カラデシュ
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新[[アーティファクト・タイプ]]である[[機体]]が登場。[[クリーチャー]]が[[搭乗]]して[[クリーチャー化]]する擬似的なクリーチャー[[強化]][[カード]]であり、そのためクリーチャーを強化する[[オーラ]]・カードが極端に少ないのもセットの特徴。 | 新[[アーティファクト・タイプ]]である[[機体]]が登場。[[クリーチャー]]が[[搭乗]]して[[クリーチャー化]]する擬似的なクリーチャー[[強化]][[カード]]であり、そのためクリーチャーを強化する[[オーラ]]・カードが極端に少ないのもセットの特徴。 | ||
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*これまで「[[トークン]]を[[戦場に出す]]/Put a token onto the battlefield」と書かれてきた[[効果]]が「トークンを[[生成]]する/Create a token」という[[キーワード処理]]に改められた。 | *これまで「[[トークン]]を[[戦場に出す]]/Put a token onto the battlefield」と書かれてきた[[効果]]が「トークンを[[生成]]する/Create a token」という[[キーワード処理]]に改められた。 | ||
− | *今セットから[[エントリーセット]]に代わり[[プレインズウォーカーデッキ]]が[[構築済みデッキ]]として販売される([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/ramp-approval-2016-05-16 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016971/# 翻訳] | + | *今セットから[[エントリーセット]]に代わり[[プレインズウォーカーデッキ]]が[[構築済みデッキ]]として販売される([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/ramp-approval-2016-05-16 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016971/# 翻訳])。これらに収録される265以降の[[コレクター番号]]が割り振られた[[カード]]は[[ブースターパック]]からは出てこないが、カラデシュが使用できる[[フォーマット]]で使用可能。 |
*マジック・オリジンでチャンドラの故郷としてカラデシュの設定が固まった際、クリエイティブ・チームがカラデシュを舞台としたブロックを提案した。そのため新規次元のセットとしては珍しくデザイン初期から世界観が決まっていたが、[[イニストラード・ブロック]]のように[[トップダウン・デザイン]]というわけではない。 | *マジック・オリジンでチャンドラの故郷としてカラデシュの設定が固まった際、クリエイティブ・チームがカラデシュを舞台としたブロックを提案した。そのため新規次元のセットとしては珍しくデザイン初期から世界観が決まっていたが、[[イニストラード・ブロック]]のように[[トップダウン・デザイン]]というわけではない。 | ||
*次元カラデシュの特徴でもある霊気/Aetherの表記について、英語では長らく[[Wikipedia:ja:合字|合字]]の「Æ」を用いて「Æther」と表記されてきたが、カラデシュ以降は合字を用いず「Aether」と表記されることになった。理由としては翻訳などの場面で合字が障害になっていたことが挙げられている([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-magic-update/update-2016-05-16 参考])。また、これらは[[再録]]される[[上天の貿易風/AEther Tradewinds]]を始め、過去のÆtherという単語を使ったカードすべてに遡及して変更される([http://markrosewater.tumblr.com/post/144471532728/this-is-a-bit-weird-but-i-notice-its-the-aether 参考:Mark Rosewaterのtumbr])。 | *次元カラデシュの特徴でもある霊気/Aetherの表記について、英語では長らく[[Wikipedia:ja:合字|合字]]の「Æ」を用いて「Æther」と表記されてきたが、カラデシュ以降は合字を用いず「Aether」と表記されることになった。理由としては翻訳などの場面で合字が障害になっていたことが挙げられている([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-magic-update/update-2016-05-16 参考])。また、これらは[[再録]]される[[上天の貿易風/AEther Tradewinds]]を始め、過去のÆtherという単語を使ったカードすべてに遡及して変更される([http://markrosewater.tumblr.com/post/144471532728/this-is-a-bit-weird-but-i-notice-its-the-aether 参考:Mark Rosewaterのtumbr])。 | ||
