老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurm
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*限定的かつ弱過ぎであり、収録する枠が足りないため[[第5版]]には[[再録]]されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。 | *限定的かつ弱過ぎであり、収録する枠が足りないため[[第5版]]には[[再録]]されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。 | ||
− | *[[Masters Edition]]の発売に伴う[[サブタイプ]] | + | *[[Masters Edition]]の発売に伴う[[サブタイプ]]の統合で、[[クリーチャー・タイプ]]に[[ドラゴン]]が追加された。これは下記の[[#ストーリー|ストーリー設定]]を反映させたものだろう。 |
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==関連カード== | ==関連カード== | ||
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− | *[[高みのドラゴン/Exalted Dragon]] - 攻撃のたびに[[土地]]を1つ[[生け贄に捧げる]] | + | *[[高みのドラゴン/Exalted Dragon]] - 攻撃のたびに[[土地]]を1つ[[生け贄に捧げる]]。([[エクソダス]]) |
− | *[[老いざる歩哨/Ageless Sentinels]] - ブロックに参加すれば攻撃可能になる。[[カード名]] | + | *[[監獄のバリケード/Prison Barricade]] - [[キッカー]]すれば防衛を持たない[[かのように]]攻撃できるようになる。([[インベイジョン]]) |
− | *[[覚醒石のガーゴイル/Wakestone Gargoyle]] - | + | *[[老いざる歩哨/Ageless Sentinels]] - ブロックに参加すれば攻撃可能になる。[[カード名]]は似ているがその意味は正反対。([[スカージ]]) |
− | *[[長毛の剃刀背/Woolly Razorback]] - | + | *[[覚醒石のガーゴイル/Wakestone Gargoyle]] - 自身を含む味方クリーチャーが防衛を持たないかのように攻撃できるようにする[[起動型能力]]を持つ。([[ディセンション]]) |
− | *[[歩哨の樫/Sentry Oak]] - [[激突]]に勝った[[ターン]] | + | *[[長毛の剃刀背/Woolly Razorback]] - ブロックに何度か参加することで攻撃可能になる。([[コールドスナップ]]) |
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==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | '''老いたるランド・ワーム'''/''Elder Land Wurm''は、[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]同士の戦争[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon#解説| | + | '''老いたるランド・ワーム'''/''Elder Land Wurm''は、[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]同士の戦争[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon#解説|古龍戦争/The Elder Dragon War]]で、地面に叩き落とされ資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなった[[エルダー]]・ドラゴンである({{Gatherer|id=2339}})。つまり[[カード名]]の「老いたる/Elder」とは「エルダー・ドラゴン」を指すと考えられる。 |
− | *この設定は、[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]のデザイナーであり、エルダー・ドラゴンの生みの親である[[Steve Conard]]が提出した[[フレイバー・テキスト]]案を取り入れたもの([ | + | |
+ | ドラゴンの翼や四肢を奪われた老いたるランド・ワームの何世代も後の末裔が[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界の[[ワーム]]である。 | ||
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+ | *この設定は、[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]のデザイナーであり、エルダー・ドラゴンの生みの親である[[Steve Conard]]が提出した[[フレイバー・テキスト]]案を取り入れたもの([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-april-2003-2003-04-01 Card of the Day - 2003/04/29]参照)。 | ||
