文章変更効果
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2023年10月16日 (月) 04:01時点における最新版
文章変更効果/Text-Changing Effectとは、オブジェクトの文章欄およびタイプ行を書きかえる効果のこと。
Mind Bend / 幻覚 (青)
インスタント
インスタント
パーマネント1つを対象とし、それに書かれた色を表す単語1種をすべて別の単語1種類に置き換える。または、基本土地タイプ1種をすべて別の基本土地タイプ1種に置き換える。(例えば、あなたは「黒でないクリーチャー」を「緑でないクリーチャー」に変えたり、「森渡り」を「島渡り」に変えたりできる。この効果は永続する。)
種類別では第3種に分類されている。たいていは青の効果で、色や基本土地タイプ、クリーチャー・タイプが変更される。
- 通常、文章変更効果で書き換えられるのは文章欄の中にあるルール文章とタイプ行にある文章だけであり、その文章で該当する種類として使われている単語だけを書き換える。例えば、マジックの色を示す単語が色として用いられていたり、土地のタイプを示す単語が土地のタイプとして用いられていたり、クリーチャー・タイプを示す単語がクリーチャー・タイプとして用いられている場合のことである。マジックの色や基本土地タイプ、クリーチャー・タイプと同じ単語や一連の文字列が含まれていたとしても、この類の効果によってカード名を書き換えることはできない。
- 「赤の防御円/Circle of Protection: Red」を指定した真髄の針/Pithing Needleが戦場にあるとき、戦場の赤の防御円に幻覚/Mind Bendを使って「赤」を「青」に書き換えても、カード名は「赤の防御円」のままなので、やはりその起動型能力は起動できない。
- スフィンクスの伝令/Sphinx's Heraldに人工進化/Artificial Evolutionを使い「スフィンクス」を「マーフォーク」に書き換えて、スフィンクスの君主/Sphinx Sovereignの代わりにマーフォークの君主/Merfolk Sovereignを探すようにすることはできない。もちろん、カード名が「マーフォークの伝令」に変わることもない。
- パーマネントの文章を書き換えても、文章変更効果が発揮される前にスタックに置かれたそのパーマネントが発生源の起動型能力と誘発型能力の文章は変わらないことに注意。スタックに置かれた時点で、能力はスタックに置かれる時点での発生源由来のルール文章を持つ、発生源から独立したオブジェクトとなる(CR:113.7a、CR:602.2a、CR:603.3)。
[編集] 文章変更効果を持つカード
ドクター・フー統率者デッキまで。切除、超過、連繋、名前・ステッカーは除く。
- 魔法改竄/Magical Hack - 基本土地タイプの単語。(リミテッド・エディション)
- 臨機応変/Sleight of Mind - 色の単語。(リミテッド・エディション)
- 幻覚/Mind Bend - パーマネントの、色の単語か基本土地タイプの単語。(ミラージュ)
- ヴォルラスの気まぐれ/Whim of Volrath - パーマネントの、色の単語か基本土地タイプの単語。バイバックを持つ。(テンペスト)
- 水晶のしぶき/Crystal Spray - 色の単語か基本土地タイプの単語。キャントリップつき。(インベイジョン)
- 現実の修正/Alter Reality - 色の単語。フラッシュバックつき。(トーメント)
- 人工進化/Artificial Evolution - クリーチャー・タイプ。(オンスロート)
- 幽体の変容/Spectral Shift - 色の単語か基本土地タイプの単語。双呪で両方。(フィフス・ドーン)
- 幻色染め/Glamerdye - 色の単語。回顧つき。(イーブンタイド)
- 特質改竄/Trait Doctoring - パーマネントのみ。色の単語か基本土地タイプの単語。暗号つき。(ドラゴンの迷路)
- スパイ道具/Spy Kit - 伝説でないすべてのクリーチャーの名前を追加。(コンスピラシー:王位争奪)
- 証人保護/Witness Protection - 名前を変更。(ニューカペナの街角)
- フェンリックの呪い/The Curse of Fenric - 名前を変更。(ドクター・フー統率者デッキ)
- サイキックペーパー/Psychic Paper - 名前を任意のクリーチャーに変更。(ドクター・フー統率者デッキ)
- その他
- Balduvian Shaman - あなたの累加アップキープを持たない白のエンチャントの、色の単語。(アイスエイジ)
- ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter - これ自身。(ストロングホールド)
- 渦巻く霧/Swirl the Mists - 色の単語。(神河物語)
- 新たな血族/New Blood - タイプ行とルール・テキスト中のクリーチャー・タイプを吸血鬼に変更。(統率者2017)
- ヴィトゥ=ガジーの目覚め/Awakening of Vitu-Ghazi - 土地の名前を変更。(灯争大戦)
- 文章交換/Exchange of Words - 文章欄を交換。(Unfinity)
以下はアン・カード。
- Look at Me, I'm R&D(アンヒンジド)
- Magical Hacker(アンヒンジド)
- DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph(Unstable)
- S.N.E.A.K.長官、フォイーブ/Phoebe, Head of S.N.E.A.K.(Unstable)
- 動く墓地/Animate Graveyard(Unfinity)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 612 文章変更効果
- 612.1 継続的効果の中には、オブジェクトの文章を変更するものがある。それはそのオブジェクトに印刷されているあらゆる単語やシンボルに適用されうるが、影響があるのはオブジェクトのルール・テキスト(文章欄の中にある)とタイプ行にある文章だけである。これらの効果を文章変更効果と言う。
- 612.2 オブジェクトの文章を変更する効果は、それぞれ該当する種類の単語だけを書き換える(例えば、マジックの色を示す単語が色として用いられていたり、土地のタイプを示す単語が土地のタイプとして用いられていたり、クリーチャー・タイプを示す単語がクリーチャー・タイプとして用いられている場合のことである)。マジックの色や基本土地タイプ、クリーチャー・タイプと同じ単語や一連の文字列が含まれていたとしても、この類の効果によって名前を書き換えることはできない。
- 612.2a クリーチャー・トークンを生成する呪文や能力は、そのトークンのクリーチャー・タイプをクリーチャー・タイプとトークンの名前の両方として用いることが多い。それらの単語は名前としても使われるが、クリーチャー・タイプなので書き換えることができる。
- 612.3 能力を追加したり取り除いたりする効果は、その影響を受けるオブジェクトの文章を変更するわけではない。従って、効果によってオブジェクトが得た能力は、そのオブジェクトの文章を変更する効果の影響を受けない。
- 612.4 トークンのサブタイプとルール・テキストは、そのトークンを生成する呪文や能力によって定義される。それらの特性は文章変更効果によって書き換えることができる。
- 612.5 あるカード(《Exchange of Words》)は、プレイヤーに、オブジェクト2つの文章欄を交換するように指示している。これは各オブジェクトのルール文すべてを、他方のオブジェクトのルール文で置換する。(これらのルールで扱っていないカードを含むゲームにおいては、文章欄にあるそれ以外の要素も交換される。rule 100.7 参照。)
- 612.6 あるカード(《ヴォルラスの多相の戦士》)には、あるオブジェクトが他のオブジェクトの「すべての文章」を持つと書かれている。これはそのオブジェクトの文章欄とタイプ行にある文章だけでなく、名前、マナ・コスト、色指標、パワー、タフネスの文章も変更する。
- 612.7 あるカード(《スパイ道具》)には、オブジェクトが「伝説でないすべてのクリーチャー・カードの名前を持つ。」と書かれている。これはそのオブジェクトの名前を参照する文章を変更する。そのオブジェクトは、オラクルに存在する、伝説でないクリーチャー・カードそれぞれの名前を持つ(rule 108.1 参照)。
- 612.8 オブジェクトの名前を定める継続的効果を生成するカードが存在する。この変更は、そのオブジェクトの名前を表す文章を変更する。そのオブジェクトはそれまで持っていた名前をすべて失い、その特定された名前だけを持つ。
- 612.9 パーマネントや戦場 にないカードに貼られている名前 ステッカーは、そのオブジェクトの名前を表す文章に1単語を追加する継続的効果を生成する(rule 123.6 参照)。
- 612.10 連繋 能力は、連繋を持つカードのルール・テキストをその呪文に、その呪文自身のルール・テキストの後に加えることで呪文の文章を変更する。これによってその呪文自身の文章を変更したり置換したりするわけではない(rule 702.47〔連繋〕参照)。
- 612 文章変更効果