擬似除去
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擬似除去(Pseudo-removal / Quasi-removal)とは、戦場から恒久的に墓地や追放領域へ移す以外の方法によってパーマネントを無力化する呪文や能力、その効果や処理のこと。
Dungeon Geists / 地下牢の霊 (2)(青)(青)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
クリーチャー — スピリット(Spirit)
飛行
地下牢の霊が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、あなたが地下牢の霊をコントロールし続けているかぎり、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
主に以下のものが擬似除去として挙げられる。
- 一時的に戦場にいない状態(あるいはそれに近い状態)にする。(バウンス、フェイズ・アウトなど)
- 対戦相手がコントロールしていない状態にする。(コントロール奪取など)
- 攻撃やブロック、能力を無力化する。(タップ、攻撃抑制、ブロック抑制、パワー減少、魂の絆/Spirit Linkなど)
限られた方法でしか再利用できなくする破壊や追放とは違い、効果の期間切れ、擬似除去の原因の対処、バウンスからの再展開などによって再利用できるようになるため、擬似除去はそうでない除去より不確実なものとされる。戦場に残すタイプの場合、格闘や搭乗、生け贄に捧げるためのコストなど、各種リソースとして利用する余地を残してしまうという危険も残る。これらのことから、除去としての性能は破壊や追放といった直接的な手段に劣りがち。
しかし一方で、タイム・デストラクションや、ライブラリーの一番下に戻すことによる墓地利用の阻止、リアニメイトデッキに対するバウンス、破壊不能に対する平和な心/Pacifismなど、場合によっては破壊などより効果的に働くことも少なくないため、一概に劣化版とは言い切れない。また、同じ効果の除去よりも不確実な分、コストが軽い場合が多いので、テンポを重視する場合や速攻デッキ対策として有効。それらの利点を買われてトーナメントシーンで使われる場面もままある(例:送還/Unsummon、平和な心/Pacifismなど)。
- 上記の定義に当てはまるものであっても、忘却の輪/Oblivion Ring系統など、役割や挙動が確定除去に近しいものについてはあまり擬似除去とは呼ばれない傾向にある。