炎の斬りつけ/Flame Slash
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− | [[プレイヤー]]にも撃てる[[稲妻/Lightning Bolt]]と比べてしまうと使い勝手が悪い印象もあるが、それでもこのダメージ効率は強力。稲妻の隆盛によって「稲妻に耐えられる[[タフネス]]4」というのがある種の指針になっていたので、それを[[除去]]できるのは意外と重要な利点であった。 | + | [[プレイヤー]]や[[プレインズウォーカー]]にも撃てる[[稲妻/Lightning Bolt]]と比べてしまうと使い勝手が悪い印象もあるが、それでもこのダメージ効率は強力。稲妻の隆盛によって「稲妻に耐えられる[[タフネス]]4」というのがある種の指針になっていたので、それを[[除去]]できるのは意外と重要な利点であった。 |
− | [[ | + | [[スタンダード]]では[[青白コントロール/スタンダード/アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期|青白コントロール]]の[[前兆の壁/Wall of Omens]]、[[ヴァラクート#スタンダード|ヴァラクート]]や[[エルドラージ・ランプ#ゼンディカー・ブロック期|エルドラージ・ランプ]]の[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]、[[緑]]系デッキ全般の[[強情なベイロス/Obstinate Baloth]]など、[[赤単色デッキ|赤単]]高速[[デッキ]]が手こずるタフネス4クリーチャーへの対抗策として活躍している。特に[[サイドボード]]からの採用率はかなりのもの。 |
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もちろんクリーチャー除去が最重要視される[[リミテッド]]では無類の強さ。 | もちろんクリーチャー除去が最重要視される[[リミテッド]]では無類の強さ。 | ||
*クリーチャー限定火力が多い赤だが、[[追加コスト]]や[[対象]]および使用条件の制限なしで稲妻を超えるダメージを出せる1マナ火力は炎の斬りつけのみ。 | *クリーチャー限定火力が多い赤だが、[[追加コスト]]や[[対象]]および使用条件の制限なしで稲妻を超えるダメージを出せる1マナ火力は炎の斬りつけのみ。 | ||
− | **追加コストありなら[[稲妻の斧/Lightning Axe]] | + | **追加コストありなら[[稲妻の斧/Lightning Axe]]や[[ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade]]など、条件ありなら[[感電破/Galvanic Blast]]や[[引き裂く流弾/Rending Volley]]などが該当する。 |
− | *[[掃射/Strafe]] | + | *対クリーチャー火力の常として、[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]や[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]、[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]などを経由すれば対人火力として利用できる。 |
− | *[[基本セット2013]]への[[再録]]が検討されたが、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]との組み合わせが[[スタンダード]] | + | *これの[[下位互換]]として[[掃射/Strafe]]や[[龍火浴びせ/Bathe in Dragonfire]]などが存在する。 |
+ | *[[基本セット2013]]への[[再録]]が検討されたが、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]との組み合わせが[[スタンダード]]のゲームバランスを崩すという理由で見送られた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/extra-mile-2012-08-03 The Extra Mile]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004100/ マジック2013のカード達 特別編]([[Daily MTG]] 2012年8月3日)</ref>。 | ||
