多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)

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2023年8月10日 (木) 23:08時点における最新版

この項目ではストーリー用語について記述しています。 アンティキティー初出のアーティファクト・クリーチャー・カードについては多相の戦士/Shapeshifterを、クリーチャー・タイプについては多相の戦士をご覧ください。

多相の戦士/Shapeshifterは種族の一つ。様々な次元/Planeに棲息する。その名の通り、大半が変身能力を持つ。

[編集] ドミナリア

重要人物

• ヴォルラス/Volrath - ジャムーラ/Jamuraa出身の元人間/Human。男性。改造されて多相の戦士となり、ラース/Rathのエヴィンカー/Evincarの座に就く。

[編集] ラヴニカ

• ラザーヴ/Lazav - ディミーア家/House Dimirのギルドマスター。様々な姿に変身してギルド/Guildに潜入し、暗躍する。

[編集] ローウィン

ローウィン/Lorwynの多相の戦士は変わり身/Changelingと呼ばれる。

詳細は変わり身/Changelingを参照。

[編集] カルドハイム

カルドハイム/Kaldheimの多相の戦士（以下「多相」という）は領界/Realmの一つ、リトヤラ/Littjaraに住まう。彼らは意のままに肉体的な姿を変える能力を持つ、謎めいた存在だ。多相は美しい彫刻が施された仮面と重い旅用の外套を纏い、自分たち以外には知られていない真の顔と姿を隠している。彼らは周囲の環境に溶け込むのに必要となるどんな姿も――星界/The Cosmosを自由に移動するための揺らめくオーロラの姿を含めて――取ることができるが、動物の姿を好む傾向にある。

[編集] 分類

多相は緑または青に属している。どちらに属する多相もあらゆる姿を取ることができるが、幾分かその色に応じて、異なる姿を好む傾向にある。

林歩き/Gladewalkerとして知られる緑の多相は、人型種族の姿よりも野生の獣の姿を好む。クマが最も人気だが、森林地帯で見かけるシカ、オオヤマネコ、鳥、リスなどは変身した林歩きかもしれない。

入江歩き/Covewalkerとして知られる青の多相は、水に魅せられている。彼らはアザラシやイルカなどの海棲動物の姿を取ることが多い。また、船乗り、海賊、漁師、灯台守、その他の水上ないし水辺で暮らす人型種族の姿を採用することも多い。

[編集] 他種族との関わり

多相は悪役やトリックスターとして英雄譚に頻繁に登場する。その地の人型種族に厄介事をもたらし、英雄の努力を覆すといったものだ。このような描写は、多くの人型種族が彼らに対して抱いている根深い不信を反映しているが、彼らの他種族との関わりの真の姿を必ずしも反映していない。実際のところ、多相は他種族の人々に交じって何年間も気づかれずに過ごし、その領界のあり方に対する終わりなき好奇心を満たしていることがある。

たとえ好奇心以上の動機があったとしても、彼らはそれを他種族には秘密にするだろう――その真の姿と同じように。

[編集] 星界渡り

多相は星界そのものと同じ物質――揺らめく純粋な光と、天のエネルギー――でできていると、多くの者が信じている。それが彼らの真の性質であるかどうかはともかく、彼らは星界のオーロラと同じような姿を取り、領界路/Omenpathやドゥームスカール/Doomskarがなくとも領界間を渡ることができる。

彼らはこの領界間を移動する能力を手に入れれば、直ちに使用する。好奇心旺盛で適応力の高い彼らはしばしば、リトヤラで短い子供時代のほんの数年だけを過ごすと、星界に繰り出して他の領界のことを見て学ぶ。多くの多相がほぼ一生を他種族に交じって過ごすが、最後はリトヤラに戻って残りの数年間を過ごし、ペンタフィヨルドの湖/Pentafjord Lakeに沈んでその生を終える。

[編集] 起源

とある古の英雄譚が、多相の起源を語っている。曰く、彼らはかつて、忘れられて久しい領界の小村に住む知られざる種族だった。専制的な首長の支配の下、彼らは当時の神々アイニール/The Einirに祈った。若者たちが首長による正当性のない戦争に徴兵されないようにしてほしいと。アイニールはその祈りに応え、彼らに姿を変える能力を授けた。若者は年寄りやありふれた動物に変身し、首長の軍隊に相応しい者は誰もいなくなってしまった。激怒した首長は村の皆殺しを命じ、村人たちは命からがら逃げ出した。

首長の軍は逃げる村人たちを追い、その窮状を見たアイニールは彼らのための安全な場所を作った。アイニールは自分たちの領界の一部を引き剥がし、険しい山々で壁を築いて侵入不可能な聖域を作るつもりだった。だがアイニールの渾沌とした魔法は、不安定なできかけの世界を作り出してしまった。そこではつるつるの崖が不自然に正確な角度で聳え、木々は頂に根を持ち地面に届く枝で支えられ、風景の中にある巨大な手形は今や澄んだ水を湛えた湖となった。

この新たな地に移住した人々は、その移り変わる性質を帯びるようになった。世代を重ねるにつれ、彼らは元の種族の姿を失い、多相となっていった。今や領界も住人も同様に、変化しやすく、謎めいていて、秘密主義だ。

[編集] 重要人物

• オルヴァール/Orvar - 最も古い入江歩き。自らの肉体の延長として、他者の複製体を作り出すことができる。
• モーリット/Moritte - 謎めいた林歩き。他種族ではなく同胞の入江歩きに化けて暮らし、二種類の多相の知識を得た。

[編集] その他の次元

重要人物

• 虹色の笛吹き/The Prismatic Piper - 魔法使いに一時的な力を与える謎の存在。ゲーム上は多相の戦士であるが、実際はエレメンタル以上に純粋なマナの精霊であると考えられている。
• オーコ/Oko - フェイ/Feyと呼ばれる種族のプレインズウォーカー/Planeswalkerだが、生まれつきのシェイプシフターでもある。ずる賢く、残酷な悪戯を好む。

[編集] 関連ページ

カルドハイム

• Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内　その２（Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著）

[編集] 参考

• 多相の戦士（クリーチャー・タイプ）
• 背景世界/ストーリー用語