第4版

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(小修正)
 
(6人の利用者による、間の7版が非表示)
1行: 1行:
'''第4版'''(英:''Fourth Edition''、略号:'''4E'''、'''4ED''')は4番目の[[基本セット]]。収録カードは全378種類で、英語版は1995年4月、日本語版は1996年4月に発売が開始された。新たに[[レジェンド]]と[[ザ・ダーク]]のカードからも再録されている。
+
'''第4版'''(英:''Fourth Edition''、略号:'''4E'''、'''4ED''')は4番目の[[基本セット]]。収録カードは全378種類で、英語版は1995年4月、日本語版は1996年4月に発売が開始された。新たに[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]と[[ザ・ダーク]]のカードからも再録されている。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
国内では初めて日本語版が発売されたカードセットとして知られる。
 
国内では初めて日本語版が発売されたカードセットとして知られる。
  
[[リバイズド]]まで収録されていた、[[太陽の指輪/Sol Ring]]や[[Demonic Tutor]]などの強力な[[カード]]が除外される一方で、[[再誕/Rebirth]]などの[[アンティ]]関連カードや、当時[[制限カード]]であった[[チャネル/Channel]]や[[精神錯乱/Mind Twist]]などが収録されている。
+
[[リバイズド]]まで収録されていた、[[太陽の指輪/Sol Ring]]や[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]などの強力な[[カード]]が除外される一方で、[[再誕/Rebirth]]などの[[アンティ]]関連カードや、当時[[制限カード]]であった[[チャネル/Channel]]や[[精神錯乱/Mind Twist]]などが収録されている。
  
 
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の国際展開を初めて本格的に意識したセットであり、国際的に問題のある点が変更されたり、『[[クロニクル]]』や『[[ルネッサンス]]』など、国ごとの展開をフォローするカードセットが発売されたりした。
 
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の国際展開を初めて本格的に意識したセットであり、国際的に問題のある点が変更されたり、『[[クロニクル]]』や『[[ルネッサンス]]』など、国ごとの展開をフォローするカードセットが発売されたりした。
17行: 17行:
  
 
== 日本語版 ==
 
== 日本語版 ==
「その言語で初めて発売されるセットは黒枠である」というルールと日本語版の発売記念を兼ねて、発売開始から96年夏までを[[黒枠]]限定版の販売予定としていたが、白枠版の発売は遅れに遅れて96年12月となった。このため、[[第5版]]発売開始までほとんど間がなく、黒枠の方が白枠よりも圧倒的に多いという逆転現象が発生した。黒枠のものはパッケージ下部とバーコードに添えられた商品名に限定版の表記がある。
+
「その言語で初めて発売されるセットは黒枠である」というルールと日本語版の発売記念を兼ねて、発売開始から96年夏までを[[黒枠]]限定版の販売予定としていたが、[[白枠]]版の発売は遅れに遅れて96年12月となった。このため、[[第5版]]発売開始までほとんど間がなく、黒枠の方が白枠よりも圧倒的に多いという逆転現象が発生した。黒枠のものはパッケージ下部とバーコードに添えられた商品名に限定版の表記がある。
  
 
通常版はぎりぎりとはいえ黒枠と同じ年内に印刷・発売ができたために、一部のカードにおいて区別が紛らわしい[[第5版]]と比べてはコピーライト表記を確認することでセットの判別が可能。第4版は1996で、第5版は1997となっている。
 
通常版はぎりぎりとはいえ黒枠と同じ年内に印刷・発売ができたために、一部のカードにおいて区別が紛らわしい[[第5版]]と比べてはコピーライト表記を確認することでセットの判別が可能。第4版は1996で、第5版は1997となっている。
37行: 37行:
 
パッケージ外観は4版スターターをそのまま大きくしたデザイン。 リバイズド・エディションのギフトボックスとパッケージ概観が酷似しているが、こちらは裏箱に[[ティタニアの歌/Titania's Song]]、[[洗脳/Brainwash]]のイラストが載っている事で見分ける事が出来る。
 
パッケージ外観は4版スターターをそのまま大きくしたデザイン。 リバイズド・エディションのギフトボックスとパッケージ概観が酷似しているが、こちらは裏箱に[[ティタニアの歌/Titania's Song]]、[[洗脳/Brainwash]]のイラストが載っている事で見分ける事が出来る。
  
