揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave
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黒の単体除去呪文。そのターンに戦場に出たクリーチャーしか破壊できない。
恐怖/Terrorや闇への追放/Dark Banishingと比べるとアーティファクト・クリーチャーも破壊できることがメリットではあるが、唱えられるタイミングが限られていることはかなりのデメリット。対戦相手のターンに戦場に出たクリーチャーを破壊したければ(1)(黒)を確保しておかなければならず、運用法としては打ち消し呪文に近いものとなる。その意味では、霊魂放逐/Remove Soulを黒く作り替えたものとも言える。ETBやPIG能力を誘発させる、再生を許すなど弱点は多いが、打ち消されないクリーチャーを除去できたり、終了ステップに唱えることで2体以上の候補から対象を選べるという利点もある。
構築では短所が目立ってしまうが、リミテッドでは充分な性能である。
- 後に登場した破滅の刃/Doom Bladeの下位互換。
- 時のらせんで登場した早すぎる埋葬/Premature Burialは、「前の自分のターンが終了してから」という、少し「過去」に戦場に出たクリーチャーを除去する。次元の混乱で登場したこのカードは、「このターン」という「現在」に戦場に出たクリーチャーを除去する。そして、未来予知で登場した危険な墓/Grave Perilは、「未来」に戦場に出るクリーチャーを除去する。時のらせんブロックにふさわしい前衛的なデザインのサイクルと言えるだろう。
- こちらのほうが早すぎる埋葬よりは瞬速持ちのクリーチャーに強い。(大抵こちらの終了ステップに出てくるため)ただし、どちらも終了ステップに出てきたザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirを除去することはできない。
- "from the cradle to the grave"という表現は、第二次大戦後にイギリス労働党が掲げた社会福祉政策のスローガンで有名になった。「国民の皆様が生まれてから死ぬまで、国がしっかりお世話しますよ」という意味。さらに詳しい話はこちらからどうぞ。
[編集] 関連カード
時のらせんブロックの各エキスパンションに収録されている黒の2マナ除去カード。効果が時間に関係している特徴がある。
- 早すぎる埋葬/Premature Burial
- 揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave
- 危険な墓/Grave Peril