土地

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'''土地'''/''Land''は、[[カード・タイプ]]の1つ。[[マナ]]を発生させるために必要であり、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の根底を支える重要な[[カード]]である。
 
'''土地'''/''Land''は、[[カード・タイプ]]の1つ。[[マナ]]を発生させるために必要であり、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の根底を支える重要な[[カード]]である。
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{{#card:Plains}}
 
{{#card:Plains}}
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==解説==
 
==解説==
ほとんどの土地が[[マナ能力]]を持ち、[[マナ基盤]]の基本となる。過去には[[浮氷塊/Ice Floe]]のような、マナ能力とは全く関係のない能力のみを持つ土地も存在したが、現在ではマナ能力や、それにつながる能力([[フェッチランド]]など)を持たない土地は作られないことになっている([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr211 十人だけで]参照)。
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ほとんどの土地が'''[[マナ能力]]'''を持ち、無条件に[[手札]]から'''[[プレイ]]'''することができるため、[[マナ基盤]]の基本となる。
*例外として、土地をテーマにした[[ゼンディカー・ブロック]]では、マナ能力も土地サーチ能力も持たない[[ウギンの目/Eye of Ugin]]が登場した(一応、[[マナ・コスト]]軽減能力という形でマナ関連の能力を備えてはいる)。
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土地はごく少数の例外を除き、そのマナ能力とは関係なく、[[無色]][[パーマネント]]である。また[[マナ・コスト]]を持たず(→[[マナ・コストの無いカード]])、[[点数で見たマナ・コスト]]は0として扱う。
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土地は[[マナ・コストの無いカード]]であるため、原則として(そのマナ能力とは関係なく)[[無色]][[オブジェクト]]であり、[[マナ総量]]は0として扱う。[[マナ・コストの無いカード]]も参照。
*何らかの効果により、土地が[[色]]を持つことはありえる(例:[[野の源獣/Genju of the Fields]])。最初から無色でない土地は極めて例外的である(例:[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]])。
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[[基本土地]]」は、[[基本]]という[[特殊タイプ]]を持つ土地のことである。この特殊タイプを持たない土地は、まとめて「[[基本でない土地]]」([[特殊地形]])と呼ぶ。土地も[[サブタイプ]]を持ち、[[平地]]、[[島]]、[[沼]]、[[山]]、[[森]]の5つは[[基本土地タイプ]]と呼ばれるが、これらを持つからといって基本土地であるとは限らない。
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*少数ではあるが、無色でない土地([[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]])や、マナ総量が0でない土地([[一番砦、アダント/Adanto, the First Fort]]など)も存在する。
  
土地を[[破壊]]する[[呪文]]は数が少なく、総じて[[コスト]]が高めに設定されているため、他のパーマネントに比べて土地は破壊されにくい(→[[土地破壊]])。ただし、[[エターナル]][[環境]]では[[不毛の大地/Wasteland]]が多用されているため、特殊地形に関しては一概には言えない。
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「'''[[基本土地]]'''」は、[[基本]]という[[特殊タイプ]]を持つ土地のことである。この特殊タイプを持たない土地は、まとめて「'''[[基本でない土地]]'''」と呼ぶ。土地が持つ[[サブタイプ]]は'''[[土地タイプ]]'''と呼ばれ、そのうち[[平地]]、[[島]]、[[沼]]、[[山]]、[[森]]の5つは'''[[基本土地タイプ]]'''と呼ばれるが、これらを持つからといって基本土地であるとは限らない(例:[[つぶやき林/Murmuring Bosk]])。また、逆に基本土地タイプを持たない基本土地も存在する([[荒地/Wastes]])。詳細は[[基本土地]]、[[基本でない土地]]、[[基本土地タイプ]]の各項を参照のこと。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
[[プレイヤー]]は、自分の[[ターン]]の[[メイン・フェイズ]]で[[優先権]]を持っていて、かつ[[スタック]]が空のとき([[ソーサリー・タイミング]])、(通常は[[手札]]から)土地を[[プレイ]]することができる。プレイされた土地は[[戦場に出る]]。土地をプレイすることは[[呪文]]ではなく[[特別な処理]]であり、スタックに積まれず即座に処理される。1ターンにプレイできる回数は通常は1回だが、[[継続的効果]]によって増やす事ができる。
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===土地のプレイに関するルール===
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[[プレイヤー]]は、自分の[[ターン]]の[[メイン・フェイズ]]で[[優先権]]を持っていて、かつ[[スタック]]が空のとき([[ソーサリー・タイミング]])、(通常は[[手札]]から)土地を'''[[プレイ]]'''することができる。プレイされた土地は[[戦場に出る]]。土地をプレイすることは[[呪文]]を[[唱える]]ことではなく[[特別な処理]]であり、スタックに積まれず即座に処理される。1ターンにプレイできる回数は通常は1回だが、[[継続的効果]]によって増減する場合がある。
  
