礼儀正しい識者/Civilized Scholar

提供：MTG Wiki

普段はルーター能力を持つ人間だが、ルーター能力でクリーチャー・カードを捨てるとパワー5の頭でっかちに変身する両面カード。変身後はルーター能力を失うが、攻撃しなければ元に戻る。

第2面は打撃力こそ高いが回避能力などはないので、トークンと相討ちしたり先制攻撃にあっさり討ち取られたりしやすく、不安が多い。変身条件が緩いことを生かし、普段はルーターとして使用し、そのパワーが生かせる状況でのみ変身、と使い分けていくとよいだろう。

自身でアンタップできるので、一工夫する事で連続で能力を起動可能。クローン/Cloneで第1面をコピーする、月銀の拘束/Bound by Moonsilverをつけるなど変身できなくすればクリーチャー・カードが途切れない限り能力を使い続ける事ができる。その際、発掘を持つクリーチャー・カード(ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Trollなど)と組み合わせると、ドローを置換して手札に戻して即捨てる、を半永久的に繰り返せる。墓地にライブラリーをすべて落とすことも可能。同セットの研究室の偏執狂/Laboratory Maniacがいればそのまま勝利も狙える。

• 自分のターンにクリーチャーを捨てて第2面に変身しても、そのターン攻撃しなければ終了ステップで元に戻る。
• このカードのフレイバーは、人間の持つ二面性を誇張して描いたスリラー小説『ジキル博士とハイド氏』を下敷きとしたものである^[1]。

[編集] 旧ルールにおける挙動

• 幻術師の篭手/Illusionist's Bracersで起動型能力をコピーしてその両方でクリーチャー・カードを捨てる事で変身が2回起こりアンタップ状態で第1面に戻るコンボが存在した。イニストラードを覆う影での両面カードのルール変更によりこのコンボは不可能になった。
• 上記のクローンによるコンボは、大笑いの写し身/Cackling Counterpartなどでコピー・トークンを生成しても行うことができた。機械兵団の進軍での両面カードのルール変更により、コピーが変身するトークンとして生成されるようになったのでこのコンボは不可能になった。

[編集] 参考

1. ↑ Scary Stories, Part 1/恐るべき物語　その１（Making Magic 2011年9月19日 Mark Rosewater著)

• 両面カード - 変身する両面カード
• カード個別評価：イニストラード - アンコモン