死の影
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− | '''死の影'''(''Death's Shadow'')は、[[死の影/Death's Shadow]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]] | + | '''死の影'''(''Death's Shadow'')は、[[死の影/Death's Shadow]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]]の総称。英語名から[[色の組み合わせ]]+'''シャドウ'''の名前で呼ばれることも多い。主に[[モダン]][[環境]]に存在するが、[[レガシー]]環境にも少数存在する。 |
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+ | [[通りの悪霊/Street Wraith]]や[[思考囲い/Thoughtseize]]、[[フェッチランド]]+[[ショックランド]]などの[[あなた|自分]]の[[ライフ]]を減らすカードを最大限利用し、[[死の影/Death's Shadow]]を強力な[[アタッカー]]として活用する。 | ||
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初期の[[モダン]]において[[死の影/Death's Shadow]]という[[カード]]はほとんど注目されていなかったが、[[タルキール覇王譚]]および[[運命再編]]の参入後、[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]や[[通りの悪霊/Street Wraith]]を連打して[[墓地]]を[[肥やす|肥やし]]、同時に[[あなた|自分]]の[[ライフ]]も減らす'''Super Crazy Zoo'''が登場。死の影が[[環境]]の第一線に躍り出ることとなった。 | 初期の[[モダン]]において[[死の影/Death's Shadow]]という[[カード]]はほとんど注目されていなかったが、[[タルキール覇王譚]]および[[運命再編]]の参入後、[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]や[[通りの悪霊/Street Wraith]]を連打して[[墓地]]を[[肥やす|肥やし]]、同時に[[あなた|自分]]の[[ライフ]]も減らす'''Super Crazy Zoo'''が登場。死の影が[[環境]]の第一線に躍り出ることとなった。 | ||
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その後、[[2017年]]1月にギタクシア派の調査が[[禁止カード]]に指定され、[[ゼロックス]]系の[[デッキ]]を組むのは難しくなった。しかし元々モダンは[[フェッチランド]]+[[ショックランド]]や[[思考囲い/Thoughtseize]]で自分のライフを無理なく減らせる環境であり、[[フェアデッキ]]に通りの悪霊を入れるだけでも死の影は十分運用できることが発覚。様々な「死の影デッキ」が作られた。 | その後、[[2017年]]1月にギタクシア派の調査が[[禁止カード]]に指定され、[[ゼロックス]]系の[[デッキ]]を組むのは難しくなった。しかし元々モダンは[[フェッチランド]]+[[ショックランド]]や[[思考囲い/Thoughtseize]]で自分のライフを無理なく減らせる環境であり、[[フェアデッキ]]に通りの悪霊を入れるだけでも死の影は十分運用できることが発覚。様々な「死の影デッキ」が作られた。 | ||
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− | [[手札破壊]]や各種[[除去]]で[[対戦相手]]の脅威を対処し、死の影を含む少数の[[クリーチャー]]で勝負を決める[[ビート・コントロール]] | + | [[手札破壊]]や各種[[除去]]で[[対戦相手]]の脅威を対処し、死の影を含む少数の[[クリーチャー]]で勝負を決める[[ビート・コントロール]]型のものが多い。登場からしばらくは[[黒赤緑]]を中心とする'''ジャンド死の影'''(''Jund Death's Shadow'', ''Traverse Shadow'')と、[[青黒赤]]の'''グリクシス死の影'''(''Grixis Death's Shadow'')が2大勢力となっていた。詳細は[[ジャンド死の影]]、[[グリクシス死の影]]をそれぞれ参照。 |
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− | + | 後に[[モダンホライゾン]]から[[イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos]]を獲得したことにより、'''マルドゥ死の影'''(''Mardu Death's Shadow'')と呼ばれる[[白黒]][[タッチ]][[赤]]のタイプが主流になった。 | |
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− | + | その他にも[[白青黒]]の'''エスパー死の影'''(''Esper Death's Shadow'')、[[白黒緑]]の'''アブザン死の影'''(''Abzan Death's Shadow'', ''Junk Shadow'')、[[黒緑青]]の'''スゥルタイ死の影'''(''Sultai Death's Shadow'')、[[アグロ]]型の'''死の影Zoo'''(''Death's Shadow Zoo'')などのバリエーションがある。 | |
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===白黒緑=== | ===白黒緑=== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリサンアントニオ17]] | + | **[[グランプリサンアントニオ17]] チーム戦準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpsa17 参考]) |
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===黒緑青=== | ===黒緑青=== | ||
*備考 | *備考 | ||