 
*上記の手順で土地を[[戦場に出す]]ことが「土地のプレイ」である。土地の[[マナ能力]]を起動することは土地のプレイではない。
 
*上記の手順で土地を[[戦場に出す]]ことが「土地のプレイ」である。土地の[[マナ能力]]を起動することは土地のプレイではない。
 
*呪文や能力の効果によって、土地を直接戦場に出すことがある。これは土地のプレイに含まれない。
 
*呪文や能力の効果によって、土地を直接戦場に出すことがある。これは土地のプレイに含まれない。
*プレイヤーに追加で土地をプレイすることを許可する[[効果]]が存在する。→[[「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード|一覧]]
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*このターン中に土地をプレイした回数が、このターン中に土地をプレイできる回数未満の場合に、土地をプレイすることができる。
**これらの効果は1ターンに土地をプレイできる回数を増やす。「土地をプレイできる回数>このターン中に土地をプレイした回数」のときに土地をプレイする事ができる。
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**プレイヤーに追加で土地をプレイすることを許可する[[効果]]が存在する(→[[「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード|一覧]])。その効果がパーマネントからの[[常在型能力]]によるものだった場合、そのパーマネントが戦場を離れたら土地をプレイできる回数はその分減少する。
**パーマネントからの[[常在型能力]]によるものだった場合、そのパーマネントが戦場を離れたら土地をプレイできる回数は減ってしまう。
+
***例:あなたは[[踏査/Exploration]]を1つコントロールしており、このターン中に土地を1回プレイしている。踏査が戦場を離れた場合、あなたはこのターン中、新たに土地をプレイすることはできない。
***例:あなたは[[踏査/Exploration]]をコントロールしており、このターン中に土地を1度プレイしている。踏査が戦場を離れた場合、あなたはこのターン中新たに土地をプレイする事はできない。
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***例:あなたは[[踏査/Exploration]]を1つコントロールしており、このターン中に土地を2回プレイしている。あなたは踏査を一旦手札に戻し、再び戦場に出した。しかしあなたは既に土地を2回プレイしているので、このターン中に新たに土地をプレイすることはできない。
***例:あなたは[[踏査/Exploration]]をコントロールしており、このターン中に土地を2度プレイしている。あなたは踏査を一旦手札に戻し、再び戦場にだした。しかしあなたは既に土地を2回プレイしているので、このターン中に新たに土地をプレイする事はできない。
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*プレイヤーに追加で土地をプレイすることを許可する効果は、土地をプレイできないタイミングでのプレイを許可するわけではない。
**これは、土地をプレイできないタイミングでのプレイを許可するわけではない。
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**例:[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]が出ている状態で[[探検/Explore]]を他のプレイヤーのターンに唱えたとしても、他のプレイヤーのターンには土地はプレイできないので、追加の土地のプレイの効果は意味がない。
***例:[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]が出ている状態で[[発見の旅路/Journey of Discovery]]を他のプレイヤーのターンに[[双呪]]で唱えたとしても、他のプレイヤーのターンには土地はプレイできないので、追加の土地のプレイの効果は意味がない。
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*ある[[オブジェクト]]が土地でもあり、なおかつ他のタイプでもある場合、それは土地としてプレイされ、呪文として[[唱える|唱え]]られることはない({{CR|305.9}})。
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**具体的には、[[アーティファクト・土地]]や、土地・クリーチャー([[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]])が該当する。
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*土地が何らかの理由で[[瞬速]]を持つ(もしくは瞬速を持つ[[かのように]]プレイできる)場合、タイミングの条件である「自分の[[メイン・フェイズ]]で[[優先権]]を持ち[[スタック]]が空のとき」({{CR|305.1}})を無視でき、[[インスタント・タイミング]]でプレイできる。しかし自分のターン以外ではプレイできないし、決められた回数を超えてプレイする事はできない。({{CR|305.2b}}、{{CR|305.3}})
 
