多色カード
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+ | 多色カードは多色テーマのブロック以外では[[レア]]以上の[[稀少度]]で収録されることが多かったが、[[テーロス]]では2色10種類の色の組み合わせの[[アンコモン]]の[[サイクル]]が収録された。これは[[リミテッド]]での色のペアの戦略を示す[[基柱カード]]としてデザインされている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0004153/ リミテッドでの色のペア・パート1]([[Latest Developments]] [[2013年]]9月27日)</ref><ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0018221/ 新セットをリミテッド面で評価する]([[Latest Developments]] [[2017年]]1月6日 [[Sam Stoddard]]著)</ref>。その後[[マジック・オリジン]]よりリミテッドで遊べるセットでは標準的な仕様として10枚サイクルが収録されるようになった。 | ||
==特徴== | ==特徴== | ||
− | + | 多色カードは(基本的に)[[マナ・コスト]]に2つ以上の色を含み、多くの場合、それらの[[色の役割|色の特徴]]を併せ持っている。多色カードの色の組み合わせは26種類(→詳細は[[色の組み合わせ]]参照)。 | |
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− | + | 公式コラムによれば多色カードのデザインの種類は、含まれる色が持つ[[色の役割]]の[[効果]]を並べる"Chinese Menu"デザイン([[予言の稲妻/Prophetic Bolt]])、含まれる色の共通する色の役割を強化する"Venn Diagram"デザイン([[番狼/Watchwolf]])、含まれる色すべてを[[文章欄]]に並べる"Roll Call"デザイン([[トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood]])、今までに無い効果となる"Shiny and New"デザイン([[草ハイドラ/Phytohydra]]、[[精神ヒルの塊/Mindleech Mass]])、セット全体のデザインとして含まれる色それぞれに共通のメカニズムを持たせる"Shared Hobby" デザイン(ラヴニカ・ブロックやアラーラの断片ブロック)などがある<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/midas-touch-2005-11-14 Midas Touch](Making Magic 2005年11月14日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/designing-commander-2016-edition-2016-10-24 Designing Commander 2016 Edition](Card Preview 2016年10月24日 [[Ethan Fleischer]]著)</ref>。 | |
− | [[ラヴニカ:ギルドの都]]から、2色の多色カードのピンラインや[[ | + | *[[ラヴニカ:ギルドの都]]から、2色の多色カードのピンラインや[[ルール文章]]欄には、2色の[[マナ]]が出る[[土地]]と同じような色分けが施されるようになった<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/framing-ravnica-2005-10-14 Framing Ravnica]/[http://web.archive.org/web/20080306040106/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20051020/index.html ラヴニカの枠付け――問題の無いものの直し方](Latest Devlopment 2005年10月14日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。[[新枠]]以降この仕様になっていない2色カードは、[[神河救済]]に収録された[[一なる否命/Iname as One]]のみ。 |
+ | *[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]は[[アーティファクト]]であり、マナ・コストに[[色マナ]]を含んでいるわけでもないが、[[特性定義能力]]によりすべての色を持つ。 | ||
+ | *[[単色カード]]であっても、[[追加コスト]]や[[能力]]の[[起動コスト]]に別の色マナを必要とするカードは、「実質的な多色カード」としてデザインされている(例:[[Sedge Troll]]、[[陽景学院の戦闘魔道士/Sunscape Battlemage]]、[[向上呪文]])。 | ||
+ | *多色カードは[[単色]]に比べて[[唱える]]のが難しいため、[[マナ総量]]が同じである他のカードに比べて[[能力]]が強く設定される傾向にある。しかし、多色カードが初めて登場したレジェンドでは、単色のカードと比べても明らかに弱いものが多かった。 | ||
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2021年12月21日 (火) 18:52時点における最新版
多色カード/Multicolored Cardとは、多色の(複数の色を持つ)カードのこと。
伝説のクリーチャー — スリヴァー(Sliver)