+ | *[[統率者2017]]の[http://media.wizards.com/2017/podcasts/magic/magicstory_20170816_dragons.mp3 The Magic Story Podcast: Dragons]では公式設定として言及された。 | ||
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+ | 小説[[Johan]]と[[Jedit]]では、老いたるランド・ワームがかつては[[ドラゴン]]であったという伝説に関して幾ばくかの言及がある。 | ||
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+ | 小説[[Assassin's Blade]]では、[[マダラ帝国/Madaran Empire]]の支配に反抗するArgentiの使者の役目を、老いたるランド・ワームが担った。この作品ではドラゴンとの関係性についての言及はされていない。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[トリプルシンボルカード]] | ||
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[レア]]1 | *[[カード個別評価:レジェンド]] - [[レア]]1 | ||
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[アンコモン]] | ||
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2022年9月29日 (木) 00:08時点における最新版
クリーチャー — ドラゴン(Dragon) ワーム(Wurm)
防衛、トランプル
老いたるランド・ワームがブロックしたとき、それは防衛を失う。(この能力はターン終了時に終わらない。)
白には珍しいトランプルを持つ大型クリーチャー。防衛を持っているが、一度ブロックに参加することで防衛を失い、攻撃できるようになる。
マナ加速に乏しい白にとって、トリプルシンボルの7マナというマナ・コストを支払うのは非常に困難。防衛を失わせる条件も厳しく、仮に攻撃可能になったとしても、決して一撃で勝負を決めるほどの力は無い。これが再録された第4版期までなら4/4サイズを超える白クリーチャーは現し身/Personal Incarnationとアクロンの軍団兵/Akron Legionnaireくらいであったが、永遠のドラゴン/Eternal Dragonや怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathなど実戦的な白の大型クリーチャーも増えている現状では使いにくさばかりが目立つカードとなっている。
- 限定的かつ弱過ぎであり、収録する枠が足りないため第5版には再録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- Masters Editionの発売に伴うサブタイプの統合で、クリーチャー・タイプにドラゴンが追加された。これは下記のストーリー設定を反映させたものだろう。
- 同じドラゴン・ワームには環状列石の守護者/Henge Guardianがいる。
[編集] 関連カード
[編集] 亜種
条件を満たさなければ攻撃に参加できない白のクリーチャーはこれ以降いくつか登場している。
- 高みのドラゴン/Exalted Dragon - 攻撃のたびに土地を1つ生け贄に捧げる。(エクソダス)
- 監獄のバリケード/Prison Barricade - キッカーすれば防衛を持たないかのように攻撃できるようになる。(インベイジョン)
- 老いざる歩哨/Ageless Sentinels - ブロックに参加すれば攻撃可能になる。カード名は似ているがその意味は正反対。(スカージ)
- 覚醒石のガーゴイル/Wakestone Gargoyle - 自身を含む味方クリーチャーが防衛を持たないかのように攻撃できるようにする起動型能力を持つ。(ディセンション)
- 長毛の剃刀背/Woolly Razorback - ブロックに何度か参加することで攻撃可能になる。(コールドスナップ)
- 歩哨の樫/Sentry Oak - 激突に勝ったターンは攻撃できる。(ローウィン)
- 忠実なシロハヤブサ/Loyal Gyrfalcon - 白の呪文を唱えたターンは攻撃できる。(イーブンタイド)
[編集] ストーリー
老いたるランド・ワーム/Elder Land Wurmは、エルダー・ドラゴン/Elder Dragon同士の戦争古龍戦争/The Elder Dragon Warで、地面に叩き落とされ資格を剥奪されて、二度と空を飛べなくなったエルダー・ドラゴンである(イラスト)。つまりカード名の「老いたる/Elder」とは「エルダー・ドラゴン」を指すと考えられる。
ドラゴンの翼や四肢を奪われた老いたるランド・ワームの何世代も後の末裔がマジック世界のワームである。
- この設定は、レジェンドのデザイナーであり、エルダー・ドラゴンの生みの親であるSteve Conardが提出したフレイバー・テキスト案を取り入れたもの(Card of the Day - 2003/04/29参照)。
- 統率者2017のThe Magic Story Podcast: Dragonsでは公式設定として言及された。
小説JohanとJeditでは、老いたるランド・ワームがかつてはドラゴンであったという伝説に関して幾ばくかの言及がある。
小説Assassin's Bladeでは、マダラ帝国/Madaran Empireの支配に反抗するArgentiの使者の役目を、老いたるランド・ワームが担った。この作品ではドラゴンとの関係性についての言及はされていない。