*土地が何らかの理由で[[瞬速]]を持つ(もしくは瞬速を持つ[[かのように]]プレイできる)場合、タイミングの条件である「自分の[[メイン・フェイズ]]で[[優先権]]を持ち[[スタック]]が空のとき」({{CR|305.1}})を無視でき、[[インスタント・タイミング]]でプレイできる。しかし自分のターン以外ではプレイできないし、決められた回数を超えてプレイする事はできない。({{CR|305.2b}}、{{CR|305.3}})
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===その他のルール===
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*土地は呪文として唱えられることはない。ある[[オブジェクト]]が土地でもあり、なおかつ他の[[カード・タイプ]]を持っていたとしても、それは土地としてプレイされる({{CR|305.9}})。
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**具体的には、[[アーティファクト・土地]]や[[土地・クリーチャー]]などが該当する。
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*[[マナ総量]]や[[色]]など、[[マナ・コストの無いカード]]としての[[特性]]に関する基本的なルールは[[マナ・コストの無いカード#ルール]]を参照。
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===旧ルール===
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[[2013年]]7月以前のルールでは、土地をプレイできる回数を増やす効果([[踏査/Exploration]]など)がある場合、土地をプレイする際にどの効果によって土地をプレイするのか宣言する必要があった。また土地をプレイした回数ではなく何の効果によってプレイしたかによって土地をプレイできるか決定されるので、踏査の効果で土地をプレイした後、その踏査を一旦手札に戻してプレイし直す事でさらにもう1枚土地を追加でプレイするという[[プレイング]]が可能だった。
  
 
==サイクル一覧==
 
==サイクル一覧==
複数種類の[[色マナ]]を生み出すものについては[[多色地形]]を参照。
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複数種類の[[色マナ]]を生み出すものについては'''[[2色土地]]'''および'''[[3色土地]]'''を参照。
 
*[[基本土地]]
 
*[[基本土地]]
 
*[[ウルザランド]]
 
*[[ウルザランド]]
*[[氷雪土地]]
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*[[基本氷雪土地]]
 
*[[貯蔵ランド]]
 
*[[貯蔵ランド]]
 
*[[ミシュラランド]]
 
*[[ミシュラランド]]
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*[[スレッショルドランド]]
 
*[[スレッショルドランド]]
 
*[[フェッチランド]]
 
*[[フェッチランド]]
*[[ダールの宿営地/Daru Encampment|オンスロートの部族ランド]]
+
*[[ダールの宿営地/Daru Encampment|オンスロートのタイプ的土地]]
 
*[[アーティファクト・土地]]
 
*[[アーティファクト・土地]]
 
*[[永岩城/Eiganjo Castle|神河物語の、伝説のクリーチャーを対象とする土地]]
 
*[[永岩城/Eiganjo Castle|神河物語の、伝説のクリーチャーを対象とする土地]]
48行: 55行:
 