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2016年5月16日に公開されたキービジュアルにはカラデシュの街並みと新たな[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]、[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]が描かれている([http://twitter.com/wizards_magic/status/732220942173282308 公式Twitter]/[http://twitter.com/mtgjp/status/732224808616747008 日本公式Twitter])。 | 2016年5月16日に公開されたキービジュアルにはカラデシュの街並みと新たな[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]、[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]が描かれている([http://twitter.com/wizards_magic/status/732220942173282308 公式Twitter]/[http://twitter.com/mtgjp/status/732224808616747008 日本公式Twitter])。 | ||
− | + | 2016年9月2~5日にかけて行われた[[Penny Arcade Expo|PAX]] West(と併催された[[世界選手権16]])にて、全世界より25人(約30人説もあり)がカラデシュ領事府特務大使として「カラデシュ発明博覧会」というプレビューイベントへ招待され、各人がカードを1枚プレビューするという企画が行われた。イベント内では発明博覧会を模し、本物のガラス細工職人のデモンストレーションや人が乗って動かせる構築動物の模型の展示などが行われた。 | |
==イベント== | ==イベント== |
2016年9月25日 (日) 02:02時点における版
カラデシュ/Kaladesh | |
シンボル | 線条細工 |
略号 | KLD |
コードネーム | Lock |
発売日 | 2016年9月30日 |
セット枚数 | 全264+10種類 |
カラデシュ/Kaladeshは、カラデシュ・ブロックの第1セット。2016年9月30日発売。キャッチコピーは「明日を発明け/Invent Your Tomorrow」。
目次 |
概要
マジック・オリジンで初登場したチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの故郷の次元/Plane、カラデシュ/Kaladeshが主な舞台となる。華々しい発明博覧会と共にその裏に隠れた陰謀と闘争が描かれる。
テーマは発明/Inventionであり、各色にも発明の各要素が色の役割として振り分けられている(参考)。
メカニズムとしてカラデシュの資源である霊気/Aetherを表し、プレイヤーに新たなリソースの使い方を探求させるエネルギー・カウンターが登場した。アーティファクトも重要なテーマであり、各色が色の役割に従いアーティファクトを取り扱う。アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する新キーワード能力の製造のほか、有色アーティファクトも再登場した。
新アーティファクト・タイプである機体が登場。クリーチャーが搭乗してクリーチャー化する擬似的なクリーチャー強化カードであり、そのためクリーチャーを強化するオーラ・カードが極端に少ないのもセットの特徴。
クリーチャー・タイプは、白はドワーフ、青はヴィダルケン、黒は新クリーチャー・タイプである霊基体、赤はグレムリン、緑はエルフがメイン部族として割り振られている。他に新クリーチャー・タイプとして操縦士と霊気装置が登場、一度廃止されたクリーチャー・タイプである猿が復活した。
注目のストーリーとして、ストーリーの節目を描いたカードには文章欄にプレインズウォーカー・シンボルの透かしが入り、右下にストーリーページへのリンクが記されている。
- これまで「トークンを戦場に出す/Put a token onto the battlefield」と書かれてきた効果が「トークンを生成する/Create a token」というキーワード処理に改められた。
- 今セットからエントリーセットに代わりプレインズウォーカーデッキが構築済みデッキとして販売される(参考/翻訳)。これらに収録される265以降のコレクター番号が割り振られたカードはブースターパックからは出てこないが、カラデシュが使用できるフォーマットで使用可能。
- マジック・オリジンでチャンドラの故郷としてカラデシュの設定が固まった際、クリエイティブ・チームがカラデシュを舞台としたブロックを提案した。そのため新規次元のセットとしては珍しくデザイン初期から世界観が決まっていたが、イニストラード・ブロックのようにトップダウン・デザインというわけではない。
- 次元カラデシュの特徴でもある霊気/Aetherの表記について、英語では長らく合字の「Æ」を用いて「Æther」と表記されてきたが、カラデシュ以降は合字を用いず「Aether」と表記されることになった。理由としては翻訳などの場面で合字が障害になっていたことが挙げられている(参考)。また、これらは再録される上天の貿易風/AEther Tradewindsを始め、過去のÆtherという単語を使ったカードすべてに遡及して変更される(参考:Mark Rosewaterのtumbr)。