+ | *[[2022年]]7月9日~17日に開催された[[ストアチャンピオンシップ]]の参加賞としてテキストボックスレスの[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/your-sneak-peek-double-masters-2022-dominaria-united-and-beyond-2022-05-12 Your Sneak Peek at Double Masters 2022, Dominaria United, and Beyond]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036003/ 『ダブルマスターズ2022』および『団結のドミナリア』の最新情報とその他の発表](News [[2022年]]5月12日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。[[イラスト]]では[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]({{Gatherer|id=398180|モダンマスターズ2015版イラスト}})が斬られている。 | ||
+ | ==関連カード== | ||
+ | インスタントになると2マナ重い[[砲撃/Bombard]]になる。 | ||
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+ | クリーチャー限定で4点ダメージを与えるソーサリー火力。'''太字'''は[[プレインズウォーカー]]も対象にできる。[[ドレイン]]は割愛。 | ||
+ | *[[四筋の稲妻/Forked Lightning]] - 4マナ。最大3体までにダメージを割り振れる。([[ポータル]]) | ||
+ | *[[カマールの大鎚/Kamahl's Sledge]] - [[ダブルシンボル]]7マナ。[[スレッショルド]]達成で、本体にも同時に4点が飛ぶ。([[トーメント]]) | ||
+ | **[[ゴブリンの連射/Goblin Barrage]] - 4マナ。[[追加コスト]]でゴブリン1体を生け贄に捧げていた場合、本体にも同時に4点が飛ぶ。([[ドミナリア]]) | ||
+ | *[[破壊的なかがり火/Consuming Bonfire]] - ダブルシンボル5マナ。[[エレメンタル]]は焼けない代わりに[[ツリーフォーク]]には7点。([[ローウィン]]) | ||
+ | *[[ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars]] - 2マナ。[[超過]](3)(赤)(赤)(赤)付き。([[ラヴニカへの回帰]]) | ||
+ | *[[パーフォロスの激怒/Rage of Purphoros ]] - [[再生]]不能で[[占術]]1付き。5マナ。([[テーロス]]) | ||
+ | *[[龍火浴びせ/Bathe in Dragonfire ]] - 3マナになった下位互換。([[運命再編]]) | ||
+ | *[[巨岩投下/Boulder Salvo]] - 5マナで[[怒濤]](1)(赤)付き。下位互換。([[ゲートウォッチの誓い]]) | ||
+ | *[[錬金術師の挨拶/Alchemist's Greeting]] - 5マナ。[[マッドネス]](1)(赤)を持つので[[インスタント・タイミング]]でも撃てる。([[異界月]]) | ||
+ | *[[集団的抵抗/Collective Defiance]] - ダブルシンボル3マナ。[[増呪]]の[[モード]]の1つ。(異界月) | ||
+ | *[[チャンドラの革命/Chandra's Revolution]] - 4マナ。[[土地]]1つを[[タップ]]し、次[[アンタップ・ステップ]]に[[アンタップ]]しなくする。([[霊気紛争]]) | ||
+ | *[[木端+微塵/Cut+Ribbons]] - 2マナ。[[余波]]呪文の上半分。([[アモンケット]]) | ||
+ | *[[溶岩コイル/Lava Coil]] - 2マナ。これによりダメージを与えられたクリーチャーが[[死亡]]する際に[[追放]]する。([[ラヴニカのギルド]]) | ||
+ | **'''[[抹消する稲妻/Obliterating Bolt]]''' - 2マナ。プレインズウォーカーにも撃てる溶岩コイルの上位互換。([[兄弟戦争]]) | ||
+ | *'''[[轟く叱責/Thundering Rebuke]]''' - 2マナ。([[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
+ | **'''[[溶鉄の衝撃/Molten Impact]]''' - 2マナ。轟く叱責の[[上位互換]]で、余剰のダメージを次にインスタントやソーサリーを唱えたときに与えられる。[[MTGアリーナ]]専用。([[アルケミー:神河]]) | ||
+ | *'''[[ツンドラの噴気孔/Tundra Fumarole]]''' - 3マナ[[氷雪ソーサリー]]。支払われた[[氷雪マナ]]の数だけ[[無色マナ]]を加える。([[カルドハイム]]) | ||
+ | *[[肉体の裂傷/Lacerate Flesh]] - 5マナ。[[余剰のダメージ]]だけ[[血]]・[[トークン]]を[[生成]]する。([[イニストラード:真紅の契り]]) | ||
+ | *[[乱入/Cut In]] - 4マナ。若き英雄の[[役割]]・トークンを生成する。([[エルドレインの森]]) | ||
+ | ソーサリー以外の[[ソーサリー・タイミング]]クリーチャー限定4点火力。 | ||