*[[新ベナリア/New Benalia|未来予知の単色土地]]
 
*[[新ベナリア/New Benalia|未来予知の単色土地]]
 
*[[秘匿|秘匿ランド]]
 
*[[秘匿|秘匿ランド]]
*[[狂気盲いの山/Madblind Mountain|シャドウムーアの、基本土地タイプを持つ土地]]
+
*[[狂気盲いの山/Madblind Mountain|シャドウムーアの基本土地タイプを持つ土地]]
 
*[[全景]]
 
*[[全景]]
*[[カビーラの交差路/Kabira Crossroads|ゼンディカーのCIP土地]]
+
*[[カビーラの交差路/Kabira Crossroads|ゼンディカーのETB土地]]
 
*[[空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin|ゼンディカーのレアのタップインランド]]
 
*[[空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin|ゼンディカーのレアのタップインランド]]
*[[セジーリのステップ/Sejiri Steppe|ワールドウェイクのCIP土地]]
+
*[[セジーリのステップ/Sejiri Steppe|ワールドウェイクのETB土地]]
 
*[[ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt|イニストラード・ブロックの起動型能力を持つ土地]]
 
*[[ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt|イニストラード・ブロックの起動型能力を持つ土地]]
 +
*[[荒廃した草原/Blighted Steppe|荒廃した土地]]
 +
*[[砂岩の橋/Sandstone Bridge|戦乱のゼンディカーのETB土地]]
 +
*[[信義の砂漠/Desert of the True|破滅の刻のサイクリング砂漠]]
 +
*[[シェフェトの砂丘/Shefet Dunes|破滅の刻のペイン砂漠]]
 +
*[[名誉の記念像/Memorial to Glory|ドミナリアの記念像]]
 +
*[[のどかな農場/Idyllic Grange|エルドレインの王権の僻境の土地]]
 +
*[[アーデンベイル城/Castle Ardenvale|エルドレインの王権の城]]
 +
*[[ゼンディカーの夜明け]]の[[モードを持つ両面カード]]の[[第2面]]
 +
**[[エメリアの呼び声/Emeria's Call|神話レアのサイクル]]
 +
**[[オンドゥの転置/Ondu Inversion|レアのサイクル]]
 +
**[[スカイクレイブの僧侶/Skyclave Cleric|アンコモンのサイクル]]
 +
*[[イストフェルの門/Gates of Istfell|カルドハイムの領界の土地]]
 +
*[[フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon|フォーゴトン・レルム探訪のミシュラランド]]
 +
*[[皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire|神河:輝ける世界の伝説の土地]]
 +
*[[斡旋屋一家の潜伏先/Brokers Hideout|ニューカペナの街角の一家のフェッチランド]]
 +
*[[美麗聖堂/The Fair Basilica|ファイレクシア:完全なる統一のコモン球層]]
 +
*[[隠された中庭/Hidden Courtyard|イクサラン:失われし洞窟の隠された洞窟]]
 +
*[[砦への門/Gate to the Citadel|アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲートの門]]([[MTGアリーナ]]専用)
  
