フィッシュ
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− | その後、強力な飛行クロックである[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]の登場や[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]]や[[断絶/Snap]]といった[[フリースペル]]の[[Magic Online]]での収録により、秘密を掘り下げる者を中核に据えた青単色の[[Delver-Go# | + | その後、強力な飛行クロックである[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]の登場や[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]]や[[断絶/Snap]]といった[[フリースペル]]の[[Magic Online]]での収録により、秘密を掘り下げる者を中核に据えた青単色の[[Delver-Go#パウパー|Delver-Go]]が主流となり、多色タイプは廃れた。 |
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2024年6月18日 (火) 09:01時点における最新版
フィッシュ(Fish)は青を中心に組まれたクロック・パーミッション型のデッキを指す。
目次 |
[編集] 概要
青のウィニーを打ち消しで補助するのが共通の動き。これにより、ウィニーデッキが本来苦手とする全体除去への耐性が付いている。
青は本来クリーチャーに長けた色では無いが、単純な戦闘能力で劣る反面、様々なユーティリティを兼ね備えているのが特徴である。
また、タイプ的デッキとして組まれたものはロードでの全体強化により、サイズでも他の色のクリーチャーに対抗することができる。
- 俗にはマーフォークデッキを指すことも多かったが、近年それらは単に「マーフォーク」と呼ばれることの方が多い。他のタイプ的ウィニーも同様だが、広義にはそれらが含められる場合もある。
- 「忍者フィッシュ」などクリーチャー・タイプやテーマの後にこの名前が付けられることもある。
- 最初期のフィッシュの名を冠するデッキには本当に魚のダンダーン/Dandanが入っていた。
[編集] 時のらせんブロック構築
クリーチャー — コー(Kor) ならず者(Rogue)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)
コー追われの物あさりが対戦相手にダメージを与えるたび、カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心霊破はそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。
パワーこそ低いものの回避能力持ちが多く採用されており、安定してライフを削ることができる。特にコー追われの物あさり/Looter il-Korは重要で引きすぎた土地を必要な呪文に変換するなどデッキの安定性を非常に高めてくれる。不安定性突然変異/Unstable Mutationや心霊破/Psionic Blastが青に不足している打撃力を補ってくれる。
また、変異持ちが多く攪乱効果があるのが特徴である。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- PTQ Valencia 2007 (Magdeburg) ベスト6
- 使用者:Daniel Dervaric
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (24) | |
4 | ダル追われの流れ者/Drifter il-Dal |
4 | 空飛ぶ男/Flying Men |
4 | コー追われの物あさり/Looter il-Kor |
3 | 霊糸の幻/Gossamer Phantasm |
3 | トゲ尾の仔ドレイク/Spiketail Drakeling |
3 | コー追われの浸透者/Infiltrator il-Kor |
3 | 大渦のジン/Maelstrom Djinn |
呪文 (16) | |
4 | 猿術/Pongify |
4 | 心霊破/Psionic Blast |
4 | 遅延/Delay |
4 | 不安定性突然変異/Unstable Mutation |
土地 (20) | |
16 | 島/Island |
1 | ペンデルヘイヴン/Pendelhaven |
2 | 生けるものの洞窟/Zoetic Cavern |
1 | 隠れ家/Safe Haven |
サイドボード | |
4 | 模る寄生/Shaper Parasite |
4 | ダンダーン/Dandan |
4 | 激浪のこそ泥/Riptide Pilferer |
3 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
[編集] パウパー
パウパーでは一大勢力を築いている。
クリーチャー — フェアリー(Faerie)
飛行
フェアリーの大群が戦場に出たとき、土地を最大2つまでアンタップする。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)
忍術(1)(青)((1)(青),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
深き刻の忍者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
青単色を中心に、青白や青赤などいくつかの派生形が存在する。
アドバンテージを取れる深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hoursや呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite、熟考漂い/Mulldrifterなどをアタッカー陣に揃える。クリーチャー以外のカードでは、軽量ドローやカウンターの他には、他のデッキタイプと比べると劣るクリーチャーのサイズを補うために除外/Excludeや海賊の魔除け/Piracy Charmのような邪魔をしながらアドバンテージを得られるカードが選択される。
その後、強力な飛行クロックである秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsの登場やフェアリーの大群/Cloud of Faeriesや断絶/SnapといったフリースペルのMagic Onlineでの収録により、秘密を掘り下げる者を中核に据えた青単色のDelver-Goが主流となり、多色タイプは廃れた。
[編集] 青単
Mono Blue Clock Permission(Pauper) [1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
|
[編集] 青黒
UB Clock Permission(Pauper) [2] | |||||||||||||||||||||
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|
[編集] 青黒白
Esper Clock Permission(Pauper) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
|
[編集] 青白
UW Clock Permission(Pauper) [4] | |||||||||||||||||||
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|