+ | *[[くすぶるタール/Smoldering Tar]] - [[黒赤]]4マナ[[エンチャント]]。ソーサリー・タイミングでのみ、[[生け贄に捧げる]]事で[[起動]]できる。([[インベイジョン]]) | ||
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+ | *[[血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental]] - 5マナ4/1クリーチャー。ソーサリー・タイミングでのみ、生け贄に捧げる事で起動できる。([[アラーラの断片]]) | ||
+ | *[[龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker]] - ダブルシンボル5マナプレインズウォーカーの-3[[忠誠度能力]]。([[タルキール覇王譚]]) | ||
+ | *[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]] - ダブルシンボル4マナプレインズウォーカーの-3忠誠度能力。([[カラデシュ]]) | ||
+ | *[[紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius]] - ダブルシンボル6マナプレインズウォーカーの-3忠誠度能力。(カラデシュ) | ||
+ | *[[溶岩原の首領/Lava-Field Overlord]] - ダブルシンボル9マナ5/4の[[助力]][[飛行]]クリーチャーのETB能力。対戦相手のクリーチャー限定。([[バトルボンド]]) | ||
+ | *'''[[イロアスの恩寵/Iroas's Blessing]]''' - 4マナの[[オーラ]]の[[ETB]][[能力]]。対戦相手のパーマネント限定。([[テーロス還魂記]]) | ||
+ | *[[フラックス/The Flux]] - ダブルシンボル4マナの[[英雄譚]]の第I[[章能力]]。対戦相手のクリーチャー限定。([[ドクター・フー統率者デッキ]]) | ||
+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:エルドラージ覚醒]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪]] - [[コモン]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2023年11月6日 (月) 08:04時点における最新版
クリーチャー限定火力。ソーサリーだが1マナで4点ものダメージを与えられる。
プレイヤーやプレインズウォーカーにも撃てる稲妻/Lightning Boltと比べてしまうと使い勝手が悪い印象もあるが、それでもこのダメージ効率は強力。稲妻の隆盛によって「稲妻に耐えられるタフネス4」というのがある種の指針になっていたので、それを除去できるのは意外と重要な利点であった。
スタンダードでは青白コントロールの前兆の壁/Wall of Omens、ヴァラクートやエルドラージ・ランプの草茂る胸壁/Overgrown Battlement、緑系デッキ全般の強情なベイロス/Obstinate Balothなど、赤単高速デッキが手こずるタフネス4クリーチャーへの対抗策として活躍している。特にサイドボードからの採用率はかなりのもの。
モダンやパウパーでも赤系のコントロールデッキなどで採用されている。
もちろんクリーチャー除去が最重要視されるリミテッドでは無類の強さ。
- クリーチャー限定火力が多い赤だが、追加コストや対象および使用条件の制限なしで稲妻を超えるダメージを出せる1マナ火力は炎の斬りつけのみ。
- 追加コストありなら稲妻の斧/Lightning Axeやゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenadeなど、条件ありなら感電破/Galvanic Blastや引き裂く流弾/Rending Volleyなどが該当する。
- 対クリーチャー火力の常として、モグの偏執狂/Mogg Maniacやぬいぐるみ人形/Stuffy Doll、ボロスの反攻者/Boros Reckonerなどを経由すれば対人火力として利用できる。
- これの下位互換として掃射/Strafeや龍火浴びせ/Bathe in Dragonfireなどが存在する。
- 基本セット2013への再録が検討されたが、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageとの組み合わせがスタンダードのゲームバランスを崩すという理由で見送られた[1]。
- 2022年7月9日~17日に開催されたストアチャンピオンシップの参加賞としてテキストボックスレスのプロモーション・カードが配布された[2]。イラストではタルモゴイフ/Tarmogoyf(モダンマスターズ2015版イラスト)が斬られている。
[編集] 関連カード
インスタントになると2マナ重い砲撃/Bombardになる。
[編集] 主な亜種
クリーチャー限定で4点ダメージを与えるソーサリー火力。太字はプレインズウォーカーも対象にできる。ドレインは割愛。
- 四筋の稲妻/Forked Lightning - 4マナ。最大3体までにダメージを割り振れる。(ポータル)