 
==その他==
 
==その他==
===枠デザインの変遷===
+
*過去には[[イス卿の迷路/Maze of Ith]]のような、マナ能力とは全く関係のない能力のみを持つ土地も存在したが、現在ではマナ能力や、それにつながる能力([[フェッチランド]]など)を持たない土地は作られないことになっている([http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E5%8D%81%E4%BA%BA%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7-2006-01-16 十人だけで]参照)。
[[テンペスト]]までの基本土地は[[文章欄]]に通常のカードと同じようにマナ能力が記述されていた。[[初心者向け]]セットの[[ポータル]]・シリーズで現在のように[[マナ・シンボル]]が大きく印刷されたデザインが登場し、[[第6版]]で中級車向け異常のカード・セットにも導入され、基本土地タイプを持つ土地はマナ能力を持つようルールが整備された。この変更は直感的に判りやすくなったとも、初心者がマナと土地を混同して混乱させやすいとも未だに議論を呼んでいる([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0010720/ 過ぎ去りし日々])。
+
**例外として、土地をテーマにした[[ゼンディカー・ブロック]]では、マナ能力も土地サーチ能力も持たない[[ウギンの目/Eye of Ugin]]が登場した(一応、[[マナ・コスト]]軽減能力という形でマナ関連の能力を備えてはいる)。
===プレイルールの変更===
+
*土地を[[破壊]]する[[呪文]]は数が少なく、総じて[[コスト]]が高めに設定されているため、他のパーマネントに比べて土地は破壊されにくい(→[[土地破壊]])。ただし、[[エターナル]][[環境]]では[[不毛の大地/Wasteland]]が多用されているため、基本でない土地に関しては一概には言えない。
2013年7月以前のルールでは土地をプレイできる回数を増やす効果がある場合、土地をプレイする際にどの効果によって土地をプレイするのか宣言する必要があった。また土地をプレイした回数ではなく何の効果によってプレイしたかによって土地をプレイできるか決定されるので、踏査の効果で土地をプレイした後、その踏査を一旦手札に戻してプレイし直す事でさらにもう1枚土地を追加でプレイするというテクニックが出来た。
+
*ほぼあらゆる[[デッキ]]で使われるカード・タイプであるため、各[[フォーマット]]の[[トーナメント]]シーンで有用となる土地は[[シングルカード]]価格が高くなる傾向にある。[[デュアルランド]]はその筆頭。
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*土地のみを収録した特殊セットは多数存在し、[[From the Vault:Realms]]、[[Zendikar Expeditions]]、[[Secret Lair: Ultimate Edition]]、[[Secret Lair Drop Series/2020年#The Godzilla Lands|Secret Lair Drop Series: The Godzilla Lands]]、[[ゼンディカーの夜明けエクスペディション]]などが存在する。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/real-estate-management-101-2017-09-28 Real Estate Management 101]/[https://mtg-jp.com/reading/bb/0019594/ 実践土地管理・基礎編](Beyond the Basics [[2017年]]9月28日 [[Gavin Verhey]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/dont-play-lands-2018-10-11 Do(n't) Play Lands]/[https://mtg-jp.com/reading/bb/0031280/ 土地をプレイして(はいけない)](Beyond the Basics [[2018年]]10月11日 Gavin Verhey著)
 
*[[基本土地]]
 
*[[基本土地]]
*[[基本でない土地]]([[特殊地形]])
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*[[基本でない土地]]
 
*[[土地タイプ]]
 
*[[土地タイプ]]
 
*[[伝説の土地]]
 
*[[伝説の土地]]
 
*[[土地事故]]
 
*[[土地事故]]
*[[多色地形]][[5色地形]]
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*[[多色土地]]
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**[[2色土地]]
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**[[3色土地]]
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**[[5色土地]]
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*[[アーティファクト・土地]]
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*[[土地・クリーチャー]]
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*[[土地・エンチャント]]
 
*[[複数マナを出せる土地カード]]
 
*[[複数マナを出せる土地カード]]
 
*[[マナを出さない土地カード]]
 
*[[マナを出さない土地カード]]
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*[[「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード]]
 
*[[「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード]]
 
*[[From the Vault:Realms]]
 
*[[From the Vault:Realms]]
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*[[Zendikar Expeditions]]
  
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
  
 
{{#cr:305}}
 
{{#cr:305}}

2024年6月14日 (金) 05:08時点における最新版

土地/Landは、カード・タイプの1つ。マナを発生させるために必要であり、マジックの根底を支える重要なカードである。


Plains / 平地
基本土地 — 平地(Plains)

(白)



