水中の監視者/The Watcher in the Water
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伝説のクリーチャー — クラーケン(Kraken)
水中の監視者はタップ状態かつ麻痺(stun)カウンター9個が置かれた状態で戦場に出る。(麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)
対戦相手のターン中にあなたがカード1枚を引くたび、青の1/1の触手(Tentacle)クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたがコントロールしている触手1体が死亡するたび、クラーケン(Kraken)最大1体と、土地でないパーマネント最大1つを対象とする。その前者をアンタップし、その後者の上に麻痺カウンター1個を置く。
5マナにして9/9の破格なマナレシオを誇るが、タップインの上に大量の麻痺カウンターが置かれて出てくる伝説のクラーケン。
何の工夫も無しに使うと、自然とアンタップされるにはアンタップ・ステップを10回迎える必要があり、言うまでも無く非現実的。仮に実現したとしても、クリーチャーとしての性能は回避能力も除去耐性も無いファッティでしか無い。それらをカバーするのが対戦相手のターン中にカードを引くたびに触手・クリーチャー・トークンを生成し、触手が死亡するとクラーケンをアンタップしつつ、逆に土地でないパーマネントを麻痺させる誘発型能力。基本的には対戦相手のターンにインスタントや起動型能力を用いてドローを繰り返し、生成された触手を能動的に死亡させてアンタップを早めつつ対戦相手のパーマネントを疑似除去、本人とトークンの打点を悠々と通して勝利を狙う形での運用となるだろう。触手はドローした枚数分だけ生成されるので、カード・アドバンテージの獲得がそのままボード・アドバンテージの獲得に直結してくれるため、純粋なコントロールデッキのアドバンテージ源、兼フィニッシャーとして適性がある。
構築で使う場合、他のカードとのシナジーも狙いやすくなる。特に同じく触手を扱う水底のクラーケン/Nadir Krakenとは誘発条件が一部一致しており、対戦相手のターン中にドローすれば(あちらはその分だけ別途マナがかかるものの)大量の触手を生成。こちらが動き出すのを早めることができる他、あちらもクラーケンなのでアンタップの対象となる。
- 3つ目の能力は麻痺カウンターを置くが、そのパーマネントをタップする効果はないので注意。麻痺カウンターの取り除きはタップ→アンタップへの位相の変化が起こった場合のみ行われる。
- 日本語版のルール・テキストでは通常版、拡張版ともに土地でないパーマネントに対して「最大1体」としている軽微な誤植がある(通常版カード画像)(拡張版カード画像)。
[編集] 関連カード
- 水中の監視者/The Watcher in the Water
- 湖に潜む化け物/Monstrosity of the Lake
[編集] ストーリー
水中の監視者/The Watcher in the Waterは中つ国/Middle-Earthの怪物(イラスト)。
モリア/Moriaに接する湖に潜んでいた怪物。「旅の仲間」でフロド/Frodo一行がドゥリンの扉/Doors of Durinからモリアに入ろうとしたとき、湖から触手が飛び出し彼らを引きずり込もうとした。本体が姿を表すことは無かった。バーリン/Balinがモリアを統治していた時代は湖の水位が上がっており、ドワーフ/Dwarfらを襲い彼らの全滅の一因となっていた。