- ブリンクの要素を加えたタイプ。
[編集] 青赤
UR Clock Permission(Pauper) [5] | |||||||||||||||||||||||
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|
- 飛行クロックと火力を中心に据えたタイプ。
[編集] エターナル
エターナル環境では青を中心に色をタッチして組まれるが、単色のものもあり、その構成は多種多様。
アドバンテージの要となる深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours、行き詰まり/Standstill、呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteから、海外ではニンジャスティル(Ninjastill)、フェアリー・ニンジャスティル(Faerie-Ninjastill)などと呼ばれることもある。
クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)
忍術(1)(青)((1)(青),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
深き刻の忍者がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
深き刻の忍者、非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy等の小型クリーチャーに好奇心/Curiosityをエンチャントしたり、行き詰まり/Standstillを張ったりしてアドバンテージを得ながら殴り倒すのが基本的な動き。テンポ面で極めてタイトなデッキであり、意志の力/Force of Willなどのピッチスペルや霊気の薬瓶/Aether Vialで補助される。
基本的にタイプ的デッキではないが、自然とそういったギミックが盛り込まれる。例を挙げると、
- 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteの補助のため、空飛ぶ男/Flying Menよりも西風のスプライト/Zephyr Spriteが優先
- 非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigyの能力のコストとしての嵐景学院の弟子/Stormscape Apprenticeやギルド魔道士、呪文づまりのスプライトなど
単色のものだけではなく青を中心として多様な色の組み合わせがトーナメントシーンに存在している。さらに3色にもなると、もはや原型をとどめず、ウィニー系のグッドスタッフになっている。
以下に各色の特徴を示す。
- 白
- 翻弄する魔道士/Meddling Mageや剣を鍬に/Swords to Plowshares、嵐景学院の弟子/Stormscape Apprenticeによりコントロール力がアップ。
- 緑
- タルモゴイフ/Tarmogoyfやガイアの空の民/Gaea's Skyfolkを加え、打撃力がアップ
- 赤
- 好奇心/Curiosityと相性の良い渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerで融通性がアップ。火力により決定力アップ
- 黒
- 闇の腹心/Dark Confidantでアドバンテージ強化、萎縮した卑劣漢/Withered Wretch等による墓地対策
確定パーツが少なく、構築に幅があるのもこのデッキの特徴であり、色やクリーチャーの選択だけにとどまらず、メタゲームや時代に合わせて様々な試行がされている。例を挙げると、
- アーティファクト全般対策に無のロッド/Null Rod(この場合は自分で装備品や霊気の薬瓶を使えない)
- 土地破壊やメタカードとしてのもみ消し/Stifle
- 対コンボデッキに摘出/Extract
- 対ウィニーや純粋に強化として梅澤の十手/Umezawa's Jitteなど
- 上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendantによるソフトロック
ヴィンテージでは特に、アンチコンボ系ウィニーデッキが多い事を踏まえて、嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice等のボードコントロールがメタに噛み合っている。一方レガシーでは、クロック・パーミッションとしては青緑スレッショルドが主流であり、やや数が少ない。
[編集] レガシー版
- 備考
- グランプリコロンバス07 ベスト4 (参考)
- 使用者:Max Tietze
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (16) | |
4 | 闇の腹心/Dark Confidant |
4 | 翻弄する魔道士/Meddling Mage |
3 | ヨツンの兵卒/Jotun Grunt |
3 | ルーンの母/Mother of Runes |
2 | セラの報復者/Serra Avenger |
呪文 (27) | |
4 | 意志の力/Force of Will |
4 | 剣を鍬に/Swords to Plowshares |
2 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
4 | 渦まく知識/Brainstorm |
3 | 目くらまし/Daze |
3 | 強迫/Duress |
4 | 血清の幻視/Serum Visions |
3 | もみ消し/Stifle |
土地 (17) | |
4 | 溢れかえる岸辺/Flooded Strand |
4 | 汚染された三角州/Polluted Delta |
1 | Scrubland |
1 | 島/Island |
1 | 平地/Plains |
4 | Tundra |
2 | Underground Sea |
サイドボード | |
1 | 強迫/Duress |
2 | 仕組まれた爆薬/Engineered Explosives |
4 | 仕組まれた疫病/Engineered Plague |
4 | 虚空の力線/Leyline of the Void |
1 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte |
3 | 名誉回復/Vindicate |
[編集] ヴィンテージ版
- 備考
- ヴィンテージ選手権06 ベスト4 (参考)
- 使用者:Paul Nicolo
- フォーマット
[編集] 黎明期
クリーチャー — イフリート(Efreet)
飛行
あなたのアップキープの開始時に、セレンディブのイフリートはあなたに1点のダメージを与える。
クリーチャー — 魚(Fish)
ダンダーンは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていないかぎり、攻撃できない。
あなたが島をコントロールしていないとき、ダンダーンを生け贄に捧げる。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。
黎明期の青ビートダウンは、アトランティスの王/Lord of Atlantisを軸にしたマーフォークデッキと、単体でのカードパワーを重視したこのタイプに二分されていた。
基本は現在のクロック・パーミッションと変わらないが、当時はビートダウン向けのクリーチャーがそれほど多くなかったため、シンドバッド/Sindbad、Old Man of the Seaなどユーティリティ専用クリーチャーも多く投入される。