* "ライバル(Rivals)"クイックスタートセット(アメリカ国内向け、英語版)
+
* "ライバル(Rivals)"クイックスタートセット
 +
*マジックザギャザリング入門用セット
  
M:TGとしては初めての入門用として作られたビギナー向けの[[構築済みデッキ]]2つ(各56枚)のセット。
+
詳細は[[第4版入門セット]]を参照のこと。
魔法使いキャズ(Kazz)のデッキとザック(Zakk)のデッキがあり、それぞれ専用の解説書を読み従いながらルールを学んでゆく。
+
 
+
レアは、[[ダメージ反転/Reverse Damage]]、[[エルフの射手/Elvish Archers]]、[[歪んだ秘宝/Warp Artifact]]、[[魔術師の女王/Sorceress Queen]]、[[機械仕掛けの獣/Clockwork Beast]]、[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]。
+
 
+
2プレイヤー・ギフトボックスと同じ定価だが、こちらには残念ながら[[ライフカウンター]]等のオマケは付いていなかった。
+
 
+
*インダクショナリー・2プレイヤーセット(各国語)
+
 
+
"ライバル(Rivals)"クイックスタートセットのヨーロッパ市場向けバージョン。ドイツ語、イタリア語、フランス語、英語&オランダ語が発売された。
+
"ライバル(Rivals)"とは箱のデザインが大幅に違っており、各デッキの枚数も60枚に増やされている。
+
 
+
ギフトボックス版も発売されており、そちらは[[構築済みデッキ]]が2つ・[[ライフカウンター]]用おはじき・おはじき収納用のロゴ入り巾着袋・ルールブック・入門用ゲーム解説書2冊・ホームランドブースター2パックが入っていた。
+
 
+
*マジックザギャザリング入門用セット(日本語版)
+
 
+
インダクショナリー・2プレイヤーセットの日本語版。白枠カードで構成されている。ヨーロッパ市場向けとは違い、パッケージ外観イラストを[[田口順子]]氏が担当していた。日本語版もギフトボックス版と通常版の2種類が発売された。(ギフトボックス版は当時の定価で3000円)
+
 
+
日本語のギフトボックス版はホームランドの代わりに日本語白枠4版ブースター2パックが入っていた。
+
通常版は内容が構築済みデッキだけのため、比較的売れ残っていた。
+
  
 
== Alternate Fourth Edition ==
 
== Alternate Fourth Edition ==
65行: 47行:
  
 
収録された[[カード]]は
 
収録された[[カード]]は
*裏面の印刷がぼやけており、色調が暗い。
+
*[[裏面]]の印刷がぼやけており、色調が暗い。
 
*通常のものと比べてやや厚い。
 
*通常のものと比べてやや厚い。
 
*特殊塗料のため光沢が強く、またブラックライト下で光らない。
 
*特殊塗料のため光沢が強く、またブラックライト下で光らない。
77行: 59行:
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/FourthEdition/ 第4版 カードリスト] - Wisdom Guild
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/FourthEdition/ 第4版 カードリスト] - Wisdom Guild
 
*[http://www.nextftp.com/nano/index.html#1 HOUSE OF ERRORS ~きみょうな宝物庫~]
 
*[http://www.nextftp.com/nano/index.html#1 HOUSE OF ERRORS ~きみょうな宝物庫~]
*[http://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/fourth-edition 製品情報]
+
*[https://mtg-jp.com/products/0000129/ 基本セット第4版](マジック日本公式サイト 製品情報)
  
 
== 参考 ==
 
== 参考 ==
84行: 66行:
 
**[[ザ・ダーク]]
 
**[[ザ・ダーク]]
 
**[[フォールン・エンパイア]]
 
**[[フォールン・エンパイア]]
**[[第4版]]
+
**[[第4版]] - [[クロニクル]] - [[ルネッサンス]]
**[[クロニクル]]
+
**[[アイスエイジ・ブロック]]([[アイスエイジ]] - ([[ホームランド]]) - [[アライアンス]])
**[[ルネッサンス]]
+
**[[ミラージュ・ブロック]]([[ミラージュ]] - [[ビジョンズ]] - [[ウェザーライト]])
**[[アイスエイジ・ブロック]]
+
 
