流浪者の刃/Rover Blades
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アーティファクト — 装備品(Equipment) 機体(Vehicle)
二段攻撃
装備しているクリーチャーは二段攻撃を持つ。
装備(4)
搭乗2(あなたがコントロールしている望む数のクリーチャーを、パワーの合計が2以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体(Vehicle)はアーティファクト・クリーチャーになる。クリーチャーは他のパーマネントにはつけられない。)
身に着ける(装備品)ことのできる乗り物(機体)、すなわちローラーブレードをモチーフにした風変わりなアーティファクト(イラスト)。
装備品としての性能は、装備コストが2マナ重くなった炎叫びの杖/Fireshrieker。構築ではあまり使われないカードだが、二段攻撃そのものは強力。回避能力を持つファッティに装備させればフィニッシャーに育てられる。装備コストの重さが難点だが、この使い方であればどうせ利用するのは終盤と割り切り、それまでは機体として扱えば問題になるケースは少ない。
霊気走破のリミテッドではこれと霊気灯/The Aetherspark以外の装備品が存在せず、神話レアの後者の開封比の低さ・プレインズウォーカーという特殊性を考えるとオーソドックスな装備品としてあてにできるものはこれ1枚のみ。もっともカードプール内の多くの除去が機体にも対応する点が向かい風で、装備クリーチャーの攻撃に跳ね弾き/Bounce Offやスピン・アウト/Spin Outを合わせられるだけで大きな損失を被りかねず、装備コストの重さもあいまって装備品としての性能は高くない。機体として単独でも運用できる点を利用したいが、3マナで搭乗2を要求する機体でありながら2/3程度のクリーチャーと相討ちになってしまうあたりコスト・パフォーマンスの低さは否めない。戦闘主体のリミテッドで二段攻撃が強力なこと自体は確かであり、このカードを装備する選択肢が見えていること自体対戦相手への小さくない圧力となるはずなので、果敢な整備士/Daring Mechanicによる強化や峡谷の跳躍者/Canyon Vaulterによる回避能力付与などのサポートを絡めて機体としての性能を高めつつ、隙を見て装備能力を起動していきたい。装備によるテンポロスの低減とサイズアップを兼ねるレアの自動機械職人、オビア/Oviya, Automech Artisanを確保できていれば少し価値が高くなる。
- 自力でクリーチャーになる装備品であるため、注釈文に「クリーチャーは他のパーマネントにはつけられない。」という珍しい一文がある。
- 流浪者の刃がクリーチャーに装備されている間に搭乗でクリーチャー化したなら、状況起因処理で流浪者の刃はクリーチャーからはずれる(CR:704.5p)。二段攻撃のブロッカーが欲しいときや焦熱の殲滅/Fiery Annihilationの追放から逃れるためなどに使える。
- 装備品・機体の前例として、R&D Playtest cardsでUnicycle (playtest)が登場していた。
- 霊気走破の装備品はこれと霊気灯/The Aethersparkのみ。通常の装備品は1枚も収録されていない。
- 日本語訳では分かりづらいが、名前もローラーブレード(Rollerblade)の捩りである。