新たな芽吹き/Regrowth

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(17人の利用者による、間の46版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Regrowth}}
 
{{#card:Regrowth}}
  
2[[マナ]]で好きな[[カード]][[墓地]]から[[手札]][[戻す]]ことができる。[[Demonic Tutor]]にやや似ているが、序盤は選択肢が狭いため、どちらかというと[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]向けであり、また[[テンポ]]面でタイトな[[デッキ]]には投入しづらい。
+
[[カード・タイプ]]を問わない[[墓地]][[回収]][[呪文]]の元祖。2[[マナ]]で好きな[[カード]]を墓地から[[手札]][[戻す]]ことができる。
  
それでも2マナとしてはかなり汎用性が高く、最終的な調整版は3マナに落ち着いた。→[[喚起/Recollect]]
+
[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]ほど万能ではないものの、どんなカードでも回収できる[[効果]]はかなり汎用性が高く、強力な[[インスタント]]や[[ソーサリー]]を再利用したり、[[除去]]後の[[リカバリー]]に使ったりと、様々な局面で有用。特に黎明期は強力な[[制限カード]]を使いまわすことができたため、[[宝石箱]]や[[The Deck]]などの様々な[[デッキ]]で重宝された。
  
*[[リメイク]]・近い[[効果]]を持つ[[永遠の証人/Eternal Witness]]や[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]などは、これを超える[[コスト・パフォーマンス]]を持つと言われる。
+
*バランスを調整したいくつかの亜種も作られている。元が制限・禁止を経験したほどのカードであったためか基本的に下方修正バージョンであるが、[[永遠の証人/Eternal Witness]]や[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]などは、これを超える[[コスト・パフォーマンス]]を持つと言われる。
*[[MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング]]での日本語訳は「'''新たな芽吹き'''」。この訳は[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]でも踏襲している。
+
*[[デュエルデッキ]]:[[英雄vs怪物]]に収録され、日本語名と{{Gatherer|id=373489|新規イラスト}}が与えられた。
 +
**日本語名が存在しない時代に制作された[[コンピューターゲーム]]([[MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング]]および[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]])中においても、「''新たな芽吹き''」と訳されていた。
  
1994年3月23日より、[[ヴィンテージ]][[制限カード]]に指定される。このため[[Type1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]だったが、[[レガシー]]に移行する2004年9月20日に禁止解除。[[スタンダード]]では[[スタンダード]]制定当初から[[制限カード]]であった。ヴィンテージにおいて2013年5月3日、実に19年ぶりに制限解除となる。
+
[[1994年]]3月23日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定されるが、前述の亜種カードの活躍に伴い使用者が少なくなってきた状況を受け、[[2013年]]5月3日に制限解除となる([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/banned-and-restricted-2013-04-22 参考])。[[タイプ1.5]]では制定当初から[[禁止カード]]だったが、[[レガシー]]に移行する[[2004年]]9月20日に禁止解除。[[スタンダード]]では[[フォーマット]]制定当初から制限カードであった。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
後にバランスを調整したいくつかの亜種も作られている。
+
*[[片目のガース/Garth One-Eye]] - この[[呪文]]の[[コピー]]を[[唱える]]ことができる。
 
+
===主な亜種===
元が制限・禁止を経験したほどのカードであったためか、基本的に下方修正バージョンである(一部除く)。
+
墓地のカードを[[特性]]を問わず1枚手札に戻すカード。特記しない限り緑のソーサリー。[[カード名]]が'''太字'''のものは[[解決]]時に自分自身を[[追放]]する。
 
+
*[[Forgotten Lore]] - 1マナ。[[対戦相手]]が選んだカードを戻す。追加1[[マナ]]を払うことで選択を変えることができる。([[アイスエイジ]])
*[[Forgotten Lore]] - [[対戦相手]]が選んだカードを手札に戻す。
+
**[[隠された知識/Shrouded Lore]] - [[]]にカラーシフトしたForgotten Lore。([[次元の混乱]])
*[[回収/Reclaim]] - 直ちに手札に戻らないようしている。
+
*[[エルフの隠し場所/Elven Cache]] - [[マナ・コスト]]が2倍の[[下位互換]]。([[ビジョンズ]]
*[[生き返り/Revive]] - 戻せるカードを[[]]に限定している。
+
*[[喚起/Recollect]] - マナ・コストを1増やした下位互換。以後はこれを標準に亜種が作られている。([[ラヴニカ:ギルドの都]]
*[[エルフの隠し場所/Elven Cache]] - [[マナ・コスト]]を2倍にしている。
+
*'''[[森林の案内/Woodland Guidance]]''' - 4マナ。[[激突]]に勝つとすべての[[森]]を[[アンタップ]]できる。([[ローウィン]]
*[[永遠の証人/Eternal Witness]] - [[マナ・コスト]]を1増やしているが、代わりに2/1[[クリーチャー]]が付いてきた。
+
*[[化石の発見/Fossil Find]] - [[赤緑]]1マナの[[混成カード]]。[[無作為に]]選んだカードを戻す。([[シャドウムーア]])
*[[喚起/Recollect]] - [[マナ・コスト]]を1増やしている。これが最終的なリメイク版に相当する。
+
*[[ナヤの魔除け/Naya Charm]] - [[赤緑白]]3マナの[[多色カード]]。[[インスタント]]。[[モード]]の1つでいずれかの墓地のカードを[[オーナー]]の手札に戻す。([[アラーラの断片]])
*[[化石の発見/Fossil Find]] - [[無作為に]]選んだカードを手札に戻す。
+
*'''[[復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth]]''' - 赤緑6マナの多色カード。[[任意の対象]]に戻したカードの[[マナ総量]]と等しい[[ダメージ]]を与える。([[アラーラ再誕]])
*[[復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth]] - 選んだカードの[[点数で見たマナ・コスト]]と等しい点数の[[火力]]がついてくる。
+
*'''[[貴重な発見/Treasured Find]]''' - [[黒緑]]2マナの多色になった下位互換。([[ラヴニカへの回帰]]
*[[生まれ変わった希望/Reborn Hope]] - 戻せるカードを[[多色カード]]に限定している。
+
*[[有害+不潔/Down+Dirty]](不潔/Dirty) - 3マナ。喚起と同じ性能の半分をもつ[[分割カード]]で、その上位互換。([[ドラゴンの迷路]])
*[[自然のらせん/Nature's Spiral]] - 戻せるカードを[[パーマネント・カード]]に限定している。
+
*[[バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery]] - [[第1面]]が喚起と同じ性能の[[モードを持つ両面カード]]で、その上位互換。([[ゼンディカーの夜明け]])
*[[貴重な発見/Treasured Find]] - [[黒緑]]になった。自身[[追放]]
+
*'''[[治癒の技/Healing Technique]]''' - 4マナ。戻したカードのマナ総量と等しい[[ライフ]]を得る。[[実演]]つき。([[統率者2021]])
 