**[[ミラージュ・ブロック]]
+
{{基本セット}}

2024年7月14日 (日) 03:35時点における最新版

第4版(英:Fourth Edition、略号:4E4ED)は4番目の基本セット。収録カードは全378種類で、英語版は1995年4月、日本語版は1996年4月に発売が開始された。新たにレジェンドザ・ダークのカードからも再録されている。

目次

[編集] 概要

国内では初めて日本語版が発売されたカードセットとして知られる。

リバイズドまで収録されていた、太陽の指輪/Sol Ring悪魔の教示者/Demonic Tutorなどの強力なカードが除外される一方で、再誕/Rebirthなどのアンティ関連カードや、当時制限カードであったチャネル/Channel精神錯乱/Mind Twistなどが収録されている。

マジックの国際展開を初めて本格的に意識したセットであり、国際的に問題のある点が変更されたり、『クロニクル』や『ルネッサンス』など、国ごとの展開をフォローするカードセットが発売されたりした。

ブースターパックのパッケージに初めてカードイラストが使用された。使用されたイラストは真鍮人間/Brass Manハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaur魔力の櫃/Mana Vaultメサ・ペガサス/Mesa Pegasus魂の絆/Spirit Linkの5種類。

これまでのパッケージには中身が透けている素材を使っておりサーチが可能だったのに対して、この版以降に発売されたブースターパックはアルミが使われてサーチができないようになった。

スターターデッキレア枠は3枚、アンコモン枠は9枚。ブースターパックのレア枠は1枚、アンコモン枠は3枚。

この版以後はエラーパックを除き、レア・アンコモンから基本土地が出ることはなくなり、パックから出現するカードのレアリティが安定するようになった。

[編集] 日本語版

「その言語で初めて発売されるセットは黒枠である」というルールと日本語版の発売記念を兼ねて、発売開始から96年夏までを黒枠限定版の販売予定としていたが、白枠版の発売は遅れに遅れて96年12月となった。このため、第5版発売開始までほとんど間がなく、黒枠の方が白枠よりも圧倒的に多いという逆転現象が発生した。黒枠のものはパッケージ下部とバーコードに添えられた商品名に限定版の表記がある。

通常版はぎりぎりとはいえ黒枠と同じ年内に印刷・発売ができたために、一部のカードにおいて区別が紛らわしい第5版と比べてはコピーライト表記を確認することでセットの判別が可能。第4版は1996で、第5版は1997となっている。

[編集] 変更点

[編集] ラインナップ

  • 2プレイヤー・ギフトボックス(英語版)

スターター相当のデッキ2つ(中身はスターターと同じくランダム)・ライフカウンター用おはじき(青と水色で全30個)・おはじきケース・大判サイズのルールブックが同梱されたギフトボックス。

おはじきケースである巾着の材質は数種類あり、The Duelist誌の縮小版が入った物などマイナーなバージョン変更を繰り返した。(当時の定価は19.95アメリカドル)

パッケージ外観は4版スターターをそのまま大きくしたデザイン。 リバイズド・エディションのギフトボックスとパッケージ概観が酷似しているが、こちらは裏箱にティタニアの歌/Titania's Song洗脳/Brainwashのイラストが載っている事で見分ける事が出来る。

  • "ライバル(Rivals)"クイックスタートセット
  • マジックザギャザリング入門用セット

詳細は第4版入門セットを参照のこと。

[編集] Alternate Fourth Edition

供給不足を補うために別の印刷会社で印刷された第4版をAlternate Fourth Editionと呼ぶ。日本語では「アルターネイト版」「アルターネイト4th」などと呼ばれる。 スターターデッキであれば、通常の第4版が7.95アメリカドル・11.95カナダドルであるのに対し、アルターネイト版では8.95アメリカドル・12.95カナダドルと1ドルずつ価格が上がっているので未開封でも見分けがつく。また、バーコード部分などにも印刷の差異が見られる。

収録されたカード

  • 裏面の印刷がぼやけており、色調が暗い。
  • 通常のものと比べてやや厚い。
  • 特殊塗料のため光沢が強く、またブラックライト下で光らない。

など通常のものと印刷品質が異なっていたため正式に発売されることはなかった。しかし、実際は相当数が一般に流出している。

[編集] アルファカット

英語版のコモンアンコモンには、アルファ版と同じ形状で四隅が丸みを帯びているものがある。これも通常のカードと区別が付かないように不透明スリーブに入れなければならない。

[編集] 関連リンク

[編集] 参考

MOBILE