Time Spiral

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Time Spiral (Time Spiral Cycle)
著者 Scott McGough
出版 Wizards of the Coast
ISBN 0786939885

Time Spiralは、時のらせん・サイクル1作目の小説。著者はScott McGough。

エキスパンション時のらせんに該当するストーリーである。

目次

[編集] あらすじ

時は尽きようとしている。

プレインズウォーカーテフェリーがようやく故郷の次元に戻ってきたとき、彼が目にしたものは破壊され荒れ果てた世界だった。時間そのものが砕け散りつつあり、その崩壊を食い止められるかどうかは彼とその仲間の手にかかっている。

同盟者が反旗を翻そうとしている今、それは容易なことではない。

(裏表紙より)

[編集] 主な登場人物

[編集] 主人公一行

[編集] テフェリー/Teferi

かつてドミナリア/Dominariaからシヴ/Shivザルファー/Zhalfirフェイズ・アウトさせたプレインズウォーカー/Planeswalker。シヴが元の位置に戻ろうとしていること・その影響が致命的となることに気付き、ドミナリアの破壊を防ぐべくジョイラ/Jhoiraと旅に出る。

フレイアリーズ/Freyaliseの助力を乞うため訪れたスカイシュラウド/Skyshroud時の裂け目/Riftとつながっているエルフ・ラーダ/Radhaに出会い、世界の変化について知る手がかりになると考える。さらに向かったアーボーグ/Urborgでもやはり同様の青年・ヴェンセール/Venserと出会う。

やがて、ラーダがケルドの山々とつながったのを知ったテフェリーは確信を得た。裂け目とつながっていたラーダが意思の力で大地とつながることができたのなら、大地につながる自分も同様に時の裂け目とつながれるはずだ。300年前ボウ・リヴァー/Bo Levarファイレクシア/Phyrexiaから海を守ったように、自らもドミナリアを守る役目を果たすため、彼は裂け目とつながり一体化することを選ぶ。

[編集] ジョイラ/Jhoira

ドミナリア/Dominariaシヴ/Shiv出身でギトゥ/Ghitu族の女性。4人の護衛とともにテフェリーに同行し事の行く末を追う。

[編集] Aprem

護衛としてジョイラに同行するギトゥ族の男性。ボーラ(分銅のついた縄)に炎をまとわせて戦う。

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasが復活した際はヴェンセール/Venserを守るため立ちはだかり戦いを挑むが、全身を液状化されその場にこぼれおちて死亡した。

[編集] Dassen

護衛としてジョイラに同行するギトゥ族の女性。バトンに炎をまとわせて戦う。Apremの死後はラーダに同行する。

[編集] コラス/Corus

護衛としてジョイラに同行するヴィーアシーノの男性。自らの爪で戦う。

[編集] Skive

護衛としてジョイラに同行するヴィーアシーノの男性。尾の先端で敵を切り裂いて戦う。終盤ではラーダに同行するようになる。

[編集] ラーダ/Radha

一行がスカイシュラウドで出会った、ケルド/Keldの血をひくハーフエルフ/Half-Elfの女性。80歳とエルフの基準では若く、血気盛んでしばしばフレイアリーズに反抗的な態度を取る。ケルドを占領するガーサ人/Gathanの打倒を夢見ており、ガーサ人の襲撃に乗じて大将軍/Warlordであるグレット/Grehtに戦いを挑むがテフェリーに止められ、その後紆余曲折を経てテフェリー達に同行することとなる。

時の裂け目からマナが流出していくドミナリアにおいて、ケルドの裂け目とつながりそこからマナを引き出すことができる稀有な存在。炎を操る際もケルドの山々でなく裂け目のマナを用いている模様。

終盤ではテフェリーらと別れてスカイシュラウドに戻り、グレットと再戦し彼を打ち倒す。その後はケルドの山々とつながりを結び真にケルド人となる。

[編集] ヴェンセール/Venser

アーボーグに住む工匠アーティファクトを忌み嫌うウィンドグレイス卿/Lord Windgraceの配下の目を逃れつつ、沼に散らばる機械のパーツやパワーストーン/Powerstoneを拾い集めて暮らしている。ラーダ同様にアーボーグの裂け目とつながっている存在。

「他の場所へ一瞬で移動できる機械」の制作に励んでいたが、テフェリーの存在が影響したためか、アーボーグの裂け目が機械に反応し、一行とともに時空間の乱れに巻き込まれる。

  • ヴェンセールとこの「機械」は続く『Planar Chaos』の表紙を飾っている。

[編集] スカイシュラウド/Skyshroudの住人

[編集] フレイアリーズ/Freyalise

スカイシュラウドを守護するプレインズウォーカー。スカイシュラウドのために心を砕いており外界にはあまり関心を向けない。スカイシュラウド周囲を跋扈しているファンガススリヴァーを放置し、むしろこれらを利用してガーサ人/Gathanの襲撃を退けさせている。

協力を仰ぐテフェリーに対しても冷淡であり、むしろ彼が3世紀ものあいだ姿を消していたことを咎め戦いを挑むが、ドミナリアを守らんとする彼の思いを最終的に認め、ラーダを同行させることを許可する。

[編集] Llanach

スカイシュラウドのレインジャーの長を務めるエルフの男性。

[編集] ケルド/Keldの住人

[編集] グレット/Greht

ガーサ人/Gathanの男性。ガーサ人の大将軍/Warlordとしてケルドの地を乗っ取り、しばしばスカイシュラウドへの侵攻を試みている。

[編集] マダラ帝国/Madaran Empireの住人

[編集] Yurei-teki, Prince of Nekoru

自らを王子を名乗るネコルー/Nekoru(ドラゴンの特徴を併せ持つ種族)。Nekozukaiと呼ばれるしもべを従えている。

時空間の乱れに巻き込まれ、その中でテフェリーとはぐれた一行がマダラに流れ着いた直後に遭遇。自身の狩場に迷い込んだ一行を襲い、ラーダに両目の視力を奪われてなお戦いをやめるそぶりを見せなかったが、突然「ここの風は合わない」とその場をあとにする―まるで何かが来るのを感じ取ったかのようにそそくさと。

[編集] Jiro

Yurei-tekiに仕えるNekozukaiの一人。猫を思わせる犬歯と刺青を持つ小男。

[編集] ニコル・ボーラス/Nicol Bolas

テツオ・ウメザワ/Tetsuo Umezawaに殺害され、精神も肉体も魂も砕け散ってなお、ニコル・ボーラスは残留思念としてとどまっていた。ラーダとヴェンセールに眠るプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを感知した彼はSensei Ryuを名乗って一行に接触し、なかば精神支配のような形でヴェンセールの灯を利用して復活する。

実体を得てなお2人を篭絡しようと試み、帰還したテフェリーを決闘でバラバラにする・Apremを殺害するなどの所業にも及ぶが、2人を屈服させることはできなかった。(頭部だけでなお生きている)テフェリーに言葉と記憶共有で次元の危機を説かれたあとは、夜陰明神/Myojin of Night's Reachへの復讐をほのめかしながら鉤爪の門を抜け神河/Kamigawaへと向かった。

[編集] 詳細ストーリー

[編集] 参考

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