- ぎらつく氾濫/Glistening Deluge
- 石術の連射/Lithomantic Barrage
- 砂追いのモロク/Sandstalker Moloch
[編集] 参考
- ↑ (スタンダード)プロツアー・機械兵団の進軍 全プレイヤーデッキリスト(マジック日本公式サイト)
- ↑ Metagame Mentor: Modern with March of the Machine(Magic.gg 2023年5月26日 Frank Karsten著)