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*死の影Zooと呼ばれるアグロ型。[[部族の炎/Tribal Flames]]を採用した[[アグロドメイン|Tribal Zoo]]の一種でもある。 | *死の影Zooと呼ばれるアグロ型。[[部族の炎/Tribal Flames]]を採用した[[アグロドメイン|Tribal Zoo]]の一種でもある。 | ||
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+ | [[2018年]]7月の[[禁止カード]]指定により、自身も[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]を失ったが、同時に[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]が去ったことでライフを減らすリスクが小さくなった。これによって、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]や[[孤独/Solitude]]、[[虚空の杯/Chalice of the Void]]とまだまだ天敵は多いものの、レガシーにおいても注目されるようになった。 | ||
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[マジック25周年記念プロツアー]] チーム戦準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Josh Utter-Leyton]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[チーム戦|3人チーム構築戦]]・[[レガシー]](~[[基本セット2019]]) | ||
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+ | *天敵となる[[虚空の杯/Chalice of the Void]]対策として、[[ゲスの玉座/Throne of Geth]]を採用している点が画期的。[[Andrew Baeckstrom]]による解説記事([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/deck-tech-legacy-deaths-shadow-2018-08-04 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030919/ 翻訳])も参照。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
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2024年11月19日 (火) 23:36時点における最新版
死の影(Death's Shadow)は、死の影/Death's Shadowをキーカードとするデッキの総称。英語名から色の組み合わせ+シャドウの名前で呼ばれることも多い。主にモダン環境に存在するが、レガシー環境にも少数存在する。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — レイス(Wraith)
沼渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが沼(Swamp)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
サイクリング ― 2点のライフを支払う。(2点のライフを支払う,このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
通りの悪霊/Street Wraithや思考囲い/Thoughtseize、フェッチランド+ショックランドなどの自分のライフを減らすカードを最大限利用し、死の影/Death's Shadowを強力なアタッカーとして活用する。
[編集] モダン
初期のモダンにおいて死の影/Death's Shadowというカードはほとんど注目されていなかったが、タルキール覇王譚および運命再編の参入後、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeや通りの悪霊/Street Wraithを連打して墓地を肥やし、同時に自分のライフも減らすSuper Crazy Zooが登場。死の影が環境の第一線に躍り出ることとなった。
ソーサリー
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。
カードを1枚引く。
インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+6/+6の修整を受ける。
詳細はSuper Crazy Zooを参照。
その後、2017年1月にギタクシア派の調査が禁止カードに指定され、ゼロックス系のデッキを組むのは難しくなった。しかし元々モダンはフェッチランド+ショックランドや思考囲い/Thoughtseizeで自分のライフを無理なく減らせる環境であり、フェアデッキに通りの悪霊を入れるだけでも死の影は十分運用できることが発覚。様々な「死の影デッキ」が作られた。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
手札破壊や各種除去で対戦相手の脅威を対処し、死の影を含む少数のクリーチャーで勝負を決めるビート・コントロール型のものが多い。登場からしばらくは黒赤緑を中心とするジャンド死の影(Jund Death's Shadow, Traverse Shadow)と、青黒赤のグリクシス死の影(Grixis Death's Shadow)が2大勢力となっていた。詳細はジャンド死の影、グリクシス死の影をそれぞれ参照。
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) レインジャー(Ranger)
イーオスのレインジャー長が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下のクリーチャー・カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
イーオスのレインジャー長を生け贄に捧げる:このターン、対戦相手はクリーチャーでない呪文を唱えられない。
後にモダンホライゾンからイーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eosを獲得したことにより、マルドゥ死の影(Mardu Death's Shadow)と呼ばれる白黒タッチ赤のタイプが主流になった。
