陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers
提供:MTG Wiki
起動に2マナと自身のタップ(=土地3枚分)が必要なので、沼が4枚以上並ばないとマナ加速にはならない。そのため、通常は2枚から3枚に抑えて採用される事が多いが、デッキによっては4枚投入されることもあった。
当時のスタンダードでは沼/Swampを大量に並べる黒コントロールのマナ基盤として広く使用された。2枚並ぶ頃には致死量のドレインが飛んでくる。
後に登場したヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothとはシナジーを発揮する。貴重品室自身が沼になる上、沼の基本土地タイプを持たない基本でない土地も採用しやすくなる。しかしアーボーグの登場時点ではレガシー以下のフォーマットでしか実現できない組み合わせであり、高速なうえに不毛の大地/Wastelandが多用される環境に合わず実績を残しにくかった。その後、モダンホライゾン2で再録されたことで上記の懸念点のないモダンでもこの組み合わせが実現し、『黒単貴重品室』として結果を残した。
[編集] 関連カード
- 貴重品室の大魔術師/Magus of the Coffers - このカードを元にリメイクしたクリーチャー。大魔術師サイクルのひとつ。(次元の混乱)
- 陰謀団の要塞/Cabal Stronghold - 自身から無色マナを出せる代わりに、起動コストが実質4マナと重くなり、基本沼分のみの加速とかなり控えめな性能となっている。(ドミナリア)
[編集] 王国と遺物
「指輪物語」とのユニバースビヨンド版の別名はミナス・モルグル/Minas Morgul (イラスト)。
モルドール/Mordorの西に存在する城砦。かつてはゴンドール/Gondor国の版図で「月の塔」ミナス・イシル/Minas Ithilと呼ばれる首都オスギリアス/Osgiliathの東の防衛を司る砦だったが、ゴンドールの衰退とモルドールの復活に伴いモルドールに奪取され敵地と化した。