運送の魔道士/Transit Mage

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戦場に出たとき、マナ総量が4か5のアーティファクトをサーチしてこれる人間・ウィザード。

粗石の魔道士/Trinket Mageのメガサイクルの抜けていたマナ総量を埋めるカード。4マナのカードをサーチできるという点で従来の魔道士よりもマナカーブに沿った展開がしやすい点が強みである。4,5マナのカードは一般的に重いとされ、デッキに大量には積みにくいため、それらの採用数を絞って事故率を減らせるのも宝物の魔道士/Treasure Mageと同様にメリットとなる。

アーティファクトの多い霊気走破のリミテッドではサーチ先に事欠かない(サーチ先のWHISPER検索、スペシャルゲスト除く)。同じ青に限ってもテンポをとれるアンコモンの棘甲羅の追い立て屋/Spikeshell Harrierやさらなるカード・アドバンテージを稼げるコモンの船体漂い/Hulldrifterがおり、アーティファクト関連のシナジーを意識せずともサーチ先を用意しやすい。もちろん青白や青黒などアーティファクトのアーキタイプを割り当てられた色の組み合わせではさらに相性がよく、特に後者ではコモンの契約人形の恐怖/Pactdoll Terrorをキーカードとする点でも価値が高い。加えて霊気走破のカードプールには機械巨人サイクルや霊気灯/The Aetherspark・領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship（スペシャルゲスト）など4.5マナのボムレアが存在し、それらを持っている場合は評価が大きく上がる。2/2というサイズもブロッカーや搭乗要員として悪くなく、青いデッキを組む際には率先して採用できるカード。

統率者戦では採用率の高い一つの指輪/The One Ringやファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphをサーチできるうえ、祖先の像/Ancestral Statueなどの状況を選ぶコンボパーツを引っ張ってこれる点も優秀である。単純な3マナのサーチとしては加工/Fabricateと競合するものの、シングルトンの統率者ではサーチカードを水増しできる点だけで一定の評価はあるほか、精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elementsのようなクリーチャーであることを活かせる統率者との相性も良い。

• イラストやフレイバー・テキストで錯霊/Glitch ghostとの協力関係を築いていることから、スピードデーモンズ/The Speed Demons所属のダスクモーン/Duskmourn人と思われる。

「いいか？運転は任せてもいいが、音楽は俺が選ぶ。」

[編集] 関連カード

カード名がTr-で始まる魔道士/Mageのメガサイクル。いずれも戦場に出たときに特定のマナ総量のアーティファクトを探して手札に加える能力を持つ、青の3マナ2/2の人間・ウィザードクリーチャー。

• 粗石の魔道士/Trinket Mage - マナ総量1以下をサーチ。（フィフス・ドーン）
• 捧げ物の魔道士/Tribute Mage - マナ総量2ちょうどをサーチ。（モダンホライゾン）
• 戦利品の魔道士/Trophy Mage - マナ総量3ちょうどをサーチ。（霊気紛争）
• 運送の魔道士/Transit Mage - マナ総量4か5をサーチ。（霊気走破）
• 宝物の魔道士/Treasure Mage - マナ総量6以上をサーチ。（ミラディン包囲戦）

また、MTGアリーナオリジナルカードとしてマナ総量の制限がない代わりにライブラリーの上10枚から抽出する発見の魔道士/Trove Mageも存在する。

[編集] 参考

• サーチカード（機能別カードリスト）
• カード個別評価：霊気走破 - アンコモン