(2):無色の1/1のスリヴァー(Sliver)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
7/7クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
((白/青)は(白)でも(青)でも支払うことができる。)
(2)(白):クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
(2)(青):起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)
目次 |
[編集] 概要
多色カードは、レジェンドで初めて登場した。いずれも友好色の2色、または弧(こ)(1つの色とその友好色の組み合わせの3色)で、かつ伝説のクリーチャーであった。
対抗色2色の多色カードは、ザ・ダークで黒緑の森の暗き中心/Dark Heart of the Woodが他より一足先に登場し、他の組み合わせはミラージュが初出。その後、ストロングホールドで5色カードが、アポカリプスで楔(くさび)(友好色2色とそれらに共通する対抗色1色の組み合わせ)の3色が、ギルドパクトで4色カード(ネフィリム)がそれぞれ初登場した。
多色は人気のテーマであり、それを主題に据えたカード・セットは多い。インベイジョン・ブロックやラヴニカ/Ravnicaを舞台として扱った各種セットなどが代表的。扱い方も様々で、ラヴニカ関連は2色、アラーラの断片やタルキール覇王譚は3色の組み合わせをテーマとして扱っているほか、ミラディンの傷跡ブロックやイクサラン・ブロックのように、陣営や種族(クリーチャー・タイプ)ごとに色を不均等に割り当てているデザインのものもある。基本セットでは長らく多色カードの収録がなかったが、基本セット2013以降扱われるようになり、現在ではありふれたものとなっている。
多色カードは多色テーマのブロック以外ではレア以上の稀少度で収録されることが多かったが、テーロスでは2色10種類の色の組み合わせのアンコモンのサイクルが収録された。これはリミテッドでの色のペアの戦略を示す基柱カードとしてデザインされている[1][2]。その後マジック・オリジンよりリミテッドで遊べるセットでは標準的な仕様として10枚サイクルが収録されるようになった。
[編集] 特徴
多色カードは(基本的に)マナ・コストに2つ以上の色を含み、多くの場合、それらの色の特徴を併せ持っている。多色カードの色の組み合わせは26種類(→詳細は色の組み合わせ参照)。
内枠の色は基本的に金色であり、それがそのまま通称にもなっている(→金)。分割カードや混成カードは内枠が金ではないが、複数の色を持つため多色カードである。詳細は各々のページを参照のこと。
公式コラムによれば多色カードのデザインの種類は、含まれる色が持つ色の役割の効果を並べる"Chinese Menu"デザイン(予言の稲妻/Prophetic Bolt)、含まれる色の共通する色の役割を強化する"Venn Diagram"デザイン(番狼/Watchwolf)、含まれる色すべてを文章欄に並べる"Roll Call"デザイン(トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood)、今までに無い効果となる"Shiny and New"デザイン(草ハイドラ/Phytohydra、精神ヒルの塊/Mindleech Mass)、セット全体のデザインとして含まれる色それぞれに共通のメカニズムを持たせる"Shared Hobby" デザイン(ラヴニカ・ブロックやアラーラの断片ブロック)などがある[3][4]。
- ラヴニカ:ギルドの都から、2色の多色カードのピンラインやルール文章欄には、2色のマナが出る土地と同じような色分けが施されるようになった[5]。新枠以降この仕様になっていない2色カードは、神河救済に収録された一なる否命/Iname as Oneのみ。
- ギルド渡りの急使/Transguild Courierはアーティファクトであり、マナ・コストに色マナを含んでいるわけでもないが、特性定義能力によりすべての色を持つ。
- 単色カードであっても、追加コストや能力の起動コストに別の色マナを必要とするカードは、「実質的な多色カード」としてデザインされている(例:Sedge Troll、陽景学院の戦闘魔道士/Sunscape Battlemage、向上呪文)。
- 多色カードは単色に比べて唱えるのが難しいため、マナ総量が同じである他のカードに比べて能力が強く設定される傾向にある。しかし、多色カードが初めて登場したレジェンドでは、単色のカードと比べても明らかに弱いものが多かった。
[編集] 脚注
- ↑ リミテッドでの色のペア・パート1(Latest Developments 2013年9月27日)
- ↑ 新セットをリミテッド面で評価する(Latest Developments 2017年1月6日 Sam Stoddard著)
- ↑ Midas Touch(Making Magic 2005年11月14日 Mark Rosewater著)
- ↑ Designing Commander 2016 Edition(Card Preview 2016年10月24日 Ethan Fleischer著)
- ↑ Framing Ravnica/ラヴニカの枠付け――問題の無いものの直し方(Latest Devlopment 2005年10月14日 Aaron Forsythe著)
[編集] 参考
色 | |||||||||
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単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
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アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |