フェンリックの呪い/The Curse of Fenric

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The Curse of Fenric / フェンリックの呪い (2)(緑)(白)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 各プレイヤーにつきそれぞれ、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。それを破壊する。これにより破壊された各クリーチャーにつきそれぞれ、それのコントローラーは接死を持つ緑のミュータント(Mutant)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
II ― トークンでないクリーチャー1体を対象とする。それは《フェンリック/Fenric》という名前を持つ6/6の伝説のホラー(Horror)・クリーチャーになり、すべての能力を失う。
III ― ミュータント1体を対象とし、《フェンリック/Fenric》という名前を持ちそれでないクリーチャー1体を対象とする。前者は後者と格闘を行う。


WhisperではⅠ章の緑のミュータント(Mutant)・クリーチャー・トークンのパワーとタフネス表記が欠落しています。これは3/3です。

7代目ドクター/The Seventh Doctor恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebelのストリーアークが明かされたエピソードの英雄譚。

I-

各対戦相手につき、猿術/Pongify相当の除去。トークンの性能は接死を持つためこちらのほうが高いが、1体多数で除去できることは魅力的。統率者戦ではこういった除去は他の例に漏れず有用。

  • 宇宙の悪の根源・フェンリックの従僕である吸血性ミュータントヘモヴォア(Haemovores)大量発生し、ゾンビパニックのようになった場面を表している。ちなみにヘモヴォアは強い信頼や信仰心の前では行動力が低下し、相手を攻撃できないという設定がある。この部分は統率者戦ではヘイト次第では必ずしもミュータント・トークンが出したプレイヤーをアタックしてくるとは限らない点で再現されている。作中のドクターのような言動をとらない限りは……。
II-

任意のクリーチャーにフェンリックが憑依する。能力を失わせるため、統率者を統率者領域に戻さない擬似的な除去のようにも作用する。6/6というサイズ変更は、システムクリーチャーなら大幅なパワーアップだが、エルドラージなどの巨大なクリーチャーならサイズダウンとなる、絶妙な値。自分のクリーチャーを6/6にした場合、対戦相手には3/3の接死もちのミュータント・トークンがいるため、アタックすることはとても困難。

  • 科学者ジャドソンもしくはソ連軍大尉ソリンが、フェンリックに乗っ取られた場面を表している。
III-

II章で変身したフェンリックがミュータントと格闘する。たいていの場合はI章で出したミュータントトークンと格闘することになるが、マジックにおいては多相もちや最初からミュータントを持っているクリーチャーが多数いるため、この場合は状況次第では純粋な除去になる。(統率者になれる伝説のミュータントもそれなりの枚数が存在する) 状況次第ではこれを生け贄にするなどしてIII章の誘発を回避することで有用に作用できる。もしくはII章で対戦相手のクリーチャーをフェンリックに変えていた場合は、同士討ちを狙うことが出来る。

  • クライマックスでソリン/フェンリックがヘモヴォアの親玉、オールド・ワンと同士討ちした場面。ソリン/フェンリックがさしたる抵抗もせず、吸い込まれるようにバックステップでガス室に入っていく様はとてもシュール。(27:57前後)

[編集] ストーリー

7代目ドクター/The Seventh Doctorとコンパニオン、エースは第二次世界大戦中のイングランド、ノーサンバーランド州の海軍基地を訪れる。初期コンピューターであるウルティマシンは暗号解析のほかに、密かにヴァイキングに伝わる古代ルーン文字を解読していた。そこにはドクターが17世紀前に封印したフェンリックに関する警告があった。

しかし時を同じくして様々な変異が立て続けに起こる。 湖からは吸血性ミュータント、ヘモヴォアが群を成して現れ、イギリス軍とウルティマシンの強奪を狙うソ連軍を襲撃する。さらに基地の地下から掘り起こされ遺棄されていたヴァイキングの遺物からフェンリックが解放され、科学者ジャドソンを乗っ取る。ジャドソンは湖底からヘモヴォアの親玉であるオールド・ワンを呼び起こし、ドクターへの復讐を開始する。 その復讐の最後の鍵はほかならぬコンパニオン、エースだった……

[編集] 参考

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