X

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2011年6月24日 (金) 23:04時点におけるSk (トーク | 投稿記録)による版
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Xは、未定の数値を必要とする場合に用いられる記号である。

呪文起動型能力コストマナ・コスト代替コスト追加コスト起動コスト)に「X」が含まれる場合、その値はそれを唱える/起動する時に決定する。誘発型能力のコストはスタックに置かれた時に決定する。具体的には、スタックに乗せたあとのモードの選択と同じ時点で決定する。これは対象の決定やコストの支払いより前である。その呪文や能力がスタック上にある限り、Xは決定された値を持つ。スタック以外(戦場墓地など)にあるのなら、Xは0である。マナ・コストにXを含む呪文をマナ・コストを支払わずに唱えた場合、通常はXは0である。→代替コスト

  • 例えば、マナ・コストが(X)(X)の虚空の杯/Chalice of the Voidは、戦場にある場合のマナ・コストは必ず(0)となる。
  • コスト中のXはどのタイプマナでも支払える。ただし、魂の消耗/Consume Spiritなど、ルール文章により制限が定義される場合はこの限りではない。
  • コストを減少させる効果でXの部分のコストも減少させることができる。正確に言えば、指定したXの値に応じて唱えるためのコストが決定され、コストを減少させる効果はその全体からコストを減少させる。
    • 例えば、荊景学院の使い魔/Thornscape Familiar1体をコントロールしている時に火の玉/FireballをX=2で唱えると、唱えるためのコストは(2)(赤)になり、そこから(1)減少して支払うコストは(1)(赤)となる。
    • あくまでも先にXの値を指定することによって、それに応じてコストが定まるということに注意。支払ったマナの量によってXが定まるわけではない。
    • これは魂の消耗/Consume Spiritのように支払うマナに制約があっても同様である。

Xがマナ・コスト、代替コスト、追加コスト、起動コストではない文中にある場合、ルール文章によって値が定義されている場合にはそれに従う。定義されていなかった場合、その呪文や能力のコントローラーがそのXの値を(スタックに置かれたときか解決されるとき)に選ぶ。

いずれの場合も1つのオブジェクトに書かれているXはすべて同じ値を持つ。

Xと同じ意味を持つ数値としてY、Zが定義されている。今のところ実際のカードに印刷されたのは、生物の原形質/Bioplasmファイレクシアの摂取者/Phyrexian Ingesterビートダウン火の玉/FireballのYと、アングルードThe Ultimate Nightmare of Wizards of the Coast Customer ServiceのY、Zのみである。現在のオラクルでは他に狼の血/Aspect of WolfSnowblindがYを使っている。

参考

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