炎の嵐/Firestorm
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インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、カードをX枚捨てる。
X個のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。炎の嵐は、それらにX点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「X個のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする」は「X個を対象とする」に読み替えてください。
ダメージ量が捨てたカードの枚数に依存するため、マナ・コストはともかくカード効率的には厳しい呪文。だが、大量に捨てることができればわずか1マナで多目標に大ダメージを稼げるのが魅力。
また捨てる枚数が多いほどカード1枚当たりのダメージ効率がドンドン上がっていくため、唱える際には可能な限り大量の手札を投げつけるのが理想的であり、それがネクロポーテンス/Necropotenceと抜群の相性のよさを誇ったため赤を含むネクロデッキで活躍した。
ネクロポーテンスの強力なドロー力でこの呪文のカード効率面の不利さを埋めると同時に、カードを入手できるのが終了ステップであるために大量ドローにはリスクがあるというネクロポーテンスの弱点を軽減できるのが魅力の組み合わせ。ネクロで支払うライフ/引くカード数を多めにしておき、カードを手に入れたらその終了ステップ中にこれを使用、余剰カードをこれのコストとして捨てるような使い方ができる。その名を冠したストームネクロのほか、ネクロ・ドネイトなどにもよく採用された。
ネクロに限らず、リアニメイト等手札を捨てる事がメリットとなるデッキ、または手札コストを容易に調達できるデッキ全般と相性がよく、初期のnWo(ナチュラルデス)で生ける屍/Living Deathとともに使用されたほか、2000年〜2002年のエクステンデッドでもワイルドゾンビでゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin NabobやKrovikan Horrorでのアドバンテージを有効利用する手段として活躍した。
- 対象は必ずX個必要なので、手札が何枚あったとしても、異なる対象が同数存在しなければ大ダメージを発生させることはできない。このため、とどめに使うときは自分のクリーチャーを対象に取ることもよく行われた。多人数戦では多くの対象を選びやすいので、より使いやすいだろう。
- よくあった質問は「(一人の)対戦相手をX回対象にして大ダメージを与えることはできるのか」。上記の通り、異なる対象がX個必要なので答えは「できない」。