Tolarian Academy / トレイリアのアカデミー
伝説の土地

(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき(青)を加える。



Darksteel Citadel / ダークスティールの城塞
アーティファクト 土地

破壊不能
(T):(◇)を加える。


目次

[編集] 解説

ほとんどの土地がマナ能力を持ち、無条件に手札からプレイすることができるため、マナ基盤の基本となる。

土地はマナ・コストの無いカードであるため、原則として(そのマナ能力とは関係なく)無色オブジェクトであり、マナ総量は0として扱う。マナ・コストの無いカードも参照。

基本土地」は、基本という特殊タイプを持つ土地のことである。この特殊タイプを持たない土地は、まとめて「基本でない土地」と呼ぶ。土地が持つサブタイプ土地タイプと呼ばれ、そのうち平地の5つは基本土地タイプと呼ばれるが、これらを持つからといって基本土地であるとは限らない(例:つぶやき林/Murmuring Bosk)。また、逆に基本土地タイプを持たない基本土地も存在する(荒地/Wastes)。詳細は基本土地基本でない土地基本土地タイプの各項を参照のこと。

[編集] ルール

[編集] 土地のプレイに関するルール

プレイヤーは、自分のターンメイン・フェイズ優先権を持っていて、かつスタックが空のとき(ソーサリー・タイミング)、(通常は手札から)土地をプレイすることができる。プレイされた土地は戦場に出る。土地をプレイすることは呪文唱えることではなく特別な処理であり、スタックに積まれず即座に処理される。1ターンにプレイできる回数は通常は1回だが、継続的効果によって増減する場合がある。

  • 上記の手順で土地を戦場に出すことが「土地のプレイ」である。土地のマナ能力を起動することは土地のプレイではない。
  • 呪文や能力の効果によって、土地を直接戦場に出すことがある。これは土地のプレイに含まれない。
  • このターン中に土地をプレイした回数が、このターン中に土地をプレイできる回数未満の場合に、土地をプレイすることができる。
    • プレイヤーに追加で土地をプレイすることを許可する効果が存在する(→一覧)。その効果がパーマネントからの常在型能力によるものだった場合、そのパーマネントが戦場を離れたら土地をプレイできる回数はその分減少する。
      • 例:あなたは踏査/Explorationを1つコントロールしており、このターン中に土地を1回プレイしている。踏査が戦場を離れた場合、あなたはこのターン中、新たに土地をプレイすることはできない。
      • 例:あなたは踏査/Explorationを1つコントロールしており、このターン中に土地を2回プレイしている。あなたは踏査を一旦手札に戻し、再び戦場に出した。しかしあなたは既に土地を2回プレイしているので、このターン中に新たに土地をプレイすることはできない。
  • プレイヤーに追加で土地をプレイすることを許可する効果は、土地をプレイできないタイミングでのプレイを許可するわけではない。
  • 土地が何らかの理由で瞬速を持つ(もしくは瞬速を持つかのようにプレイできる)場合、タイミングの条件である「自分のメイン・フェイズ優先権を持ちスタックが空のとき」(CR:305.1)を無視でき、インスタント・タイミングでプレイできる。しかし自分のターン以外ではプレイできないし、決められた回数を超えてプレイする事はできない。(CR:305.2bCR:305.3)

[編集] その他のルール

[編集] 旧ルール

2013年7月以前のルールでは、土地をプレイできる回数を増やす効果(踏査/Explorationなど)がある場合、土地をプレイする際にどの効果によって土地をプレイするのか宣言する必要があった。また土地をプレイした回数ではなく何の効果によってプレイしたかによって土地をプレイできるか決定されるので、踏査の効果で土地をプレイした後、その踏査を一旦手札に戻してプレイし直す事でさらにもう1枚土地を追加でプレイするというプレイングが可能だった。

[編集] サイクル一覧

複数種類の色マナを生み出すものについては2色土地および3色土地を参照。

[編集] その他

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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