謎への突入/Enter the Enigma
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1ターンだけアンブロッカブルを作り出すシンプルなキャントリップつきソーサリー。欠色でなくなった空間の擦り抜け/Slip Through Space。
ブロックされないクリーチャーを最低限の消費で作り出せるとはいえ、単に攻撃を通すためだけならば除去を使った方が汎用性の面で優れている。このカードを活かすならば、サボタージュ能力持ちなど1回攻撃を通すことで大きなメリットを得られるクリーチャーと併用したい。果敢や雄姿などとも相性が良く、これらとの組み合わせであればキャントリップ除去よりも大幅に軽いという点を活かしやすい。
リミテッドでは白や緑に生存を持つクリーチャーがいるためそれらとのシナジーが期待される。とはいえ、呪われたウインドブレーカー/Cursed Windbreakerのように継続的に利用できないためシナジー中心のデッキを組む助けになりづらく、白青の違和感・青緑の戦慄予示といったアーキタイプにも噛み合っていないのが難点。スペルやセカンドドローを重視するカードがないため特定のデッキで重宝するというわけでもなく、昂揚を達成しやすいソーサリーとしても他の選択肢より見劣りする性能。膠着盤面でライフレースをひっくり返す性能自体は低くなく、光霊やグレムリンといったチャンプブロック向きのトークンも多い環境なので、回避能力のないファッティが多くなったデッキなら詰めろをかける手段になることもあるか。
スタンダードではタルキール:龍嵐録参入後のイゼット果敢に採用例があるものの(参考)、定着には至っていない。
- 同系統のカードについては浸透/Infiltrateのページを参照のこと。
[編集] ストーリー
ダスクモーン:戦慄の館の注目のストーリーの1枚(イラスト)。
失踪したナシ/Nashiを見つけ出すため、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの助力で救出チームを結成した漆月魁渡/Kaito Shizukiと放浪者/The Wanderer。エトラータ/Etrataから監視装置を受け取った一行は、ひとりまたひとりと謎の扉の中へと入っていった。
- Duskmourn: House of Horror | Episode 1: Don't Go Past the Old Dark House/第1話 暗く古い館を通り過ぎてはいけない(Magic Story 2024年8月19日 Mira Grant著)