- 不慮の事態により、初版にはエネルギー・カウンター用のトークン・カードが封入されていない。
Kaladesh Inventions
戦乱のゼンディカー・ブロックのZendikar Expeditionsの好評を受けて、今セットから希少な確率でブースターパックに封入される特殊なプレミアム・カードがMasterpiece Seriesとして定着することになった(参考/翻訳)。
カラデシュ・ブロックのシリーズはKaladesh Inventionsと呼ばれ、カラデシュの博覧会に出品された作品をイメージした一連のアーティファクト・カードである。これらのカードは独自のエキスパンション・シンボルを持ち、カラデシュのセットの一部としては扱われない。よって、構築では同名のカードが許可されているフォーマットでのみ使用できる。リミテッドではカードプールに加えることができる。
収録カードの内容など、詳細はKaladesh Inventionsの項を参照。
発売前情報
2016年5月16日に公開されたキービジュアルにはカラデシュの街並みと新たなプレインズウォーカー/Planeswalker、サヒーリ・ライ/Saheeli Raiが描かれている(公式Twitter/日本公式Twitter)。
2016年9月2~5日にかけて行われたPAX West(と併催された世界選手権16)にて、全世界より25人(約30人説もあり)がカラデシュ領事府特務大使として「カラデシュ発明博覧会」というプレビューイベントへ招待され、各人がカードを1枚プレビューするという企画が行われた。イベント内では発明博覧会を模し、本物のガラス細工職人のデモンストレーションや人が乗って動かせる構築動物の模型の展示などが行われた。
イベント
プレリリース
2016年9月24日、25日に開催される。参加した各プレイヤーはプレリリース・キットを受け取り、40枚以上のシールドデッキを作り対戦する。プレリリース・キットには
- カラデシュのブースターパックx6
- プレリリース・カード1枚(カラデシュに収録された全てのレアおよび神話レアからランダムで1枚)
- ストーリー・インサート/シールドデッキ制作のポイントが書かれたペーパー
- エキスパンション・シンボルが刻まれた20面スピンダウン・ライフカウンター1個
- 飛行機械のペーパークラフト
が含まれる。(参考)
発売記念週末
2016年9月30~10月2日に行われる。
プロツアー
2016年10月14~16日に、ハワイ州ホノルルで開催。(→プロツアー「カラデシュ」)
ゲームデー
2016年10月22日、23日に開催される。
構築済みデッキ
プレインズウォーカーデッキ
パッケージ・イラスト
- 発明の天使/Angel of Invention
- 陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes
- 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
- ドビン・バーン/Dovin Baan
- サヒーリ・ライ/Saheeli Rai
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Mark Rosewater(リード)、Shawn Main(リード)、Doug Beyer、Scott Van Essen、Mark Gottlieb、Adam Prosak、Ben Hayes、Drew Norosco、Jonathon Loucks
- デベロップ・チーム - Erik Lauer(リード)、Ian Duke(リード)、Doug Beyer、Ben Hayes、Gavin Verhey、Tim Aten、Melissa DeTora、Matt Tabak(協力)、Eli Shiffrin(協力)
関連ページ
- Kaladesh Information/製品情報
- Kaladesh/カラデシュ特設サイト
- Kaladesh Consulate Facebook
- Kaladesh Consulate Twitter/カラデシュ領事府 Twitter
- Kaladesh Mechanics/『カラデシュ』のメカニズム
- Kaladesh Packaging, Promos, and Planeswalker Decks/『カラデシュ』のパッケージとプロモカード、プレインズウォーカーデッキ
- カラデシュ特務大使 現地取材レポート
- The Basic Lands of Kaladesh/『カラデシュ』の基本土地
- Masterpiece Series: Kaladesh Inventions
- Exclusive Cards in the Planeswalker Decks/プレインズウォーカーデッキの限定カード
- The Tokens of Kaladesh/『カラデシュ』のトークン
- Energy Counter Token/エネルギー・カウンター・トークン
- Kaladesh Release Notes/『カラデシュ』リリースノート
- Kaladesh Prerelease Primer/『カラデシュ』プレリリース入門
- New Japanese Cardstock/日本語版カードの紙質が変わります
- Planeswalker Deck Lists/『カラデシュ』プレインズウォーカーデッキ・デッキリスト