その他にも白青黒のエスパー死の影(Esper Death's Shadow)、白黒緑のアブザン死の影(Abzan Death's Shadow, Junk Shadow)、黒緑青のスゥルタイ死の影(Sultai Death's Shadow)、アグロ型の死の影Zoo(Death's Shadow Zoo)などのバリエーションがある。
伝説のクリーチャー — 猫(Cat) ナイトメア(Nightmare)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各パーマネント・カードが、それぞれマナ総量が2以下であること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
絆魂
あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地からマナ総量が2以下のパーマネント呪文を1つ唱えてもよい。
クリーチャー — デーモン(Demon)
キッカー(4)(黒)
あなたがこの呪文を唱えたとき、これがキッカーされていた場合、各プレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
スカイクレイブの災い魔のパワーとタフネスはそれぞれ、20からすべてのプレイヤーの中で最も多いライフ総量を引いた値に等しい。
イコリア:巨獣の棲処で夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを、ゼンディカーの夜明けでスカイクレイブの災い魔/Scourge of the Skyclavesを獲得して強化され、黒赤型のラクドス死の影(Rakdos Death's Shadow)が主流となった。ルールスは死の影を何度でも墓地から拾うほかミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleを再利用してハンド・アドバンテージも稼ぐ。スカイクレイブの災い魔は2種類目の死の影としてデッキの安定性を高める代わりに対戦相手のライフも減らさないと戦場に出せないため、赤の速攻クリーチャーを絡めて高速で互いのライフを削る。
[編集] 白黒緑
[編集] 黒緑青
- 備考
- StarCityGames.com Baltimore Open Weekend ベスト8(参考)
- 使用者:Ryan Hovis
- フォーマット
Sultai Death's Shadow [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- スゥルタイ死の影と呼ばれる黒緑青のタイプ。
[編集] Zoo
- 備考
- グランプリコペンハーゲン17 ベスト8(参考)
- 使用者:Gunnar Geißler
- フォーマット
Death's Shadow Zoo [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 死の影Zooと呼ばれるアグロ型。部族の炎/Tribal Flamesを採用したTribal Zooの一種でもある。
[編集] 白青黒
Esper Death's Shadow [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- エスパー死の影と呼ばれる白青黒のタイプ。
[編集] 赤白黒
- 備考
- グランプリバーミンガム19 優勝(参考)
- 使用者:Rory Kear-Smith
- フォーマット
Mardu Death's Shadow [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- マルドゥ死の影と呼ばれる赤白黒のタイプ。メインデッキで赤マナを要求するカードはティムールの激闘/Temur Battle Rageのみ。
- 呪詛の寄生虫/Hex Parasiteの採用が特徴的。イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eosからサーチし、好きなだけライフを減らすことができる。
[編集] 赤黒
Rakdos Shadow [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ゼンディカーの夜明け参入後のラクドス・シャドウ。サイドボードの流刑への道/Path to Exileと摩耗+損耗/Wear+Tearのために白をタッチしている。
- 火力として炎の印章/Seal of Fireを、墓地対策として魂標ランタン/Soul-Guide Lanternを採用しており、いずれもルールスで何度でも再利用できる。
[編集] レガシー
レガシーにも存在する。
土地 — 島(Island) 沼(Swamp)
((T):(青)か(黒)を加える。)
湿った墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、湿った墓はタップ状態で戦場に出る。
死の影/Death's Shadowなどの軽量クリーチャーを意志の力/Force of Will、目くらまし/Dazeなどの打ち消しでバックアップする、青黒のクロック・パーミッションの形をとる。自分のライフを能動的に減らすため、フェッチランドに加えてデュアルランドとショックランドを併用しているのが最大の特徴。これらの土地や意志の力の他にも、通りの悪霊/Street Wraith、思考囲い/Thoughtseize、殺し/Snuff Out、再活性/Reanimateといったスーサイド手段が多数採用される。
2018年7月の禁止カード指定により、自身もギタクシア派の調査/Gitaxian Probeを失ったが、同時に死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが去ったことでライフを減らすリスクが小さくなった。これによって、剣を鍬に/Swords to Plowsharesや孤独/Solitude、虚空の杯/Chalice of the Voidとまだまだ天敵は多いものの、レガシーにおいても注目されるようになった。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- マジック25周年記念プロツアー チーム戦準優勝(参考/参考)
- 使用者:Josh Utter-Leyton
- フォーマット
Blue Black Shadow [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 天敵となる虚空の杯/Chalice of the Void対策として、ゲスの玉座/Throne of Gethを採用している点が画期的。Andrew Baeckstromによる解説記事(参考/翻訳)も参照。