思考停止/Brain Freeze
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Brain Freeze / 思考停止 (1)(青)
インスタント
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
1ターンに(これを含めて)20回弱の呪文を唱えるのは困難に見えるが、専用にデッキを組めば不可能ではない。精神の願望/Mind's Desireで大量のストーム獲得が可能なデザイアのエンドカードであり、初期のデザイアフリーズではデッキ名にもなっている。
ただし勝利に必要なストーム量は苦悶の触手/Tendrils of Agonyの方が少なくてすむため、特に精神の願望が禁止・制限され使用不可能なエターナル環境では、ストームデッキのエンドカードとしては苦悶の触手のほうが優先される。ストームデッキよりもむしろ、苦悶の触手よりも軽いこととコンボに重要なサーチ・ドローが豊富な青である点を活かして、Sensei, Senseiやタイラントオースなどの無限コンボデッキのエンドカードとなるほうが多い。テーロス還魂記参入後は自分も対象に取れることを活かし、ブリーチ・ストームにおいて脱出コストの捻出とエンドカードを兼ねるキーカードとなっている。
インスタントであることも重要な利点であり、終了ステップに動けるコンボデッキでも採用される。レガシーのソリダリティがその代表例。サイドボードから狡猾な願い/Cunning Wishでシルバーバレットされることも多く、等時の王笏/Isochron Scepterに刻印してエンドカードとするためにセプターチャントに採用されることもあった。
- 思考停止によって対戦相手のライブラリーを空にしてもその場で勝利するわけではない。また同様に、精神隷属器/Mindslaverなどで自分を対象にされても即死することはない。ライブラリーアウトによって敗北となるのは、空のライブラリーからカードを引こうとしたときである。
- 大抵喰らった方が投了する等で即座に勝負が付くため、これを意識する機会は少ない。しかし、「負ける前にアンタップと優先権の獲得を許す」というのが命取りになるケースも間違いなく存在する。特に、フラッシュバックを持つクローサ流再利用/Krosan Reclamationは要注意。
- ストームデッキにとって無限ライフ等、苦悶の触手で削り切れない相手を苦にしないと言う利点もある。当時のデザイアがループ・ジャンクションに強かった一因でもある。
- バベル等のタワーデッキには効果が薄い(無限コンボなら問題ないが)。しかし、それらのデッキの多くは大量のライブラリーそのものを勝利への道筋としているのが普通であり(例:機知の戦い/Battle of Wits)、大量のライブラリー破壊でそれらを封じ込めることで間接的な勝利手段ともなりうる。