卜占の逃走/Chronomantic Escape

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Chronomantic Escape / 卜占の逃走 (4)(白)(白)
ソーサリー

あなたの次のターンまで、クリーチャーはあなたを攻撃できない。卜占の逃走を、その上に時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。
待機3 ― (2)(白)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(2)(白)を支払うとともにそれを時間カウンターが3個置かれた状態で追放してもよい。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)


解決されると待機状態になり再利用できるソーサリーサイクルは、次のターンまで攻撃されなくなる。

聖なる日/Holy Dayに比べると余りに重いが、3枚を毎ターン待機が終わるように唱えれば攻撃が完封でき、逆説のもや/Paradox Hazeを重ね貼りした場合は1枚からでもロック状態まで漕ぎ付ける事が可能。維持にパーマネントが必要なく、一度回り出すとビートダウンデッキでは止める手段がまず無い。しかし、単体では単なる時間稼ぎに過ぎず、根本的な解決にはならない。

時のらせんブロックでは白に優秀な全体除去がないため、時のらせんブロック構築で代用として使うことも考えられたが、滅び/Damnationがあるためわざわざ白にこだわる必要がなく、ほとんど使われなかった。2007年都道府県選手権では、これを積んだターボフォグが一定数見られたが、目立った結果は残していない。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

未来予知の、解決時に待機状態となるソーサリーサイクル

統率者戦用セットでも同様のカードが登場している。

[編集] ストーリー

英語のカード名に併せてカードの機能を見ると、この卜占の逃走/Chronomantic Escapeは「時間を操作して避難する魔法」と考えられる。

  • 「卜占(ぼくせん)」と訳されている「Chronomantic」は「chrono-」と「-mantic」からなる合成語で、前者は「時間」を意味し、後者は接尾語「-mancy」の形容詞的な用法に当たる。「-mancy」とは「divination(預言、占い)」の意味を含み、特にファンタジー作品では「○○○mancy」で「○○○に関する魔法・魔術」を表す(例:屍術/Necromancy)。したがって、「Chronomantic」は「時間に関係する占い」「時間を操る魔法」と言った意味合いであると分かり、テフェリー/Teferiに代表される時間を扱う者を「chronomancer」と表する例もあるが、日本語の「卜占」にはそういった含みは薄い(→カード名国語辞典#卜占参照)。

[編集] 参考

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