- カマールの大鎚/Kamahl's Sledge - ダブルシンボル7マナ。スレッショルド達成で、本体にも同時に4点が飛ぶ。(トーメント)
- ゴブリンの連射/Goblin Barrage - 4マナ。追加コストでゴブリン1体を生け贄に捧げていた場合、本体にも同時に4点が飛ぶ。(ドミナリア)
- 破壊的なかがり火/Consuming Bonfire - ダブルシンボル5マナ。エレメンタルは焼けない代わりにツリーフォークには7点。(ローウィン)
- ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars - 2マナ。超過(3)(赤)(赤)(赤)付き。(ラヴニカへの回帰)
- パーフォロスの激怒/Rage of Purphoros - 再生不能で占術1付き。5マナ。(テーロス)
- 龍火浴びせ/Bathe in Dragonfire - 3マナになった下位互換。(運命再編)
- 巨岩投下/Boulder Salvo - 5マナで怒濤(1)(赤)付き。下位互換。(ゲートウォッチの誓い)
- 錬金術師の挨拶/Alchemist's Greeting - 5マナ。マッドネス(1)(赤)を持つのでインスタント・タイミングでも撃てる。(異界月)
- 集団的抵抗/Collective Defiance - ダブルシンボル3マナ。増呪のモードの1つ。(異界月)
- チャンドラの革命/Chandra's Revolution - 4マナ。土地1つをタップし、次アンタップ・ステップにアンタップしなくする。(霊気紛争)
- 木端+微塵/Cut+Ribbons - 2マナ。余波呪文の上半分。(アモンケット)
- 溶岩コイル/Lava Coil - 2マナ。これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する際に追放する。(ラヴニカのギルド)
- 抹消する稲妻/Obliterating Bolt - 2マナ。プレインズウォーカーにも撃てる溶岩コイルの上位互換。(兄弟戦争)
- 轟く叱責/Thundering Rebuke - 2マナ。(ゼンディカーの夜明け)
- 溶鉄の衝撃/Molten Impact - 2マナ。轟く叱責の上位互換で、余剰のダメージを次にインスタントやソーサリーを唱えたときに与えられる。MTGアリーナ専用。(アルケミー:神河)
- ツンドラの噴気孔/Tundra Fumarole - 3マナ氷雪ソーサリー。支払われた氷雪マナの数だけ無色マナを加える。(カルドハイム)
- 肉体の裂傷/Lacerate Flesh - 5マナ。余剰のダメージだけ血・トークンを生成する。(イニストラード:真紅の契り)
- 乱入/Cut In - 4マナ。若き英雄の役割・トークンを生成する。(エルドレインの森)
ソーサリー以外のソーサリー・タイミングクリーチャー限定4点火力。
- くすぶるタール/Smoldering Tar - 黒赤4マナエンチャント。ソーサリー・タイミングでのみ、生け贄に捧げる事で起動できる。(インベイジョン)
- 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu - 4マナ4/2クリーチャーのETB能力。(プレーンシフト)
- 血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental - 5マナ4/1クリーチャー。ソーサリー・タイミングでのみ、生け贄に捧げる事で起動できる。(アラーラの断片)
- 龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker - ダブルシンボル5マナプレインズウォーカーの-3忠誠度能力。(タルキール覇王譚)
- 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance - ダブルシンボル4マナプレインズウォーカーの-3忠誠度能力。(カラデシュ)
- 紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius - ダブルシンボル6マナプレインズウォーカーの-3忠誠度能力。(カラデシュ)
- 溶岩原の首領/Lava-Field Overlord - ダブルシンボル9マナ5/4の助力飛行クリーチャーのETB能力。対戦相手のクリーチャー限定。(バトルボンド)
- イロアスの恩寵/Iroas's Blessing - 4マナのオーラのETB能力。対戦相手のパーマネント限定。(テーロス還魂記)
- フラックス/The Flux - ダブルシンボル4マナの英雄譚の第I章能力。対戦相手のクリーチャー限定。(ドクター・フー統率者デッキ)
[編集] 脚注
- ↑ The Extra Mile/マジック2013のカード達 特別編(Daily MTG 2012年8月3日)
- ↑ Your Sneak Peek at Double Masters 2022, Dominaria United, and Beyond/『ダブルマスターズ2022』および『団結のドミナリア』の最新情報とその他の発表(News 2022年5月12日 Wizards of the Coast著)