青赤魂込め

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青赤魂込め(UR Ensoul)は、アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactキーカードとする青赤アーティファクトビートダウンデッキ。アーティファクトの魂込めのイラストから青赤ハサミとも呼ばれる。マジック・オリジン参入後のスタンダード、およびパイオニア環境に存在する。

目次

[編集] 概要


Darksteel Citadel / ダークスティールの城塞
アーティファクト 土地

破壊不能
(T):(◇)を加える。



Ensoul Artifact / アーティファクトの魂込め (1)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトは、他のタイプに加えて基本のパワーとタフネスが5/5のクリーチャーである。



Shrapnel Blast / 爆片破 (1)(赤)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。


軽いアーティファクト・クリーチャーアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact幽霊火の刃/Ghostfire Blade強化してライフを詰めていき、最後は爆片破/Shrapnel Blastでとどめを刺す。

特にアーティファクトの魂込めは単純な強化効率の高さに加え、幽霊火の刃やダークスティールの城塞/Darksteel Citadelなどのクリーチャーでないアーティファクトクリーチャー化できることもあり、打点上昇に大きく貢献するこのデッキキーカード

[編集] テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

基本セット2015アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactなどのアーティファクト戦略の中心となるカードが登場して以来、スタンダードではそれらを活用するデッキが模索され続けてきたが、目立った成果を上げることはできなかった。しかしそれから約1年後、マジック・オリジンカラデシュ/Kaladesh関連のカード群が登場したことで、青赤アーティファクト(UR Artifacts)、青赤アーティファクトの魂込め(UR Ensoul Artifact)などの名で呼ばれるデッキがメタの一角を占めるまでになった。


Hangarback Walker / 搭載歩行機械 (X)(X)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

搭載歩行機械は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
搭載歩行機械が死亡したとき、これの上に置かれている+1/+1カウンター1個につき、飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(1),(T):搭載歩行機械の上に+1/+1カウンターを1個置く。

0/0


Chief of the Foundry / 鋳造所の隊長 (3)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

あなたがコントロールする他のアーティファクト・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/3

羽ばたき飛行機械/Ornithopter搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどの軽いアーティファクト・クリーチャー、および搭載歩行機械やつむじ風のならず者/Whirler Rogue生成する飛行機械トークンを並べ、各種単体強化鋳造所の隊長/Chief of the Foundryによる全体強化でサポートする。爆片破/Shrapnel Blastはとどめになるのはもちろん、搭載歩行機械とのシナジーも有する重要なパーツ。

スタンダードに存在した期間は2ヶ月半と短かったものの、プロツアー「マジック・オリジン」では使用率4位となり[1]、Top8に2人を送り込む活躍を見せた。さらに翌週のグランプリサンディエゴ15では2日目開始時点の使用率1位となった[2]

[編集] サンプルリスト

UR Ensoul Artifact [1]
土地 (21)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1 領事の鋳造所/Foundry of the Consuls
6 島/Island
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 山/Mountain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 天啓の神殿/Temple of Epiphany
クリーチャー (20)
4 鋳造所の隊長/Chief of the Foundry
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
4 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
4 つむじ風のならず者/Whirler Rogue
呪文 (19)
1 巻き添え被害/Collateral Damage
4 爆片破/Shrapnel Blast
3 頑固な否認/Stubborn Denial
4 幽霊火の刃/Ghostfire Blade
3 バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
サイドボード (15)
3 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
1 否認/Negate
1 引き裂く流弾/Rending Volley
4 焙り焼き/Roast
3 大地の断裂/Seismic Rupture
3 飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network

[編集] パイオニア

スタンダードでの活躍から約4年、パイオニアにてアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactデッキが復活を遂げた。青赤魂込め(UR Ensoul)、イゼット・エンソウル(Izzet Ensoul)などと呼ばれる。


Stonecoil Serpent / 石とぐろの海蛇 (X)
アーティファクト クリーチャー — 蛇(Snake)

到達、トランプル、プロテクション(多色)
石とぐろの海蛇は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

0/0


Skilled Animator / 技量ある活性師 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)

技量ある活性師が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているアーティファクト1つを対象とする。技量ある活性師が戦場に残り続けているかぎり、それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。

1/3

ジンジャーブルート/Gingerbruteボーマットの急使/Bomat Courier石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpentといった優秀な軽量アーティファクト・クリーチャーを、アーティファクトの魂込めや技量ある活性師/Skilled Animator強化してビートダウンを行う。とどめはもちろん爆片破/Shrapnel Blast

プレイヤーズツアーブリュッセル20およびプレイヤーズツアー名古屋20では、共に使用率6位となった[3][4]

[編集] サンプルリスト

Izzet Ensoul [2]
土地 (21)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
3 変わり谷/Mutavault
2 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 産業の塔/Spire of Industry
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 蒸気孔/Steam Vents
クリーチャー (19)
4 ボーマットの急使/Bomat Courier
2 湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch
4 ジンジャーブルート/Gingerbrute
1 ギラプールの希望/Hope of Ghirapur
4 技量ある活性師/Skilled Animator
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
呪文 (20)
2 潜水/Dive Down
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
3 幽霊火の刃/Ghostfire Blade
2 影槍/Shadowspear
4 爆片破/Shrapnel Blast
3 頑固な否認/Stubborn Denial
2 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (15)
2 霊気の疾風/Aether Gust
2 霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester
1 無効/Annul
1 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2 搭載歩行機械/Hangarback Walker
1 神秘の論争/Mystical Dispute
1 ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar
2 焙り焼き/Roast
1 飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

[編集] 脚注

  1. Pro Tour Magic Origins Standard Metagame Breakdown/プロツアー『マジック・オリジン』スタンダードメタゲーム・ブレイクダウン(Event Archive 2015年7月31日 Corbin Hosler著)
  2. Day 2 Archetype Breakdown(Event Coverage 2015年8月9日 Marc Calderaro著)
  3. Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame(Competitive Gaming 2020年1月31日 Tobi Henke著)
  4. プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~(EVENT COVERAGE 2020年2月1日 小山和志著)

[編集] 参考

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