エルフ (デッキ)
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2009年6月6日 (土) 19:46時点における版
目次 |
概要
小型で展開しやすいエルフを大量に、それも高速で場に並べ、その物量とマナ・アドバンテージで相手を圧倒する。これだけ大量のクリーチャーとマナを同時に確保できるデッキは少なく、緑ならではということで病みつきになる人も多い。
エルフ達は基本的に非力でありカードパワーで押し切るのが難しいため、大抵全体強化手段か別途フィニッシャーを用意する。
特にオンスロート・ブロック以降は、ブロック構築からエターナルまで、幅広い場面で見られるデッキタイプとなった。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
時のらせんブロックで失ったものが少なかったこともあり、引き続き黒緑ビートダウンの一種として存在している。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリバルセロナ09 ベスト8
- 使用者:Sean Og Murphy
- フォーマット
- 青黒フェアリーを意識して、メインから雲打ち/Cloudthresherが採用されている。
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードでは、ローウィンでエルフが主要部族に選ばれたこともあり、同環境の黒緑ビートダウンの中にエルフを中心にしたものが登場した。
定番の野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどに加え、傲慢な完全者/Imperious Perfectやレンの地の克服者/Wren's Run Vanquisherなどが採用される。
序盤はクリーチャーでライフを削っていき、最後は不敬の命令/Profane Commandのカードパワーで押し切るのが基本。
世界選手権07では日本勢の多くがこのタイプを使用し、森勝洋・中野圭貴の両名をベスト8に輩出。その後も長らくメタの一角を占め続けた。
- これとは別路線で遺産のドルイド/Heritage Druidの爆発力を活かした親和エルフと呼ばれるデッキも作られた。
サンプルレシピ
- WotC内のコラム「「黒緑エルフ」という選択」も参照のこと。
オンスロート・ブロック+ミラディン・ブロック期
ミラディン・ブロック期のスタンダードでは、史上最悪の装備品として名高い頭蓋骨絞め/Skullclampと組み、エルフ&ネイルが登場する。
オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期
オンスロート期のスタンダードでは、オンスロート・ブロックの部族支援によって強化され、トーナメントレベルとなる。この頃のデッキはエルフ・ビートと呼ばれる。
エクステンデッド(オンスロート・ブロック~アラーラの断片ブロック期)
モーニングタイド期のスタンダードではローグデッキのひとつに過ぎなかった親和エルフが劇的に強化され、プロツアーベルリン08では上位を独占している。
エクステンデッド(テンペスト・ブロック~オンスロート・ブロック期)
ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryを並べ、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどによる潤沢なマナを背景に、相手を圧倒するタイプが主流。
エルフとガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleを使用する事から、クレイドルエルフと呼ばれる事が多い。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリニューオーリンズ03 ベスト4 (参考)
- 使用者:Diego Ostrovich
- フォーマット
- マナエルフやガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleからマスティコア/Masticoreなどを高速展開する構成になっている。
- サイドボードの多くは生ける願い/Living Wishからのシルバーバレット用に割かれている。
- このデッキについてはWotCのコラム「Deck Tech: Elves!」も参照のこと。
レガシー
オンスロート以降の強力なエルフをはじめとして、クウィリーオン・レインジャー/Quirion RangerやFyndhorn Elvesを「追加のラノワールのエルフ/Llanowar Elves」として採用しているものが一般的。大量のマナ加速から、エルフを次々に展開し、全体強化によって押し潰す戦略が基本となる。
弱点としては、相変わらずのリセット耐性の低さや、宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator擁するゴブリンと違い、スロットを除去に割きづらいことが挙げられる。加速手段として大量のエルフを用いることも、他の呪文にスロットを割けない一因である。
近年では、様々なタイプに派生が進んでいる。そのいずれも、エルフの弱点である単調さや、「マナはあるが、ロードがいなくて殴るに殴れない」といった状況を打破するための手段として研究が進んでいる。アタッカーとして有用なエルフを多く用いた、一種のストンピィと見ることができるタイプや、大量のクリーチャーを用いることを利用し適者生存/Survival of the Fittestを搭載したタイプなどが登場している。
- 適者生存を搭載したタイプは、柔軟性を高めるため3色程度に色を増やしていることが多い。エルフ以外のクリーチャーとして、サバイバル系デッキの定番、ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabobや憤怒/Angerに加え、サイドボードには月の大魔術師/Magus of the Moon、ガドック・ティーグ/Gaddock Teegなどを搭載することで柔軟性が増す。また鏡の精体/Mirror Entityとワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbioteとティタニアの僧侶/Priest of Titaniaによる無限パンプアップのギミックを搭載することもある。
サンプルレシピ(初期)
- 備考
- デッキ名:Elves!
- レガシー選手権05 第13位 (参考 by Zvi Mowshowitz)
- 使用者:Willie Gregory-Bkorkiund
- フォーマット
メインデッキ(60) | サイドボード(15) | ||
クリーチャー (43) | 4 | 繁殖力/Fecundity | |
---|---|---|---|
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | 4 | ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot |
4 | クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger | 4 | 津波/Tsunami |
4 | ティタニアの僧侶/Priest of Titania | 3 | エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist |
4 | 血統のシャーマン/Bloodline Shaman | ||
4 | ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote | ||
4 | 部族の腕力魔道士/Tribal Forcemage | ||
4 | 森の伝書使/Sylvan Messenger | ||
4 | 宝石の手の徘徊者/Gempalm Strider | ||
4 | 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow | ||
4 | Fyndhorn Elves | ||
3 | エルフのチャンピオン/Elvish Champion | ||
呪文 (0) | |||
土地 (17) | |||
2 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills | ||
2 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath | ||
9 | 森/Forest | ||
4 | ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle |
- なんとも驚きのレガシー版“純”エルフデッキ。マナ加速から手札補充、全体強化に至るまでほとんどの呪文がエルフである。メインデッキの非エルフ呪文はワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbioteのみ。
サンプルレシピ(イーブンタイド後)
- 備考
- レガシー選手権08 トップ8
- 使用者:Brad Herwy
- フォーマット
- スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Eliteをはじめ、イラクサの歩哨/Nettle Sentinelやレンの地の克服者/Wren's Run Vanquisherなどにより、従来のシステムクリーチャーを多用する構成から、純粋な殴り合いにも若干耐性のある構成をとっている。また、ワイアウッドの伝令/Wirewood Heraldからのカメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどのギミックも特徴的。