ホロウ・ワン
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その後、'''黒赤ホロウ・ワン''' (''BR Hollow One'') や、'''黒赤ディスカード''' (''BR Discard'') と呼ばれる[[黒赤]]のタイプが登場し、ホロウ・ヴァインに代わって主流になった。 | その後、'''黒赤ホロウ・ワン''' (''BR Hollow One'') や、'''黒赤ディスカード''' (''BR Discard'') と呼ばれる[[黒赤]]のタイプが登場し、ホロウ・ヴァインに代わって主流になった。 | ||
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+ | レガシーには0マナで唱えられる[[クリーチャー]][[呪文]]として、[[虚ろな者/Hollow One]]と[[猛火のルートワラ/Blazing Rootwalla]]に加えて[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]が存在するため、モダン版よりも[[復讐蔦/Vengevine]]の能力を[[誘発]]させやすい。これらを並べてから、[[墓地]]に落とした[[憤怒/Anger]]によって[[速攻]]を与えて一気に殴り倒す動きが強烈である。 | ||
+ | *2種類のルートワラや[[エインジーの荒廃者/Anje's Ravager]]といった[[マッドネス]]呪文を多く採用しており、[[マッドネス_(デッキ)|マッドネスデッキ]]の一種ともいえる。 | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **Legacy Challenge #12321637 on 07/25/2021 5位([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-challenge-2021-07-26 参考]) | ||
+ | **使用者:B-baka | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[レガシー]](~[[フォーゴトン・レルム探訪]]) | ||
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+ | *[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]によって、手札を捨てつつ捨てたカードをマッドネスで唱えるためのマナを捻出することができる。 | ||
==脚注== | ==脚注== |
2024年11月30日 (土) 23:54時点における最新版
ホロウ・ワン (Hollow One) は、虚ろな者/Hollow Oneをキーカードとするコンボ系ビートダウンデッキの総称。破滅の刻参入後のモダン環境、レガシー環境に存在する。
目次 |
[編集] 概要
ソーサリー
カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
フラッシュバック(2)(赤)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたがこのターンにサイクリングしたか捨てたカード1枚につき(2)少なくなる。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
信仰無き物あさり/Faithless Lootingや通りの悪霊/Street Wraithなどで手札を捨てて虚ろな者/Hollow Oneのコストを減らし、墓地利用ギミックも駆使して素早くクロックを刻む。ブン回れば1ターン目から複数の虚ろな者を展開することも可能。
[編集] モダン
モダンで最初に登場したのは、ホロウ・ヴァイン (Hollow Vine) と呼ばれる赤緑の復讐蔦/Vengevine採用型である。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
速攻
あなたが呪文を唱えるたび、それがこのターンにあなたが唱えた2つ目のクリーチャー呪文である場合、あなたはあなたの墓地にある復讐蔦を戦場に戻してもよい。
信仰無き物あさり/Faithless Lootingや安堵の再会/Cathartic Reunionで復讐蔦を墓地に送り込み、虚ろな者/Hollow Oneを含む2枚のクリーチャー・呪文を唱えて復讐蔦を高速で戦場に出す。採用されるカードは追加のアタッカーと復讐蔦の誘発要員を兼ねる僧院の速槍/Monastery Swiftspearやゴブリンの先達/Goblin Guide、探査を持つわめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrillsや強大化/Become Immenseなど。
その後、黒赤ホロウ・ワン (BR Hollow One) や、黒赤ディスカード (BR Discard) と呼ばれる黒赤のタイプが登場し、ホロウ・ヴァインに代わって主流になった。
クリーチャー — ジャッカル(Jackal) 戦士(Warrior)
威迫
あなたがカードを1枚サイクリングするか捨てるたび、ターン終了時まで、炎刃の達人は+1/+0の修整を受ける。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) スピリット(Spirit)
恐血鬼ではブロックできない。
恐血鬼は、対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり速攻を持つ。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたの墓地にある恐血鬼を戦場に戻してもよい。
燃え立つ調査/Burning Inquiryやゴブリンの知識/Goblin Loreで序盤から大量の手札を捨て、虚ろな者の高速展開や炎刃の達人/Flameblade Adeptの打点向上に繋げつつ、墓地に送った恐血鬼/Bloodghastや炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenixを戦場に戻す。探査を持つグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerや黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fangも採用される。
プロツアー「イクサランの相克」ではチーム「Musashi」の4人が持ち込み、行弘賢をベスト4に送り込む活躍を見せた。
ラヴニカのギルド発売以降は、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを採用した赤単のホロウ・フェニックス (Hollow Phoenix) と呼ばれるタイプも登場した。
クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
飛行、速攻
あなたのターンの戦闘の開始時に、このターンにあなたがインスタントかソーサリーである呪文を3つ以上唱えていた場合、あなたの墓地から弧光のフェニックスを戦場に戻す。
グルマグのアンコウなどが使えない代わりに癇しゃく/Fiery Temperやラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsなどのバーン寄りのカードや、ダブルシンボルの騒乱の歓楽者/Bedlam Revelerなどが採用されている。
テーロス還魂記の発売以降は、アゴナスの雄牛/Ox of Agonasと死の国からの脱出/Underworld Breachを採用した赤単ホロウ・ワン、もしくはホロウ・ブリーチと呼ばれるタイプが登場した。
クリーチャー — 雄牛(Ox)
アゴナスの雄牛が戦場に出たとき、あなたの手札を捨て、その後カードを3枚引く。
脱出 ― (赤)(赤),あなたの墓地から他のカード8枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
アゴナスの雄牛は+1/+1カウンターが1個置かれた状態で脱出する。
エンチャント
あなたの墓地にあり土地でない各カードはそれぞれ脱出を持つ。脱出コストは、そのカードのマナ・コストに「あなたの墓地から他のカード3枚を追放する。」を追加したものに等しい。(あなたはあなたの墓地から、カードをそれの脱出コストで唱えてもよい。)
終了ステップの開始時に、死の国からの脱出を生け贄に捧げる。
信仰無き物あさり/Faithless Lootingを禁止カードに指定されてしまい失ったものの、アゴナスの雄牛と死の国からの脱出による持久力を手に入れた。
モダンホライゾン2参入以降は、猛火のルートワラ/Blazing Rootwallaの登場によって再びホロウ・ヴァインが台頭する。
クリーチャー — トカゲ(Lizard)
(赤):ターン終了時まで、猛火のルートワラは+2/+0の修整を受ける。毎ターン1回しか起動できない。
マッドネス(0)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。そうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
0マナで唱えることができるクリーチャー呪文を、猛火のルートワラと虚ろな者の2種類採用できるようになったため、復讐蔦の能力を誘発させることが容易になった。しかしながらモダンホライゾン3での、呪文を0マナで唱えることを咎める苛立たしいガラクタ/Vexing Baubleの登場により厳しい立場に立たされることとなった。
一方で黒赤ホロウ・ワンは、授与で唱えると速攻と回避能力を与えてくれる探偵のフェニックス/Detective's Phoenixというモダンホライゾン3の新戦力によって強化されている。
クリーチャー エンチャント — フェニックス(Phoenix)
授与 ― (赤),証拠収集6を行う。(この授与コストを支払うには、(赤)とあなたの墓地にある望む枚数のカードを合計のマナ総量が6以上になるように選んで追放する。)
飛行、速攻
エンチャントしているクリーチャーは+2/+2の修整を受け飛行と速攻を持つ。
あなたの墓地にある探偵のフェニックスを、これの授与能力で唱えてもよい。
授与コストのうち証拠収集6は重いように見えるが、通りの悪霊1体でマナ総量5なので意外と支払いやすい。逸失への恐怖/Fear of Missing Outという打点を底上げする手段が登場したのも追い風である。
[編集] サンプルレシピ
[編集] 赤緑
- ホロウ・ヴァインと呼ばれる赤緑のタイプ。
- 日本語公式サイトのデッキ紹介記事[1]も参照。
[編集] 黒赤
BR Hollow One [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒赤ホロウ・ワンなどと呼ばれる黒赤のタイプ。古えの遺恨/Ancient Grudgeのフラッシュバックのために緑がタッチされている。
[編集] 赤単
- 備考
- グランプリリバプール18 第10位(参考)
- 使用者:Luis Alvarez-Zucchino
- フォーマット
Hollow Phoenix [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ホロウ・フェニックスと呼ばれるタイプ。
[編集] ホロウ・ブリーチ
Hollow Breach [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤単ホロウワンとも呼ばれるタイプ。
- 死の国からの脱出/Underworld Breachと遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kinを戦場に揃えて墓地に燃え立つ調査/Burning Inquiryと脱出コストに当てられるカードが存在し、3マナ以上余っていれば、ライブラリーが無くなるまで燃え立つ調査を唱えることができる。炎刃の達人/Flameblade Adeptのパワーを上げる他に、脱出コストがあるのならば虚ろな者を並べることもできる。
[編集] 赤緑(モダンホライゾン2以降)
Hollow Vine(Modern) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- モダンホライゾン2参入後のホロウ・ヴァイン。
- デッキと相性のいいアスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacarと地獄料理書/The Underworld Cookbookのセットも採用される。
[編集] 黒赤(ダスクモーン:戦慄の館以降)
BR Hollow One(Modern) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ダスクモーン:戦慄の館参入後の黒赤ホロウ・ワン。
- ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channelerやネザーゴイフ/Nethergoyf、逸失への恐怖/Fear of Missing Outといった墓地のカード・タイプを参照するカード群をサポートするために、タール火/Tarfireやミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleが採用される。
[編集] レガシー
レガシーでは引き続き信仰無き物あさり/Faithless Lootingが使用可能であり、モダンホライゾン2参入に伴い赤緑タッチ黒のホロウ・ヴァインが登場した。
クリーチャー — トカゲ(Lizard)
(1)(緑):ターン終了時まで、日を浴びるルートワラは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる。
マッドネス(0)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
クリーチャー — インカーネーション(Incarnation)
速攻
憤怒があなたの墓地にあり、かつあなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり、あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
レガシーには0マナで唱えられるクリーチャー呪文として、虚ろな者/Hollow Oneと猛火のルートワラ/Blazing Rootwallaに加えて日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaが存在するため、モダン版よりも復讐蔦/Vengevineの能力を誘発させやすい。これらを並べてから、墓地に落とした憤怒/Angerによって速攻を与えて一気に殴り倒す動きが強烈である。
- 2種類のルートワラやエインジーの荒廃者/Anje's Ravagerといったマッドネス呪文を多く採用しており、マッドネスデッキの一種ともいえる。
[編集] サンプルレシピ
Madness(Legacy) [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondによって、手札を捨てつつ捨てたカードをマッドネスで唱えるためのマナを捻出することができる。
[編集] 脚注
- ↑ 「Hollow Vine」を検証!(モダン)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2017年10月27日 岩SHOW著)