+
*[[ドライアドの蘇生/Dryad's Revival]] - 3マナ。[[フラッシュバック]](4)(緑)つきで、喚起の上位互換。([[イニストラード:真夜中の狩り]]
以下は複数のカードを戻せる亜種。これらは使い回しを防ぐために自身を[[追放]]する効果が付いている。
+
*[[巨大な空亀/Colossal Skyturtle]] - [[魂力]]3マナ。カード・タイプこそ[[クリーチャー・エンチャント]]だが[[インスタント・タイミング]]で使える分、喚起の上位互換。([[神河:輝ける世界]])
*[[再供給/Restock]] - カードを2枚手札に戻す。
+
===主な調整版===
*[[郷愁的な夢/Nostalgic Dreams]] - [[追加コスト]]として捨てた手札と同じ枚数のカードを手札に戻す。
+
戻すカードの特性に制限などが付いた[[リメイク]]
*[[全ての太陽の夜明け/All Suns' Dawn]] - [[]]につき1枚ずつ選んで手札に戻す。
+
*[[回収/Reclaim]] - 1マナインスタント。[[ライブラリーの一番上]]に戻す。([[エクソダス]])
*[[拘束+決心/Bound+Determined]] - [[生け贄に捧げる|生け贄に捧げた]]クリーチャーの色の数と等しい枚数のカードを手札に戻す。
+
*[[生き返り/Revive]] - 2マナ。戻せるカードを[[]]のカードに限定している。([[メルカディアン・マスクス]])
*[[法務官の相談/Praetor's Counsel]] - あなたの墓地にあるすべてのカードを手札に戻す。
+
*'''[[郷愁的な夢/Nostalgic Dreams]]''' - [[ダブルシンボル]]2マナ。[[追加コスト]]として手札をX枚捨て、X枚戻す。([[トーメント]])
 +
*[[生まれ変わった希望/Reborn Hope]] - [[緑白]]2マナの多色カード。戻せるカードを[[多色カード]]に限定している。(アラーラ再誕)
 +
*[[自然のらせん/Nature's Spiral]] - 2マナ。戻せるカードを[[パーマネント・カード]]に限定している。([[基本セット2010]])
  
 +
===その他===
 +
*墓地から複数枚のカードを手札に戻す緑の呪文については[[再供給/Restock]]を参照。
 +
*墓地からカードを手札に戻す能力を持つ緑のパーマネントについては[[永遠の証人/Eternal Witness]]を参照。
 +
*墓地からパーマネント・カードのみを手札に戻す緑の呪文については[[自然のらせん/Nature's Spiral]]を参照。
 +
*墓地から手札を介さず直接唱えなおさせる能力を持つカードについては[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]を参照。
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:リバイズド]] - [[アンコモン]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[アンコモン]]
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[アンコモン]]
+
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:モダンホライゾン]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ミスティカルアーカイブ]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2022年3月18日 (金) 16:25時点における最新版


Regrowth / 新たな芽吹き (1)(緑)
ソーサリー

あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。


カード・タイプを問わない墓地回収呪文の元祖。2マナで好きなカードを墓地から手札戻すことができる。

悪魔の教示者/Demonic Tutorほど万能ではないものの、どんなカードでも回収できる効果はかなり汎用性が高く、強力なインスタントソーサリーを再利用したり、除去後のリカバリーに使ったりと、様々な局面で有用。特に黎明期は強力な制限カードを使いまわすことができたため、宝石箱The Deckなどの様々なデッキで重宝された。

1994年3月23日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されるが、前述の亜種カードの活躍に伴い使用者が少なくなってきた状況を受け、2013年5月3日に制限解除となる(参考)。タイプ1.5では制定当初から禁止カードだったが、レガシーに移行する2004年9月20日に禁止解除。スタンダードではフォーマット制定当初から制限カードであった。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

墓地のカードを特性を問わず1枚手札に戻すカード。特記しない限り緑のソーサリー。カード名太字のものは解決時に自分自身を追放する。

[編集] 主な調整版

戻すカードの特性に制限などが付いたリメイク

[編集] その他

[編集] 参考

MOBILE